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第1 目 標

衣 食住などに関す る実践的・体験的 な活動を通して, 日常生活に必要な 基礎的

・基 本的な知識及び 技能を身に付ける とともに,家庭生 活を大切にする心 情をは ぐく み,家族の一員 として生活をより よくしようとする 実践的な態度を育 てる。

第2 各学年の目標 及び内容

〔第5学年及び 第6学年〕

1 目 標

( 1) 衣食住や家 族の生活などに関 する実践的・体験 的な活動を通して ,自分 の成長を自覚 するとともに,家 庭生活への関心を 高め,その大切さ に気付 くようにする 。

( 2) 日常生活に 必要な基礎的・基 本的な知識及び技 能を身に付け,身 近な生 活に活用でき るようにする。

( 3) 自分と家族 などとのかかわり を考えて実践する 喜びを味わい,家 庭生活 をよりよくし ようとする実践的 な態度を育てる。

2 内 容

A 家庭生活と 家族

( 1) 自分の成 長と家族について ,次の事項を指導 する。

ア 自分の 成長を自覚するこ とを通して,家庭 生活と家族の大切 さに気 付くこと 。

( 2) 家庭生活 と仕事について, 次の事項を指導す る。

ア 家庭に は自分や家族の生 活を支える仕事が あることが分かり ,自分 の分担す る仕事ができるこ と。

イ 生活時 間の有効な使い方 を工夫し,家族に 協力すること。

( 3) 家族や近 隣の人々とのかか わりについて,次 の事項を指導する 。 ア 家族と の触れ合いや団ら んを楽しくする工 夫をすること。

イ 近隣の 人々とのかかわり を考え,自分の家 庭生活を工夫する こと。

B 日常の食事 と調理の基礎

( 1) 食事の役 割について,次の 事項を指導する。

ア 食事の 役割を知り,日常 の食事の大切さに 気付くこと。

イ 楽しく 食事をするための 工夫をすること。

( 2) 栄養を考 えた食事について ,次の事項を指導 する。

ア 体に必 要な栄養素の種類 と働きについて知 ること。

イ 食品の 栄養的な特徴を知 り,食品を組み合 わせてとる必要が あるこ とが分か ること。

ウ 1食分 の献立を考えるこ と。

( 3) 調理の基 礎について,次の 事項を指導する。

ア 調理に 関心をもち,必要 な材料の分量や手 順を考えて,調理 計画を 立てるこ と。

イ 材料の 洗い方,切り方, 味の付け方,盛り 付け,配膳及び後 片付け

ぜん

が適切に できること。

ウ ゆでた り,いためたりし て調理ができるこ と。

エ 米飯及 びみそ汁の調理が できること。

オ 調理に 必要な用具や食器 の安全で衛生的な 取扱い及びこんろ の安全 な取扱い ができること。

C 快適な衣服 と住まい

( 1) 衣服の着 用と手入れについ て,次の事項を指 導する。

ア 衣服の 働きが分かり,衣 服に関心をもって 日常着の快適な着 方を工 夫できる こと。

イ 日常着 の手入れが必要で あることが分かり ,ボタン付けや洗 濯がで きること 。

( 2) 快適な住 まい方について, 次の事項を指導す る。

ア 住まい 方に関心をもって ,整理・整頓や清 掃の仕方が分かり 工夫で

とん

きること 。

イ 季節の 変化に合わせた生 活の大切さが分か り,快適な住まい 方を工 夫できる こと。

( 3) 生活に役 立つ物の製作につ いて,次の事項を 指導する。

ア 布を用 いて製作する物を 考え,形などを工 夫し,製作計画を 立てる こと。

イ 手縫い や,ミシンを用い た直線縫いにより 目的に応じた縫い 方を考 えて製作 し,活用できるこ と。

ウ 製作に 必要な用具の安全 な取扱いができる こと。

D 身近な消費 生活と環境

( 1) 物や金銭 の使い方と買物に ついて,次の事項 を指導する。

ア 物や金 銭の大切さに気付 き,計画的な使い 方を考えること。

( 2) 環境に配 慮した生活の工夫 について,次の事 項を指導する。

ア 自分の 生活と身近な環境 とのかかわりに気 付き,物の使い方 などを 工夫でき ること。

第3 指導計画の作 成と内容の取扱い

1 指導計画の作 成に当たっては, 次の事項に配慮す るものとする。

( 1) 題材の構成 に当たっては,児 童の実態を的確に とらえるとともに ,内容 相互の関連を 図り,指導の効果 を高めるようにす ること。

( 2) 「A家庭 生活と 家族」 の( 1) のアにつ いては ,第4学 年まで の学習 を踏 まえ2学年間 の学習の見通しを 立てさせるために ,第5学年の最初 に履修 させる ととも に,「 A家庭 生活と 家族」 から「 D身近な 消費生 活と環 境」

までの学習と 関連させるように すること。

( 3) 「B日常の食 事と調理の基礎」の( 3) 及び「C快 適な衣服と住まい 」の( 3) については, 学習の効果を高め るため,2学年に わたって取り扱い ,平易 なものから段 階的に学習できる よう計画すること 。

( 4) 第1章総則 の第1の2及び第 3章道徳の第1に 示す道徳教育の目 標に基 づき,道徳の 時間などとの関連 を考慮しながら, 第3章道徳の第2 に示す 内容について ,家庭科の特質に 応じて適切な指導 をすること。

2 第2の内容の 取扱いについては ,次の事項に配慮 するものとする。

( 1) 「B日常の 食事と調理の基礎 」については,次 のとおり取り扱う こと。

ア ( 2) のア 及びイ につい ては, 五大栄 養素と 食品の体 内での 主な働 きを 中心に扱う こと。

イ ( 3) のエ につい ては, 米飯や みそ汁 が我が 国の伝統 的な日 常食で ある ことにも触 れること。

ウ 食に関す る指導については ,家庭科の特質に 応じて,食育の充 実に資 するよう配 慮すること。

( 2) 「C 快適な衣服と住 まい」の ( 2) のイについては ,主とし て暑さ・寒さ,

通風・換気及 び採光を取り上げ ること。

( 3) 「D身近な 消費生活と環境」 については,次の とおり取り扱うこ と。

ア ( 1) のイに ついては,「A家 庭生活と家族」の ( 3) ,「B日常の食 事と調 理の 基礎」の ( 3) 並びに「 C快適 な衣服 と住まい 」の( 2) 及び ( 3) で 扱う 用具や実習 材料などの身近な 物を取り上げるこ と。

イ ( 2) につい ては,「B日常の 食事と調理の基礎 」又は「C快適な 衣服と 住まい」と の関連を図り,実 践的に学習できる ようにすること。

3 実習の指導に ついては,次の事 項に配慮するもの とする。

( 1) 服装を整え ,用具の手入れや 保管を適切に行う こと。

( 2) 事故の防止 に留意して,熱源 や用具,機械など を取り扱うこと。

( 3) 調理に用い る食品については ,生の魚や肉は扱 わないなど,安全 ・衛生 に留意するこ と。

4 家庭との連携 を図り,児童が身 に付けた知識及び 技能などを日常生 活に活 用するよう配慮 するものとする。

5 各内容の指導 に当たっては,衣 食住など生活の中 の様々な言葉を実 感を伴 って理解する学 習活動や,自分の 生活における課題 を解決するために 言葉や 図表などを用い て生活をよりよく する方法を考えた り,説明したりす るなど の学習活動が充 実するよう配慮す るものとする。

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