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保持ルール

ドキュメント内 Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for Windows (ページ 37-40)

2.  Acronis Backup & Recovery 10  について

2.7.  保持ルール

バックアップ計画によって生成されたバックアップからは、アーカイブが作成されます。ここ で説明する 2 つの保持ルールを使用すると、アーカイブのサイズを制限し、バックアップの 保持期間を設定できます。 

1.  次より古いバックアップは削除する  

これは、保持ルールが適用された時点からさかのぼる期間です。保持ルールが適用されるた びに、この期間に対応する過去の日時が計算され、その時点より前に作成されたすべてのバッ クアップが削除されます。この時点より後に作成されたバックアップは削除されません。 

 

38 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009

2.  アーカイブ   サイズを次の範囲内に収める  

これはアーカイブの最大サイズです。保持ルールが適用されるたびに、ユーザーが設定した 値とアーカイブの実際のサイズが比較され、アーカイブのサイズがその値内に維持されるよ うに、最も古いバックアップが削除されます。下の図は、削除が行われる前後のアーカイブ の内容を示しています。 

 

アーカイブの最大サイズが不適切に設定されている(小さすぎる)場合や、通常のバックアップ が大きすぎる場合、1 つを除くすべてのバックアップが削除されるおそれもあります。新し いバックアップが削除されないようにするには、[次よりも新しいバックアップは削除しない]

チェック ボックスをオンにして、バックアップを保持する必要のある最大期間を指定します。

次の図は、これらを設定した結果のルールを示しています。 

 

ルール   とルール   の組み合わせ  

バックアップの保存期間とアーカイブのサイズの両方を制限できます。次の図は、これらを 設定した結果のルールを示しています。 

 

Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 39 例 

[次より古いバックアップは削除する] = 3 か月 

[アーカイブ サイズを次の範囲内に収める] = 200GB 

[次よりも新しいバックアップは削除しない] = 10 日 

• 保持ルールが適用されるたびに、3 か月(正確には 90 日)より前に作成されたすべての バックアップが削除されます。 

削除後のアーカイブ サイズが 200GB より大きく、最も古いバックアップが 10 日より古い 場合、そのバックアップが削除されます。 

• その後、必要に応じて、アーカイブ サイズが事前に設定された制限まで小さくなるか、

最も古いバックアップの経過時間が 10 日に達するまで、その次に古いバックアップが削除 されます。 

依存関係のあるバックアップの削除  

どちらの保持ルールも、一部のバックアップが削除され、その他のバックアップが保持され ることを想定しています。アーカイブ内に、相互に依存している増分および差分のバックアッ プや、それらのバックアップの基になった完全バックアップが含まれている場合はどうなる でしょうか。たとえば、古くなった完全バックアップを削除し、その増分の「子」を保持す ることはできません。 

バックアップの削除が他のバックアップに影響を与える場合、次のいずれかのルールが適用 されます。 

• 依存するすべてのバックアップが削除の対象になるまでバックアップを保持する 

古くなったバックアップは、それに依存するすべてのバックアップも古くなるまで保持さ れます。その後、通常のクリーンアップ中に、チェーン全体が一度に削除されます。この モードは、長い時間がかかる可能性のある統合の回避に役立ちますが、削除を延期された バックアップの保存領域が追加で必要になります。アーカイブのサイズやバックアップの 保存期間が、ユーザーの指定した値を超える場合があります。 

• バックアップを統合する 

削除対象のバックアップは、依存関係がある次のバックアップと統合されます。たとえば、

保持ルールで、完全バックアップを削除しても、次の増分バックアップは保持する必要が あるとします。バックアップは 1 つの完全バックアップに結合され、そのバックアップ に増分バックアップの日付が付けられます。チェーンの中間から増分または差分のバック アップが削除されると、結果として残されるバックアップの種類は増分になります。 

このモードでは、各クリーンアップの後、アーカイブのサイズとバックアップの保存期間 は、ユーザーが指定した範囲内になります。ただし、統合は多くの時間とシステム リソー スを消費する場合があります。また、統合中に作成される一時ファイルのために、格納域 に追加の領域も必要です。 

統合に関する注意点 

統合は削除の 1 つの方法に過ぎず、削除に代わる手段ではないことに注意してください。

統合した後のバックアップには、削除されたバックアップ内には存在していて、保持され た増分バックアップや差分バックアップには存在していなかったデータは含まれません。 

40 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 統合によって作成されるバックアップには、常に最大限の圧縮が適用されます。つまり、

統合によって繰り返されるクリーンアップの結果として、アーカイブ内のすべてのバック アップに最大限の圧縮が適用される可能性があります。 

運用例  

ストレージ デバイスの容量、設定する制限のパラメータ、およびクリーンアップの頻度の間 でバランスを取ってください。保持ルールのロジックは、ストレージ デバイスの容量が、平均 的なバックアップのサイズよりずっと大きく、アーカイブの最大サイズがストレージの物理 容量には近づかず、適正な予備領域が残されることを前提としています。このため、クリー ンアップ タスクを実行する間の期間に発生する可能性のあるアーカイブ サイズの超過は、

ビジネス プロセスにとっては重要ではありません。クリーンアップの実行頻度が少ないほど、

指定の期間より長く存続するバックアップの保存に必要な領域が増加します。 

[格納域]『ページ参照 95』ページには、各格納域で使用できる空き領域に関する情報が表 示されます。ときどきこのページを確認するようにしてください。空き領域(実際にはストレー ジ デバイスの空き領域)が 0 に近づく場合は、その格納域にある一部またはすべてのアーカ イブに対する制限を厳しくすることが必要になる場合があります。 

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