骨子<Ⅰ-5(6)>
第1 基本的な考え方
医療機関等と訪問看護ステーションとの連携を推進するため、以下の ような見直しを行う。
1.退院に向けた医療機関等と訪問看護ステーションの共同指導や連携 に関する評価を充実する。また、退院時共同指導等の連携に関する評 価について、特別の関係にある医療機関と訪問看護ステーション等が 連携する場合の取扱いを見直す。
2.患者が医療機関等に入院又は入所するにあたり、患者に合わせた療 養生活の支援が継続されるよう、主治医が訪問看護ステーションから 提供された情報を併せ、入院又は入所する医療機関等に情報提供を行 う場合の評価及び訪問看護ステーションによる情報提供の評価を設 ける。
第2 具体的な内容
1.退院に向けた医療機関等と訪問看護ステーションの退院時共同指導の 評価を充実する。また、連携に関する評価において、特別の関係にある 医療機関等と訪問看護ステーションが連携する場合も算定できるように 見直す。
現 行 改定案
【退院時共同指導加算(訪問看護管理 療養費)】
(退院又は退所につき1回に限り)
6,000円
[算定要件]
訪問看護ステーションと特別の 関係にある保険医療機関又は介護
【退院時共同指導加算(訪問看護管理 療養費)】
(退院又は退所につき1回に限り)
8,000円
[算定要件]
(削除)
180
老人保健施設において行われた退 院時共同指導については、所定額は 算定しないこと。
※退院時共同指導料、在宅患者連携指 導加算(訪問看護管理療養費)及び 在宅患者緊急時等カンファレンス 加算(訪問看護管理療養費)の算定 要件についても同様。
2.患者が医療機関等に入院又は入所するにあたり、主治医が訪問看護ス テーションから提供された情報を併せて入院又は入所する医療機関等に 情報提供を行う場合の評価及び訪問看護ステーションにおける情報提供 の評価を設ける。
診療情報提供料(Ⅰ)
(新) 療養情報提供加算 50 点
[算定要件]
保険医療機関が、患者の同意を得て、当該患者が入院又は入所する保険医 療機関、介護老人保健施設又は介護医療院に対して文書で診療情報を提供す る際、当該患者に訪問看護を定期的に行っていた訪問看護ステーションから 得た指定訪問看護に係る情報を添付して紹介を行った場合は、50 点を所定点 数に加算する。
(新) 訪問看護情報提供療養費3 1,500 円
[算定要件]
保険医療機関、介護老人保健施設又は介護医療院(以下、「保険医療機関等」
という。)に入院又は入所する利用者について、当該利用者の診療を行ってい る保険医療機関が入院又は入所する保険医療機関等に対して診療状況を示す 文書を添えて紹介を行うにあたって、訪問看護ステーションが、利用者の同
181
意を得て、当該保険医療機関に指定訪問看護に係る情報を提供した場合に、
利用者1人につき月1回に限り算定する。
ただし、他の訪問看護ステーションにおいて、当該保険医療機関に対して 情報を提供することにより訪問看護情報提供療養費3を算定している場合は、
算定しない。
182
【Ⅰ-5 質の高い在宅医療・訪問看護の確保 -⑦】