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起動のトラブルシューティング

ドキュメント内 Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for Windows (ページ 177-180)

6.  直接管理

6.3.  データの復元

6.3.11.   起動のトラブルシューティング

システムがバックアップ時に起動可能であれば、復元後にも起動できると予期されます。た だし、ボリュームのサイズ、場所、または復元先のドライブを変更する場合は特に、オペレー ティング システムが保存して起動に使用する情報が復元する際には古くなっている可能性 があります。Acronis Backup & Recovery 10 は、復元後に Windows ローダーを自動的に更新し ます。他のローダーも修復される場合がありますが、ローダーを再度有効化する必要がある 場合もあります。特に Linux のボリュームを復元する場合は、Linux が正しく起動して読み込 むことができるように、修正を適用するか、または起動を変更する必要もあります。 

次に、ユーザーによる追加の操作を必要とする一般的な状況について示します。 

復元したオペレーティング   システムを起動できない理由  

コンピュータの BIOS によって別の HDD から起動するように構成されている 

解決策: オペレーティング システムが存在する HDD から起動するように BIOS を構 成します。 

• システムが異なるハードウェアに復元されたため、新しいハードウェアはバックアップに 含まれているほとんどの重要なドライバと互換性がない 

Windows 用の解決策:  もう一度ボリュームを復元します。復元を構成する際に、

Acronis Universal Restore を使用するように選択し、適切な HAL と大容量記憶装置のド ライバを指定します。 

• 起動できないダイナミック ボリュームに Windows が復元された 

解決策: ベーシック ボリューム、シンプル ボリューム、またはミラー ボリュームに 

Windows を復元します。 

MBR が存在しないディスクにシステム ボリュームが復元された 

MBR が存在しないディスクにシステム ボリュームを復元するように構成する場合は、

システム ボリュームと共に MBR を復元するかどうかを確認するメッセージが表示 されます。システムを起動可能にしない場合にのみ、復元しないことを選択してくだ さい。 

解決策: 対応するディスクの MBR と共にボリュームを再度復元します。 

システムは、Acronis OS Selector を使用している 

マスタ ブート レコード(MBR)はシステムの復元中に変更できるため、MBR を使用す

る Acronis OS Selector が動作しなくなる場合があります。この場合は、次のようにし

て Acronis OS Selector を再度有効化します。 

解決策: Acronis Disk Director のブータブル メディアからコンピュータを起動し、[ツー

ル]OS Selector の有効化]を選択します。 

システムは GRUB(GRand Unified Bootloader)を使用して、(raw、つまりセクタごとではな く)通常のバックアップから復元された   

GRUB ローダーの一部が、ディスクまたはボリュームの先頭のいくつかのセクタに存

在しています。残りは、いずれかのボリュームのファイル システム上に存在していま す。システムの起動は、GRUB がディスクの先頭のいくつかのセクタ、および直接ア クセス可能なファイル システムに存在する場合にのみ自動的に復元できます。それ以 外の場合は、ユーザーは手動でブート ローダーを再度有効化する必要があります。 

解決策: ブート ローダーを再度有効化します。構成ファイルの修正が必要になる場合 があります。 

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システムは LILO(Linux Loader)を使用して、(raw、つまりセクタごとではなく)通常のバッ クアップから復元された   

LILO には、絶対セクタ番号に対する一連の参照が含まれているため、ソース ディス

クと同じ絶対セクタ番号を持っているセクタにすべてのデータが復元される場合を除 いて、自動的に修復することはできません。 

解決策: ブート ローダーを再度有効化します。前の項目で説明した理由により、ロー ダー構成ファイルの修正が必要になる場合があります。 

システム ローダーが誤ったボリュームをポイントする   

この現象は、システム ボリュームまたはブート ボリュームが元の場所に復元されな い場合に発生する可能性があります。 

解決策:   

boot.ini または boot¥bcd ファイルを変更すると、Windows ローダーに対するこの問

題を修正できます。Acronis Backup & Recovery 10 は、この処理を自動的に実行するた め、問題はほとんど発生しません。 

GRUB ローダーと LILO ローダーに関しては、GRUB 構成ファイルを修正する必要があ

ります。Linux ルート パーティションの数が変更された場合は、SWAP ボリュームに 正しくアクセスできるように、/etc/fstab を変更することもお勧めします。 

Linux  LVM ボリュームのバックアップからベーシック MBR ディスクに復元された 

そのようなシステムのカーネルは、LVM ボリュームにルート ファイル システムをマ ウントしようとするため、システムを起動できません。 

解決策: LVM を使用しないようにローダーの構成と /etc/fstab を変更し、再度ブート  ローダーを起動します。 

6.3.11.1. GRUB を再度有効化して構成を変更する方法

一般に、適切な手順についてはブート ローダーのマニュアルを参照する必要があります。

また、対応する Knowledge Base の記事を Acronis Web サイトで参照することもできます。 

システム ディスク(ボリューム)を同じハードウェアに復元した場合に GRUB を再度有効化 する方法の例を次に示します。 

1. Linux を起動するかブータブル メディアから起動し、[Ctrl]+[Alt]+[F2]を押します。 

2. 復元するシステムをマウントします。 

mkdir /mnt/system/ 

mount ‐t ext3 /dev/sda2 /mnt/system/ # root partition  mount ‐t ext3 /dev/sda1 /mnt/system/boot/ # boot partition 

3. proc および dev ファイル システムを、復元するシステムにマウントします。 

mount ‐t proc none /mnt/system/proc/ 

mount ‐o bind /dev/ /mnt/system/dev/ 

4. 次のいずれかのコマンドを実行して、GRUB メニュー ファイルを保存します。 

cp /mnt/system/boot/grub/menu.lst /mnt/system/boot/grub/menu.lst.backup 

   または 

cp /mnt/system/boot/grub/grub.conf /mnt/system/boot/grub/grub.conf.backup 

Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 179 5. /mnt/system/boot/grub/menu.lst ファイル(Debian、Ubuntu、および SUSE Linux ディストリ ビューション)または  /mnt/system/boot/grub/grub.conf ファイル(Fedora および Red Hat 

Enterprise Linux ディストリビューション)を編集します。たとえば、次のように編集します。 

vi /mnt/system/boot/grub/menu.lst 

6. menu.lst ファイル(または grub.conf)内で、復元するシステムに対応するメニュー項目を見

つけます。このメニュー項目は次のような形式になっています。 

title Red Hat Enterprise Linux Server (2.6.24.4)        root (hd0,0) 

      kernel /vmlinuz‐2.6.24.4 ro root=/dev/sda2 rhgb quiet        initrd /initrd‐2.6.24.4.img 

これらの行は title、root、kernel、および initrd で始まっており、それぞれ次の内容を 表します。 

o メニュー項目のタイトル。 

o Linux カーネルが置かれているデバイス。通常、これはブート パーティションまたは

ルート パーティションで、この例では root (hd0,0) です。 

o デバイス上にあるカーネルとルート パーティションのパス。この例では、カーネルの パスは /vmlinuz‐2.6.24.4 で、ルート パーティションは /dev/sda2 です。ルート パー ティションは、ラベル(root=LABEL=/ など)、識別子(root=UUID=some_uuid の形式)、ま たはデバイス名(root=/dev/sda2 など)で指定できます。 

o デバイスの initrd サービスのパス。 

7. ファイル /mnt/system/etc/fstab を編集して、復元の結果として変更されたデバイスの名

前を修正します。 

8. 次のいずれかのコマンドを実行して、GRUB シェルを開始します。 

chroot /mnt/system/ /sbin/grub  または 

chroot /mnt/system/ /usr/sbin/grub 

9. GRUB が置かれているディスクを指定します。通常は、ブート パーティションまたはルー

ト パーティションです。 

root (hd0,0) 

10. GRUB をインストールします。たとえば、GRUB を最初のディスクのマスタ ブート レコー

ド(MBR)にインストールするには、次のコマンドを実行します。 

setup (hd0) 

11.  GRUB シェルを終了します。 

quit 

12. マウントしたファイル システムのマウントを解除し、再起動します。 

umount /mnt/system/dev/ 

umount /mnt/system/proc/ 

umount /mnt/system/boot/ 

umount /mnt/system/ 

reboot 

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13. ツールと、使用している Linux ディストリビューションのドキュメントを使用して、ブー

ト ローダーを再設定します。たとえば、Debian および Ubuntu では、/boot/grub/menu.lst  ファイル内のコメント行を編集して、update‐grub スクリプトを実行する必要がある場合 があります。これを行わないと、変更は有効になりません。 

6.3.11.2. Windows ローダーについて

Windows NT/2000/XP/2003 

ローダーの一部はパーティションのブート セクタにあり、残りは ntldr、boot.ini、ntdetect.com、

ntbootdd.sys ファイルにあります。boot.ini は、ローダーの構成を含むテキスト ファイルで

す。例:   

[boot loader] 

timeout=30 

default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)¥WINDOWS  [operating systems] 

multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)¥WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" 

/noexecute=optin /fastdetect 

Windows Vista/2008 

ローダーの一部はパーティションのブート セクタにあり、残りは bootmgr、boot¥bcd ファ イルにあります。Windows の起動時に、boot¥bcd がレジストリ キー HKLM¥BCD00000000 に マウントされます。 

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