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市民生活安定のための緊急措置

ドキュメント内 Microsoft Word - 【決定稿】20震災編 (ページ 171-178)

第3章 災害復旧・復興計画

第2節 市民生活安定のための緊急措置

災害時には、多くの市民が負傷し、住宅や家財等を失うとともに、電気、ガス、水道、電話 等のライフライン(生活関連)施設の被害が重なり、被災者はきわめて精神的に不安な状態に 置かれることが予想される。

市をはじめとする防災関係機関は、都市としてのサービス機能の低下を補うため、代替サー ビスの提供や応急的な復旧対策を講じるとともに、精神的に不安な状態にある市民に対して、

市民生活再建のための各種援助施策をあわせて行う必要がある。

災害により独力では克服することが困難な被害をうけた市民・中小事業所・農林漁業従事者 等に対して、国・県・市等は「被災者の生活確保」、「農林漁業関係対策」、「中小企業関係 対策」及び「義援金品の受入・配分」に関する緊急措置対策を実施する。

第1 被災者の生活確保

実 施 主 体

市 総務部、福祉部、産業観光部、都市建設部、上下水道部

関 係 機 関 県、公共職業安定所、日本放送協会、郵便事業(株)、東日本電信電話(株)、

東京電力(株)、足利ガス(株) 市 民 等

1 職業のあっせん

公共職業安定所長は、早期再就職を促進するため、離職者の発生状況、求人・求職者の動 向等の情報を速やかに把握するとともに、必要に応じ、次の措置を講じる。

① 被災者のための臨時職業相談の実施

② 公共職業安定所に来所することが困難な地域における巡回職業相談等の実施

③ 職業訓練受講の支持、職業転換給付金制度の活用等

市(産業観光部)は、臨時市民相談所等において、離職者の状況を把握し迅速に公共職 業安定所に報告する。

2 税金、公共料金等の特例措置

(1)市税等

① 納税期限の延長

災害により、納税義務者等が期限内に申告その他の書類の提出又は市税を納付若しく は納入することができないと認めるときは、地方税法第20条の5の2及び足利市税条例 第18条の2に基づき、次の方法により災害がおさまったあと2ケ月以内に限り、当該期 限を延長する。

ア 災害が広範囲に発生した場合は、市長が職権により適用の地域及び期限の延長日を 指定する。

イ その他の場合、災害がおさまったあと、被災納税義務者等による申請があったとき は、市長が納期限を延長する。

② 徴収猶予

災害により財産に被害を受けた納税義務者等が、市税を一時に納付又は納入すること ができないと認められたときは、地方税法第15条に基づき、その者の申請により1年以 内において徴収を猶予する。なお、やむを得ない理由があると認められるときは、さら に1年以内の延長を行うものとする。

③ 減免

被災した納税義務者に対し、地方税法並びに足利市税条例及び足利市国民健康保険税 条例に基づき、該当する各税目等について、市長が次により減免を行う。

減免措置の対象となる税目等

税 目 減 税 の 内 容

個 人 の 市 民 税

( 個 人 の 県 民 税 を 含 む )

被災した納税義務者の状況に応じて減免を行う。

(地方税法第323条、市税条例第51条)

固 定 資 産 税 災害により著しく価格を減じた固定資産について行う。

(地方税法第367条、市税条例第71条)

国 民 健 康 保 険 税 被災した納税義務者の状況に応じて減免を行う。

(地方税法第717条、市国保条例第29条)

(2)県税・国税

国及び県は、被災者の納付すべき国税及び県税について、法令及び県条例の規定に基づ き、申告、申請、その他書類の提出又は納付若しくは納入に関する期限の延長、徴収猶予 及び減税の措置を災害の状況により実施する取り扱いになっている。

(3)公共料金

市、ライフライン機関、NHKは、被災者の公共料金等の支払いについて、監督省庁の 認可や要件(災害救助法適用災害等)に基づいて、可能な限り特例措置を講じる。

① 保育料の減免【福祉部】

② 市営住宅家賃等の減免【都市建設部】

③ 上下水道料金の減免等【上下水道部】

④ し尿くみ取り手数料の免除等【生活環境部】

⑤ ごみ処理手数料の減免【生活環境部】

⑥ 電話料金・電話工事費の減免等【NTT東日本】

⑦ 電気料金・工事費負担金の免除等【東京電力㈱】

⑧ ガス料金の納付延長等【足利ガス㈱】

⑨ テレビ受信料金の免除等【NHK】

(4)広報

税等の納税緩和・減免措置等に関する広報活動については、災害対策本部が設置される 期間においては、「災害時の広報」により行う。また、災害対策本部廃止後においては、

「市の広報紙」若しくはチラシの配布等により行う。

3 被災者生活再建支援制度・居住安定支援制度

被災者生活再建支援制度・居住安定支援制度とは、自然災害によりその生活基盤に著しい 被害を受けた者に対して、県が拠出した基金を活用して、被災者生活再建支援金を支給する ことにより、その生活の再建を支援し、もって住民の生活の安定と被災地の速やかな復興に 資する制度。

(1)対象となる災害

この制度が適用になる災害は、暴風、豪雨、豪雪、洪水、崖崩れ、地震、噴火、地滑り、

その他の異常な自然現象により生じる災害であって次のいずれかに該当するもの。

① 災害救助法施行令第1条第1項第1号又は第2号に該当する被害(同条第2項のみな

し規定により該当することとなるものを含む。)が発生した市町村における自然災害

② 10世帯以上の住宅が全壊した市町村における自然災害

③ 県内で100世帯以上の住宅が全壊した自然災害

④ 5世帯以上の住宅が全壊した市町村(人口10万未満のものに限る。)であって、①か ら③に規定する区域に隣接する市町村における自然災害

⑤ 全壊10世帯以上の被害等が発生した市町村を含む都道府県内で、全壊5世帯以上の被 害が発生した市町村における自然災害

(2)支給対象世帯

支給対象は、次のいずれかに該当する世帯。

① 居住する住宅が全壊した世帯

② 居住する住宅が半壊し、又は居住する住宅の敷地に被害が生じ、倒壊防止等のやむを 得ない事由により住宅を解体した世帯

③ 災害が継続し、長期にわたり居住不可能な状態が継続することが見込まれる世帯

④ 居住する住宅が半壊し、大規模な補修を行わなければ住宅に居住することが困難であ る世帯(大規模半壊世帯)

(3)支給条件

① 支給金額

下表に示す区分により支給される。

○支給額の区分

(単位:万円)

世帯 人員

合計 支給 限度額

基礎 支援金

加算支援金 建設又

は購入 補修 賃借 全壊世帯・解体・長期避難世帯 複数

単数

300 225

100 75

200 150

100 75

50 37.5

大規模半壊世帯 複数

単数

250 187.5

50 37.5

200 150

100 75

50 37.5

※単数世帯とは、その世帯に属する者の数が一である世帯をいう。

※基本額の金額は、居住関係経費の金額にかかわらず、一定額で支給される。

※居住関係経費(加算)は、その内容により支給額が異なる。

(4)支給手続

支給申請は市町に行い、提出を受けた市町は申請書等の確認を行いとりまとめの上、県

(総務部)に提出する。県(総務部)は、当該書類を委託先である財団法人都道府県会館 に提出する。

【支援金支給事務手続】

○概算支給の場合

○清算支給の場合

4 栃木県被災者生活再建支援制度

平成24年5月に発生した竜巻災害において、茨城県では被災者生活支援法(以下、「支 援法」という。)が適用されたが、栃木県では支援法の適用を満たさなかったため、適用さ れず、不均衡な状態が生じた。このため、支援法が適用されない被災世帯を支援する新たな 栃木県独自の制度(以下、「支援制度」という。)が平成25年4月に創設された。

なお、平成26年5月に住宅の全壊1棟以上の被害から対象とする制度の見直しを行った。

(1) 対象となる災害

この制度が適用になる世帯は、暴風、豪雨、豪雪、洪水、崖崩れ、土石流、地震、

噴火、地滑り、その他の異常な自然現象により生じる災害であって被災世帯数の規模等に より、支援法が適用されない区域の災害。

(2) 支給対象世帯 支援法と同じ

(3) 支給金額 支援法と同じ

被災世帯 市 県 国

(財) 都道 府県 会館

①申請書提出

⑦報告書提出

②申請書取りま とめ・送付

⑧報告書取りま とめ・送付

③申請書取りま とめ・送付

⑨申請書取りま とめ・送付

⑤⑩交付決定

⑥⑪交付額の 2 分の 1 補助

④支援金の支給決定及び支給

⑤⑥:概算支給時

⑩⑪:実績報告書提出による清算

被災世帯 市 県 国

(財) 都道 府県 会館

①申請書提出

②申請書取りま とめ・送付

③申請書取りま

とめ・送付 ⑤交付決定

④支援金の支給決定及び支給

⑥交付額の 2 分の 1 補助

(4) 支給手続

被災者は、支給申請を市に行い、市は申請書等の確認を行い、支援金を支給する。

なお、支給金支給に要した費用については、栃木県市町村振興協会から市に交付され る。

【支援金支給事務手続】

5 災害弔慰金等の支給及び災害援護資金等の貸付け

<資料127 足利市災害弔慰金の支給等に関する条例>

<資料128 足利市災害見舞金等交付規則>

<資料129 主な被災者支援金制度一覧>

6 県及び市による各種相談窓口の設置

県及び市は、被災者のニーズに応じて次のような相談窓口を設置する。

これらの相談窓口は専門的な内容も多いため、市においては、足利市社会福祉協議会を中 心に、関係団体、業界団体、民生委員、ボランティア組織等の協力を得て、準備、開設及び 運営を行う。

また、被災の長期化に対応して、適宜、相談組織の再編等を行い、必要に応じて巡回相談 を実施する。

① 生命保険、損害保険(支払い条件等)

② 家電製品の取扱い等(感電、発火等の二次災害対策等)

③ 法律相談 (借地借家契約、マンション修復、損害補償等)

④ 心の悩み相談 (恐怖、虚脱感、不眠、ストレス、人間関係等)

⑤ 外国人(安否確認、母国との連絡、避難生活等)

⑥ 住宅(仮設住宅、空家情報、公営住宅、復旧工事等)

⑦ 雇用、労働(失業、解雇、休業、賃金未払い、労災補償等)

⑧ 消費(物価、必需品の入手等)

⑨ 教育(学校)

⑩ 福祉(身体障がい者、高齢者、児童等)

⑪ 医療・衛生(医療、薬、風呂等)

⑫ 廃棄物 (ごみ、ガレキ、産業廃棄物、家屋の解体・撤去等)

⑬ 金融(生活資金の融資等)

⑭ 税の減免

⑮ ライフライン復旧状況 (電気、ガス、水道、下水道、電話、交通関係)

被災者世帯主 市 市町村振興協会 県

②申請書提出

③支援金の支給 決定及び支給

④ 支 援 金 支 給 の報告

①基金額の 1/2 拠出

①基金額の 1/2 拠出

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