6.2 6.8
7.4 8.2
8.5
11.9
14.8 15.8
15.9
21.7
0 5 10 15 20 25
無気力 内向的 情緒不安定 依存的 劣等感 攻撃的 衝動的 意志が弱い 未熟 自己中心的
合計=1928(複数回答)
%
第1節 非行相談があった子どもの特徴
不明 12.0%
自覚ができない 30.4%
その他 1.3%
自覚しており非 行改善意欲が
高い 12.3%
自覚しているが 改善意欲低い
19.1%
少し自覚できて いる 12.7%
自覚しており改 善意欲ややあり
12.2%
合計=1199
2 非行の自覚
「約3割の子どもは非行の自覚が乏しい」
○ 非行を自覚する力には個人差がありますが、約30%の子どもが自らの非行の自 覚ができないでいます。
○ 自覚できている子どもは約44%であり、約25%は改善意欲があります。
解説
○ 非行の自覚は非行改善の第一歩です。今までの失敗をしっかりと見つめ直して、
新しい自分づくりに取り組めるかどうかが立ち直りのポイントになります。
児童相談所の取組
○ 子どもによっては、しばらくは自分の失敗を他人のせいにするなど、すぐに非行 の自覚ができるとは限りません。児童相談所では、子どもが非行を自覚できるよう に、児童福祉司や児童心理司が面接の中で、子どもが行った非行についての考え を深められるように援助をしています。
図1-10 非行の自覚
事例 3
家出外泊を繰り返し、児童自立支援施設に入所したCさん(女子:中学3年生)の事例
事例の概要
○ Cさんは両親との3人暮らしで、厳格ながらも教育熱心な父と何でも素直に話 し合える母のもとで育ち、小学生の時には特に問題はありませんでした。しかし、
中学生になると、厳格な父親の言うことに日々不満が高まっていきました。母親 はCさんの気持ちを理解してくれましたが、父親に伝えることができず、Cさん は家で大声を出して反抗することが増え始めました。
○ Cさんは中学校2年の夏休みに友人に誘われて遊ぶようになり、そして冬休み になると無断外泊を繰り返すようになりました。昼夜逆転の生活が始まり、学校 の授業に出られない日々が続きました。中学3年生になると自宅に帰らなくなっ てしまいました。両親はこれ以上放置できないため警察に相談して、最終的にC さんは警察から児童相談所に身柄通告となりました。
援助の展開
○ Cさんは一時保護所に入所した当初は両親が自分を裏切ったと思い込み、荒れ て話になりませんでした。口を開けば自宅に戻ることのみを主張していました。
児童福祉司はこれまでの行動を冷静に振り返るようにCさんに話をしました。そ して、両親の協力を得て、これからの進路について児童福祉司とCさんが話合い を重ねた結果、Cさんは高校進学のために施設入所して生活を立て直し、自立を 目指す決意を固めました。
○ Cさんは児童自立支援施設で1年近く生活を送る中で、親子関係の修復に努め ました。両親との毎月の面会で、お互いを振り返る作業を繰り返しました。その 結果、親子の絆が再構築され、生活も落ち着き、それとともに目標の高校を受験 して合格することができました。Cさんは中学卒業を契機に児童自立支援施設を 退所して家庭に戻り、高校通学を始めました。
援助のポイント
○ 両親と児童相談所の連携によってCさんの非行の深刻化に歯止めをかけるこ とができました。
○ 一時保護所に入所中に、Cさんと児童福祉司、両親が話合いを重ね、Cさんの 将来について真剣に考えたことが、児童自立支援施設入所につながりました。C さんが施設入所後に安定した生活を送ることができたのも、十分な話合いを行っ たためと考えられます。
児童養護 施設 4.3%
自宅 85.7%
児童自立支援 施設 6.3%
その他 3.6%
合計=1199