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4D Customizer Plus から統合された新機能

ドキュメント内 4th Dimension 2004 (ページ 62-67)

4th  Dimension  2004 プロダクトラインでは、4D  Customizer  Plus ユーティリティが提供され ません。その主要な機能は、4th Dimension の「環境設定」に統合されています(後述)。

ウインドウを表示する

アプリケーションの「環境設定」の「アプリケーション/オプション」ページにある「ウ インドウを表示する」エリアを使用し、アプリケーションで 2 つのタイプのウインドウを デフォルトとして表示するかどうかを指定することができます。

■プリントの進捗状況を表示する:このオプションを使い、印刷中のプリント進捗ダイ アログボックスの表示を有効、または無効にすることができます。

■スプラッシュスクリーンを表示する:このオプションを無効にすると、「ユーザ」また は「カスタム」モードにおいて、スプラッシュスクリーンが表示されません。

このウインドウを隠した場合、すべてのウインドウの表示はプログラムから独自に処理 してください。

注: 4D  Customizer  Plus において、このオプションは「ウインドウ」タイプのポップ アップメニューから「Hide window」を使って利用することができました。

「カスタム」モードのデフォルト スプラッシュスクリーン

ショートカット

「環境設定」の「アプリケーション」テーマにあるこのページを使用して、4th  Dimension の 3 つの基本的な操作(入力フォーム受け入れ、入力フォームキャンセル、サブフォーム 追加)に対するデフォルトのショートカットを表示したり、変更することができます。

これらのショートカットは、双方のプラットフォームで共通です。キーの形のアイコン は、対応する Windows または Mac  OS のキーを示します。デフォルトのショートカットは 次の通りです。

■ 入力フォーム受け入れ: Enter

■ 入力フォームキャンセル: Esc

■ サブフォーム追加: Ctrl+Shift+ / (Windows)または Command+Shift+ / (Mac OS)

任意の操作のショートカットを変更するには、対応する「編集」ボタンをクリックしま す。すると次のようなダイアログボックスが表示されます。

ショートカットを変更するには、キーボード上で新しいキーコンビネーションをタイプ し、「OK」をクリックします。

ある処理に対してショートカットを設定したくない場合、「クリア」ボタンをクリックし ます。

WEDD

「データベース」テーマの「データ管理」ページに WEDD エリアが設けられ、WEDD 署名 を指定できるようになりました。

WEDD 署名は、ストラクチャファイルをデータファイルに関連付けます。WEDD 署名を 含むストラクチャファイルは、同じ WEDD 署名を含むデータファイルでのみ開くことが できます(またはその逆)。これにより、互換性のないデータファイルの使用を回避する

デフォルトでは、データベースにこのパラメータは設定されていません。データベース に WEDD 署名を追加するには、WEDD エリアに独自の値を入力します。この値として、

任意のタイプの文字を組み合わせることができます。これにより、ストラクチャファイ ルと現在のデータファイルが関連付けられます。

WEDD 署名を削除するには、このエリアの内容を削除します。

スクリプトマネージャ

「データベース」テーマの「スクリプトマネージャ」ページにおいて、スクリプトマネー ジャをともなうデータベースを使用する場合に、特定のパラメータを変更することがで きます。スクリプトマネージャは、ローマ字以外の言語(日本語、アラビア語など)の 記述を処理するシステムの一部です。

4th  Dimension をスクリプトマネージャとともに使用する場合、このウインドウ上のいく つかのパラメータを変更する必要があるかもしれません。

■0(ゼロ)ASCIIコード:ゼロを表す文字の ASCII コードです。日本語システムのデ

フォルト値は 48 です。他のシステムではこの値が異なる場合があります。

■ゼロの次の文字:ゼロの次のバイトの値です。このパラメータは、アラビア語または ヘブライ語のシステム用にローカライズする場合にのみ使用します。その他の場合、

このパラメータを 0(ゼロ)に設定してください。

■比較モード:このドロップダウンメニューには、並び替えや検索に関する 4 つの選択 項目が用意されています。

■4th Dimension:TRIC リソース、またはデフォルトとして TRI# リソースを使用す

る。

■System(システム):ROM の比較用ルーチンと大文字用ルーチンを使用する

(TRIC リソースは無視する)。

■German for V2.2(ドイツV2.2用): β 文字の処理を伴う、ドイツで使用され

る比較方法。

■Turkish(トルコ):トルコで使用される比較方法。

■TRICリソース(新規データベース)とTRICリソース(オープンデータベース):デ フォルトでは、4th  Dimension から提供されるテーブルに基づいて並び替えが行われま す( e 、 é 、 è 、 ë 、 ê は別々に並び替えられますが、 é を検索すると e を検出します)。このテーブルは、言語によって異なります(特殊文字など)。システ ムの言語に応じて TRIC リソースを変更することができます。2 種類の使用方法に対し て、2 つのメニューが用意されています。

■「新規データベース」メニューを使用し、4th  Dimension で作成されたすべてのデー タベース用の TRIC リソースを変更することができます。単一システムで利用する データベースを開発する場合、このメニューを使います。

■「オープンデータベース」メニューを使用し、カレントデータベースだけに対応す る TRIC リソースを変更することができます。特定のシステムで使用するデータ ベースを特別に開発する場合、このメニューを使います。

注: TRIC リソースを変更すると、4D のソートテーブルは再構築され、データベースの インデックスが自動的に再作成されます。

■日付計算:このオプションを使用して日付計算用の 4th  Dimension 設定を調整します。

ペルシャ暦の場合、その計算には 4 バイトを使用します。その他の場合は、8 バイトが 必要です。

ポート番号

「クライアント/サーバ」テーマの「設定」ページにあるこのオプションを使用して、4D Server がデータベースを公開する TCP ポート番号を変更することができます。この情報は、

データベースストラクチャファイルと各クライアントマシン上に保存されます。デフォ ルトでは、4D Server と 4D Client が使用する TCP ポート番号は 19813 です。

TCP プロトコルを使用し、同じマシン上で複数の 4D アプリケーションを利用したい場合 は、この値をカスタマイズする必要があります。この場合、各アプリケーションに対し て別々の値を設定しなければなりません。

4D  Server や 4D  Client からこの値を変更すると、その値はデータベースに接続するすべて の 4D  Client マシンへ自動的に送信されます。接続していない他のクライアントマシンを 更新するには、そのクライアントの次回接続時に、「接続」ダイアログボックスの「カス タム」ページにおいて、サーバマシンの IP アドレスに続けて新しいポート番号(先頭に コロンを付加)を入力してください。例えば、新しいポート番号が 19888 である場合は、

次のように指定します。

注: 4D Client で定義したポート番号と同じ番号を使って公開されたデータベースだけが、

TCP/IP ダイナミック公開ページに表示されます。

公開

「クライアント/サーバ」テーマの「公開」ページには、4D  Server によるデータベース公 開に関連する新しいオプションがいくつか追加されています。

■公開情報:このプロパティを使用し、ネットワーク上における 4D  Server データベース の公開モードを指定することができます。2 種類のオプションを利用できます。

■公開しない:データベースは公開されず、公開されたデータベースの一覧に表示さ れません(TCP/IP ページ)。接続を行うには、接続ダイアログボックスの「カスタ ム」ページにおいて、ユーザがデータベースのアドレスを手動で入力しなければな りません。

■公開する:データベースは公開され、公開されたデータベースリストの一覧に表示 されます(デフォルトのオプション)。

■許可-拒否テーブル設定:このテーブルを使用し、4D  Client マシンの IP アドレスごとに データベースへのアクセス制御ルールを設定することができます。例えば、戦略的ア プリケーションを使用する場合は、このオプションによりセキュリティを強化するこ とができます。

注:この設定テーブルにより、Web 接続が制御されることはありません。

接続テーブルの機能を次に示します。

■「許可-拒否」カラムには、ポップアップメニューを使用して、適用するルールのタイ プ(許可または拒否)を選択することができます。ルールを追加するには、「追加」ボ タンをクリックします。すると、テーブルに新しい行が表示されます。「削除」ボタン を使用すると、現在の行を削除することができます。

■「IP アドレス」カラムには、そのルールに関係する IP アドレスを設定することができ ます。アドレスを設定するには、そのカラムをクリックして 123.45.67.89 という形 式でアドレスを入力します。

*(アスタリスク) 記号を用いて、 〜で開始 タイプのアドレスを指定することが できます。例えば、 192.168.* と指定すると、 192.168. で始まる全アドレスを表わ します。

■ 各ルールは、テーブルの表示順に適用されます。2 つのルールが相反する場合、テーブ ルの最上位に位置するルールが優先されます。

現在の並び順を変更して、行の順序を再編成することができます(カラムのヘッダを クリックし、並び替え方向を変更する)。また、ドラッグ&ドロップを使って行を移動 することも可能です。

■ セキュリティ上の理由から、実際にルールと一致するアドレスだけが接続を許可され ます。言い換えれば、テーブルに 1 つ以上の「拒否」ルールだけが含まれている場合、

ルールに一致するものが一つもないため、すべてのアドレスが拒否されます。一部の アドレスだけを拒否したい場合(その他のアドレスは許可する)、テーブルの最後に

「許可 *」ルールを追加してください。

例えば

・ 拒否 192.168.* (192.168 で始まるアドレスをすべて拒否する)

・ 許可 * (しかし、その他のアドレスはすべて許可する)

デフォルトでは、4D  Server による接続制限は一切適用されません。テーブルの最初の行 には、「許可」というラベルと * 記号(すべてのアドレス)が納められています。

インタフェース

4th  Dimension の「デザイン」モードにおいて、大部分のエディタのインタフェースが変 更されています。

ドキュメント内 4th Dimension 2004 (ページ 62-67)