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DOC モードでの公開(サーバ)

ドキュメント内 4th Dimension 2004 (ページ 185-190)

4th Dimension 2004 では、メソッドを DOC モードの Web サービスとして公開できるように なります。特定のクライアントアプリケーションでは、この公開モードが要求されます。

DOC 公開管理は 4th  Dimension により処理され、ユーザが気付くことは全くありません。

4th  Dimension  2003 において RPC モードの Web サービスとして公開されたメソッドは、そ のまま 4th Dimension 2004 の DOC モードで公開することができます。さらに開発を行う必 要はありません。

DOC モードで Web サービスを公開するには、WSDL の URL「http://ServerAddress/

4DWSDL/DOC」を使用してください。

4th  Dimension サーバは、DOC モードでのリクエスト処理と応答を担当します。DOC リク エストは、「http://サーバアドレス/4DSOAP/DOC」(今までの http://サーバアドレス /4DSOAP ではなく)へ自動的に送信されます。

注:今までと同じように、「http://サーバアドレス/4DWSDL」という URL を使用し、4th Dimension により RPC モードで公開された Web サービスへアクセスすることができま す。

SOAP ライセンス

今後、4th  Dimension  2004 で Web サービスを公開する際は、特定のライセンスが必要にな ります。以前のバージョンの 4D では、すべての Web ライセンスが必要でした。

Is license available関数を使用して、このライセンスが利用可能であるかどうかを調べ るために、「Is license available」テ−マに新しく 2 つの定数が追加されました。

定数 タイプ 値

4D SOAP License 倍長整数 808465464 4D Client SOAP License 倍長整数 808465465

■ DOC モードで公開された Web サービスのサポートが拡張されました。

■ サーバへ送信される SOAP リクエストのオプションを設定できるようになります。

DOC モードのサポート拡張

4th  Dimension  2004 では、DOC モードで公開された Web サービスをより利用しやすくなり ます。Web サービスウィザードが複合型の処理をすべて行い、それを 4D コードへ変換し てプロキシメソッドに納めます。

ウィザードを使用して、DOC モードにおける Web サービスのプロキシメソッドを生成す ると、そのリクエストの全 XML データが手際よく解析されていきます。

XML ツリーを管理するコマンドを使用すると、Web サービスウィザードは複合型の XML データから利用可能なデータを取り出そうとします。次の例題は、DOC モードの Web サービスに関し、4th Dimension 2004 で生成されたプロキシメソッドを示しています。

使用しているデータベースからプロキシメソッドを呼び出す方法は、以前のバージョン の 4th Dimension とまったく同じです。

注: Web サービスウィザードが完全に処理できるのは、配列および一つの深さの複合型 データ(SOAP リクエストでは一つの階層レベル)だけです。

これより複雑な項目がリクエストに存在する場合、ウィザードは WSDL を発見するとメ ソッド名の横にフラグを表示し、これを示します。このタイプの Web サービスを取り扱 う場合、一般的に開発者側で独自に解析処理を行う必要があります。

新しい XML コマンドの 使用例

リクエストにオプションを設定する

4th  Dimension  2004 では、サーバへ送信するリクエストにオプションを設定することがで きます。次のオプションを指定できます。

■ SOAP リクエストのヘッダ

■ HTTP 接続のタイムアウト

■ 処理される SOAP のバージョン

これらのオプションは、SET WEB SERVICE OPTIONコマンドを使用して処理すること ができます。

はじめに

4th  Dimension  2004 には、データベースのフルバックアップおよび復元用モジュールが組 み込まれています。

このモジュールは、スタンドアロン版の 4th  Dimension ならびに 4D  Server で動作します。

このモジュールにより、現在使用しているデータベースを終了せずに、そのバックアッ プを作成することができます。各バックアップには、ストラクチャファイル、データ ファイル(およびすべてのセグメント)、任意の追加ファイルやフォルダが含まれます。

まず初めに、アプリケーションの「環境設定」でこれらのパラメータを設定します。

これらのバックアップの開始は、手動で、またはユーザ操作を必要とせずに一定間隔で 自動的に行うことができます。特定のランゲージコマンドや新しいデータベースメソッ ドを使用すると、独自のインタフェースにバックアップ機能を統合することができます。

損傷したデータベースが開かれると、データベースは自動的に復元されます。

また、統合バックアップモジュールではログファイルを利用することができます。この ファイルは、データに対して行われたあらゆる操作の記録を保管し、2 回のバックアップ 間の全体的な安全性も保証します。使用中のデータベースで問題が発生した場合、デー タファイルから失われたあらゆる操作は、次回そのデータベースをオープンすると自動 的に再統合されます。特定のウインドウを使用すると、いつでもログファイルの内容を 表示することができます。

統合されたバックアップモジュールを使用すると、次の事柄が実現します。

■ 随時、データベースファイルのフルバックアップを開始する(ストラクチャファイル、

ログファイル、同封ファイルなど)。

■ 定期的な自動バックアップを導入する(時間単位、日単位、週単位、月単位)。

■ データベースのデータに関するバックトラッキング操作(処理の取り消し)を実行す る。

ドキュメント内 4th Dimension 2004 (ページ 185-190)