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ビューの管理

ドキュメント内 4th Dimension 2004 (ページ 116-121)

4th  Dimension  2004 のフォーム上でビューを使用することができます。この新しい機能に より、オブジェクトをさまざまなビューに展開することが可能で、さらにこれらの ビューの非表示、表示、ロックを行えるため、複雑なフォームの作成が容易になります。

例えば、オブジェクトタイプ(フィールド、変数、スタティックオブジェクトなど)に 応じて、オブジェクトを展開することができます。サブフォームおよびプラグインエリ アを含め、すべてのタイプのオブジェクトをビューに納めることができます。

フォームの印刷設定にアクセス

フォームごとに 9 つのビューを利用することができ、デフォルトとして View  1 から View 9 までの名前が付けられています。各ビューは、表示や非表示、ロックが可能です。

ビューの管理はビューパレットを用いて行います。

このパレットを表示するには、そのウインドウのツールバーにあるビューボタン をク リックするか、エディタのコンテキストメニューまたは「フォーム」メニューの「表示」

サブメニューから、「ビューリスト...」コマンドを選択します。

コンテキストメニュー

・ビューは単なるグラフィックツールであり、「フォーム」エディタ上でのみ使用するこ とができます。プログラムや「ユーザ」モードからビューにアクセスすることはできま せん。

・同じビューのオブジェクトが別々のフォームページに属していても構いません。

ビューの構成とは関係なく、カレントページ(および、表示されている場合にはページ 0)

のオブジェクトだけが表示されます。

・ビューはオブジェクトの階層からは独立しており、各種ビュー間に表示階層は存在し ません。

・グループ化することができるのは、カレントビューに属するオブジェクトだけです。

オブジェクトをビューに配置する

あるオブジェクトは、一つのビューにしか属することができません。フォーム上に作成 されたすべてのオブジェクトはカレントビューに配置されます。デフォルトでは、

ビュー 1 が選択されています。したがって、オブジェクトはすべてフォームの 1 番目の ビューに配置されます。

オブジェクトを別のビュー上に作成するには、まずパレット上でそのビューの行をク リックして選択します。

また、あるビューから別のビューへオブジェクトを移動することもできます。これを行 うには、ビューを変更したいオブジェクトをフォームから選択します。ビューリスト上 ではシンボルを使用して、選択項目が属すビューが示されます。

注:異なるビューに属しているオブジェクトを複数、選択項目の中に含めることができ ます。

次に、選択項目の移動先となるビューを選び、「ビューに移動」をクリックします。する と、選択項目は新しいビューに配置されます。

選択されたビュー

(すべてのオブジェクトは、デフォルト としてこのビュー上に作成される)

ビュー 1 に属するオブジェクトの選択

注: 4th  Dimension のバッジを使用して、各オブジェクトが含まれているビューを表示す ることができます。この件に関する詳細は、後述の「バッジを使用する」の節を参照し てください。

ビュー名の変更

例えば、オブジェクト内容を表わす名前を指定したい場合に、9 つのビューの名前をそれ ぞれ変更することができます。データベースの各フォームにおいて、9 つのビューの名前 をそれぞれ変えることができます。

ビュー名を変更するには、ビュー名の上で Ctrl+ クリック(Windows)または Command+

クリック(Mac  OS)するか、ビュー名をダブルクリックします(この場合は選択した ビュー)。すると、名前は編集可能になります。

ビューを使用して作業する

ビューに各オブジェクトを配置したら、ビューパレットを用いて次のような事柄を実行 できます。

■ 一度のクリックで同一ビュー上のオブジェクトをすべて選択する。

■ 各ビューのオブジェクトを表示、または非表示にする。

ビューを変更する ボタン

フォームのカレントページにおいて、同一ビューに属するすべてのオブジェクトを選 択することができます。一連のオブジェクトを一括変換する場合には、この機能が役 立ちます。

これを行うには、全オブジェクトを選択しようとするビューを選び、「ビュー内のすべ てを選択」をクリックします。

■ ビューのオブジェクトの表示/非表示

フォームのカレントページにおいて、いつでもビューのオブジェクトを表示したり、

隠すことができます。例えば、この機能を使用して、フォームの編集中に特定のオブ ジェクトの作業に集中することができます。

デフォルトでは、ビューパレット上の各ビューの アイコンで示されるように、すべ てのビューが表示されています。あるビューを隠すには、このアイコンをクリックし ます。するとアイコンがグレー表示され、対応するビューのオブジェクトはフォーム 上に表示されなくなります。

注:カレントビュー(ビューリスト上で選択されているビュー)を隠すことはできま せん。

隠されたビューを表示するには、そのビューを選択するか、表示アイコンを再度ク リックします。

■ ビューのオブジェクトをロックする

ビューのオブジェクトをロックすることができます。これにより、オブジェクトの選 択や変更、またはフォームからの削除ができなくなります。一度ロックを行うと、ク リックや矩形、またはコンテキストメニューの「同種のオブジェクトを選択」コマン ドにより、オブジェクトが選択できなくなります。この機能は、操作上のエラー防止 に役立ちます。

デフォルトでは、ビューパレットの各ビューの アイコンで示されるように、すべての ビューはロックされていません。

ビューのオブジェクトをロックするには、前述のアイコンをクリックします。すると南 京錠が閉じられ、そのビューがロックされたことを表わします。

注:カレントビュー(ビューリスト上で選択されているビュー)をロックすることはで きません。

ビューのロックを解除するには、そのビューを選択するか、ロックアイコンを再度ク リックします。

ドキュメント内 4th Dimension 2004 (ページ 116-121)