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第1 目 標

自 然に親しみ,見 通しをもって観察 ,実験などを行い ,問題解決の能力 と自然 を愛 する心情を育て るとともに,自然 の事物・現象につ いての実感を伴っ た理解 を図 り,科学的な見 方や考え方を養う 。

第2 各学年の目標 及び内容

〔第3学年〕

1 目 標

( 1) 物の重さ, 風やゴムの力並び に光,磁石及び電 気を働かせたとき の現象 を比較しなが ら調べ,見いだし た問題を興味・関 心をもって追究し たりも のづくりをし たりする活動を通 して,それらの性 質や働きについて の見方 や考え方を養 う。

( 2) 身近に見ら れる動物や植物, 日なたと日陰の地 面を比較しながら 調べ,

見いだした問 題を興味・関心を もって追究する活 動を通して,生物 を愛護 する態度を育 てるとともに,生 物の成長のきまり や体のつくり,生 物と環 境とのかかわ り,太陽と地面の 様子との関係につ いての見方や考え 方を養 う。

2 内 容

A 物質・エネ ルギー ( 1) 物と重さ

粘土など を使い,物の重さ や体積を調べ,物 の性質についての 考えを もつことが できるようにする 。

ア 物は, 形が変わっても重 さは変わらないこ と。

イ 物は, 体積が同じでも重 さは違うことがあ ること。

( 2) 風やゴム の働き

風やゴム で物が動く様子を 調べ,風やゴムの 働きについての考 えをも つことがで きるようにする。

ア 風の力 は,物を動かすこ とができること。

イ ゴムの 力は,物を動かす ことができること 。 ( 3) 光の性質

鏡などを 使い,光の進み方 や物に光が当たっ たときの明るさや 暖かさ

を調べ,光 の性質についての 考えをもつことが できるようにする 。 ア 日光は 集めたり反射させ たりできること。

イ 物に日 光を当てると,物 の明るさや暖かさ が変わること。

( 4) 磁石の性 質

磁石に付 く物や磁石の働き を調べ,磁石の性 質についての考え をもつ ことができ るようにする。

ア 物には,磁石に引き付けら れる物と引き付け られない物がある こと。

また,磁 石に引き付けられ る物には,磁石に 付けると磁石にな る物が あること 。

イ 磁石の 異極は引き合い, 同極は退け合うこ と。

( 5) 電気の通 り道

乾電池に 豆電球などをつな ぎ,電気を通すつ なぎ方や電気を通 す物を 調べ,電気 の回路についての 考えをもつことが できるようにする 。 ア 電気を 通すつなぎ方と通 さないつなぎ方が あること。

イ 電気を 通す物と通さない 物があること。

B 生命・地球 ( 1) 昆虫と植 物

身近な昆 虫や植物を探した り育てたりして, 成長の過程や体の つくり を調べ,そ れらの成長のきま りや体のつくりに ついての考えをも つこと ができるよ うにする。

ア 昆虫の 育ち方には一定の 順序があり,成虫 の体は頭,胸及び 腹から できてい ること。

イ 植物の 育ち方には一定の 順序があり,その 体は根,茎及び葉 からで きている こと。

( 2) 身近な自 然の観察

身の回り の生物の様子を調 べ,生物とその周 辺の環境との関係 につい ての考えを もつことができる ようにする。

ア 生物は ,色,形,大きさ などの姿が違うこ と。

イ 生物は ,その周辺の環境 とかかわって生き ていること。

( 3) 太陽と地 面の様子

日陰の位 置の変化や,日な たと日陰の地面の 様子を調べ,太陽 と地面 の様子との 関係についての考 えをもつことがで きるようにする。

ア 日陰は 太陽の光を遮ると でき,日陰の位置 は太陽の動きによ って変 わること 。

イ 地面は 太陽によって暖め られ,日なたと日 陰では地面の暖か さや湿

り気に違 いがあること。

3 内容の取扱い

( 1) 内容の「A 物質・エネルギー 」の指導に当たっ ては,3種類以上 のもの づくりを行う ものとする。

( 2) 内容の「 B生命 ・地球 」の( 1) につい ては, 次のとお り取り 扱うも のと する。

ア ア及びイ については,飼育 ,栽培を通して行 うこと。

イ イの「植 物の育ち方」につ いては,夏生一年 生の双子葉植物を 扱うこ と。

( 3) 内容の「 B生命 ・地球 」の( 3) のアの 「太陽 の動き」 につい ては, 太陽 が東から南を 通って西に動くこ とを取り扱うもの とする。また,太 陽の動 きを調べると きの方位は東,西 ,南,北を扱うも のとする。

〔第4学年〕

1 目 標

( 1) 空気や水, 物の状態の変化, 電気による現象を 力,熱,電気の働 きと関 係付けながら 調べ,見いだした 問題を興味・関心 をもって追究した りもの づくりをした りする活動を通し て,それらの性質 や働きについての 見方や 考え方を養う 。

( 2) 人の体のつ くり,動物の活動 や植物の成長,天 気の様子,月や星 の位置 の変化を運動 ,季節,気温,時 間などと関係付け ながら調べ,見い だした 問題を興味・ 関心をもって追究 する活動を通して ,生物を愛護する 態度を 育てるととも に,人の体のつく りと運動,動物の 活動や植物の成長 と環境 とのかかわり ,気象現象,月や 星の動きについて の見方や考え方を 養う。

2 内 容

A 物質・エネ ルギー ( 1) 空気と水 の性質

閉じ込め た空気及び水に力 を加え,その体積 や圧し返す力の変 化を調

べ,空気及 び水の性質につい ての考えをもつこ とができるように する。

ア 閉じ込 めた空気を圧すと ,体積は小さくな るが,圧し返す力 は大き

くなるこ と。

イ 閉じ込 めた空気は圧し縮 められるが,水は 圧し縮められない こと。

( 2) 金属,水 ,空気と温度

金属,水 及び空気を温めた り冷やしたりして ,それらの変化の 様子を

にする。

ア 金属, 水及び空気は,温 めたり冷やしたり すると,その体積 が変わ ること。

イ 金属は 熱せられた部分か ら順に温まるが, 水や空気は熱せら れた部 分が移動 して全体が温まる こと。

ウ 水は, 温度によって水蒸 気や氷に変わるこ と。また,水が氷 になる と体積が 増えること。

( 3) 電気の働 き

乾電池や 光電池に豆電球や モーターなどをつ なぎ,乾電池や光 電池の 働きを調べ,電気の働きについ ての考えをもつこ とができるように する。

ア 乾電池 の数やつなぎ方を 変えると,豆電球 の明るさやモータ ーの回 り方が変 わること。

イ 光電池 を使ってモーター を回すことなどが できること。

B 生命・地球

( 1) 人の体の つくりと運動

人や他の 動物の体の動きを 観察したり資料を 活用したりして, 骨や筋 肉の動きを 調べ,人の体のつ くりと運動とのか かわりについての 考えを もつことが できるようにする 。

ア 人の体 には骨と筋肉があ ること。

イ 人が体 を動かすことがで きるのは,骨,筋 肉の働きによるこ と。

( 2) 季節と生 物

身近な動 物や植物を探した り育てたりして, 季節ごとの動物の 活動や 植物の成長 を調べ,それらの 活動や成長と環境 とのかかわりにつ いての 考えをもつ ことができるよう にする。

ア 動物の 活動は,暖かい季節 ,寒い季節などに よって違いがある こと。

イ 植物の 成長は,暖かい季節 ,寒い季節などに よって違いがある こと。

( 3) 天気の様 子

1日の気 温の変化や水が蒸 発する様子などを 観察し,天気や気 温の変 化,水と水 蒸気との関係を調 べ,天気の様子や 自然界の水の変化 につい ての考えを もつことができる ようにする。

ア 天気に よって1日の気温 の変化の仕方に違 いがあること。

イ 水は, 水面や地面などか ら蒸発し,水蒸気 になって空気中に 含まれ ていくこ と。また,空気中 の水蒸気は,結露 して再び水になっ て現れ ることが あること。

( 4) 月と星

月や星を 観察し,月の位置 と星の明るさや色 及び位置を調べ, 月や星 の特徴や動 きについての考え をもつことができ るようにする。

ア 月は日 によって形が変わ って見え,1日の うちでも時刻によ って位 置が変わ ること。

イ 空には ,明るさや色の違 う星があること。

ウ 星の集 まりは,1日のう ちでも時刻によっ て,並び方は変わ らない が,位置 が変わること。

3 内容の取扱い

( 1) 内容の「 A物質 ・エネ ルギー」 の( 3) のアに ついては ,直列 つなぎ と並 列つなぎを扱 うものとする。

( 2) 内容の「A 物質・エネルギー 」の指導に当たっ ては,2種類以上 のもの づくりを行う ものとする。

( 3) 内容の「 B生命 ・地球 」の( 1) のイに ついて は,関節 の働き を扱う もの とする。

( 4) 内容の「 B生命 ・地球 」の( 2) につい ては, 1年を通 して動 物の活 動や 植物の成長を それぞれ2種類以 上観察するものと する。

〔第5学年〕

1 目 標

( 1) 物の溶け方 ,振り子の運動, 電磁石の変化や働 きをそれらにかか わる条 件に目を向け ながら調べ,見い だした問題を計画 的に追究したりも のづく りをしたりす る活動を通して, 物の変化の規則性 についての見方や 考え方 を養う。

( 2) 植物の発芽 から結実までの過 程,動物の発生や 成長,流水の様子 ,天気 の変化を条件 ,時間,水量,自 然災害などに目を 向けながら調べ, 見いだ した問題を計 画的に追究する活 動を通して,生命 を尊重する態度を 育てる とともに,生 命の連続性,流水 の働き,気象現象 の規則性について の見方 や考え方を養 う。

2 内 容

A 物質・エネ ルギー ( 1) 物の溶け 方

物を水に 溶かし,水の温度 や量による溶け方 の違いを調べ,物 の溶け 方の規則性 についての考えを もつことができる ようにする。

ア 物が水 に溶ける量には限 度があること。

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