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オーバーコミット

ドキュメント内 導入ガイド (ページ 156-159)

8.2.9 [OS]タブ設定

8.2.11 オーバーコミット

ここでは、L-Serverのオーバーコミットについて説明します。

オーバーコミット

本製品では、VMwareのCPUやメモリのオーバーコミットを利用できます。

VMwareのCPUやメモリのオーバーコミットとは、サーバに実装されているCPUやメモリのリソース量よりも、多くのリソースをゲストOSに 対して仮想的に割り当てられる機能のことです。

本製品では、L-Serverを作成する際に、VMwareのCPUやメモリのオーバーコミットを利用するため以下の機能を提供します。

・ CPUやメモリのオーバーコミットが設定されたL-Serverの作成

- CPU性能

仮想マシンに割り当てる最大CPUリソース量(制限)

- CPU予約性能

仮想マシンに保証される最小割当てCPUリソース量(予約)

- CPUシェア

複数の仮想マシンが競合した場合、CPUリソースの配分を決める相対的な配分比(シェア)

- メモリ容量 - メモリ制限値

仮想マシンに割り当てる最大メモリリソース量(制限) - メモリサイズ

VMホストが仮想マシンに割り当てるメモリリソース量(メモリサイズ)

本製品で作成した仮想L-Serverは、メモリ制限値とメモリサイズを同じ値に設定します。

- メモリ予約容量

仮想マシンに保証される最小割当てメモリリソース量(予約)

- メモリシェア

複数の仮想マシンが競合した場合、メモリリソースの配分を決める相対的な配分比(シェア)

・ リソースプールへのオーバーコミット属性の設定

リソースプールにもオーバーコミット属性を設定できます。オーバーコミット属性の設定やリソースプールからオーバーコミット属性 が設定されたL-Serverの作成ができます。

・ CPU予約性能やメモリ予約容量の設定値を利用したVMプールの空き容量計算

・ オーバーコミット属性をもつVMプールの、CPU空き容量とメモリ空き容量換算

オーバーコミット属性をもつVMプールに、作成済みのL-ServerのCPU予約値やメモリ割当て容量を元に、CPU空き容量とメモリ空 き容量を換算し、表示できます。

・ オーバーコミット属性をもつVMプールに対するL-Server作成可能台数の表示

オーバーコミット属性をもつVMプールに対して、L-Serverテンプレートで指定されたCPU予約値やメモリ割当て容量を元に、作成

可能なL-Server台数を表示できます。

L-Serverについては、「設計ガイド CE」の「2.2.3 L-Server」、「8.2.7 L-Server作成」、または「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管 理) CE」の「第16章 L-Serverの作成」を参照してください。

リソースプールについては、「設計ガイド CE」の「2.2.2 リソースプール」または「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「第 20章リソースプールの操作」を参照してください。

空き容量の表示またはL-Server換算表示については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「20.6 表示」を参照してく ださい。

導入手順

以下の手順で、オーバーコミットを導入します。

1. オーバーコミット用のVMプールの作成

VMプールの作成方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「第20章 リソースプールの操作」を参 照してください。

ポイント

- オーバーコミットを使用するL-Serverと使用しないL-Serverを作成する場合、オーバーコミットを使用するVMプールと使用し ないVMプールの両方を作成する必要があります。

- ROR V2.3.0、または、V3.0.0の管理サーバからアップグレードを行い、オーバーコミット機能の設定方法の移行手順をして

いない場合、別途、定義ファイルを編集する必要があります。詳細は「リリース情報」の「2.3.1.1 オーバーコミット定義ファイ ル」を参照してください。

注意

- オーバーコミットのVMプールには、オーバーコミットをサポートしているVM種別(VMware、Hyper-V、RHEL-KVM、Solaris

Containers、OVM for SPARC)のVMホストだけを登録してください。オーバーコミットをサポートしていないVM種別のVMホ

ストが登録されている場合、そのVMホストをほかのVMプールへ移動してください。

オーバーコミットをサポートしていないVM種別のVMホストが、オーバーコミットのVMプールに登録されている場合、その VMホストに対して以下の操作はできません。

- L-Serverの作成

- 構築済み仮想マシンのL-Serverへの関連付け

RHEL-KVMについては、構築済み仮想マシンのL-Serverへの関連付けは未サポートです。

- ユーザーがアクセスできる範囲にオーバーコミットのVMプールが複数存在した場合、リソースプールの優先順位に関係な く、それらのリソースプールに含まれるすべてのVMホストから、配備先のVMホストが選択されます。

- オーバーコミットで使用するVMプール内の、VMホスト上に構築された仮想マシンと関連付けたL-Serverは、オーバーコミッ ト属性が有効になります。

2. VM固有情報定義ファイルの作成

VM固有情報定義ファイルを作成します。VM固有情報定義ファイルは、L-Serverテンプレートにオーバーコミットの値を設定せ ず、ユーザーグループごとに異なる設定を行う場合に作成してください。

VM固有情報定義ファイルの作成については、「8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」を参照してください。

3. L-Serverテンプレートのエクスポート

L-Serverテンプレートのエクスポートについては、「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「15.2.1 エクスポート」を参

照してください。

L-Serverテンプレートの操作(手順3.~手順5.)は、GUIを利用して行うこともできます。

GUIを利用したL-Serverテンプレートの操作については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「15.1 ウィザード 形式のGUIによる操作」を参照してください。

4. L-Serverテンプレートの編集

L-Serverテンプレートにオーバーコミットを設定します。

L-ServerテンプレートのXML定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.2.2 仮想L-Serverテンプレート」

に従って編集してください。

なお、VM固有情報定義ファイルを使用してオーバーコミットの各値を設定する場合、"オーバーコミットの有効/無効"以外の以 下の要素を設定しないでください。L-Serverテンプレートでオーバーコミットに関する値を設定した場合、その値が優先されま す。

- CPU予約性能

- CPUシェア

- メモリ予約容量

- メモリシェア

参考

L-Serverテンプレート名を編集しないでインポートすると、既存のL-Serverテンプレートの内容が上書きされます。エクスポートし

た際のL-Serverテンプレートと異なる名前に変更してインポートすると、L-Serverテンプレートが追加されます。

5. L-Serverテンプレートのインポート

L-Serverテンプレートのインポートについては、「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「15.2.3 インポート」を参照し

てください。

6. L-Serverの作成

手順5.で作成したL-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成します。

詳細は、「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照して ください。

L-Serverテンプレートを利用しない場合、コマンドを利用してL-Serverを作成します。「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管 理) CE」の「第16章 L-Serverの作成」に従ってL-ServerのXMLを編集したあと、rcxadm lserver createコマンドを実行します。

rcxadm lserverコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

ポイント

RORコンソールの[リソース]タブからオーバーコミットを使用するL-Serverを作成する場合、L-Serverテンプレートを指定してくだ さい。

7. L-Serverに対するオーバーコミットの設定確認

L-Serverに対するオーバーコミットの設定を確認するには、rcxadm lserver showコマンドを実行します。

コマンドの出力結果に、"OverCommit: true"の行が含まれているか確認してください。

rcxadm lserverコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

L-Serverの起動に失敗した場合、L-Serverの設定により方法が異なります。

以下を実行してください。

- L-Serverの設定で、[運用位置]が[起動毎に変更]の場合

L-Serverの起動を再実行してください。リソースに空き領域があるVMホストがあれば、何回か起動を行うと空き領域のある VMホストで起動できます。

- L-Serverの設定で、[運用位置]が[固定]の場合

VMホストを自動選択しないため、L-Serverの運用位置を変更して起動するか、同じVMホスト上のほかのL-Serverを移動ま たは停止させたあとに起動してください。

運用位置の変更については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3 個々のパラメーターを指定した仮

想L-Serverの作成」を参照してください。

運用位置の移動については、「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.7 VMホスト間の移動(マイグレーショ ン)」を参照してください。

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