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17.01 フリーダム・ハウスは「世界における自由を取り巻く環境(Freedom in the

World)」と題する 2007 年度の報告書の中で、「近年、主要な都市部で行わ

れた抗議デモやゼネストの間に生じた政治的な暴力行為により、数百名の死 者と数千名の負傷者が発生し、警察は抗議者に対してしばしば過剰な武力を 行使している…。政党に関係する学生組織が、大学構内で発生する衝突に巻 き込まれている」と述べている。[65b] 対立する政党の支持者の間で起きる衝 突の発生件数は、暫定政府が政権を担っていた 2007年と2008年において減 少した。(USSD、2008年)[2a] [2b] しかし、人権問題に取り組むNGO団体

Odhikar によると、2009年の最初の 3 ヶ月間で複数政党の支持者の間で起き

た衝突で62名が死亡し、4,000名が負傷したという。[46s]

17.02 バングラデシュでは、主要な政党に所属する学生組織のメンバーが関わる暴

力行為が頻発している。こうした行為は全国規模では行われていないが、多 くの場合、「地域の覇権」を狙う大学、単科大学、または地域の学生の小さ な組織が関わっている。過去数年間では、アワミ連盟に属する学生組織「バ ングラデシュ学生連盟(Bangladesh Chhatra League(BCL))」と BNPの

「Jatiyabadi Chhatra Dal(JCD)」および(または)ジャマアテ・イスラミ の「イスラム学生シビール(Islami Chhatra Shibir’(ICS))」の間で衝突が 起きている。(南アジアにおけるテロリズムに関するポータル、2009年 6 月 にアクセス)[59d]

政治的な表現の自由

第18節:言論と報道の自由、および第6節:政治体制も参照すること。

17.03 米国国務省が2009年2月25日に発行した「2008年の人権問題に関する国別 報告書」では、2008年12月 17日に解除された非常事態宣言の施行期間につ いて、以下のように説明されている。

「国民は、報復を恐れて政府を公然と批判することができなかった。国民は 一般的に政府に対して批判的な意見を持っていたが、ジャーナリストたちは 通常、自己検閲を行っていた。[非常権限に関する規則]は実際にいつでも 厳格に適用されたわけではないが、屋内および屋外における政治的な集会を 一時的に禁じ、批判的な記事を書く編集者やジャーナリストに対して政府が 法的な措置を講じることを認め、政府を支持する内容の放送番組や出版物を 当局が強制することを認めた。11月3日、政府は政治的な会合や集会の禁止 措置を解除した。政府はまた、報道機関が市民集会や会合に関する記事を掲 載すること、あるいはこの模様を放送することを禁じ、いわゆる挑発的な内 容、論説、および番組を禁じるEPRの規定を廃止した。」[2b](第2a)

USSD が発行した 2008 年の報告書には、2008年の国政選挙が政治的な中立 性を維持した暫定政府の監視のもと行われ、国外および国内のオブザーバー により自由および公正さを伴った選挙であるとの評価を受けた。[2b](序論)

結社および集会の自由

17.04 USSDが発行した2008年の報告書には、以下のように記述されている。

「[非常権限に関する規則]は、集会の自由と結社の自由を制限し、屋内お よび屋外で行われる政治活動を禁止した。[2008年]5月12日、政府は国 内で行われる屋内での政治活動に対する禁止措置のいくつかを緩和したが、

出席者の人数を制限し、政党に対し会合を実施するための許可を当局から得 るように求めた。政府はまた、8月4日に行われる市政選挙を前に11の都市 で2週間にわたり当局の許可を得ることで、集会や更新を行うことを認め た。9月、政府はダッカにおいて屋内で政治的な集会を開くことの禁止措置 を緩和したが、出席者の人数に制限を設け、政党に対して内務省から集会を 開くための許可を得るように求めた。11月3日、政府はさらに12月に開催 される国政選挙に先立ち政治的な集会および会合を開催することの禁止措置 を緩和し、[2008年]12月17日には非常事態宣言を完全に解除した。」

[2b](第2b)

17.05 USSDが2008年に発行した報告書には、さらに「法律は、公序良俗または治

安を維持するために『合理的な制限事項』に従い政治的な結社を組織する権 利をすべての国民に与えており、政府は総じてこの権利を尊重している」と 記されている。[2b](第2b)

17.06 (非常事態宣言が施行されていた)2008 年の出来事について論じているヒュ

ーマン・ライツ・ウォッチ(HRW)による「2009 年度世界報告書」には、

「法律の執行機関は、デモ隊を解散させるために依然として過剰な力を行使 している…。2008年 6月、国内の将来の政治情勢に関する政府主導による対 話への参加を、拘留されている党首が釈放されるまで主要な政党が拒否する ことを表明した後、治安部隊は数千人に及ぶ草の根(一般市民)の政治活動 家を拘束した。なお、拘束された者の多くはすぐに釈放されている」と記さ れている。[10k]

野党勢力と政治活動家 政治的な動機による拘留

17.07 USSDが2008年に発行した報告書には、以下のように記されている。

「政治的な理由で拘留されている人々の総数を推し量るのは依然として困難 である。非常事態宣言が施行されている間に拘束された数多くの政府高官は 汚職の容疑をかけられており、この年の末の時点で信憑性の高い容疑をかけ られた彼らに対する訴えは係争中である。しかし、BNPとALの指導者を含 む高位の人物は、容疑をかけられることなく数ヶ月間も拘留された。国外お よび国内の人権擁護団体は差別的な起訴を行っているとの理由で政府を告発 している。」[2b](第1e)

17.08 この報告書には、さらに以下のように記述されている。

[2008年]5月28日から6月15日までの間に、当局は法律と治安を取り巻 く環境を向上させるとの目的で、32,000人に及ぶ人々を逮捕した。複数の政 党とNGOはこれらの逮捕を政治的な動機によるものであるとして非難し、過 激派や犯罪者と共に350人もの草の根(一般市民)の政治活動家と地方公務

員が逮捕されたと主張している。政府高官によれば、拘留されている者の多 くは現行の令状に基づき逮捕され、191人のみがEPRに基づき逮捕されてい るという。また当局は、拘留されている者の中で政党との関わりがある者は 100名に満たないと主張している。多くの場合、当局は個人を逮捕してもす ぐに釈放している。[2a](第1d)

第14節:逮捕と拘留 - 法的権利も参照すること。

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