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骨子<Ⅰ-3(7)>

第1 基本的な考え方

がん対策推進基本計画において、高度な放射線療法については、必要 に応じて連携体制等のあり方について検討することとされている。

放射線治療機器の効率的な利用の推進の観点から、高度な放射線治療 を受けるために、入院中の患者が他医療機関を受診した場合の診療報酬 上の評価を充実させる。

第2 具体的な内容

1.高度な放射線治療機器等を有する他の医療機関を受診する場合の、入 院中の他医療機関受診時の入院料の減額について取扱いを緩和する。

現 行 改定案

【入院料等 通則】

[算定要件]

入院中の患者が他医療機関を受 診する日の入院医療機関における 診療報酬の算定については、以下の とおりとすること。この場合におい て、1点未満の端数があるときは、

小数点以下第一位を四捨五入して 計算すること。

ア 入院医療機関において、当該 患者が出来高入院料を算定して いる場合は、出来高入院料は当 該 出 来 高 入 院 料 の 基 本 点 数 の 10%を控除した点数により算定

【入院料等 通則】

[算定要件]

入院中の患者が他医療機関を受 診する日の入院医療機関における 診療報酬の算定については、以下の とおりとすること。この場合におい て、1点未満の端数があるときは、

小数点以下第一位を四捨五入して 計算すること。

ア 入院医療機関において、当該 患者が出来高入院料を算定して いる場合は、出来高入院料は当 該 出 来 高 入 院 料 の 基 本 点 数 の 10%を控除した点数により算定

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すること。

イ 入院医療機関において、当該 患者が特定入院料、一般病棟入 院基本料(「注 11」の規定によ り療養病棟入院基本料1の例に より算定する場合に限る。)、

特定機能病院入院基本料(「注 9」の規定により療養病棟入院 基本料1の例により算定する場 合に限る。)、専門病院入院基 本料(「注8」の規定により療 養病棟入院基本料1の例により 算定する場合に限る。)、療養 病棟入院基本料、有床診療所療 養病床入院基本料又は特定入院 基本料(以下本通則において「特 定入院料等」という。)を算定 している場合であって、当該他 医療機関において特定入院料等 に含まれる診療に係る費用(特 掲診療料に限る。)を算定する 場合は、特定入院料等は、当該 特 定 入 院 料 等 の 基 本 点 数 の 40%を控除した点数により算定

すること。ただし、他医療機関 において、強度変調放射線治療 による体外照射、定位放射線治 療又は粒子線治療に係る費用を 算定する場合は、出来高入院料 は当該出来高入院料の基本点数 の5%を控除した点数により算 定すること。

イ 入院医療機関において、当該 患者が特定入院料、一般病棟入 院基本料(「注 11」の規定によ り療養病棟入院料1の例により 算定する場合に限る。)、特定 機能病院入院基本料(「注9」

の規定により療養病棟入院料1 の 例 に よ り 算 定 す る 場 合 に 限 る。)、専門病院入院基本料(「注 8」の規定により療養病棟入院 料1の例により算定する場合に 限る。)、療養病棟入院基本料、

有床診療所療養病床入院基本料 又は特定入院基本料(以下本通 則において「特定入院料等」と いう。)を算定している場合で あって、当該他医療機関におい て特定入院料等に含まれる診療 に 係 る 費 用 ( 特 掲 診 療 料 に 限 る。)を算定する場合は、特定 入院料等は、当該特定入院料等 の基本点数の 40%を控除した 点数により算定すること。ただ

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すること。ただし、有床診療所 療養病床入院基本料、精神療養 病棟入院料、認知症治療病棟入 院料又は地域移行機能強化病棟 入院料を算定している場合は、

当該特定入院料等の基本点数の 20%を控除した点数により算定 すること。

ウ 入院医療機関において、当該 患者が特定入院料等を算定して いる場合であって、当該他医療 機関において特定入院料等に含 まれる診療に係る費用(特掲診 療料に限る。)を算定しない場 合は、特定入院料等は、当該特 定入院料等の基本点数の 10%

を控除した点数により算定する こと。

し、有床診療所療養病床入院基 本料、精神療養病棟入院料、認 知症治療病棟入院料又は地域移 行機能強化病棟入院料を算定し ている場合は、当該特定入院料 等の基本点数の 20%を控除し た点数により算定すること。た だし、他医療機関において、強 度変調放射線治療による体外照 射、定位放射線治療又は粒子線 治療に係る費用を算定する場合 は、特定入院料等は、当該特定 入院料等の基本点数の 35%を、

有 床 診 療 所 療 養 病 床 入 院 基 本 料、精神療養病棟入院料、認知 症治療病棟入院料又は地域移行 機能強化病棟入院料を算定して いる場合は、当該特定入院料等 の基本点数の 15%を控除した 点数により算定すること。

ウ 入院医療機関において、当該 患者が特定入院料等を算定して いる場合であって、当該他医療 機関において特定入院料等に含 まれる診療に係る費用(特掲診 療料に限る。)を算定しない場 合は、特定入院料等は、当該特 定入院料等の基本点数の 10%

を控除した点数により算定する こと。ただし、他医療機関にお いて、強度変調放射線治療によ

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エ (略)

る体外照射、定位放射線治療又 は粒子線治療に係る費用を算定 する場合は、特定入院料等は、

当該特定入院料等の基本点数の 5%を控除した点数により算定 すること。

エ (略)

2.高度な放射線治療機器等を有する他の医療機関受診時に、受診先医療 機関において外来放射線治療加算を算定できるようにする。

現 行 改定案

【放射線治療管理料】

注1及び2 (略)

注3 注2に規定する別に厚生労働 大臣が定める施設基準に適合して いるものとして地方厚生局長等に 届け出た保険医療機関において、

放射線治療を必要とする悪性腫瘍 の患者であって、入院中の患者以 外のものに対して、放射線治療(区 分番号M001の2に掲げる高エネル ギー放射線治療及び区分番号M 001 の3に掲げる強度変調放射線治療

(IMRT)に係るものに限る。)を 実施した場合に、患者1人1日に つき1回に限り 100点を所定点数 に加算する。

[算定要件]

【放射線治療管理料】

注1及び2 (略)

注3 注2に規定する別に厚生労働 大臣が定める施設基準に適合して いるものとして地方厚生局長等に 届け出た保険医療機関において、

放射線治療を必要とする悪性腫瘍 の患者であって、入院中の患者以 外のもの等に対して、放射線治療

(区分番号M001の2に掲げる高エ ネルギー放射線治療及び区分番号 M001の3に掲げる強度変調放射線 治療(IMRT)に係るものに限る。)

を実施した場合に、患者1人1日 につき1回に限り外来放射線治療 加算として 100点を所定点数に加 算する。

[算定要件]

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「注3」に掲げる外来放射線治療 加算は、悪性腫瘍の入院中の患者以 外の患者に対して、区分番号「M001」

体外照射の「2」に掲げる高エネル ギ ー 放 射 線 治 療 又 は 区 分 番 号

「M001」体外照射の「3」に掲げる 強度変調放射線治療(IMRT)の際に、

あらかじめ作成した線量分布図に 基づいた照射計画により放射線照 射を行った場合に、1日につき1回 に限り算定する。

「注3」に掲げる外来放射線治療 加算は、悪性腫瘍の入院中の患者以 外の患者に対して、区分番号「M001」

体外照射の「2」に掲げる高エネル ギ ー 放 射 線 治 療 又 は 区 分 番 号

「M001」体外照射の「3」に掲げる 強度変調放射線治療(IMRT)の際に、

あらかじめ作成した線量分布図に 基づいた照射計画により放射線照 射を行った場合及び他医療機関に 入院中の患者に対して、区分番号

「M001」体外照射の「3」に掲げる 強度変調放射線治療(IMRT)の際に、

あらかじめ作成した線量分布図に 基づいた照射計画により放射線照 射を行った場合に、1日につき1回 に限り算定する。

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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑧】

⑧ 医療資源の少ない地域に配慮した

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