4th Dimension の補助的な各種エディタは、ツールボックスというひとつの環境にまとめ られています。
「デザイン」メニューの「ツールボックス」階層コマンドを用いて、ツールボックスへア クセスすることができます。
各サブコマンドは、対応するページ上にツールボックスを表示します。「ツールボックス」
コマンドは、カレントページにツールボックスを開きます。
また、ツールバーの「ツール」ボタンを使用することもできます。
デフォルトとして、ツールボックスは最初のページを表示します(ユーザ)。このページ には次の項目があります。
「ユーザ」と「グループ」エディタのアイコンは、そのシステムで使用されるアイコンに 対応しています。これらのアイコンは、Mac OS X 上で次のように表示されます。
■ リストの下側にあるボタンを使用すると、表示されるエディタに応じて項目の追加や 削除を行うことができます(ユーザ、グループ、メニュー、ピクチャ、メッセージ、
リスト、スタイルシート、フィルタ/フォーマット)。
項目を追加 選択した項目を削除
一部のエディタにはさらにボタンが存在し、特定の機能を提供します。
■ また、項目リストにはコンテキストメニュー(Windows では右クリック、Mac OS では Control+ クリックで表示)が付属し、項目の編集機能(追加、削除など)にアクセス することができます。
各種エディタへの アクセスバー
エディタ項目の管理ボタン 選択項目の定義エリア 現在のエディタで定義 された項目のリスト
ユーザ
このエディタを使用し、データベースユーザのプロフィールを定義することができます。
■ ユーザリストには、カレントユーザに対して 表示可能な すべてのユーザが表示さ れます。
■Designerの場合:すべてのユーザ
■Administratorの場合:Administrator が作成したユーザのみ(緑のアイコン)
これら 2 つのユーザのアイコンには、それぞれ D と A という文字が表示されま す。これら 2 つのユーザの名前は変更可能です。
このリストのコンテキストメニューを使用して、ユーザ名の変更、ユーザの追加、削 除、コピーを行うことができます。
注:ユーザ名を変更するには、ユーザ名の上でダブルクリックして編集することもでき ます。
■ 参照 フィールドは、選択したユーザの参照番号を表わします。この番号は、ラン ゲージコマンドで使用されます。
■ ユーザの種類 フィールドは、そのユーザプロフィールの作成元を示します。次の ようなユーザタイプがあります。
ユーザの参照番号
グ ル ー プ メ ン バ ー 定義エリア ユーザの種類
■Designer:Designer ユーザ
■Administrator:Administrator ユーザ
■Developer:Designer により作成されたユーザ
■User:Administrator により作成されたユーザ
■ グループのメンバー 配列には、そのデータベースで定義されたグループが表示さ れます。
■「メンバー」カラムの対応するオプションをクリックすると、選択したユーザをグ ループに追加することができます。また、そのオプションの選択を解除すると、
ユーザをグループから削除することができます。
■「オーナー」カラムは、選択したユーザがそのグループのオーナーであるかどうか を示します。このカラムは編集できません。
ユーザグループのメンバーは、「グループ」ページで定義することもできます。
グループ
このエディタを使用し、データベースのユーザグループを定義することができます。
■ 参照 フィールドは、選択したグループの参照番号を表わします。この番号は、ラ ンゲージコマンドで使用されます。
グループ参照番号
ユーザメンバーの 定義エリア
プラグインアクセス権 の定義エリア
■Administrator Group:Administrator により作成されたグループ
■Developer Group:Developer タイプのユーザにより作成されたグループ
■User Group:User タイプのユーザにより作成されたグループ
■ メンバー配列には、選択したグループを除き、そのデータベースで定義されたすべて のユーザとグループが表示されます。「メンバー」カラムのオプションは、選択したグ ループに属するユーザやグループを示します。
このオプションをクリックすると、選択グループからユーザやグループを追加、また は削除することができます。
また、ユーザグループのメンバーは「ユーザ」ページでも定義することができます。
■ プラグイン 配列により、選択グループのメンバーに対して各プラグインへのアク セスを提供することができます。
■ 2 つの特別なボタンを使用すると、ユーザの読み込みや書き出しをディスクファイルの 形式で行うことができます。データベースの Administrator だけが、この機能を使用で きます。
メニュー
このエディタを使用し、データベースのメニューを定義することができます。
■「プレビュー」ボタン を使用するとプレビューモードへ切り替わり、メニューバー やメニュー、ならびにスプラッシュスクリーンが表示されます。
バックグラウンド ピクチャ挿入エリア
プレビューボタン メニューバーのリスト 選択されている メニューバーの メニューのリスト
メニューを連結
■ メニューリストの下側にある「追加」ボタンにはポップアップメニューが関連付けら れており、このメニューを使用してメニューやメニューコマンドを追加することがで きます。
■ 選択したメニューに任意のメニューを連結するには、メニューリストの下側にある特 別なアイコン をクリックした後、表示されるリストからメニューを選択します。
■「バックグラウンドピクチャ」挿入エリア:このエリアを使用し、選択したメニュー に独自のバックグラウンドピクチャを関連付けることができます。このピクチャは、
「カスタムメニュー」のスプラッシュスクリーンにおいて、デフォルトで表示される青 い 4D のピクチャの代わりに使用されます。
独自のバックグラウンドピクチャをメニューに関連付けるには、ピクチャをクリップ ボード上に配置した後、このエリアをクリックします。すると、ポップアップメ ニューが表示され、クリップボードからピクチャをペーストすることができます。
「クリア」ボタンを使用すると、カスタムピクチャを削除してデフォルトのピクチャへ戻 すことができます。
注:プレビューモードでは、ピクチャを貼り付けることはできません。
ピクチャ
ピクチャライブラリを使用し、データベースで使用する各種ピクチャを生成することが できます。
■ リストの下側にあるポップアップメニューを使用して、ピクチャリスト管理機能にア クセスすることができます。
名前や番号に基づいてピクチャの並び替えを行えるようになった点に注目してくださ い。
■ ピクチャを読み込むには、 ボタンをクリックします。
■ ウインドウのツールバーにある ボタンを使い、サムネール管理ウィザード(挿入 または削除)を利用することができます。
ヘルプヒント
この新しいエディタを使用し、アプリケーションのフォームで使用するヒント(Tip)の 作成や管理を行うことができます。
ピクチャリスト管理 ピクチャの読み込み ピクチャプロパティの表示 サムネール管理ウィザード にアクセス
注:以前のバージョンの 4th Dimension 機能では、このエディタは「オブジェクトプロパ ティ」パレットに置かれていました。
■ ヒントリストのコンテキストメニューを使用して、ヒントのリネーム、追加、削除、
コピーを行うことができます。
■ テストエリアを使用すると、ヘルプヒントがデータベースで表示された時の様子を見 ることができます。テストを行うには、テストするヘルプヒントを選択し、クリック は行わずにマウスカーソルをテストエリアの上に置きます。
リスト
このエディタを使用すると、データベースで利用するリストを定義することができます。
テストエリア メッセージ表示エリア
このエディタで利用できる機能は、以前のバージョンの 4th Dimension のリストエディタ の機能とほとんど同じです。
■ リスト一覧のコンテキストメニューを使用して、リストのリネーム、追加、削除、コ ピーを行うことができます。
■ さらに項目リストのコンテキストメニューには、「スレッド追加」コマンドが含まれて います。
また、項目を追加するコマンドは、追加アイコンに関連付けられたメニューにも含ま れています。
■ 階層リストの枠内で、サブリストだけを並び替えできるようになりました。
■ 注目すべきなのは、ソースエリアの「'Cicn' resource」、「'PICT' resource」、またはピク チャライブラリのいずれかを使用して、各項目の関連アイコンの参照先を定義できる 点です。入力されるアイコン番号は、この情報を考慮します。
リスト一覧 アイコンのリスト アイコンソース
選択したサブリストを並び替えるコマンド
スタイルシート
このエディタを使用し、アプリケーションで利用するスタイルシートの作成や管理を行 うことができます。
スタイルシート一覧のコンテキストメニューを使用して、スタイルのリネーム、追加、
削除、コピーを行うことができます。
4th Dimension 2004 のインタフェース管理に関する方針(後述する「プラットフォームイ ンタフェース」の節を参照)に合わせて、各スタイルシートを 3 つのプラットフォーム
(Windows XP、Windows 2000、Mac OS X)に対して設定できるようになります。
プラットフォームはそれぞれ、エディタの特定エリアで定義します。エリアの表示順は、
現行の 4th Dimension の OS に応じて変わります。例えば、4th Dimension が Mac OS X 上で 稼働している場合、Mac OS X エリア(ならびに関連するサンプルテキスト)がページの 上部に表示されます。
このエディタの他の機能は、以前のバージョンの 4th Dimension におけるエディタの機能 と同じです。
フィルタ
このエディタを使用し、入力フィルタやカスタム表示フォーマットの作成や管理を行う ことができます。