• 検索結果がありません。

[52] セグメント情報の報告 セグメント情報の報告原則

ドキュメント内 IAS RoE 32.4 (ページ 124-128)

セグメント情報の報告

その他の情報

IASに準拠したグループのセグメント情報の報告は、第1形式では、グル

ープ部門別の実績を示している。その基礎は、内部経営管理情報システム である「部門別収益性計算」である。これは、当行の部門別経営管理組織 の枠組の中で、計画、舵取り、統制のための手段として中心的重要性を持 っている。その数値には、グループ部門別の損益構成項目ならびに資産お よび負債が含まれており、これらはIAS準拠の連結決算書と一致するよう 調整されている。同時に「その他/調整/連結」の欄には、グループ部門 に直接関連付けられなかった項目が含まれている。この欄には、部門横断 的な戦略的プロジェクトの費用に加えて、事業会社に対する株式所有など、

グループ部門に割当てられなかった貸借対照表科目から生じる損益も含ま れている。また、「その他/調整/連結」の欄には、内部の舵取りを目的 として、IAS準拠の連結決算書で認識された金額と例外的に差異が生じる 場合の調整項目が含まれている。例えば、これらには、自己株式のトレー ディング利益の報告やトレジャリーのポジションの評価が含まれる。

第2形式では、セグメント情報の報告は、IAS準拠の連結決算書を基礎 とした地域セグメント別のグループの実績を示している。割当ての基準は、

グループの会社または支店の所在地である。各地域セグメントの数値は、

連結ベースで表示されている。連結欄には、地域間のグループ内部項目が 含まれている。

組織変更および方法論的改良点は、当年度の報告に際して、また前年度 の比較数値について、ともに考慮されている。

グループ部門別のセグメント情報の報告として外部に公表された情報 は、グループ取締役会に対する内部報告と一致しており、IASの準拠要件 よりもさらに進んだものである。

収益科目は、主として純利息収益、純手数料収益、トレーディング利益、

保険業務による純収益および投資による純収益からなっている。グループ 部門別の収益は、主としてグループ外の第三者との業務から生じたもので ある。グループ部門間の業務は、概して通常の市場の条件で取引されてい る。

...グループ部門別

連結決算書

純利息収益には、外部費用および外部収益に加えて、市場金利法に基づ く計算上の項目が含まれている。この方法で計算される内部の条件では、

グループ部門がすべてのポジションを金融および資本市場を通して資金調 達するか、または投資すると仮定している(外部資金調達の仮定)。自己 の資本を有する法的に独立した単位との比較可能性を得るため、グループ の連結資本に関して受取った利息は、純利息収益の一部としてグループ部 門に比例按分して割当てられている。

貸倒引当金繰入には、信用リスクに対する価値修正純繰入額および償却 済債権取立益ならびにカントリー・リスクに対する価値修正および包括的 価値修正が含まれている。

グループ部門別の営業費用は、直接費および間接費から成っている。人 件費およびその他の直接営業費用から成る直接費は、責任の原則に従って 配賦されている。間接費には、グループ部門および非営利ベースで業務を 行う内部サービス提供部門間での配賦額が含まれている。これらは、サー ビス提供部門では費用の払戻として、サービス受入部門では費用の負担と して計上されている。配賦基準は、原則として、契約により合意されてい る。

営業権償却は、発生時にグループ部門に配賦される。これは、その他の 収益/費用の差額の実質的な構成項目である。

再構築費用の科目には、承認された再構築プログラムに関する損益(再 構築引当金の繰入および取崩しを含む)が含まれている。

平均資本は、経済的資本を基礎としてグループ部門に割当てられており、

これによって、リスクの状況が考慮されている。

税引前利益と平均資本との比率が、株主資本利益率(RoE)である。ド イツ銀行の価値主導型経営におけるこの重要な比率は、グループ部門に割 当てられた資本の収益性を測定するものである。

株主資本利益率と資本市場から導き出された資本コスト(15%)との比 較により、価値創造の重要な数値が得られる。株主資本利益率が資本コス トを超えている場合には、価値が創造されており、そうでない場合には、

価値が消耗されていることになる。価値創造は、営業権償却を除外して計 算される。

資源の投入(営業費用およびその他の費用)と資源の産出(収益および その他の収益)を比較した費用/収益比率は、グループ部門の効率性を測

グループ部門別セグメント情報の報告

グローバル・

一般個人顧客 法人顧客 コーポレート グローバル・

および および ・アンド・ テクノロジー コーポ その他

富裕層向け 不動産 インスティ ・アンド・ レート・ /調整 グループ 単位:百万ユーロ バンキング 投資銀行 テューションズ 資産運用 サービス センター /連結 合計 収益

2000年1月1日から12月31日まで 5,714 3,450 14,651 1,981 1,539 2 1,322 28,659

1999年1月1日から12月31日まで 4,803 3,049 9,703 1,538 920 0 1,603 21,616

貸倒引当金繰入

2000年1月1日から12月31日まで – 170 – 284 85 0 2 0 – 71 – 438

1999年1月1日から12月31日まで – 94 – 200 – 3 0 0 0 – 319 – 616

営業費用

2000年1月1日から12月31日まで – 4,561 – 1,978 – 10,422 – 1,200 – 1,309 – 442 – 1,125 – 21,037

1999年1月1日から12月31日まで – 4,079 – 1,817 – 6,916 – 809 – 851 – 466 – 808 – 15,746

その他の収益/費用の差額

2000年1月1日から12月31日まで – 74 – 145 – 204 – 72 – 88 0 158 – 425

1999年1月1日から12月31日まで – 147 – 129 – 70 – 86 – 33 14 – 72 – 523

含む:営業権償却

2000年1月1日から12月31日まで – 60 – 63 – 401 – 99 – 51 0 2 – 672

1999年1月1日から12月31日まで – 45 – 61 – 254 – 78 – 30 0 – 5 – 473

再構築費用および税金前利益

2000年1月1日から12月31日まで 909 1,043 4,110 709 144 – 440 284 6,759

1999年1月1日から12月31日まで 483 903 2,714 643 36 – 452 404 4,731

再構築費用

2000年1月1日から12月31日まで 11 11 – 135 – 6 25 0 64 – 30

1999年1月1日から12月31日まで – 281 – 22 – 495 – 42 – 44 0 0 – 884

税引前経常利益

2000年1月1日から12月31日まで 920 1,054 3,975 703 169 – 440 348 6,729

1999年1月1日から12月31日まで 202 881 2,219 601 – 8 – 452 404 3,847

平均資本(百万ユーロ)

2000年1月1日から12月31日まで 2,186 5,223 12,801 886 914 516 22,526

1999年1月1日から12月31日まで 1,945 4,582 10,743 775 812 451 19,308

RoE(%)

(営業権償却を除く)

2000年1月1日から12月31日まで 45 21 34 90 24 32

1999年1月1日から12月31日まで 13 21 23 88 3 22

RoE(%)

(営業権償却を含む)

2000年1月1日から12月31日まで 42 20 31 79 19 29

1999年1月1日から12月31日まで 10 19 21 78 – 20

価値創造(百万ユーロ)

2000年1月1日から12月31日まで 653 334 2,456 669 83 – 173 4,022

1999年1月1日から12月31日まで – 45 256 861 562 – 99 – 111 1,424

費用/収益比率(%)

(営業権償却を除く)

2000年1月1日から12月31日まで 80 60 70 60 88 73

1999年1月1日から12月31日まで 87 62 70 53 93 74

費用/収益比率(%)

(営業権償却を含む)

2000年1月1日から12月31日まで 81 61 73 65 91 76

1999年1月1日から12月31日まで 88 64 73 58 96 76

リスク加重調整済ポジション(百万ユーロ)

2000年12月31日現在 43,929 88,529 137,120 2,366 3,750 17,714 293,408

1999年12月31日現在 44,471 91,699 135,714 2,002 3,996 14,739 292,621

セグメント資産(百万ユーロ)

2000年12月31日現在 69,089 148,350 584,627 7,869 28,825 17,754 856,514

1999年12月31日現在 60,724 137,773 584,939 6,013 7,269 – 33,538 763,180

セグメント負債(百万ユーロ)

2000年12月31日現在 78,931 106,664 555,018 6,303 37,708 71,020 855,644

1999年12月31日現在 74,391 135,097 593,760 5,558 14,036 – 54,313 768,529

連結決算書

リスク加重調整済ポジションは、バーゼル委員会の最低基準(BIS規制)

に準拠した、マーケット・リスク相当額を含むリスク加重調整済資産から なっている。

グループ部門に割当てられたセグメント資産は、他行への預け金および 貸出金、顧客に対する貸出金、ディーリング目的所有資産、および投資か らなっている。セグメント負債は、他行からの預金、顧客預金、証書債務、

劣後資本、およびディーリング業務による債務からなっている。

以下の表は、セグメント情報の報告の第2形式を示している。

地域別セグメント情報の報告

総資産 貸出金総額 債務* 経常収益**

2000年12月1999年12月 2000年12月1999年12月 2000年12月1999年12月

単位:百万ユーロ 31日現在 31日現在 31日現在 31日現在 31日現在 31日現在 2000年度 1999年度

ドイツ 357,547 348,191 174,190 164,818 282,334 262,048 13,686 10,981

欧州(ドイツを除く) 461,662 324,983 94,105 81,136 364,423 270,147 8,890 5,444 アジア/太平洋/アフリカ 97,005 107,319 13,631 14,589 81,495 78,486 2,275 1,991 北アメリカ 344,544 283,368 61,603 48,282 270,203 222,746 7,318 5,784 南アメリカ 12,926 12,321 11,967 10,695 11,504 10,508 251 289

連結 – 333,651 – 236,317 – 48,515 – 35,371 – 296,862 – 214,178 – 2,919 – 1,791

合計 940,033 839,865 306,981 284,149 713,097 629,757 29,501 22,698

* 他行およびその他の顧客預金ならびに証書債務

**純利息収益、純手数料収益、トレーディング利益、保険業務による純収益、投資による純収益およびその他の経常収益からなっている。

...地域別

ドキュメント内 IAS RoE 32.4 (ページ 124-128)