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米国の電気事業規制改革の歴史

第 8 章 日本

参考表 3 米国の電気事業規制改革の歴史

連邦による法、命令 系統運用機関(ISO、RTO) 小売自由化(州)

1970年代 1978 年公益事業規制政策

1980年代 1990 1991

1992年 10月:エネルギー政策法成 立、IPPの活発化

1993 カリフォルニア州でイエローブック公表、規制緩和の議論が高

まり 1994

1995 12月:カリフォルニア州で公益事業委員会が電気事業改

革決定 1996 4月:オーダー888、889

定、送電線の第三者開放

8月:ERCOT ISO運用開始 9月:カリフォルニア州でAB1890成立 1997 7月:ISOニューイングランド運用開始 11月:ペンシルバニア州パイロットプログラム開始 1998 3月:カリフォルニアISO運用開始

4月:PJM ISO運用開始

3月:カリフォルニア州、マサチューセッツ州で全面自由化開始 5月:ニューヨーク州部分自由化開始

7月:ロードアイランド州全面自由化開始 1999 5月:RTO設立に関する規

則案公示

12月:オーダー2000公布

8月:ニュージャージー州全面自由化開始 9月:ミシガン州部分自由化開始

10月:デラウェア州部分自由化開始、イリノイ州部分自由 化開始

2000 8月:カリフォルニア電力危機(夏)

10月:ISO未設置地域のRTO 請〆切り

12月~2月:カリフォルニア電力危機(冬)

1月:ペンシルバニア州全面自由化移行 3月:メイン州全面自由化開始 4月:モンタナ州部分自由化開始

7月:コネチカット州全面自由化開始、メリーランド州部分自 由化開始

2001 7月:RTO申請に対するオ ーダー公布

1月:カリフォルニアPX廃止 1月:アリゾナ州・オハイオ州・ウェストヴァージニア州全面自由 化開始、コロンビア特別区部分自由化開始

4月:デラウェア州全面自由化移行 5月:ニューハンプシャー州部分自由化開始 9月:カリフォルニア州で自由化停止 11月:ニューヨーク州全面自由化移行 2002 7月:標準市場設計案公布 1月:テキサス州・ミシガン州全面自由化移行

5月:イリノイ州全面自由化移行 7月:メリーランド州全面自由化移行

2003 9月:北米大停電

2004

2005 7月:標準市場設計案取り 下げ

8月:エネルギー政策法成 立、供給信頼度強化 2006 2月:電力信頼度機関規則

公布

7月:NERCが電力信頼度機関と して認定

2007年 12月:エネルギー自給・安 全保障法、スマートグリッド導入 に向けた標準化等開始

3月:NERCの信頼度基準が義務 的規則として発効

2008年 10月:緊急経済安定化法、

スマートグリッド支援加速 2009 2月:米国再生・再投資法、

スマートグリッド支援加速 2010

カリフォルニア電力危機以降、ヴァージニア州、アーカンソー 州、ニューメキシコ州、アリゾナ州、ネバダ州、モンタナ州 で規制改革の凍結や見直し実施

3. 計量分析

参考図 2 ドイツの家庭用電気料金変化に対する各要素の影響度(式 2)

-4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

その他 GDPデフレーター 設備率 卸価格 電気料金 セント/kWh

(出所)日本エネルギー経済研究所推計

3.1.2. 産業用電気料金

産業用電気料金が、平均燃料費又は卸価格、電気事業設備の過剰度合いを見る変数としての設備率、操業 費等へ影響を与える物価水準の変化を見る変数としてのGDPデフレーターというパラメータに対して、ど ういう影響を受けるかという検証を行った。ドイツでは資金調達に影響する変数である金利については世界 銀行のデータベースを用いたが対象期間のデータを得られなかったため、パラメータから除外している。分 析の対象とする電気料金は税抜きの料金とし、更に再生可能エネルギーの固定価格買取負担額も明らかであ るため、それら公的負担額も除いた料金を対象とした。回帰分析の結果は参考表4に整理した。

推計のための関数としては、以下の式1という形式を想定して回帰分析を行った。また、卸電力市場の卸 価格のを平均燃料費の代わりに卸価格を変数として式2の形式で回帰分析を行った。

産業用電気料金=a+b1平均燃料費+b2設備率+b3GDPデフレーター・・・・・・・・・・・・・・・(式1)

産業用電気料金=a+b1卸価格+b2設備率+b3GDPデフレーター・・・・・・・・・・・・・・・・・(式2)

但し、回帰分析の結果、符合が逆になるケースや相関が低いケースもあることから、設備率及びGDPデ フレーターを除いた形でも式1・式2について回帰分析を行った。

式1の回帰式では平均燃料費の係数が4.77~5.26と平均燃料費が1セント/kWh上昇した場合に電気料金 が4セント/kWh以上上昇するという高い感応度となることが分かった。式2の回帰式では卸価格の係数が

0.92~1.07となり、1に非常に近い結果となった。参考図3が式1のケース・参考図4が式2のケースで前

年からの電気料金変化額に対して、各パラメータの影響度をグラフ化したものであるが、電気料金の変化に 対して平均燃料費及び卸価格の影響度が高いことが分かる。このことはドイツにおいては、平均燃料費の上 昇に対して卸価格はそれ以上に上昇し、卸価格がそのまま電気料金に反映されていた可能性があると考えら

参考図 3 ドイツの産業電気料金変化に対する各要素の影響度(式 1)

-4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0

1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 その他

GDPデフレーター 設備率 平均燃料費 電気料金 セント/kWh

(注)GDPデフレーターの係数の符号の推計結果が想定と逆であったことに留意

(出所)日本エネルギー経済研究所推計

参考図 4 ドイツの産業用電気料金変化に対する各要素の影響度(式 2

-3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 その他

GDPデフレーター 設備率 スポット価格 電気料金 セント/kWh

(出所)日本エネルギー経済研究所推計

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