• 検索結果がありません。

[50] 株主資本

ドキュメント内 IAS RoE 32.4 (ページ 114-122)

米国ウィルミントンにあるグループ会社を通じて、券面総額1,693百万 米ドル、500百万ユーロおよび200億円の、革新的な資本証券(信託優先証 券)8本が発行された。これはグループのコア資本の一部である。これら は確定および変動利付の無期限の非累積的証券であり、発行者に、個々の 期間(5年から30年)の満了時にコール・オプションが与えられている。コ ール・オプションが行使されない場合、一定の発行証券には利息のプレミ アムがつく。

これらの革新的資本証券に係る利息費用は総額196百万ユーロ(1999年 度:93百万ユーロ)相当であり、この数値に含まれている支払期日前の未 払利息0.7百万ユーロは(「その他の債務」の中の)「その他の債務」に計上 されている。

以下の表は引受済、授権および条件付資本金の推移を示したものである。

引受済資本金は、無額面株式616,514,046株から成っており、株式は登録 されている。当年度において、従業員株式2,171,526株が発行された。当年 度の平均流通株式数は614,698,508株であった。2000年12月31日現在、グ ループはドイツ銀行株式を1,913,281株所有していた。

ハイブリッド資本証券

引受済資本金 授権資本金 株主先買権除外 条件付資本金

単位:ユーロ 授権資本金

1999年12月31日現在 1,572,716,851.20 531,468,910.90 7,052,574.80 350,400,000.00

従業員株式の発行 5,559,106.56 – 5,559,106.56

2000年6月9日の株主総会決議に基づく増加 30,000,000,00

2000年12月31日現在 1,578,275,957.76 531,468,910.90 31,493,468.24 350,400,000.00

連結決算書

株主総会によって取締役会は、監査役会の同意を得て以下のような新株 発行により増資をする、内容の異なる4種類の権限を与えられた(授権資本 金):

− 2 0 0 2年

4月 3 0日 ま で に 現 金 払 込 み に よ る 新 株 発 行 に よ っ て 総 額 255,645,940.60ユーロまでの増資をし、その際に株主先買権を付与す

る権限(1997年5月20日の株主総会決議)。このうち103,645,940.60ユ ーロの授権資本金が残っている。

− 2003年4月30日までに現金払込みまたは現金以外の出資による新株発 行によって総額127,822,970.30ユーロまでの増資をし、その際に通常 付与される株主先買権を付与する権限。ただし、現金以外の出資によ る増資が会社買収や持分の取得を意図してなされた場合は、先買権を 除外することができる(1998年5月20日の株主総会決議)。

− 2004年

4月30日 ま で に 現 金 払 込 み に よ る 新 株 発 行 に よ っ て さ ら に 50,000,000ユーロの増資をする権限。株主の通常の先買権は、新株の

発行価格が、その発行価格確定時における既上場株式の市場価格に対 して著しく低くない限り、除外することができる(1999年5月17日の 株主総会決議)。

− 2 0 0 4年

4月 3 0日 ま で に 現 金 払 込 み に よ る 新 株 発 行 に よ っ て 総 額 250,000,000ユーロまでの増資をし、その際に株主先買権を付与する

権限(1999年5月17日の株主総会決議)。

すべての場合において株主先買権は、端株について、ならびに発行済の 新株引受権または転換社債の保有者に先買権を付与するために、除外する ことができる。

さらに定款には、このほかに、ドイツ銀行の従業員に対して株式およ び/またはオプションを発行する、4種類の権限が含まれている。

1996年5月28日の株主総会決議により授権された授権資本金のうち未使

用の1,493,468.24ユーロおよび、2000年6月9日に付与された取締役会の権 限、すなわち、監査役会の同意を得て、2005年5月31日までに一度にまた は数回に分けて現金払込みによる新株発行によって総額30,000,000ユーロ までの増資をする権限は、従業員株式の発行用として指定されている。こ れについては、株主先買権は除外されている。

1999年5月17日の授権に基づいて取締役会は、従業員株式のほかに、当

行およびその関係会社のすべての従業員に対し、詳細に規定された条件に

株主総会による授権

従って株式を購入できる譲渡不能のオプションを付与することができる。

この目的のために、条件付資本金40,000,000ユーロが利用可能である。

さらに、1998年5月20日の授権に基づいて取締役会は、2003年5月10日 までに利付転換社債を上級経営幹部に対して発行することができる。この 関連で、株式資本は条件付で76,800,000ユーロ増額された。この授権は

2000年度に第3回目の一部利用がなされた。社債保有者は、その転換社債

をドイツ銀行の新株式に転換する権利を有する。

当行は、当行のあらゆる範囲の報酬政策制度をもって、当行株式の価値 増大への誘因を生み出し、需要の高い有能な人材や専門家に対し、競争力 のある報酬パッケージを提供したいと考えている。

グローバル・エクイティ・プラン

発行年度 2000年度 1999年度 1998年度

失効年度 2003年度 2002年度 2001年度

額面利率 4.75% 3% 3%

転換価格* 29.83ユーロ 38.30ユーロ 62.81ユーロ 当初付与権利(額面) 34,841 28,424 28,411 千ドイツ・マルク 千ドイツ・マルク 千ドイツ・マルク 引受率(%) 76.90% 78.70% 83.10%

期首残高 5,587,800 5,389,000

2000年度資格喪失 56,400 272,000 220,800

2000年度割当

期末残高 6,911,800 5,315,800 5,168,200

このうち:取消不能権利 0 31,000 105,400

*仮定:APIPSは一定、ドイツ銀行株価は2000年度末現在。

2000年度において、当行は、当行の上級経営幹部のうち約3,250名に対

してグローバル・エクイティ・プラン(GEP)の参加資格を付与した。有 資格の上級経営幹部のうち約77%が申し出を引受け、転換社債を購入した。

このプランへの参加は任意である。転換の可能性は、当行の調整後税引前

1株当たり純利益(APIPS)に直接依存している。この数値が各基準期間にお

株式を基礎とした報酬

連結決算書

いて所定の基準値を超えた場合にのみ、転換社債をドイツ銀行株式に転換 できる。額面価額1,000ドイツ・マルクの社債1口当たり200株が付与され る。転換権を行使する場合、1株につき、転換価格が転換される社債の各 額面金額を超過する場合には当該超過金額を追加で現金払込みしなければ ならない。転換価格は、今日既に確立されている基準に従い、1998年度か ら2002年度までの利益を考慮して計算される。

2000年度においては、条件付資本金との関連付けにより、グローバル・

エクイティ・プランについては費用が発生しなかった。

dbシェア・プラン

発行年度 2000年度 1999年度

引受済従業員株式数 2,171,526 1,900,074 このうち:退職従業員によるもの 281,519 263,292

引受率 65.3% 65.2%

従業員株式のための費用 81百万ユーロ 54百万ユーロ 発行日現在の従業員株式の時価 215,850千ユーロ 131,960千ユーロ

オプション−行使可能年度 2003年度 2002年度

オプション権の当初付与数 1,889,237 1,636,782 このうち:部門別取締役会メンバーによる引受済 0.02% 0.02%

部門別取締役会メンバー参加率 66.7% 75.0%

期首残高 − 1,633,288

2000年度資格喪失 4,771 29,783

期末残高 1,884,466 1,603,505

このうち:取消不能権利 1,240 9,856

2000年12月31日現在値下率* 66.67% 57.21%

*仮定:APIPSは一定、ドイツ銀行株価は2000年度末現在。

当行は、従業員の参加を通して従業員の責任の分担を支援し続けている。

2000年度において、当行は再度、従業員に対して従業員株式を提供した。

参加は任意である。前年度において、従業員は、購入株式1株につき、無 償のオプション1口(最高60株まで)を受取った。このオプションは、3年 後に行使することができる。この行使の可能性も調整後税引前1株当たり 純利益(APIPS)に直接依存している。この数値が各基準期間において所 定基準値を超えた場合にのみ、オプションは行使できる。無償オプション が条件付資本金に関連付けられているため、これに関しては、費用は発生

dbシェア・スキーム

付与年度 2000年度 1999年度 1998年度

当初付与権利 10,162,112 4,874,106 3,489,296

期首残高 − 3,425,999 1,441,368

2000年度資格喪失 299,272 130,400 44,729

2000年度割当 1,975,126 1,269,146 998,368

期末残高 7,887,714 2,026,453 398,271

このうち:以下の年度に割当

2001年度 2,670,378 1,482,569 398,271

2002年度 4,429,812 543,884

2003年度 749,785

2004年度 37,739

1権利当たりの当行の平均費用 86.02ユーロ 60.17ユーロ 69.12ユーロ

年次賞与支払額の範囲内において、グローバル・コーポレート・アン ド・インスティテューションズ部門、資産運用部門、富裕層向けバンキン グ部門およびグローバル・テクノロジー・アンド・サービス部門の従業員 のメンバーは、株式に対する権利の形で実績連動報酬(賞与)の一部を受 取る。このプランに参加している従業員は、期日において一定数までの株 式を引受けるか、または、ある一定の条件の下で相当額の現金支払を受け る資格を有する。割当は、通常3等分される。dbシェア・スキームに関し て各年度に帰属する費用は、損益計算書に計上されている。この制度は、

当行が価値ベースの報酬に特別な重要性を置いていることを示している。

株式評価益権(SAR)

付与年度 2000年度

SAR当初付与数 6,214,992

2000年度資格喪失 165,851

期首残高 6,049,141

SARの行使価格 70.00ユーロ

富裕層向けバンキング部門におけるSARの当初付与数 458,500

2000年度資格喪失 0

期末残高 458,500

富裕層向けバンキング部門におけるSARの行使価格 86.50ユーロ

連結決算書

自己株式

2000年2月に初めて、グループの選ばれた上級経営幹部に対して株式評

価益権(SAR)が付与され、富裕層向けバンキング部門では特別プログラ ムが開始された。SARは、2003年1月まで行使制限され、その後の3年間に 行使することができる。対象となった上級経営幹部は、行使価格と行使日 の株価の差額に等しい金額を現金で受取る権利がある。この制度も当行の 経営陣に対する価値ベースの報酬の要素である。

株式評価益権の費用は、制度の行使期限までの期間にわたり繰延べられ、

株価の変動に従って調整される。2000年度において、46百万ユーロが損益 計算書に費用計上された。

2000年6月9日の株主総会決議により、ドイツ銀行は、2001年9月30日ま

でに現在の株式資本の5%までに相当する自己株式を購入する権限を与え られた。株式は、株式市場を通して、または全株主に対する公開買付によ り購入することができる。株式の購入対価は、株式市場を通じた購入の場 合には、その直前3取引日のフランクフルト証券取引所における当行株式 の平均株価の±5%を超えてはならない。公開買付を行う場合には、その 対価は公開買付日の直前3取引日のフランクフルト証券取引所における当 行株式の平均株価の−5%から+15%を超えてはならない。

ドイツ銀行の取締役会は、監査役会の同意を得て、株式市場を通してま たは全株主に対する公開買付以外の方法で、会社買収や持分の取得を目的 として現物出資により株式を取得した場合には、その株式を売却する権限 が与えられた。

このほかドイツ銀行の取締役会は、全株主に対する公開買付により購入 した自己株式の売却時において、当行が発行した新株引受権、転換社債お よび転換可能参加権の保有者に対して、オプションまたは転換権を行使し て資格を得た場合に限り、株式先買権を付与する権限が与えられた。これ らの場合、当該部分については、株主先買権は除外されている。

取締役会はまた、株式が従業員株式として当行および関係会社の従業員 および退職従業員に対して発行される場合、または当行の従業員に対して

ドキュメント内 IAS RoE 32.4 (ページ 114-122)