3. オプション
3.3. デフォルトのバックアップおよび復元オプション
3.3.2. デフォルトの復元オプション
各 Acronis エージェントには、独自のデフォルトの復元オプションがあります。エージェン
トがインストールされると、デフォルトのオプションは、ドキュメントでデフォルトの設定 と呼ばれる、あらかじめ定義された値になります。復元タスクを作成する場合は、デフォル トのオプションを使用するか、このタスクのみで固有なカスタムの値でデフォルトのオプショ ンを上書きできます。
あらかじめ定義された値を変更して、デフォルトのオプション自体をカスタマイズすること もできます。新しい値は、後でこのコンピュータで作成するすべての復元タスクに対してデ フォルトで使用されます。
デフォルトの復元オプションを表示して変更するには、コンソールを管理対象のコンピュー タに接続し、上部のメニューから[オプション]→[デフォルトのバックアップと復元のオ プション]→[デフォルトの復元オプション]を選択します。
使用可能な復元オプション
使用可能な復元オプションのセットは次の項目によって異なります。
• エージェントが動作する環境(Windows、ブータブル メディア)
• 復元するデータの種類(ディスク、ファイル)
• ディスク バックアップから復元されるオペレーティング システム 次の表は、使用可能な復元オプションを示しています。
エージェント for Windows ブータブル メディア
(Linux ベースまたは PE ベース)
ディスクの復元 ファイルの復元 (ディスクの バックアップも
含む)
ディスクの復元 ファイルの復元 (ディスクの バックアップも
含む) 復元の前後に実行するコマン
ド『ページ参照 87』
+ + PE のみ PE のみ
86 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 復元の優先度『ページ
参照 88』
+ + ‐ ‐
ファイル レベルのセキュリティ『ページ参照 89』: セキュリティ設定付きでファ
イルを復元する
‐ + ‐ +
エラー対応『ページ参照 93』:
処理中にメッセージやダイア ログを表示しない(サイレント モード)
+ + + +
エラーが発生した場合は再試 行する
+ + + +
その他の設定『ページ参照 93』: 復元されたファイルに現在の 日時を設定する
‐ + ‐ +
復元前にバックアップ アー カイブをベリファイする
+ + + +
復元後にファイル システム を確認する
+ ‐ + ‐
復元処理で必要な場合、自動 的にコンピュータを再起動 する
+ + ‐ ‐
復元後に SID を変更する Windows の 復元
‐ Windows の
復元
‐
通知:
電子メール『ページ参照 89』 + + ‐ ‐
Win ポップアップ『ページ 参照 90』
+ + ‐ ‐
イベントのトレース:
Windows イベント ログ
『ページ参照 91』 + + ‐ ‐
SNMP『ページ参照 92』 + + ‐ ‐
Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 87
3.3.2.1. 処理の前後に実行するコマンド
このオプションは、Windows と Linux オペレーティング システム、および PE ベースのブー タブル メディアで有効です。.
このオプションによって、データ復元の前後に自動的に実行されるコマンドを定義できます。
処理の前後に実行するコマンドを使用する方法の例:
• Checkdisk コマンドを起動し、復元の開始前または終了後に論理ファイル システムのエ ラー、物理エラー、または不良セクタを見つけて修復します。
「pause」などのユーザーの入力を必要とするような対話型のコマンドはサポートされません。
再起動を伴う復元の場合、復元後に実行するコマンドは実行されません。
処理の前後に実行するコマンドを指定する手順は、次のとおりです。
1. 次のオプションをオンにして、処理の前後に実行するコマンドの実行を有効にします。
o [復元の前に実行する]
o [復元の後に実行する]
2. 次のいずれかを実行します。
o [編集]をクリックして、新しいコマンドまたはバッチ ファイルを指定する
o 既存のコマンドまたはバッチ ファイルをドロップ ダウン リストから選択する 3. [OK]をクリックします。
復元前に実行するコマンド
復元処理を開始する前に実行するコマンド
/バッチ
ファイルを指定する手順は、次のと おりです。
1. [コマンド]フィールドにコマンドを入力するか、またはバッチ ファイルを選択します。
「pause」などのユーザーの入力を必要とするような対話型のコマンドはサポートされません。
2. [作業ディレクトリ]フィールドで、コマンド/バッチ ファイルを実行するディレクトリ のパスを指定します。
3. [引数]フィールドで、必要に応じて、コマンドを実行する際の引数を指定します。
4. 処理内容に応じて、次の表で説明するオプションから、適切なオプションを選択します。
5. [コマンドのテスト]をクリックして、コマンドが正しいかどうかを確認します。
88 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009
チェックボックス 選択内容
[コマンドの実行に失敗し た場合、復元タスクを失敗 させる]
オン オフ オン オフ
[コマンドの実行が完了す
るまで復元を行わない] オン オン オフ オフ 結果
デフォルト
コマンドが正常に 実行された後にの み復元を実行しま す。コマンドの実行 に失敗した場合、タ スクを中止します。
コマンドの実行 の失敗または成 功にかかわら ず、コマンドの 実行後に復元を 実行します。
なし コマンドの実行 結果にかかわら ず、コマンドの実 行と並行して復 元を実行します。
復元後に実行するコマンド
復元の完了後に実行するコマンド
/実行可能ファイルを指定する手順は、次のとおりです。
1. [コマンド]フィールドにコマンドを入力するか、またはバッチ ファイルを選択します。
2. [作業ディレクトリ]フィールドで、コマンド/バッチ ファイルを実行するディレクトリ のパスを指定します。
3. [引数]フィールドで、必要に応じて、コマンドを実行する際の引数を指定します。
4. コマンドの実行の成功が非常に重要である場合は、[コマンドの実行に失敗した場合、バッ クアップ タスクを失敗させる]チェックボックスをオンにします。コマンドの実行に失 敗した場合、タスクの実行結果は[失敗]として設定されます。
このチェックボックスがオフになっていると、コマンドの実行結果はタスクの実行の失敗 または成功に影響しません。コマンドの実行結果は、[ダッシュボード]に表示されるロ グまたはエラーと警告を確認することによって追跡できます。
5. [コマンドのテスト]をクリックして、コマンドが正しいかどうかを確認します。
再起動を伴う復元の場合、復元後に実行するコマンドは実行されません。
3.3.2.2. 復元の優先度
このオプションは、Windows および Linux オペレーティング システムの両方で有効です。
このオプションは、ブータブル メディアから起動した場合には使用できません。
Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 89 システムで実行されるプロセスの優先度によって、そのプロセスに割り当てられる CPU やシ ステムのリソース量が決まります。復元処理の優先度を下げると、他のアプリケーションの ためのリソースを増やすことができます。復元の優先度を上げると、復元を実行するアプリ ケーションに割り当てるリソースを増やすようにオペレーティング システムに要求するこ とによって、復元の処理速度が上がる場合があります。ただし、その効果は、全体的な CPU の 使用率およびディスク入出力速度、ネットワーク トラフィックなどのその他の要素に依存し ます。
デフォルトの設定 ‐ [通常]
復元処理の優先度を指定する手順は、次のとおりです。
次のいずれかを選択します。
• [低] ‐ より多くのリソースをコンピュータ上で動作する他のプロセスのために残し、
復元処理が占有するリソースを最小限にします。
• [通常] ‐ 他のプロセスと同等のリソースを割り当て、標準の速度で復元処理を実行し ます。
• [高] ‐ 他のプロセスからリソースを取り上げることによって、復元の処理速度を最大 にします。
3.3.2.3. ファイル レベルのセキュリティ
このオプションは、Windows ファイルのファイル レベルのバックアップからの復元のみで有 効です。
このオプションでは、ファイルに対する NTFS のアクセス許可をファイルと共に復元するか どうかを定義します。
デフォルトの設定 ‐ [セキュリティ設定付きでファイルを復元する]
ファイルに対する NTFS アクセス許可がバックアップ中『ページ参照 76』に保持されていた 場合、アクセス許可を復元するか、ファイルを復元するフォルダから NTFS アクセス許可を 継承するかを選択できます。
3.3.2.4. 通知
Acronis Backup & Recovery 10 には、電子メールまたはメッセージング サービスによって復元
の完了をユーザーに通知する機能があります。
電子メール
このオプションは、Windows および Linux オペレーティング システムで有効です。
このオプションは、ブータブル メディアから起動した場合には使用できません。
このオプションによって、タスクの完全なログと共に、復元タスクの正常終了、失敗、また はユーザーによる操作が必要な場合について通知する電子メールを受け取ることができます。
デフォルトの設定 ‐ オフ