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骨子<Ⅰ-1(14)>

第1 基本的な考え方

介護療養型医療施設(介護療養病床)の転換先として介護医療院が創 設されることに鑑み、診療報酬における取扱いを整理する。

第2 具体的な内容

1.介護医療院は医療提供が内包されている施設であるため、その内容に 応じて給付調整を行う。具体的には、診療内容については介護療養型医 療施設、体制の基準については介護老人保健施設に係る給付調整と同様 に扱う。

2.在宅復帰・在宅移行に係る評価において、介護医療院は住まいの機能 を有するとの考え方から、居住系介護施設等に含め「退院先」として扱 う。

「Ⅰ-1-②」を参照のこと。

3.介護医療院は住まいの機能を有するとの考え方から、入院料において、

在宅からの受入れに対する評価について、介護医療院を「自宅」と同様 の取扱いとする。

現 行 改定案

【一般病棟入院基本料】

[算定要件]

注5 13対1入院基本料又は15対1 入院基本料を算定する病棟に入院 している患者のうち、急性期医療を 担う他の保険医療機関の一般病棟 から転院した患者又は介護保険法

【一般病棟入院基本料】

[算定要件]

注5 地域一般入院基本料を算定す る病棟に入院している患者のうち、

急性期医療を担う他の保険医療機 関の一般病棟から転院した患者又 は介護老人保健施設、介護保険法第

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(平成9年法律第123号)第8条第 27項に規定する介護老人保健施設

(以下この表において「介護老人保 健施設」という。)、老人福祉法(昭 和38年法律第133号)第20条の5に 規定する特別養護老人ホーム(以下 この表において「特別養護老人ホー ム」という。)、同法第20条の6に 規定する軽費老人ホーム(以下この 表において「軽費老人ホーム」とい う。)、同法第29条第1項に規定す る有料老人ホーム(以下この表にお いて「有料老人ホーム」という。)

等若しくは自宅から入院した患者 については、転院又は入院した日か ら起算して14日を限度として、救 急・在宅等支援病床初期加算とし て、1日につき150点を所定点数に 加算する。

8条29項に規定する介護医療院(以 下この表において「介護医療院」と いう。)、老人福祉法(昭和38年法 律第133号)第20条の5に規定する 特別養護老人ホーム(以下この表に おいて「特別養護老人ホーム」とい う。)、同法第20条の6に規定する 軽費老人ホーム(以下この表におい て「軽費老人ホーム」という。)、

同法第29条第1項に規定する有料 老人ホーム(以下この表において

「有料老人ホーム」という。)等若 しくは自宅から入院した患者につ いては、転院又は入院した日から起 算して14日を限度として、救急・在 宅等支援病床初期加算として、1日 に つ き 150 点 を 所 定 点 数 に 加 算 す る。

※ 有床診療所入院基本料の「有床診 療所一般病床初期加算」、有床診療 所療養病床入院基本料の「救急・在 宅等支援療養病床初期加算」及び特 定一般病棟入院料の「救急・在宅等 支援病床初期加算」についても同様

地域包括ケア病棟入院料、療養病棟入院基本料での取扱いは、「Ⅰ

-1-⑫」を参照のこと。

4.介護医療院は、医療を提供する機能を有することから、医療に係る情 報提供や共同指導について、介護老人保健施設と同様の取扱いとする。

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[対応する報酬]

診療情報提供料(Ⅰ)

退院時共同指導加算(訪問看護管理療養費)

5.病院の機能分化の観点から、介護医療院等の介護保険施設を有する医 療機関については、総合入院体制加算の評価対象から除外する。

現 行 改定案

【総合入院体制加算】

[施設基準]

(12) 療養病棟入院基本料又は地域包 括ケア病棟入院料(地域包括ケア入 院医療管理料を含む。)の届出を行 っていない保険医療機関であるこ と。

【総合入院体制加算】

[施設基準]

(12) 療養病棟入院料又は地域包括ケ ア病棟入院料(地域包括ケア入院医 療管理料を含む。)の届出を行って いない又は当該保険医療機関と同 一建物内に介護老人福祉施設、介護 老人保健施設又は介護医療院を設 置していないこと。ただし、平成 30 年3月 31日以前に施設を設置して いる場合には、なお従前の例によ る。

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【Ⅰ-2 かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬剤師・薬局の機能の評価 -

①】

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