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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑭】
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(2) 特定集中治療室における早期離床・リハビリテーションに関するプロト コルを整備し、定期的に見直すこと。
(3) 心大血管疾患リハビリテーション料、脳血管疾患等リハビリテーション 料又は呼吸器リハビリテーション料に係る届出を行っている保険医療機関 であること。
[包括範囲]
(1) 心大血管疾患リハビリテーション料 (2) 脳血管疾患等リハビリテーション料 (3) 廃用症候群リハビリテーション料 (4) 運動器リハビリテーション料 (5) 呼吸器リハビリテーション料
(6) 障害児(者)リハビリテーション料 (7) がん患者リハビリテーション料
2.特定集中治療室管理料1及び2の施設基準に、専門性の高い看護師の 配置の要件を設ける。
現 行 改定案
【特定集中治療室管理料1、2】
[施設基準]
① 病院の一般病棟の治療室を単位 として行うものであること。
② 当該治療室内に集中治療を行う につき十分な医師が常時配置され ていること。
(新設)
③ 当該治療室における看護師の数 は、常時、当該治療室の入院患者の 数が2又はその端数を増すごとに 1以上であること。
④ 集中治療を行うにつき十分な専
【特定集中治療室管理料1、2】
[施設基準]
① 病院の一般病棟の治療室を単位 として行うものであること。
② 当該治療室内に集中治療を行う につき十分な医師が常時配置され ていること。
③ 集中治療に関する適切な研修を 修了した看護師が配置されている こと。
④ 当該治療室における看護師の数 は、常時、当該治療室の入院患者の 数が2又はその端数を増すごとに 1以上であること。
⑤ 集中治療を行うにつき十分な専
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用施設を有していること。
⑤ 特定集中治療室用の重症度、医 療・看護必要度の基準を満たす患者 を8割以上入院させる治療室であ ること。
用施設を有していること。
⑥ 特定集中治療室用の重症度、医 療・看護必要度の基準を満たす患者 を8割以上入院させる治療室であ ること。
[経過措置]
(1) 平成 30 年3月 31 日において現に特定集中治療室管理料1又は2に係る 届出を行っている保険医療機関については、平成 31 年3月 31 日までの間 に限り、なお従前の例による。
(2) 平成 32 年3月 31 日までの間は、特定集中治療室等において6年以上の 勤務経験を有する看護師が配置されていれば、適切な研修を修了した看護 師を配置されているとみなす。
3.特定集中治療室管理料については、入退室時の生理学的スコアの測定 を要件とする。
※ 生理学的スコア(SOFAスコア)
呼吸機能、凝固機能、肝機能、循環機能、中枢神経機能、腎機能の6項目を、
それぞれ5段階の点数でスコア化し、全身の臓器障害の程度を判定するもの。
4.特定集中治療室等の治療室に備えるべき装置・器具について、緊急の 事態に十分対応できる場合は、救命器具以外は他の治療室等と共有でき るよう施設基準を見直す。
現 行 改定案
【特定集中治療室】
[施設基準]
当該管理を行うために必要な次 に掲げる装置及び器具を特定集中 治療室内に常時備えていること。
【特定集中治療室】
[施設基準]
当該管理を行うために必要な次 に掲げる装置及び器具を特定集中 治療室内に常時備えていること。た だし、ウからカについては、当該保 険医療機関内に備え、必要な際に迅
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ア 救急蘇生装置(気管内挿管セッ ト、人工呼吸装置等)
イ 除細動器
ウ ペースメーカー エ 心電計
オ ポータブルエックス線撮影装 置
カ 呼吸循環監視装置
速に使用でき、緊急の事態に十分対 応できる場合においては、この限り ではない。
ア 救急蘇生装置(気管内挿管セッ ト、人工呼吸装置等)
イ 除細動器
ウ ペースメーカー エ 心電計
オ ポータブルエックス線撮影装 置
カ 呼吸循環監視装置
※ 他の治療室における装置・器具の 規定についても同様
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【Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑮】