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プレ実践の過程

ロール・プレイング実践の過程

学校環境適応感尺度

PDM用紙

パウムテスト全体的印象評定尺度

ロール・プレイング振り返り表

1 プレ実践の過程

(1)実践の過程

 プレ実践の過程を以下に述べる。その中で全体の流れと、クラスの中での行動 に不適応を生じている児童(T児とする)の参加の態度、変容についても述べる。

1 #1 ウオーミングアップ      l

l ポーズ遊びをする事によって、ロール・プレイングに慣れる。教師の  l l ポーズを見て感じたり思ったりした事を自由に話しができるようになる。l

J   r @一     一  一 M 一  F   一  一 1 n m    n r      t T  F T  r  r 1y. T v t

 はじめに、教師が腕組をして何か考えている動作を無言でする。

その動作を見て感じた事を児童が自由に話し合う。なれないうちはどう答えてよ いのか戸惑っている。自分の感じたとおりを話すという事になれていないためか、

答が正答か誤答か気にしている。

その後 椅子に座って背捧びをする動作を教師がして、何をしているのか、何を 感じたのかと言う事を、児童に自由に話しをさせる。何回かやっているうちに、

思った事を自由に発言する児童も出てくる。時計を見ながら歩き回る動作を教師 がしたときに、「あ一あ、今日もデートの相手がこなかった。これで10回目」

と言う発言があった。しかし、その発言に対して「そう、また待ち合わせている 人がこなかったから、がっかりしているのね」と言うようにその答も受け入れて いった。とにかく、感じた事をいえる雰囲気を作ろうと心がけていった。

 また、担任からrT児は気が向くと授業にも熱申するが一つ違うと全く無視し た反抗的な態度を取り、その態度が他の男子に影響して授業がたいへんやりにく い」と言う情報を得ていた。しかし、今日は、物珍しさも手伝ってか、熱中はし ないが興味ありげに眺めていた。

 本時は、動作だけで言語は使わなかった。その方が、観客が集中して行動に注 目するし、動作と言葉と二つを実施する事の抵抗問題軽減する事を考えた。

じ      ロ

: #2  ウォーミングアップ      i

      ヨ

1 ポーズを自分が演技しその時の感じたり、思ったりした事について   ; 1 話し合う。S       l

 前回は、教師のポーズを見て感じた事を話したのだが、今回は児童が演じてそ の時の感想を話し合わせた。

 はじめに、なれる意昧もあって、クラス全員が舞台(教室の前)を歩く事から 始めた。「全員立って。グループ毎に一入ずつここを歩いてください」と言うと、

「え一つ、そんなんjrいやや、恥ずかしいもん」r簡単や」「歩くだけ?その ほかは?」などと一斉ににぎやかになった。ゆっくり歩く者、足早に通り過ぎる 者、笑いながら歩く者、恥ずかしそうに下を向いて歩く者など様々である。全員 が歩き終わってから、その時の気持ちを聞く。その後、指名して歩かせて、本人

(演者)の感想や見ていた人(観客)を出し合う。

一人では出られない児童は、2、3人一緒に歩く。はじめは、質そうにしていた のがだんだん興味を持ってきたのか、指名をしなくても「やりたい」と自主的に やり始める児童が出てきた。

 楽しい気分で歩いてみようとか、何か困っている気持ちは?と言うようにいろ んな気持ちが歩くだけでも表現出来る事を添験させた。 その時の丁児はつまら

1一

なそうに肩をいからせた大人っぽい歩き方をしたのだが、見ていた他の児童の反 応は丁児に対する遠慮なのか「静かに歩いている」と:か「何か考えている」と言 ったような当たり障りのない答をしている。T児と他の児童の関係が想像できる。

1 #3  ウォーミングアップ      l

l人前で自由に役割を演じる事ができるようにする。      1

       じ

1学級生活上の問題点を話し合って明らかにする事ができる       1

 学校から帰る様子を演じるようにいう。始めは、「そんなんできない」とか

「忘れたjr難しい」などわいわいいう。。女子の3人が出てきて演じる。3人で スキップをしながら進んで行く様子である。見ていた児童の反応は、r仲良く帰 っている』r早く帰って一緒に遊びたそう」と言う答。中には「おやつが食べた いから早く帰っている」 「トイレに行きたい」 「トイレに行きたかったら、もっ と早く走らんともれてしまう」など筋からずれてきた事を言う児童も出てくる。

しかし「そうやね」と受けて禁止したり、それぐらいではストップをかけなかっ た。だんだん、なれるにつれて、そういう反応は少なくなってきた。場面設定を 今度は「喧嘩しながら帰ると:ころ」と教師が指定して、演じさせる。「仲良しや から、喧曄なんか出来ない』「先生がそんなこと言っていいの?」といろんな言 葉が返ってくる。しかし、児童はその役翻になりきって演じる。「本当みたいや」

「悪口言われている子、かなしそうや」「あんなに憎たらしそうにいわんでもい いのに」「意地悪されてかわいそう」と:言う答が返ってくる。だが、自分との関 わりの中でどう考えるのかと言う事にはまだ気がっかない。意地悪の役割を演じ た児童から「早くやめたいなと思った」とか「本当は仲直りをしたいのにと思い ながらやっていた」と自分との関わりで考えようとする態度が感じられる反応が みられた。

 T児がいじめられるという、いつもと違う役割を演じるように教師から指示し た。T児は余り乗り気でなく後の話し合いでも「別に」と言って何も答えなかっ た。また、意地悪の役罰を演じる児童もやりにくそうであった。しかし、後の振

り返り表にT児は「どうしたよいか、むずかしかった。やって、おもしろい」と 初めて記述した。

 その後、学級生活についての問題点について話し合いをする。  「このごろの 学級の生活で何か困ったことはないかな?Jという発問に対して、fなかまはず れがある」「名前の呼びすてやあだ名をいうのでいや」「そうじを怠ける人がい る」「いじわるをする人がいる」などと、色々意見がでる。この頃になって筆者 に対して児童が思っている事が言えるようになり始めた。これらの事について次 の時間に考える事を告げた。T児が穏やかな表情を見せる事が多くなってきた。

1 #4 道徳授業      i

l 「仲間はずれ」の場面を演じて登場人物の気持ちに気づき話し合える。 【 1意欲をもって劇を演じる事ができる気持ちを養う。      i

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 今までの役罰になれる段階からここから問題に気づく段階に入る。児童が話し 合いで色々とクラスの中の問題点を話し合い出し合った中から筆者(監督)が担 任教師とも話し合って「仲聞はずれ」という主題を設定した。

 さて、授業の経過であるが、4時間目になって少しは慣れてきたというものの まだ、少なからず抵抗を感じている児童もいる。そのために、劇の主題を自分達 の生活場面からと:り、場面設定を児童だやりやすいようにした。自由に4人ぐら

いのグループを作らせて、その中でどんな時に、仲間はずれがあるのか劇にする ようにした。人数は4人物ところ、3人のと:ころ、6人ぐらいいるところなど様 々であったが全員いずれかのグループに属した。しばらく、内容を自分達で考え て劇を創造する時間を与える。その聞に、筆者(監督)は、机問巡視して児童の 質問に応じたり、稲談に乗ったりした。はじめのうちは「いやや」とか「そんな んできへん」とか言ったり、いやいやグループに属した児童もいたようだが、そ の場の雰囲気になじんで参加していた。

 役割を交換させたり、筆者(監督)が補助自我になって演者の思いを確認させ たり、深める工夫もした。観客にも自由に意見を発言させたが固定されて全員の 意見をとることはできなかった。

 T児の反応であるが、今回は劇の中に入ってせりふを言っている。

役は、伸間はずれをする主人公のそばで、一緒にやるという役であった。筆者

(監督)が役割交換させて、仲悶はずれされる児童の役をやらせた。相手に「お 前とはあそばへん。おい、みんな向こうに行こうよ」といわれて、思わず「なに。

もう一回言ってみろ」とっかみかかる。rT君、君の役は言われても何も言えず に、仲間はずれになった子の役だよ」というと「そんなん、言われて腹立ってく るもん」と口をとがらせる。しかし、仲間はずれにされた子の気持ちに共感でき たはまだ疑問である。

コ       コ

1 #5 道徳授業      l

i「名前の呼び方」の場面を演じて登場入物の気持ちに気づき話し合える。 i 1意欲をもって劇を演じる事ができる気持ちを養う。       :

1       「

 この時間も問題に気づく段階である。児童は問題を発見しお互いの関係が吟昧 出来たら良いと考える。#4と同じように担任と相談して決定した「名前の呼び 方」という問題で話し合う事を設定した。

 中学年の児童の特徴は仲間意識の強まり、つまりギャングエイジだとも言える。

その時期の児童に対人関係を無視して、友だちはどうあっても、一人でも責任を 果たしたり節度のある生活をする事の大切さを協調しても児童の実態にはそぐわ ない。名前の呼び方にしても紳間集団である証のように、その仲聞は呼び合うが 他のものがその呼び方をすると腹をたてたり、嫌な表情をしたりする事もある。

呼び方がもとで喧嘩になったり、逆に仲良くなったり色々な場合がある。劇を演 じた感想では、㌃呼びすてにされたら悲しくなる」とか、「腹が立ってくる」

「伸良しだったら劉にいい』ゼ・・さんとか仲良しの子に言われるど、友だちと 違うみたいに思う」「かわいい呼び方だったらいい」という反応である。お互い を大切に思う気持ちが大切である事を:再確認させた。

 T児は照れながらも劇に参加している。しかし、興味深かったの

が、周囲の児童の反応である。いままで、何か副詞に対して遠慮があったような 様子で、役割演技とわかっていても丁泥をいじめる役とか、丁児を下闇はずれに する役はやりにくそうにしていた。ところが今回は、丁児に対して「おい、ごり ら」と、決められたせりふであろうが、大きな声で堂々と言っている。また、言 われたT児もその時の気持ちをrぼくは、ごりらとちがう。Tやと言いたかった

のに」と発言した。

(2) 丁児との関わりと実践について

 ここにあげた、T児について担任教師からの情報では、父子家集であるために 身の回りの注意がなかなか行き届かない面があり忘れ物も多い。また、乱暴な言

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