18.2 1.8
2.2 5.0
6.3 7.0
8.2
16.1 18.7
25.2
0 5 10 15 20 25 30
なし カラオケボックス 駅前 ゲームセンター 学校 コンビニ・スーパー 繁華街 自宅 公園 友人の家
合計=1506(複数回答)
%
8.8
13.4 3.9
8.8 10.5
11.4
14.4
18.9 20.2
20.5
0 5 10 15 20 25
不明 その他 ゲームセンター 路上 繁華街 学校 コンビニ・スーパー 公園 友人の家 自宅
合計=1569(複数回答)
%
2 非行が起きた場所
「自宅や友人の家で非行が起きている」
○ 非行が起きる場所として「自宅」が最も多く、次いで「友人の家」、「公園」とな っています。
解説
○ 非行が多数起きている場所はたまり場の件数が多い場所と、ほぼ共通しているの が特徴です。自宅近辺や友人の家、公園といった場所を中心に非行が起きています。
○ 非行が起きている場所が「自宅」というのは、家庭内暴力、金品持出などに加え て、家出外泊の起きている場所を自宅としているからです。
図1-19 非行が起きた場所
14.2
40.8 3.1
1.4 2.2
7.0 10.7
14.4
21.7
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45
わからない 問題がない その他 非行を表面化せず隠す風潮がある 暴力的な子どもを恐れ問題にできない 非行に無関心で防止の意識がない 万引など初期非行の防止ができない 家庭孤立化でお互いに相談できない 非行を助長する場所や風潮がある
合計=1384(複数回答)
%
3 地域で非行を防げない要因
「非行を助長する場所・風潮が最も多く、家庭の孤立化も非行の改善を妨げている」
○ 地域には「問題がない」が約41%と多数を占めている半面、「非行を助長する 場所や風潮がある」が約22%あります。
○ また、「家庭孤立化でお互い相談できない」は約14%となっています。
解説
○ 繁華街に風俗店が立ち並び、脱法ドラッグを路上で販売するような場所では非行 に止まらず、子どもが犯罪に巻き込まれる危険も生まれています。
○ 公園や繁華街などの多くの人が利用し、交流する場所では、個人に対して無関心 になりがちです。こうした場所では非行を見過ごしやすく、非行を防止する力も働 きにくいと思われます。
図1-20 地域で非行を防げない要因
事例 4
性非行があったD君(男子:小学6年生)に児童相談所が通所指導を行った事例
事例の概要
○ D君は学校では目立たない存在で、言葉で自分の気持ちや考えを表現すること がうまくできないタイプでした。母親は愛情を持って養育していましたが、D君 の行動に不審な点を時々感じながらも問い詰められずにいました。父親は真面目 で実直ですが、母親から相談されても父親として直接関わることを避けてきまし た。D君には2つ年上の姉がいましたが、活発な性格であり、どちらかというと 弟のことを嫌っていました。
○ D君はある日、幼い女の子の下着に手を入れていたところを目撃され、警察に 通報されて書類通告となりました。それまで数回にわたり公園で同様の行為を繰 り返していたことがわかりました。
援助の展開
○ 両親は児童福祉司がD君の面接を始めた初期には、警察への対応、被害者への 謝罪、児童相談所の呼出しなどが重なって混乱状態になりました。そして、非行 の重大性や解決方法にまで考えが及ばず、不安な気持ちばかりが強くなっていき ました。
○ 児童相談所は児童の指導や心理面接の前に家族崩壊を危惧しました。そのため、
定期的に家族で来所するように指導しました。まず、両親には、児童福祉司が面 接して家族の力で問題の整理ができるように援助を行いました。D君には児童心 理司が主に箱庭を活用して面接を試みました。
○ 初めのうちD君は、自分の行為や発言が相手をどのような気持ちにさせるのか 理解できないようでした。しかし、時間と共にD君は、被害児童の恐怖感や悲し みを考えることができるようになりました。両親と姉も家庭内の会話や一緒の時 間を増やして、お互いの気持ちの動きに関心を持ち合うように努力しました。児 童相談所と二人三脚の歩みの中から一度壊れかけた家族の絆が固いものとなっ ていきました。
援助のポイント
○ 児童福祉司と児童心理司が連携して家族の危機に介入し、家族の絆を深める援 助とD君の非行改善を図る援助を平行して行いました。
○ D君の行動特徴や性格特徴を家族に理解してもらい、家族全員が児童の非行改 善に向けた取組を支援する体制を構築しました。
第 3 章 非行に至った要因と背景の分析
こ の 章 の 概 要
1 非行化の要因
○ 非行が始まった要因の多くは、親の不適切な養育態度によるものです。中でも「親 放任」が約29%で最も多く、次いで「学校の友人関係」25%の順になっていま す。
○ また、非行が改善しない要因についても「親放任」が最も多く約27%で、次に
「学校の友人関係」約24%となっています。
2 子どもの被虐待経験
○ 非行相談のうち、およそ4件に1件の割合で被虐待経験が認められました。子ど もの受けた虐待の内容は、「身体的虐待」と「ネグレクト」(養育放棄・怠慢)が多 く、それぞれ約10%に上ります。
○ 虐待者の内訳は「実母」が約57%、「実父」が約43%です。
○ 子どもが虐待を受け始めた年齢については、7歳から12歳の占める割合が約 44%です。
○ 虐待を受けていた期間については、「3年以上」が約49%を占めています。これ を1年以上に広げてみると、約72%に上りました。
7.3 7.7
10.2 14.0
16.3
25.0 29.1
0 5 10 15 20 25 30 35
親過干渉 親厳格 両親不仲 親子関係悪化 子ども自身の非行問題 学校の友人関係 親放任
合計=1872(複数回答)
%