• 検索結果がありません。

オーバーコミット

ドキュメント内 導入ガイド (ページ 192-196)

8.3.10 [OS]タブ設定

L- Serverのパラメーター詳細[ネットワーク]タブ

8.3.12 オーバーコミット

ここでは、L-Serverのオーバーコミットについて説明します。

オーバーコミット

本製品では、Hyper-VのCPUのオーバーコミットや動的メモリを利用できます。

Hyper-VのCPUのオーバーコミットとは、サーバに実装されているCPUのリソース量よりも、多くのリソースをゲストOSに対して仮想的に

割り当てられる機能のことです。

Hyper-Vの動的メモリとは、サーバに実装されているメモリのリソース量以内で、ゲストOSに対して効率的にメモリを割り当てられる機能 のことです。

注意

動的メモリやメモリ割当て優先度を使用する場合、VMホストは以下のどれかである必要があります。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 SP1以降

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2012以降

SCVMMは、対象のVMホストを管理できる以下のどれかである必要があります。

・ System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1以降

・ System Center 2012 Virtual Machine Manager以降

上記のVMホストとSCVMMが存在しない場合、動的メモリやメモリ割当て優先度を有効にするL-Serverの作成と仕様変更は失敗しま

す。

動的メモリを利用できるゲストOSは、Windowsの一部の製品に限定されます。詳細はMicrosoft社のWebサイトで確認してください。

URL: http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ff817651(WS.10).aspx

VMホストがWindows Server 2012以降の場合には、動的メモリの設定として最小メモリ値が存在しますが、本製品からは設定できません。

初期メモリ量と同じ値が設定されます。

本製品では、L-Serverを作成する際に、Hyper-VのCPUのオーバーコミットや動的メモリを利用するため以下の機能を提供します。

・ CPUのオーバーコミットや動的メモリが設定されたL-Serverの作成

- CPU性能

仮想マシンに割り当てる最大CPUリソース量(制限)

- CPU割当て優先度

仮想マシンに割り当てるCPUの優先度

- メモリ容量 - 最大メモリ

仮想マシンに割り当てる最大メモリリソース量(制限) - バーチャルマシンメモリ

VMホストが仮想マシンに割り当てるメモリリソース量(メモリサイズ)

本製品で作成した仮想L-Serverは、動的メモリの設定に応じて、メモリ容量を以下のように設定します。

動的メモリが無効の場合

バーチャルマシンメモリだけ設定 動的メモリが有効の場合

最大メモリだけ設定

- 動的メモリ - 初期メモリ量

起動時に割り当てる初期メモリ量 - メモリバッファー

仮想マシンに対しバッファーとして予約する空きメモリ容量

- メモリ割当て優先度

仮想マシンに割り当てるメモリの優先度

・ リソースプールへのオーバーコミット属性の設定

リソースプールにもオーバーコミット属性を設定できます。オーバーコミット属性の設定やリソースプールからオーバーコミット属性 が設定されたL-Serverの作成ができます。

・ サーバのリソース量を超えたL-Serverの配備

サーバに実装されているCPUやメモリのリソース量を超えて、L-Serverを作成できます。

作成したL-Serverが起動できるかは、VMホスト上の空きリソース量に依存します。

・ CPU予約性能の設定値を利用したVMプールの空き容量計算

・ オーバーコミット属性をもつVMプールのCPU空き容量とメモリ空き容量換算

オーバーコミット属性をもつVMプールに、作成済みのL-ServerのCPU予約値やメモリ割当て容量を元に、CPU空き容量とメモリ空 き容量を換算し、表示できます。

・ オーバーコミット属性をもつVMプールのL-Server換算

オーバーコミット属性をもつVMプールのCPU空き容量やメモリ空き容量に、L-Serverテンプレートで指定されたCPU予約値やメモ リ割当て容量を元に、L-Serverを換算し、表示できます。

L-Serverについては、「設計ガイド CE」の「2.2.3 L-Server」、「8.3.7 L-Server作成」、または「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース 管理) CE」の「第16章 L-Serverの作成」を参照してください。

リソースプールについては、「設計ガイド CE」の「2.2.2 リソースプール」または「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の

「第20章リソースプールの操作」を参照してください。

空き容量の表示またはL-Server換算表示については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「20.6 表示」を参照し てください。

前提条件 管理サーバ

本製品とHyper-VとCPUのオーバーコミットおよび動的メモリとの連携機能を利用する場合、管理サーバのOSは、Windowsだけサポー

トします。

導入手順

以下の手順で、オーバーコミットを導入します。

1. オーバーコミット用のVMプールの作成

VMプールの作成方法については、「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「第20章リソースプールの操作」を参 照してください。

ポイント

「8.2.11 オーバーコミット」の「導入手順」の「1. オーバーコミット用のVMプールの作成」に記載されている「ポイント」を参照してく ださい。

注意

「8.2.11 オーバーコミット」の「導入手順」の「1. オーバーコミット用のVMプールの作成」に記載されている「注意」を参照してくだ

さい。

2. 定義ファイルを作成します。

定義ファイル(VM固有情報定義ファイル)は、L-Serverテンプレートにオーバーコミットの値を設定せず、ユーザーグループごと に異なる設定を行う場合に作成してください。

VM固有情報定義ファイルの作成については、「8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」を参照してください。

3. L-Serverテンプレートのエクスポート

L-Serverテンプレートのエクスポートについては、「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「15.2.1 エクスポート」を参

照してください。

L-Serverテンプレートの操作(手順3.~手順5.)は、GUIを利用して行うこともできます。

GUIを利用したL-Serverテンプレートの操作については、「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「15.1 ウィザード 形式のGUIによる操作」を参照してください。

4. L-Serverテンプレートの編集

L-Serverテンプレートにオーバーコミットを設定します。

L-ServerテンプレートのXML定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.2.2 仮想L-Serverテンプレート」

に従って編集してください。

- オーバーコミットに関する値をL-ServerテンプレートとVM固有情報定義ファイルで設定した場合 L-Serverテンプレートで設定した値が優先されます。

- VM固有情報定義ファイルを使用してオーバーコミットの各値を設定する場合

L-Serverテンプレートには以下の要素だけを設定してください。

- オーバーコミットの有効/無効 以下の要素は、設定しないでください。

- CPU予約性能

- CPU割当て優先度 - 初期メモリ量 - メモリバッファー - メモリ割当て優先度

参考

L-Serverテンプレート名を編集せずにインポートすると、既存のL-Serverテンプレートの内容が上書きされます。エクスポートした 際のL-Serverテンプレートと異なる名前に変更してインポートすると、L-Serverテンプレートが追加されます。

L-Serverテンプレートを編集する際は、動的メモリ設定の有効/無効、初期メモリ量、メモリバッファーの組合せについて確認して

ください。

- 動的メモリが有効に設定

L-Server作成時に、初期メモリ量、メモリバッファーが有効になる

- 動的メモリが無効に設定

L-Server作成時に、初期メモリ量、メモリバッファーが無視される

5. L-Serverテンプレートのインポート

L-Serverテンプレートのインポートについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「15.2.3 インポート」を参照し てください。

6. L-Serverの作成

手順5.で作成したL-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成します。

詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照して ください。

L-Serverテンプレートを利用しない場合、コマンドを利用してL-Serverを作成します。「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管

理) CE」の「第16章 L-Serverの作成」に従ってL-ServerのXMLを編集したあと、rcxadm lserver createコマンドを実行します。

詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」と「15.2.2 仮想L-Serverテンプレート」を参照してくだ さい。

ポイント

RORコンソールの[リソース]タブからオーバーコミットを使用するL-Serverを作成する場合、L-Serverテンプレートを指定してくだ さい。

7. L-Serverに対するオーバーコミットの設定確認

L-Serverに対するオーバーコミットの設定を確認するには、rcxadm lserver showコマンドを実行します。

コマンドの出力結果に、"OverCommit: true"の行が含まれているか確認してください。

また、動的メモリ設定、初期メモリ量、メモリバッファーの組合せも確認してください。

rcxadm lserverコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

L-Serverの起動に失敗した場合、L-Serverの設定により手順が異なります。以下の手順を実行してください。

- L-Serverの設定で、[運用位置]が[起動毎に変更]の場合

L-Serverの起動を再実行してください。リソースに空き領域があるVMホストがあれば、何回か起動を行うと空き領域のある

VMホストで起動できます。

- L-Serverの設定で、[運用位置]が[固定]の場合

VMホストを自動選択しないため、L-Serverの運用位置を変更して起動するか、同じVMホスト上のほかのL-Serverを移動ま たは停止させたあとに起動してください。

運用位置の変更については、「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3 個々のパラメーターを指定した仮

想L-Serverの作成」を参照してください。

移動については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.7 VMホスト間の移動(マイグレーション)」を参照 してください。

L-Serverの仕様変更

ここでは、L-Serverの仕様変更について説明します。

L-Serverの仕様変更は、rcxadm lserver modifyコマンドを実行します。

詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

L-Serverの仕様を変更する場合、VMホストの稼動している物理サーバのリソース(CPU数、CPU周波数、メモリ容量)がCPU予約性能、

メモリ容量よりも小さい場合、L-Serverの仕様変更は失敗します。

また、CPU性能やメモリ容量が、CPU予約性能やメモリ予約容量の値よりも小さくなる場合も、L-Serverの仕様変更は失敗します。

リソースを割り当てたL-Serverの仕様変更を行う際は、L-Serverに設定済みの値が優先されるため、VM固有情報定義ファイルの情報 は反映されません。そのようなL-Serverの仕様変更を行う際は、XMLに変更する値を記載し、コマンドを実行して変更してください。

ドキュメント内 導入ガイド (ページ 192-196)