児童養護 施設 4.3%
自宅 85.7%
児童自立支援 施設 6.3%
その他 3.6%
合計=1199
第2節 家族の実態
2 家族構成(主な養育者)
「両親がそろっている家庭が約半数に上る」
○ 非行相談があった子どもの家族形態は、「実父母」がいる家庭が約37%でした。
「実父・継養母」と「実母・継養父」の世帯を合わせると、父親と母親がいる家庭 が約49%を占めています。
○ 「実母のみ」の家庭は約33%、「実父のみ」の家庭が約9%となっています。
児童相談所の取組
○ 児童相談所は非行相談を通じて、子どもの養育や家庭の生活に関する相談なども 行っています。児童相談所での面接、心理カウンセリングや家庭訪問などの対応と 併せて、福祉事務所や地域の関係機関と協働し、家庭に対する援助も行っています。
図1-12 主な養育者
不明
父母がいない 5.0%
0.7%
実母・継養父 7.9%
実父・継養母 4.0%
実父 のみ 8.9%
実母のみ 33.3%
実父母 37.3%
その他 2.9%
合計=1199
3 保護者の養育態度
「父母とも放任が最も多い」
○ 養育態度に「放任」の多さが目立ちます。
○ 養育態度に「問題がない」ケースは父親が約25%あり、母親は約24%となっ ています。
解説
○ 父母ともに「放任」が多くなっています。父親については、子どもが中学生くら いになると関わりの必要性を感じていても、うまく働きかけが出来なくなったり、
あるいは父親の方が距離を置いてしまうようなことが影響しているのかもしれま せん。
○ 母親については「過干渉」と「子どもの言いなり」が父親に比べて多くなってい ます。いずれも子どもとの関係がうまくいかないまま固定化し、修正が難しくなっ ている状況が推測されます。
児童相談所の取組
○ 子どもの非行の原因を、保護者のしつけや家庭生活に求められることが多く、こ のことが保護者へのストレスとなり、助言や面接が必要になることがあります。児 童相談所は、子どもの自立を支援する計画を立てる際には単なる原因の指摘に止ま らず、関係者の意向をまとめるなどの調整を十分に図りながら、親子関係の調整を 行っています。
○ また、保護者の養育態度を非難するのではなく、なぜそうした養育態度になって しまったのかを、子どもとの関係を捉え直して一緒に考えていく姿勢で関わってい ます。
24.6 3.7
7.6 8.3
9.5
15.6
29.4
0 5 10 15 20 25 30 35
問題なし 子どもの言いなり 暴力 無責任 父母不一致 厳格 放任
合計=965(複数回答)
%
23.6 7.7
8.3 8.7
11.3 12.5
28.9
0 5 10 15 20 25 30 35
問題なし 父母不一致 無責任 厳格 子どもの言いなり 過干渉 放任
合計=1308(複数回答)
%
図1-13 父親の養育態度
※上位 7 項目
図1-14 母親の養育態度
※上位 7 項目
2.3 3.0
5.0 6.3
10.7
17.8
46.8
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50
子どもの言いなり 葛藤 批判 拒否 無責任 消極的 協力的
合計=854(複数回答)
%
2.4 4.4
5.2 6.6
7.4
16.0
59.7
0 10 20 30 40 50 60 70
批判 子どもの言いなり 葛藤 拒否 無責任 消極的 協力的
合計=1154(複数回答)
%
4 保護者の非行相談に対する協力態度
「父親の約5割と母親の約6割は協力的であるが、無責任、消極的などで協力を得 られないケースも多い」
○ 父親の約47%と母親の約60%は「協力的」です。
○ 父親の約53%と母親の約40%に「消極的」など何らかの問題があります。
解説
○ 母親に比べ父親は、「消極的」、「無責任」などの数値が高く、児童相談所が接触 することの困難さを反映しているとも言えます。また「拒否」や「批判」では、相 談者との関係でトラブルなどの緊張関係がうかがわれるケースもあります。
児童相談所の取組
○ 非行相談では保護者から苦情や批判を受けることもあり、時には、面接中に保護 者の感情が高ぶることもあります。しかし、児童相談所の相談業務はできる限り保 護者の思いを受け止めることから始まり、その上で共に子どもの立場に立って、協 力して具体的な援助のための方策を考えていきます。
図1-15 父親の協力態度
※上位 7 項目
図1-16 母親の協力態度
18.2 1.8
2.2 5.0
6.3 7.0
8.2
16.1 18.7
25.2
0 5 10 15 20 25 30
なし カラオケボックス 駅前 ゲームセンター 学校 コンビニ・スーパー 繁華街 自宅 公園 友人の家
合計=1506(複数回答)
%