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投資証明書取得手続き  1.投資証明書の申請

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第5章  外資制度の概要 6

VII. 投資証明書取得手続き  1.投資証明書の申請

4.土地使用に関する優遇措置 

  共通投資法第36条に、土地の使用に関する優遇措置が規定されている。投資プロジェク トの土地使用期間は50年を超えないものとされるが、投資額が大きく資本の回収に時間が かかるプロジェクトや、「社会的経済的条件が困難な地域」および「社会的経済的条件が特 に困難な地域」への投資プロジェクトについては、70年を超えないものとされている。

  共通投資法ではさらに、奨励投資分野または奨励投資地域に投資する企業は、土地法と 税法に従い、土地賃料および土地使用料の減免措置を受けることができると規定している。

また、BOTプロジェクトに関しては、事業実施期間中、土地使用料または土地賃料が免除 される(2007年5月11日付Decree 78/2007/ND-CP、第37条)。

VII.投資証明書取得手続き 

図表 5-16  投資登録と投資証明書の取得手続き 

(1)3000億ドン未満で、条件付きでない分野への投資の場合   ・投資登録のみで投資証明書を取得できる。

  ・初めてベトナムへ投資する企業は、投資登録の書類とともに、事業登録のための書類 も提出する。

(2)審査が必要な案件(首相案件以外)

  ・(1)以外の投資案件は、審査を受けた後、投資証明書を発行してもらう。

  ・投資案件の審査に際し、投資証明書発行機関(省レベル人民委員会または工業区管理 委員会)は、関連政府機関の意見を参考の上で、投資証明書を発行するか否かを決定 する。

工業団地内 への投資

投資家

投資証明書の発行

(書類の受理日から 15日以内)

工業区 管理委員会 省レベル

人民委員会

工業団地の外 への投資

投資証明書の発行

※承認されなかった  場合、投資証明書  発行機関は、文書で  その理由を連絡

工業団地内 への投資

投資家

 省レベル人民委員会  ・DPI は不備のない書類   受領日から20日以内に   審査報告書を作成し、

  省レベル人民委員会に   提出

       ↓( 5日以内)  ・承認の場合、省レベル   人民委員会は、投資   証明書を発行

工業団地の外 への投資

 工業区管理委員会  ・不備のない書類受領日   から20日以内に結論を   出す

       ↓( 5日以内)  ・承認の場合、工業区   管理委員会は、投資   証明書を発行

①投資登録の申請書

②BCC契約書(投資形態がBCCの場合)

③財務能力報告書(投資家が作成し、かつ 自己責任を持つ)

④経済組織の設立を伴う場合、以下の書類 も提出

  −事業登録のための書類(設立する企業 形態に応じた書類を使用)

  −合弁契約書(合弁会社設立の場合)

【提出書類】

  ・上述ケースの場合、投資証明書発行機関への提出書類は、投資額および投資分野によ り異なる。以下、参照のこと。

               

①投資証明書の発行申請書

②投資家の法的地位を証明する書類

  (例:設立決定書または事業登録証明書など)

③財務能力報告書(投資家が作成し、かつ自己責任を持つ)

④以下の内容を含んだ経済的・技術的説明書:

  投資目的、規模、立地、投資額、実施スケジュール、土地使用申請 書、技術手段、環境対応

⑤BCC契約書(投資形態がBCCの場合)

⑥同時に、事業登録手続きも行う場合、以下の書類も提出

  −事業登録のための書類(設立する企業形態に応じた書類を使用)

  −合弁契約書(合弁会社設立の場合)

【提出書類】

①投資登録の申請書

②BCC契約書(投資形態がBCCの場合)

③財務能力報告書(投資家が作成し、かつ自己責任を持つ)

④経済組織の設立を伴う場合、以下の書類も提出

  −事業登録のための書類(設立する企業形態に応じた書類を使用)

  −合弁契約書(合弁会社設立の場合)

⑤共通投資法第29条および施行細則 No.108のAppendix Ⅲに示さ れた条件付き分野への投資に際し、条件を満たす能力があることを 説明する書類

【提出書類】

①投資証明書の発行申請書

②投資家の法的地位を証明する書類

  (例:設立決定書または事業登録証明書など)

③財務能力報告書(投資家が作成し、かつ自己責任を持つ)

④以下の内容を含んだ経済的・技術的説明書:

    投資目的、規模、立地、投資額、実施スケジュール、土地使用 申請書、技術手段、環境対応

⑤BCC契約書(投資形態がBCCの場合)

⑥同時に、事業登録手続きも行う場合、以下の書類も提出

  −事業登録のための書類(設立する企業形態に応じた書類を使用)

  −合弁契約書(合弁会社設立の場合)

⑦共通投資法第29条および施行細則 No.108の Appendix Ⅲに示 された条件付き分野への投資に際し、市場参入するための条件を 満たす能力があることを 説明する書類

【提出書類】

3000億ドン以上で、

条件付きでない分野 への投資案件

3000億ドン未満で、

条件付き分野への 投資案件

3000億ドン以上で、

条件付き分野への 投資案件

(3)首相案件

  ・共通投資法の施行細則、第37条に示された首相承認案件(図表 5-8参照)に該当する 場合、以下の手続きにより、投資証明書を取得する。

(出所)共通投資法の施行細則  第44条、第48条、第49

2.外資系企業の義務と保管書類 

  統一企業法第9条は企業(外資系企業を含む)の義務を、同第12条は企業の書類保管制 度を次のように規定している。

図表 5-17  企業の義務 

1. 営業登録証明書に記載された業務に従い活動する。法律で定められた事業条件の遂行を保証する。

2. 会計に関する法律の規定に従い、誠実かつ正確に会計記録を作成し、期限通りに提出する。

3. 納税番号の登録、納税、法律の規定するその他の財務義務を履行する。

4. 労働に関する法律に従い、労働者の法的な権利・利益を保証する。保険に関する法律に従い、

社会保険、健康保険、その他の保険が労働者に付与されていることを保証する。

5. 登録された基準に従う製品・サービスの品質を保証し、責任を負う。

6. 統計に関する法律に従い、統計的な必要条件を満たす。企業や企業の財務状況に関する情報を、

所定の用紙にて所管機関に定期的に提出する。報告済み情報が不正確・不十分と見られる場合、

いかなる場合も訂正する。

7. 国防、安全、秩序、社会安全、資源保護、環境保護、歴史・文化遺産の保存、名所旧跡の保存など に関する法規を遵守する。

8. 法律に規定されたその他の義務を履行する。

(出所)統一企業法  第9 投資証明書の発行

(首相の承認から 5日以内)

※承認されなかった  場合、投資証明書  発行機関は、文書で  その理由を連絡

工業団地内 への投資

投資家

  省レベル人民委員会  ・不備のない書類受領日   から25日以内に、関連   機関の意見を参考の上、

  審査報告書を作成し、

  首相に提出する 工業団地の外

への投資

 工業区管理委員会  ・不備のない書類受領日   から25日以内に、関連   機関の意見を参考の上、

  審査報告書を作成し、

  首相に提出する

首相

審査報告書の受領から 7日以内に結論を出す

図表 5-18  企業が保管すべき書類 

・企業の定款とその修正あるいは追加、社内労働規則、株主または構成員の登録名簿

・営業登録書、知的財産権保護書、品質保証書、その他の許可書や証明書

・企業の財産権を確定する書類

・社員総会議事録、株主総会議事録、取締役会議事録、企業の各種決定書

・証券発行のための目論見書

・監査役会の報告書、検査機関や独立した会計組織の結論

・会計帳簿、領収書や年次財務報告書

(出所)統一企業法  第12条第1

3.支店・駐在員事務所の設立の許可申請手続き 

  駐在員事務所開設に当たっては事務所候補地がある省の商業局に、支店設立に当たって は商業省に、必要申請書類を提出する必要がある。なお、特定の商業分野(銀行、金融、

法律サービス、文化、教育、観光等)については、他の関連する中央あるいは省の政府機 関が設立許可証を発行する(例:保険事業の管轄は財務省)。

  なお、2006年7月25日、改正商法の施行細則(Decree No.72/2006/ND-CP)が発表さ れた。

図表 5-19  支店・駐在員事務所の設立申請書類 

支店 駐在員事務所

管轄 商業省 省の商業局

申請書類 ・商業省に定められた用紙通りの支店設立 のための申請書類

・支店長に委嘱する権限の範囲を具体的に 定める定款のコピー

・外国人および外国企業の当該国の権限を 有する機関に証明された登記簿謄本また は同等書類のコピー

・最新財政年度における外国人および外国 企業の存在と営業活動の状況を証明でき る会計監査済みの財務諸表または同等書

・商業省に定められた用紙通りの駐在員事 務所設立のための申請書類

・外国人および外国企業の当該国の権限を 有する機関に証明された登記簿謄本また は同等書類のコピー

・最新財政年度における外国人および外国 企業の存在と営業活動の状況を証明でき る会計監査済みの財務諸表または同等書

・外国人および外国企業が経済組織である 場合は企業定款のコピー

(出所)改正商法の施行細則(Decree No.72/2006/ND-CP)、VINATRADEUSAホームページ

4.外国契約者として事業を行う際の許可申請手続き 

  外国契約者とは、ベトナム国内で事業を行っている外国人または外国法人のうち、MPI または管轄当局により外国投資許可を受けず法人格を有さない事業体、あるいはベトナム 国内で所得が発生する外国人または外国法人のことを指す。例えば、ベトナムの企業と「建 設据付工事契約」、「技術移転契約」、「加工・委託生産契約」、「代理店・販売店契約」等の 契約を結んで事業を行う外国人または外国法人が該当する。

  外国契約者は、事業を行うに当たり、それぞれの管轄官庁から許可を受ける必要がある。

ドキュメント内 I 32 9,315km , , (ページ 56-61)