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避難環境整備

ドキュメント内 Microsoft Word - 【決定稿】20震災編 (ページ 41-46)

震災時に危険地域にいる市民、倒壊、焼失等により住居を失った被災者、帰宅困難者や観光 客等の外来者を遅滞や混乱少なく避難させるため、避難所等の指定、避難誘導体制の整備等を 促進し、避難者の安全確保に努める。

第1 避難所等の指定及び整備

実 施 主 体

市 総務部、福祉部、教育委員会 関 係 機 関

市 民 等 自主防災組織

市(総務部)は、避難所等を次のとおり指定する。なお、現在指定している箇所が、避難者 を受け入れる施設として適切であるか随時確認を行い、適切でないと判断された場合、適切な 整備、又は、指定替えを行う。

新たに指定を行ったり、指定を解除したりした場合には、速やかに市民に周知するとともに、

県に対して報告を行う。なお、指定緊急避難場所及び指定避難所については新たな指定、指定 解除を行う場合は、上記に加え、公示を行う。

1 避難所・避難場所の指定

(1)一時避難場所(各自主防災組織で選定する)

万一の場合、とりあえず少しでも安全な公共の場所に退避したり、集合して安否を確認 したりする場所で、一時的に集結し、避難行動において混乱を避けるために、自主防災組 織で避難のための組織化を図る場所である。

場所の選定は自主防災組織であらかじめ選定することとし、街区公園や自治会館、公民 館などの日常生活圏にある身近な施設や空地を利用する。

(2)広域避難場所(市指定)

地震に伴う火災が発生し、延焼拡大した場合など、炎上する火災に侵されることなく、

生命・財産の安全を確保できる場所で、大規模災害時に一時的に多くの市民が避難でき、

危険性が少ない大規模なオープンスペースである。

また、広域避難場所がこのような防災機能をもつためには、おおむね次のような条件が 必要であるとされている。

① 市街地からおよそ 100m以上離れた空地であること。

② 空地の面積は、原則として 10ha 以上であること。

<資料 46 広域避難場所一覧>

(3)指定緊急避難場所(市指定)

災害が発生、又は発生するおそれがある場合にその危険から逃れるための避難場所で、

洪水や地震など異常な現象の種類ごとに安全性等の一定の基準を満たす施設・場所である。

指定条件は以下のとおり。

① 災害が発生し又は発生する恐れがある場合に、速やかに開放されること。

② 災害発生の恐れがない区域(安全区域)に立地していること。

(浸水想定区域にある場合は、想定水位以上の高さに受け入れできるスペースがある こと。)

③ 地震に対して安全な構造のもの。

(4)指定避難所(市指定)

地震等の災害による家屋の倒壊、焼失など現に被害を受けた者又は現に被害を受けるお それのある者を一定期間収容し保護する場所である。

指定基準は以下のとおり。

① 長時間にわたって安全性が確保でき多人数の避難や収容ができること。

② 速やかに被災者を受け入れ、又は生活物資の配布が可能な構造又は設備を有すること。

③ 想定される災害の影響が比較的少ない場所にあること。

④ 車両による物資の輸送が比較的容易な構造であること。

なお、指定については上記基準に加え、次のことにも留意すること。

① 原則として地区別に指定し、高齢者、障がい者、乳幼児、助産婦等でも歩いて避難で きる程度の近傍に確保すること。

② 耐震性、耐火性の確保に加え、天井等の非構造部材の耐震対策を図り、災害により重 大な被害が及ばないこと。

③ 生活面を考慮し、バリアフリー化された学校、公民館等の集会施設、福祉センター等、

公共施設とすることが望ましいこと。

④ 指定緊急避難場所と指定避難場所は相互に兼ねることができること。

以上より、学校の校舎や体育館、地区の公民館等公共施設等から指定する。

(5)福祉避難所(市指定)

市(福祉部)は、特別な配慮を要する要配慮者が、身体介護や医療相談等の必要な生活 支援が受けられるなど、安心して生活ができる体制(バリアフリー)を整備した避難所を、

福祉避難所として指定し確保する。

なお指定にあたっては、(4)に記載する指定基準のほか、次の条件に基づき、指定す るものとする。

① 耐震化、耐火性の確保に加え、天井等の非構造部材の耐震対策が図られ、バリアフリ ー化された施設であること。

② 要配慮者に対する相談や介助等の視線体制等を有すること。

<資料 47 指定避難所・救護所及び防災組織の一時避難場所>

2 指定等の広報

市(総務部)は、避難の万全を図るため、各種手段や広報を活用して、避難所の位置、避 難経路、避難にあたっての注意事項、避難所への持出品等避難に必要な知識等の市民への周 知徹底に努める。

3 避難所等の整備

市(教育委員会、福祉部)は、避難者の安全や生活を確保するため、次に掲げるような施 設、設備の整備に努める。

① 避難収容施設においては、バリアフリー化、耐震性を確保する。

② 電話の不通、停電、断水等の事態に備え、必要な設備の整備に努める。

③ 放送設備等、避難者への情報伝達に必要な設備の整備に努める。

④ 換気、照明等避難生活の環境を良好に保つための設備の整備に努める。

⑤ 帰宅困難者、観光客等地区外の避難者の避難に資するため、標識の共通化、誘導標 識、案内板、多言語化シート等の整備に努める。

⑥ 食料・飲料水の備蓄又は供給体制についての構築、また、高齢者、乳幼児、女性等 に配慮した生活必需品等の備蓄や生活用水の確保に努める。

⑦ 要配慮者の避難状況に応じ迅速に障がい者用トイレ、スロープ等の段差解消設備を 仮設できるよう、あらかじめこれらの調達方法を整理しておく。

⑧ 要配慮者に対する必要な育児・介護・医療用品の調達方法の整理に努める。

⑨ 避難所での避難生活が長期化する場合に備えて、畳、マット、プライバシー確保のた めの間仕切り用パーテーション等の購入や、冷暖房機器等の増設などの環境設備の整備 に努める。

⑩ 福祉避難所の指定には、原則として老人福祉センター等、耐震、耐火、鉄筋構造を整 え、バリアフリー化されているなど要配慮者の利用に適しており、かつ生活相談職員等 の確保が比較的容易である既存施設を活用する。

⑪ 通信事業者(東日本電信電話㈱ほか)の協力を得て、災害発生時に速やかに避難場所 へ非常用固定電話やインターネット等の通信施設が設置 できるよう、あらかじめ設置 場所等を定めておく。

⑫ 必要に応じて家庭動物(ペット)のためのスペースの確保に努める。

⑬ 安否情報システムの使用が可能となる通信環境の整備や人員等の確保について検討し ておく。

第2 避難路の確保

実 施 主 体

市 総務部、都市建設部 関 係 機 関

市 民 等

災害時に最寄りの広域避難所等まで安全に避難するため、避難路を選定する。

① 避難路は広幅員を有し、なるべく道路付近に延焼危険のある建物、危険物施設がない こと。また、沿道建築物の不燃化を推進する。

② 地震に強い地盤で、地下に危険な埋設物がないこと。

③ 落下物の危険性が少ないこと。

第3 避難誘導体制の確立等

実 施 主 体

市 総務部、都市建設部、生活環境部、産業観光部、教育委員会 関 係 機 関

市 民 等 自主防災組織、学校(PTA)

市(総務部)は、地震に起因するがけ崩れ、火災延焼等が予想される地域の市民に避難勧告 等の重要な情報を確実に知らせるため、防災行政無線などの整備を推進するとともに、職員に よる広報車等での伝達や消防団、自主防災組織等による戸別伝達、またEメール(消防・防災 情報メール配信)、インターネット等を利用した伝達など多様な伝達手段の整備に努める。

1 避難誘導体制の確立

市(総務部、都市建設部)は、市民が的確な避難行動をとることができるようにするため、

避難所や災害危険地域を明示したハザードマップや広報紙等を活用して、避難に関する広報 活動を実施するものとする。

また、避難所及び周辺道路に案内標識、誘導標識等を設置し、日頃から関係市民等への周 知を図り、速やかに避難できるよう体制づくりを進めるものとする。

2 避難場所管理体制の確認確立

(1)避難所等の保全管理開設管理体制の整備

① 避難所等の保全

避難所を市街地火災等から防護するため、消防水利の充実に努める。

② 情報通信手段の整備

本部と避難所の通信を確保するため、避難所に災害用通信機器等の配備を図る。

③ 職員派遣基準及び体制の明確化

災害発生初期において避難場所管理・運営を円滑に行うため、避難場所への職員 派遣基準及び体制を事前に明確にしておく。

④ 避難所等の鍵の保管等

避難所の各管理責任者は、災害時の迅速な開設に備え、開設実務の習熟に努め、

鍵の保管については所属職員に周知徹底しておくものとする。

(2)自主防災組織、ボランティア団体等との連携運営体制

市(総務部、生活環境部、教育委員会)は、避難者による自主運営体制の確立のため、

自主防災組織、PTA、ボランティア団体等と協力して、避難所等運営訓練や、運営マニ ュアル作りなどを行い、運営体制を整備しておく。

3 防災上重要な施設の管理者の留意事項避難計画の作成推進

学校、病院、工場、その他防災上重要な施設の管理者は、次の事項に留意して、あらかじ め避難計画を作成し、関係職員等に周知徹底を図るとともに、訓練等を実施する。

① それぞれの地域の特性等を考慮した上で、避難所、経路、時期及び誘導並びにその指 示伝達の方法を定める。

② 児童・生徒等を集団的に避難させる場合に備えて、学校及び教育行政機関等において は避難地の選定、収容施設の確保並びに保健、衛生及び給食等の実施方法について定め る。

③ 病院等において、患者を他の医療機関又は安全な場所へ集団的に避難させる場合にお いて、収容施設の確保、移送の方法、保健、衛生などの実施方法等について定める。

また、不特定多数の者が利用する、ショッピングセンター、駅、観光施設等の管理者 は、避難誘導に係る計画の作成及び訓練の実施に努めるものとする。

4 帰宅困難者対策

(1)栃木県帰宅困難者対策連絡会議への参加

市(総務部、産業観光部)及び鉄道事業者は、県が帰宅困難者発生時に円滑に対応する ことを目的に設置を予定している「栃木県帰宅困難者対策連絡会議」に参加し、必要な連 絡調整を行う。

(2)各防災関係機関の対策

① 鉄道事業者の措置

各鉄道事業者は、大震災等で列車が長期間停止する場合に備え、以下の対策を行う。

・バス等による代替輸送及び併行社線との振替輸送等の計画の策定

・帰宅困難者を一時的に滞留させるための施設の整備

・飲料水及び非常食の備蓄

・市、県、県警察と連携した避難誘導体制の整備

・利用客への大震災発生時にとるべき行動の周知

② 市の対策

市(総務部、産業観光部)は、県の支援を受けて、帰宅困難者数を収容する一時滞在 施設の確保・指定(災害応急対策計画 第18節 第2の2参照)、必要となる飲料水、食

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