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VM固有情報定義ファイル

ドキュメント内 導入ガイド (ページ 121-126)

第 8 章 仮想 L-Server 作成のための設定

8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル

8.1.2 VM固有情報定義ファイル

ユーザーが、L-Serverの作成または変更(L-Serverが定義済みの状態(defined))時に、仮想マシンに設定する情報を指定するファイル です。

ユーザーグループごとに作成できます。

文字コードはUTF-8にしてください。

なお、パラメーターの優先度は、以下のとおりです。

L-ServerのXMLファイル > L-Serverテンプレート > 定義ファイル(ユーザーグループ) > 定義ファイル(システム共通) 定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data\vm_prop

【Linuxマネージャー】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/vm_prop

ポイント

上記の格納場所には、定義ファイルのサンプル(vm_VMTYPE.rcxprop.sample)が格納されています。サンプルを流用する場合、

ファイルの内容を変更したあと、ファイル名の"VMTYPE"をVM種別に変更し、".sample"を削除して配置してください。

定義ファイル名

定義ファイルは、ユーザーグループごとのファイルと、システム共通のファイルがあります。

ユーザーグループごとの定義ファイルとシステム共通の定義ファイルでキーが重複した場合、ユーザーグループごとの定義ファイ ルが優先されます。

- ユーザーグループ

vm_ユーザーグループ名_VM種別.rcxprop

- システム共通 vm_VM種別.rcxprop

注意

- VM種別には、VMware、Hyper-V、Oracle VM、RHEL-KVMなど、L-Server作成時に指定するVM種別の文字列を指定しま

す。なお、英字の大文字と小文字は区別されません。

- VM種別部分を英字の小文字に変換し、同じ名前のファイルが複数該当した場合、VM種別を文字コードの昇順で並び変え、

先頭のファイルが選択されます。

usergroup1_VMware

usergroup1_VMWARE -> このファイルが選択されます。

usergroup1_vmware

- VM種別に含まれる空白は、取り除いてください。

Oracle VM -> OracleVM

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。

キー= 値

定義ファイルの指定項目 以下の項目を指定します。

表8.4 パラメーター一覧

キー 説明

processor_reserve_spec

最小割当てCPUリソース量を指定します。

0~CPU性能の範囲の値を、ギガヘルツを単位として、小数第一位までで設定します。

L-ServerやL-ServerテンプレートのXMLファイルでは、"CPUReserve"で設定します。

processor_share

【VMware】

CPUリソースの配分を決める相対的な配分比を指定します。

1以上の整数を設定します。

L-ServerやL-ServerテンプレートのXMLファイルでは、"CPUShare"で設定します。

VM種別が"VMware"の場合に有効です。

memory_reserve_size

【VMware】【Citrix-Xen】

最小割当てメモリリソース量を指定します。

0~メモリ容量の範囲の値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までで設定します。

L-ServerやL-ServerテンプレートのXMLファイルでは、"MemoryReserve"で設定します。

VM種別が"VMware"、"Citrix-Xen"の場合に有効です。

memory_share

【VMware】

メモリリソースの配分を決める相対的な配分比を指定します。

0以上の整数を設定します。

L-ServerやL-ServerテンプレートのXMLファイルでは、"MemoryShare"で設定します。

VM種別が"VMware"の場合に有効です。

processor_weight

CPUの割当て優先度を指定します。

【Hyper-V】

1~10000の範囲の整数で設定します。

【Citrix-Xen】

1~65535の範囲の整数で設定します。

L-ServerやL-ServerテンプレートのXMLファイルでは、"CPUWeight"で設定します。

VM種別が"Hyper-V"、"Citrix-Xen"の場合に有効です。

dynamic_memory 【Hyper-V】

動的メモリの設定を指定します。

キー 説明

・ 動的メモリを有効にする場合

"true"を指定します。

・ 動的メモリを無効にする場合

"false"を指定します。

省略時は、L-Server作成時に指定されている初期メモリ量とメモリバッファーの設定値に より値が異なります。

・ 初期メモリ量またはメモリバッファーを設定した場合 動的メモリが有効

・ 初期メモリ量とメモリバッファーが未設定の場合 動的メモリが無効

動的メモリを無効にした場合、memory_startup_sizeとmemory_buffer_rateに指定した値 は無視されます。

VM種別が"Hyper-V"の場合に有効です。

memory_startup_size

【Hyper-V】

起動時に割り当てる初期メモリ量を指定します。

0.1~メモリ容量を設定します。

L-ServerやL-ServerテンプレートのXMLファイルでは、"StartupRAM"で設定します。

この値を仮想マシンへ設定する場合、L-ServerテンプレートまたはL-Server作成時に指 定するXMLファイルで動的メモリを有効にするか、または動的メモリを指定しないでくだ さい。

L-Serverテンプレートが使用されておらず、L-Server作成時に指定するXMLファイルで 動的メモリが指定されていない場合、本設定値とmemory_buffer_rateの設定値の有無に 応じて動的メモリの設定が有効/無効になります。

・ 本設定値またはmemory_buffer_rateの設定値がある 動的メモリが有効

・ 本設定値とmemory_buffer_rateの設定値がない 動的メモリが無効

動的メモリを無効にした場合、本設定値は無視されます。

VM種別が"Hyper-V"の場合に有効です。

memory_buffer_rate

【Hyper-V】

バッファーとして予約するメモリの割合を指定します。

5~2000の範囲の整数を、パーセントを単位として、設定します。

L-ServerやL-ServerテンプレートのXMLファイルでは、"MemoryBuffer"で設定します。

この値を仮想マシンへ設定する場合、L-ServerテンプレートまたはL-Server作成時に指 定するXMLファイルで動的メモリを有効にするか、または指定しないでください。

L-Serverテンプレートが使用されておらず、L-Server作成時に指定するXMLファイルで

動的メモリが指定されていない場合、本設定値とmemory_startup_sizeの設定値の有無 に応じて動的メモリの設定が有効/無効になります。

・ 本設定値またはmemory_startup_sizeの設定値がある 動的メモリが有効

・ 本設定値とmemory_startup_sizeの設定値がない 動的メモリが無効

動的メモリを無効にした場合、本設定値は無視されます。

VM種別が"Hyper-V"の場合に有効です。

キー 説明

memory_weight

【Hyper-V】

メモリの割当て優先度を指定します。

0~10000の整数を設定します。

L-ServerやL-ServerテンプレートのXMLファイルでは、"MemoryWeight"で設定します。

VM種別が"Hyper-V"の場合に有効です。

max_definable_memory_size

【KVM】

動的メモリで、KVMのVMゲストに設定できる最大メモリ量を指定します。

メモリ容量から物理サーバのメモリ容量までの範囲の値を、ギガバイトを単位として、小数 第一位まで設定します。

VMゲストのメモリ容量は、本値を上限に変動させることができます。

省略した場合には、VMホストの物理メモリ容量と同じ値になります。

VMプール内に登録されているVMホストに搭載されているメモリ容量が不均一で、本項 目を設定する場合、メモリ容量が最も小さいVMホストの値以下となるように指定してくだ さい。

なお、物理メモリ容量を超えた値を指定した場合、L-Serverの起動が失敗します。

VM種別が"RHEL-KVM"の場合に有効です。

memory_hotplug

【KVM】

VMゲストに対するmemory hotplug機能の有効/無効を指定します。

・ memory hotplug機能を有効にする場合

"true"を指定します。

・ memory hotplug機能を無効にする場合

"false"を指定します。

省略時は、"true"が設定されます。なお、デフォルトは"true"です。

memory_hotplugとmax_definable_memory_sizeの設定の関係を「表8.5 memory_hotplug とmax_definable_memory_sizeの設定の関係【KVM】」に示します。

VM種別が"RHEL-KVM"の場合に有効です。

clock_offset

【KVM】

仮想マシンの仮想ハードウェアクロック(仮想CMOS)のオフセットに対して、"UTC"また は"LOCAL"を指定します。

省略時は、"LOCAL"が設定されます。なお、デフォルトは"LOCAL"です。

VM種別が"RHEL-KVM"の場合に有効です。

表8.5 memory_hotplugとmax_definable_memory_sizeの設定の関係【KVM】

memory_hotplugの設定値 max_definable_memory_sizeの設定値

値を設定した場合 省略した場合

"true"、または設定を省略した 場合

最大メモリ量の値を

max_definable_memory_sizeの値としま す。

最大メモリ量にホストの物理メモリ総量を 設定します。

"false"

最大メモリ量の値をメモリサイズの値とし ます。

ただし、L-Serverの操作によっては、

max_definable_memory_sizeの設定値が 有効になります。

・ L-Serverの作成時: 有効

最大メモリ量の値をメモリサイズの値とし ます。

memory_hotplugの設定値 max_definable_memory_sizeの設定値

値を設定した場合 省略した場合

・ L-Serverの仕様変更時: 無効

参照

VM固有情報定義ファイルにパラメーターを記載しなかった場合、L-Serverに対して設定される値については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.3.2 仮想L-Server向け定義情報(XML)」の各要素名を参照してください。

注意

リソースを割り当てたL-Serverの仕様変更を行うときは、L-Serverに設定済の値が優先されるため、本定義ファイルの設定値は反映 されません。そのようなL-Serverの仕様変更は、XMLファイルに変更する値を記載し、コマンドを実行して変更してください。

L-ServerテンプレートやL-Server作成時に各設定値を指定した場合、本定義ファイルの設定値よりも優先されます。

8.1.3 シン・プロビジョニングにおけるリソース選択の優先順定義ファイル

シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが、同じ優先度で存在する状況下 で、L-Server作成時またはディスク増設時のリソース選択で自動選択を指定した場合、どちらのストレージプールのリソースを優先する かを設定できます。

定義ファイルを編集した場合、マネージャーを再起動してください。

定義ファイルの格納先

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data 定義ファイル名

storage.rcxprop 定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行に1つの設定項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。

指定項目 = 指定値 定義ファイルの指定項目

- SELECT_THIN_PROVISIONING_POOL_FIRST

シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが同じ優先度で存在する場 合、ストレージリソースの自動選択で、どちらのストレージプールのリソースを優先するかを指定します。

- 指定値に"true"を指定した場合

シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールを優先します。

- 指定値に"false"を指定した場合

シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールを優先します。

- 指定しない場合

"false"が設定されます。

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