第 2 章 インストール
2.2 エージェントのインストール
2.2.1 事前準備
ここでは、インストールする前に、準備と確認が必要な事項について説明します。
・ 排他ソフトウェアの確認
「排他ソフトウェアの確認」を参照してください。
・ 必須ソフトウェアの確認
「必須ソフトウェアの準備と確認」を参照してください。
・ 必須パッチの確認
「必須パッチの確認」を参照してください。
・ 必須パッケージの確認
「必須パッケージの確認【Linux】」を参照してください。
2.2.1.1 ソフトウェアの準備と確認
ここでは、ソフトウェアの準備と確認について説明します。
排他ソフトウェアの確認
インストールする前に、排他ソフトウェアをアンインストールしてください。
排他ソフトウェアについては、「解説書」の「6.1.2.5 排他ソフトウェア」を参照してください。
注意
・ 排他ソフトウェアをアンインストールする場合、ほかのシステム運用管理者がそのソフトウェアをインストールしている場合があるた め、削除しても問題ないことを事前に確認してください。
必須ソフトウェアの準備と確認
本製品をインストールする前に、システムに「解説書」の「6.1.2.4 必須ソフトウェア」のソフトウェアがインストールされているか確認してく ださい。インストールされていない場合、事前にインストールしてください。
注意
・ ServerView Agentsの設定
PRIMERGY/PRIMEQUESTシリーズでは、本製品が正しく動作するために、ServerView Agentsのインストールで必要なSNMPサー
ビスを設定したあと、ServerView Agentsを起動してください。
SNMPサービスの設定方法については、ServerView Agentsのマニュアルを参照してください。
- SNMPコミュニティー名には、マネジメントブレードに設定してあるSNMPコミュニティー名と同じ値を設定してください。
- SNMPコミュニティー名には、Read(参照権)またはWrite(参照更新権)を設定してください。
- SNMPパケットを受け付けるホストは[すべてのホストからのSNMP パケットを受け付ける]か、[次のホストからSNMP パケットを 受け付ける]を選択し、管理サーバの管理LANのIPアドレスを設定してください。
- SNMPトラップ送信先には、管理サーバのIPアドレスを設定してください。
なお、SNMPトラップ送信先の管理サーバが複数のNICを持つ場合、管理対象サーバと接続されている側の管理LANのIPア ドレスを設定してください。
・ "setupcl.exe"と"sysprep.exe"モジュール
Windows Server 2008とWindows Server 2012以外のWindows OSの場合、インストール時に"setupcl.exe"と"sysprep.exe"モジュー ルの格納先の指定を行う必要があるため、本製品のインストールを開始する前に、最新版のモジュールの入手が必要です。
モジュールの入手については、「解説書」の「6.1.2.4 必須ソフトウェア」を参照してください。
入手したモジュールは、以下の方法で展開してください。
例
c:\tempにWindowsServer2003-KB926028-v2-x86-JPN.exeを配置した場合
>cd /d c:\temp <RETURN>
>WindowsServer2003-KB926028-v2-x86-JPN.exe /x <RETURN>
展開されたフォルダー内にあるキャビネットファイル"deploy.cab"、または"deploy.cab"内に格納されている"setupcl.exe"と"sysprep.exe"
モジュールをインストール時に指定してください。
なお、展開したモジュールはエージェントのインストール後は必要ありません。
必須パッチの確認
本製品をインストールする前に、システムに「解説書」の「6.1.2.2 必須パッチ」のエージェントの必須パッチが適用されているか確認し てください。
必須パッチが適用されていない場合、事前に必須パッチを適用してください。
必須パッケージの確認【Linux】
本製品をインストールする前に、システムに「解説書」の「6.1.2.3 必須パッケージ」のエージェントの必須パッケージ【Linux】が適用され ているか確認してください。
必須パッケージがインストールされていない場合、事前に必須パッケージをインストールしてください。
ネットワークインターフェース定義ファイルの確認 この設定は以下の場合に必要です。
・ Red Hat Enterprise Linux 6
以下の機能を利用する場合、本製品をインストールする前にネットワークインターフェースの定義ファイルを確認し、事前に設定してく ださい。
・ サーバ切替え
・ クローニング
Red Hat Enterprise Linux 6の場合 以下の手順で設定ファイルを変更します。
1. 以下のコマンドを実行します。
# systool -c net <RETURN>
例
# systool -c net <RETURN>
Class = "net"
Class Device = "eth0"
Device =
"0000:01:00.0"
Class Device = "eth1"
Device =
"0000:01:00.1"
Class Device = "eth2"
Device =
"0000:02:00.0"
Class Device = "eth3"
Device =
"0000:02:00.1"
Class Device = "lo"
Class Device = "sit0"
2. コマンド出力結果の"Class Device ="のあとに表示されているデバイス名と、"Device ="のあとに表示されているPCIバス番号 を確認します。
3. 設定ファイルを修正します。
以下の設定ファイルのデバイス名とMACアドレスの対応を確認したあと、ATTR{address}=="MACアドレス"と記載されてい る箇所をKERNELS=="PCIバス番号"に変更します。
該当するすべての行を修正します。
設定ファイルの格納先
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
例
- 変更前
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*",
ATTR{address}=="MACアドレス", ATTR{type}=="1", KERNEL=="eth*", NAME="デバイス名"
- 変更後
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*",
KERNELS=="PCIバス番号", ATTR{type}=="1", KERNEL=="eth*", NAME="デバイス名"
4. 管理対象サーバを再起動したあと、すべてのネットワークに対して通信できるか確認します。
NetworkManagerサービスの無効化
1. 以下のコマンドを実行し、NetworkManagerサービスを無効化します。
- Red Hat Enterprise Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 6の場合
# service NetworkManager stop <RETURN>
# chkconfig NetworkManager off <RETURN>
- Red Hat Enterprise Linux 7の場合
# systemctl stop NetworkManager <RETURN>
# systemctl disable NetworkManager <RETURN>
2. "/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-exxx"ファイルを修正し、"NM_CONTROLLED"の値を"no"にします。
exxxはイーサネット・インタフェース用の構成ファイルです。
Red Hat Enterprise Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 6の場合、"eth0"、"eth1"または"eth2"のようなファイル名になります。
Red Hat Enterprise Linux 7の場合、"enp1s0f1"または"enp5s0f1"のようなファイル名になります。
例
- 修正前
DEVICE="eth0"
HWADDR="xx:xx:xx:xx:xx:xx"
NM_CONTROLLED="yes"
ONBOOT="yes"
TYPE=Ethernet
- 修正後
DEVICE="eth0"
HWADDR="xx:xx:xx:xx:xx:xx"
NM_CONTROLLED="no"
ONBOOT="yes"
TYPE=Ethernet
3. 以下のコマンドを実行し、Networkサービスを再起動します。
- Red Hat Enterprise Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 6の場合
# service network restart <RETURN>
- Red Hat Enterprise Linux 7の場合
# systemctl restart network <RETURN>
言語設定について
本製品では、サポート言語に合わせたプログラムをインストールするため、インストール後に言語設定(ロケール)の変更はできません。
このため、事前に運用に合わせて、言語設定(ロケール)を日本語または英語に設定してください。
言語設定(ロケール)の確認方法の例は以下のとおりです。
例
・ Windowsの場合
コントロールパネルから、[日付、時刻、地域と言語のオプション]を開き、[地域オプション]を選択します。
・ Red Hat Enterprise Linux5の場合
デスクトップ画面から、[システム]-[管理]-[言語]を選択します。
2.2.1.2 必要な情報の収集と確認
本製品をインストールする前に、インストール時に必要な情報の収集やシステムの状態の確認を行い、インストーラ画面で指定する情 報を決定してください。事前準備が必要な情報を以下に示します。
・ インストールフォルダーと空き容量
本製品のインストールフォルダーを決定します。インストール先のドライブに必要な空き容量があるか確認してください。
本製品で必要なディスク容量については、「解説書」の「6.1.2.6 静的ディスク容量」と「6.1.2.7 動的ディスク容量」を参照してくださ い。
・ ポート番号
本製品をインストールすると、本製品で使用するポート番号がシステムのservicesファイルに自動的に設定されます。したがって、
通常はポート番号を意識する必要はありません。
本製品が使用するポート番号がほかのアプリケーションで使用されている場合、インストーラの起動時にポート番号がすでに使用 されていることを示すメッセージが表示され、インストールが中断されます。
その場合、本製品で使用するポート番号のエントリーを、ほかと重複しない番号でservicesファイルに記述し、そのあと、インストー ラを起動してください。
詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.1.6 ポート番号の変更」を参照してください。
・ 管理LANとNICの状態確認
管理LANとして使用するネットワーク(IPアドレス)を決定します。
管理LAN側のNICが有効になっているか確認してください。
管理LANについては、「設計ガイド CE」の「9.1.1 管理LANのネットワークの設計」を参照してください。
【Linux】【Xen】【KVM】
管理対象サーバのネットワークインターフェース名(ethX)の数字部分を、0から始まる一連の数字にしてください。設定方法につい ては、OSのマニュアルを参照してください。
・ イメージ操作対象のディスクの確認
システムイメージのバックアップ・リストアを行うディスクについては、「操作ガイド VE」の「16.1 概要」を参照してください。
クローニングを行うディスクについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「12.1 概要」を参照してください。
・ Windowsのボリュームライセンスの情報【Windows】
以下の機能を利用する場合、本製品をインストールする管理対象サーバのWindowsに対して、ボリュームライセンスが必要です。
購入したWindowsのライセンスが、ボリュームライセンスであるか確認してください。
- サーバ切替え(HBA address rename方式/VIOMサーバプロファイル切替え方式)
- クローニング
- サーバ交換後のリストア
- HBA address renameを利用したサーバ交換
また、クローニングを利用する場合、本製品のインストール時にボリュームライセンスに関する情報の入力が必要です。
利用するWindowsの種類に応じて、事前に以下の情報を確認してください。
- Windows Server 2003の場合 プロダクトキーを確認します。
通常は購入したWindows OSのDVD-ROMと一緒にプロダクトキーも提供されます。
- Windows Server 2008以降の場合
ライセンス認証(アクティベーション)に必要な情報を確認します。
アクティベーションの方式には、キーマネジメントサービス(KMS)とマルチプルアクティベーションキー(MAK)の2種類がありま す。どちらの方式を利用するかを確認してください。
利用する方式のアクティベーションに必要な以下の情報を確認してください。
- アクティベーション情報