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注記

ドキュメント内 IAS RoE 32.4 (ページ 72-79)

ドイツ銀行の連結決算書は、貸借対照表日現在効力を有する国際会計基準

(IAS)に準拠している。また、ドイツ商法第292a条に規定する、ドイツ商 法に準拠した連結決算書の作成が免除されるための要件および欧州連合の開 示要求を満たしている。

ここに記載した連結決算書には、現行の効力を有するIASがすべて適用さ れている。可決されたがまだ拘束力を持たない基準の早期適用はしていない。

当決算書はユーロ建てで作成されている。公表数値は明瞭性の目的で百 万ユーロ単位で表示されている。IAS準拠の連結決算書とドイツの報告基準 準拠の連結決算書との相違は、134頁から136頁の調整注記において詳述され ている。

連結決算書には、ドイツ銀行のほかに国内企業117社(1999年度:94社)

および外国企業1,061社(1999年度:873社)が含まれている。国内企業25 社および外国企業238社が新たに連結された。このなかにはSIC第12号の適 用開始による特定目的事業体45社が含まれていた。さらに、22の特別ファ ンドがSIC第12号の適用開始により連結された。国内企業2社および外国企業

50社が連結会社グループから外された。

2000

年度の連結会社グループの拡大をもたらした会社取得は、First

Australian Property Group Holdings Pty Ltd(シドニー)およびその子会社4

社、Bank Wspólpracy Regionalnej Spólka Akcyjna w Krakowie (クラカウ)

ならびに期末日に取得したNational Discount Brokers Group, Inc.(ジャージ ー・シティ)およびその子会社13社であった。

さらに、以下のe-コマース会社を連結に含めた。

−easycash GmbH(ラーティンゲン)

−emagine gmbh(エシュボルン)

−emaro Aktiengesellschaft(ヴァルドルフ)

−moneyshelf.com AG (フランクフルト・アム・マイン)およびその子会 社3社

新連結会社は持株リストでは記号が付されている。

[1]連結に含まれている会社

連結決算書

連結会社の増減は、グループ貸借対照表およびグループ損益計算書の関 連科目に以下のような影響を与えた。

連結会社グループの変動による貸借対照表の関連科目への影響

単位:十億ユーロ 2000年12月31日現在

総資産 + 32

ディーリング目的所有資産 + 13

投資 + 17

証書債務 + 28

連結会社グループの変動による損益計算書の関連科目への影響

単位:百万ユーロ 2000年度

再構築費用および税金前利益 +353

純利息収益 +269

純手数料収益 +227

投資による純収益 +246

営業費用 +345

国内および外国の関係会社合計477社は、資産、負債および資本、財政状 態ならびに損益状況に対して重要性がないため、連結されていない。グルー プの連結総資産に占める割合は約0.1%である。このほか78社が、議決権の 行使が制限されているか、あるいは株式が再売却の目的で所有されていると の理由により、IAS第27号に基づき連結から除外されている。

持分法適用会社のグループは17社増加し、合併により1社除外された。合 計37社が持分法により評価されている。これらの企業の決算書は、グループ の会計方針に統一するための修正がなされていない。

関連会社265社は、重要性がないため持分法による評価は行われなかった。

全持株リストは、フランクフルト・アム・マインの商業登記所に預けられ ている。それは191頁の申込用紙を用いて無料で請求できる。

資本の連結は、帳簿価額法を用いて実施されている。2000年に初めて連 結された会社については、各々の取得日が基準として用いられた。営業権は 定額法で償却されている。

グループ内債権および債務、費用および収益ならびに内部損益は、重要 性のないものを除き消去されている。保険会社の決算書は、平準化準備金 を除き変更を加えずに連結決算書に含められている。この業務の特殊性の ため、保険会社のグループ内取引のポジションの相殺は原則として行われて いない。

他行への預け金および貸出金および顧客に対する貸出金は、必要に応じ貸 倒れ控除後の額面金額または原価により計上されている。割増額および割引 額は繰延べられ、期日までの期間にわたって利息として計上されている。期 日前補償金は4年間(平均残存期間)にわたって収益計上されている。

法的請求権がある場合でも、受取利息はその実現の見込みがほぼ確実とな らない限り収益として計上されない。

貸倒引当金は、価値修正、すべての認識可能な信用およびカントリー・リ スク引当金および潜在的債務不履行リスク引当金で構成されている。貸倒引 当金総額に計上される金額は、将来発生が見込まれる債務不履行見積り額、

経済情勢、様々な貸出金ポートフォリオの構成、特性、成績およびその他の 重要な要因によって算出されている。この評価では、金銭債権およびオフ・

バランスシートのポジション(例えば、金利または通貨取引、保証および信 用状)を対象としている。

信用リスク引当金は、グループ全体に一律に適用される慎重な基準に従い、

債務不履行予想額で計上されている。

外国への貸出に関する移転リスク(カントリー・リスク)は、各国の経済、

政治、地域情勢を考慮に入れた格付システムに基づいて評価されている。

[2]連結の原則

[3]貸出金

[4]貸倒引当金

連結決算書

貸出業務における潜在的信用リスクは、過去の債務不履行の経験に基づく グループ会社の評価を基準として、包括的価値修正により引当金計上されて いる。

ディーリング取引はすべて公正価値で貸借対照表に計上され、公正価値の 変動は損益計算書に計上されている。ディーリング目的所有資産およびディ ーリング業務による債務は、強制力のあるネッティング権があり、かつその ネッティングが、期待される実際の将来キャッシュ・フローを合理的に反映 している場合、ネッティングされている。

解釈指針委員会の決議した解釈指針(SIC)第16号に従って、2000年度の 期首以降、IAS準拠の連結決算書に含まれる損益計算書には、自己株式トレ ーディングに係る費用または収益は計上されていない。IAS準拠の連結決算 書上、当該損益はトレーディング利益から除外され、税引後で、自己株式の 残高と同様に、株主資本の部に含めて計上されている。

非連結の関係会社株式は原価で計上されている。関連会社は持分法で評価 されて連結決算書に含められている。ただし、重要性が乏しい場合原価で評 価されている。一時的でない減価の場合は評価減の処理が行われる。

投資目的の公社債およびその他の確定利付有価証券、株式およびその他の 変動利付有価証券ならびにその他の持分は原価で計上されている。ただし、

永久的減価については評価減が行われている。

取得した無形固定資産は、取得原価から該当する計画的減価償却を控 除した額で計上されている。

企業取得による営業権は主として15年にわたって償却されている。経済的 に独立した事業単位の取得による営業権は、5年にわたって定額法により償 却されている。

[5]ディーリング目的所有資産

自己株式トレーディング

[6]投資

[7]無形固定資産

自社開発のソフトウェアは、それにより当行に経済的便益の生じる可能性 が高く、かつその製造原価を信頼性をもって測定できる場合、資産計上され ている。ソフトウェアは、見積有用期間である3年から5年にわたって定額法 により償却されている。

一時的でない可能性が高い減価の場合、あるいは、将来経済的便益が得ら れない場合には計画外の評価減が行われる。

[7]無形固定資産

償却年数 単位:年

営業権 5 –15

自社開発のソフトウェア 3–5

その他の無形固定資産(ライセンスおよび権利) 3–6

有形固定資産は、取得原価から該当する計画的減価償却を控除した額で計 上されている。資産は各々の見積耐用年数にわたって定額法により減価償却 されている。有形固定資産の各資産の耐用年数の決定に当たっては、物理的 年数、技術の進歩ならびに契約上および法律上の制限を考慮している。

一時的でない可能性が高い減価の場合は、計画外の評価減が行われる。

有形固定資産を維持するために要した支出は、それが資産の性質を変えず しかも規則的に発生する限り、費用として処理されている。

[8]有形固定資産

通常耐用年数 単位:年

土地および建物 25–50

EDP機器 2–6

その他の事務所用什器備品 3–10

リース資産の所有に伴うリスクと利益が貸手にあるリース契約(オペレー ティング・リース)に基づく資産のリース料は、借手では賃借費用として処 理されている。

[8]有形固定資産

[9]リース業務 借手の場合

連結決算書

IASに準拠すれば、リース資産の所有に伴うリスクと利益がほとんどす

べて借手に移転する場合、ファイナンス・リースとして扱われる。貸手で は、借手に対する債権が、残存価額を考慮した約定支払金額の現在価値 で、計上されている。

IAS原則に準拠して貸手に所有権が帰属するリース資産(オペレーティン

グ・リース)は、有形固定資産として計上されている。減価償却は、各々の 固定資産に適用される原則に準拠して行われている。リース料は使用に応じ て収益に計上されている。

預金、証書債務は、返済金額または額面金額で評価されている。割引発行 による債券および類似の債務は現在価値で計上されている。

ディーリング業務はすべて公正価値で計上され、変動は損益計算書に計上 されている。ディーリング業務による債務には、ディーリング目的所有資産 と相殺された場合を除くデリバティブのマイナスの時価、および有価証券の 空売りによるショート・ポジションが含まれている。

年金および類似の債務に対する引当金は、保険数理の原則に準拠して、予 測単位積増方式によって計算されている。原則として、適用される昇給率、

年金調整率、割引金利は、特定国の状況が反映されている。グループの中に は、国の規則に従って年金給付基金を設定している企業もある。

再構築引当金は、IAS第37号に規定された条件を満たし、詳細な正式の再 構築計画が作成、承認され、将来の実施が確定した場合に認識される。

貸手の場合…

...ファイナンス・リース

...オペレーティング・リース

[12]引当金 年金債務

[10]預金、証書債務

[11]ディーリング業務による債務

再構築引当金

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