8.2.9 [OS]タブ設定
L- Server作成時に付随して作成される情報
・ L-Serverとして作成されるVMゲストは、以下の構成になります。
ディスクとDVD
1本目のディスク(システムボリューム)
IDEデバイスのプライマリーチャネル(0)に接続 2本目以降のディスク
データディスクとしてSCSIアダプターに接続(注) DVDドライブ
IDEデバイスのセカンダリチャネル(0)に接続
注) 統合サービスが提供されていないゲストOSでは利用できません。IDEアダプターに接続された起動ディスクだけ利用できま す。
仮想ネットワークアダプタ
Hyper-VがサポートしているゲストOSでは、統合ネットワークアダプターを利用します。それ以外の場合、エミュレートされたネッ
トワークアダプターが追加されます。
Hyper-VがサポートするゲストOSは、以下のMicrosoft社のWebサイトを参照してください。
Microsoft社のWebサイト
URL: http://technet.microsoft.com/ja-JP/library/cc794868(v=ws.10).aspx URL: http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831531.aspx
CPU種類
"1.00GHz Pentium III Xeon"または"3.60 GHz Xeon (2 MB L2 cache)" (SCVMMの初期値)が指定されます。この情報はSCVMM の内部で使用されるもので、実際のCPU性能ではありません。
また、ゲストOS内のコンピュータの情報などに表示される情報とは異なります。
・ クローニングイメージは、システムボリューム以外のデータディスクの採取/配布を選択できます。
SCVMMで作成したテンプレートを本製品のイメージプールに登録する場合、システムボリューム(IDEデバイスのプライマリーチャ
ネル(0)に接続されたディスク)が存在するVMゲストから作成したテンプレートを利用してください。
その他の構成の場合、本製品で配付するとシステムボリュームがないVMゲストになります。
手動OSインストール
SCVMMの管理画面からDVDの接続設定を行ったあと、OSを手動でインストールしてください。
Microsoft社がHyper-V上でサポートするゲストOSを利用するには、ゲストOSに仮想ゲストサービスのインストールが必要です。
仮想ゲストサービスのインストールについては、SCVMMのヘルプを参照してください。
8.3.8 クローニングイメージの採取と削除
ここでは、クローニングイメージの採取と削除について説明します。
クローニングイメージの採取
以下の手順で、クローニングイメージを採取します。
OSのインストール後に、対象のL-Serverを停止してください。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[クローニング]-[採取]を選択します。
2. [OK]ボタンをクリックします。
クローニングイメージは同じ名前で世代管理できます。
VM管理製品でクローニングイメージを作成している場合、そのまま利用できます。
注意
・ L-Server作成時にWindowsのイメージを指定した場合、イメージ配付時に、Microsoft社の提供するSysprepを利用して、サーバ固
有の情報が再設定されます。また、Sysprepを実行すると、ユーザー情報やOSの設定情報が初期化されます。
Sysprepについては、Microsoft社から提供されている情報を参照してください。
・ 処理実行中にマネージャーの停止や再起動を行った場合、マネージャーの起動後に、実行中の処理が再実行されます。
再実行中の処理が完了するまでは、実行対象のリソースを操作しないようにしてください。
・ アクティベーションの方式にMAKライセンス認証を使用している場合、以下のOSではSysprepの実行回数が累積で3回までに制限 されます。
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008
- Microsoft(R) Windows(R) 7
- Microsoft(R) Windows Vista(R)
Sysprepはイメージ指定のL-Server作成時、またはクローニングイメージ採取時に実行されるため、クローニングイメージの採取とイ メージ指定のL-Server作成を4回以上行えません。そのためクローニングイメージを配付したL-Serverからクローニングイメージを採 取せず、専用のマスタサーバからを採取することをお勧めします。なお、SCVMMでテンプレート作成を行った場合にもSysprepは 実行され累積回数に含まれます。
・ VM管理製品としてSystem Center 2012 Virtual Machine Manager以降を利用している場合、本製品では高可用属性のクローニン
グイメージだけ利用できます。
ポイント
イメージは、SCVMMのライブラリに格納されます。
採取したイメージを格納できる、空き容量を持つライブラリを指定してください。
[クローニングイメージの採取]ダイアログで、イメージ格納先に[自動選択]を指定した場合、SCVMMに登録されているライブラリから任 意に選択されますが、SCVMMではライブラリの空き容量の管理をしていないので、イメージ採取に失敗する可能性があります。
本製品のイメージ採取は、SCVMMのテンプレートを利用しています。
L-Serverのイメージ採取を行うと本製品のイメージ名に世代番号が付加された名前でテンプレートが作成されます。また、ユーザー作 成のテンプレートをイメージとして取込みを指示した場合、そのテンプレートはイメージとして取り扱われます。
L-Serverのイメージ採取を行うには、L-Server作成先のディスクに、対象になるL-Serverと同じ大きさ(システムボリュームとすべてのデー
タディスク、スナップショットおよび構成定義ファイル)の作業領域が必要です。この作業領域は、イメージ採取が完了すると解放されま す。
イメージ採取では、システムボリュームだけを採取するか、データディスクも含めて採取するかを選択できます。
本製品では、IDEデバイスのプライマリーチャネル(0)のバーチャルハードディスクをシステムボリュームとして扱います。
IDEのセカンダリチャネル(0)以外のDVDドライブは削除されます。イメージにDVDドライブがない場合でもL-Server作成時にIDEのセ カンダリチャネル(0)にDVDドライブが追加されます。また、それ以外のDVDドライブがイメージに存在していても削除されます。
イメージ採取は、スナップショットが存在すると行えません。スナップショットを削除してから実行してください。またSCVMMの管理コン ソールからチェックポイントを作成したり、Hyper-Vマネージャーからスナップショットを作成したりするとイメージ採取は失敗します。
スナップショットを削除しても、スナップショットファイルのマージ処理が完了するまでは、クローニングイメージの採取に失敗します。
マージ処理が完了するまでしばらく待ってから、クローニングイメージを採取してください。
なお、Hyper-VのホストがWindows Server 2008 R2の場合、仮想L-Serverを停止した状態でしかマージ処理が行われません。
ユーザーがSCVMMを利用して作成したSCVMMのテンプレートを本製品のイメージとして取り込んだ場合、以下のように取り扱いま す。
・ テンプレート名がイメージ名になります。
・ IDEデバイスのプライマリーチャネル(0)のバーチャルハードディスクをシステムボリュームとして扱います。
・ システムボリューム以外のデータディスクが存在しているイメージからL-Serverを作成する場合、データディスクも含めて作成する かどうかを選択できます。
・ システムボリュームが存在しないイメージからL-Serverを作成すると、システムボリュームが存在しないL-Serverが作成されます。
・ IDEのセカンダリ チャネル(0)以外にDVDドライブが接続されていたテンプレートを取り込んだイメージから作成したL-Serverでは、
それらのDVDドライブは削除されます。
・ DVDドライブが接続されていない構成のテンプレートを取り込んだイメージから作成したL-Serverでは、IDEのセカンダリ チャネル
(0)にDVDドライブが追加されます。
LinuxのVMゲストのイメージ採取について
System Center 2012 SP1以降のSCVMMでは、OSがLinuxのVMゲストからイメージを採取できません。これは、SCVMMの仕様による ものです。
このため、以下のURLに記載されている手順を参考にして、SCVMM上でテンプレートを作成してください。そのあと、作成されたテン プレートをイメージとして本製品に登録してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh427282.aspx
ただし、このときに作成されたテンプレートを本製品で利用するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
・ テンプレートの作成元になるLinuxのVMゲストに、統合サービス(ICs)をインストールする
・ テンプレートの作成元になるLinuxのVMゲストに、SCVMMのLinuxゲストエージェントを導入する
・ テンプレートのハードウェア構成で高可用性を設定する
・ テンプレートのオペレーティングシステム構成で、[ゲスト OS プロファイル]から[Linux オペレーティングシステムのカスタマイズ設 定の新規作成]を選択し、[オペレーティング システム]からVMゲストのOSを選択する
なお、LinuxのVMゲストのイメージを指定したL-Server作成では、L-Serverの各パラメーターをカスタマイズできません。
イメージ格納先のアクセス制御設定ファイルについて
事前に、イメージ格納先のアクセス制御設定ファイルに使用できないライブラリ共有パス名を指定することで、ユーザーグループごとに クローニングイメージの格納先を制限できます。
設定ファイルの格納先
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data 設定ファイル名
設定ファイル名には、ユーザーグループごととシステム共通の設定を分けて使用できます。両方のファイルが存在する場合、両方 の制限が有効になります。
- ユーザーグループごと
library_share_ユーザーグループ名_deny.conf
- システム共通
library_share_deny.conf 設定ファイルの形式
設定ファイルは、1行ごとにライブラリ共有パス名を記述します。
ライブラリ共有パス名