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実証実験の結果と考察

ドキュメント内 清 ⽔ 尚 憲 (ページ 78-83)

第 4 章 統合生産システムにおける「支援的保護システム」を適用した実証

4.3 実証実験 2:自動車用バンパ組立ラインにおける支援的保護システムの実証実験

4.3.7 実証実験の結果と考察

表 4-17 ゾーン1(支援的保護システム無し)

平均不安全行動の平均発生率: 27.0%

表4-18 ゾーン1(支援的保護システム有り)

平均不安全行動の平均発生率: 0.0%

表4-19 ゾーン2(支援的保護システム無し)

平均不安全行動の平均発生率: 16.7%

日付 確認作業回数 不安全行 動の割合 ゾーン

1

資格・権 限無し

11月11日 840回 212回 25.20%

11月12日 783回 165回 21.10%

11月13日 774回 268回 34.60%

日付 確認作業回数 不安全行 動の割合 ゾーン

1

資格・権 限無し

11月11日 840回 0回 0.00%

11月12日 783回 0回 0,00%

11月13日 774回 0回 0.00%

日付 確認作業回数 不安全行 動の割合 ゾーン

2

資格・権 限無し

11月11日 2回 1回 50.00%

11月12日 2回 0回 0.00%

11月13日 1回 0回 0.00%

表4-20 ゾーン2(支援的保護システム有り)

平均不安全行動の平均発生率: 0.0%

表4-21 ゾーン3(支援的保護システム無し)

平均不安全行動の平均発生率: 19.4%

表4-22 ゾーン3(支援的保護システム有り)

平均不安全行動の平均発生率: 0.0%

日付 確認作業回数 不安全行 動の割合 ゾーン

2

資格・権 限無し

11月11日 2回 0回 0.00%

11月12日 2回 0回 0.00%

11月13日 2回 0回 0.00%

日付 確認作業回数 不安全行 動の割合 ゾーン

1

資格・権 限無し

11月11日 840回 212回 25.20%

11月12日 783回 165回 21.10%

11月13日 774回 268回 34.60%

日付 確認作業回数 不安全行 動の割合 ゾーン

3

資格・権 限無し

11月11日 1回 0回 0.00%

11月12日 3回 0回 0.00%

11月13日 4回 0回 0.00%

② アンケート結果

以下は,本検証実験に協力した作業者(班長 1名,作業者2名)へ行ったアンケートの集 計結果の抜粋である。

実際に作業者が実施している作業に追加して行う行動については,支援的保護システム の目的や現行実施している安全対策との違いが十分理解されないと,単に作業行動が増え るという認識につながることが分かった。

この点は事前に十分な時間を取り作業者に実験の目的について理解を得ることができな かったことが反省点である。

しかし,現実的に作業者が本来許可されていない作業を実施せざるを得ない状況や,認め られていない場所に入る状況があることから,これらの行動に対するリスクを適切に低減 するための方策として支援的保護システムの意義を確認することができた。

以下に今回実施したアンケートの質問内容及び回答を示す。

○質問内容(Q)と回答(A)

Q1:今までに,許可されていない作業を行う又は入る事が認められていない場所に入ったこ とはありますか?もし,ある場合は,その背景となる原因はなんですか?

A1:入ったことがある(3人),他に人がいなかったから,トラブル対応のため,急いで いたから

Q2:各作業を開始する前に,対象となる機械設備と作業内容を登録することが,わずらわし くなかったですか?

A2:わずらわしくなかった(3人)

Q3:ヘルメット前面に取り付けたRF タグは,支障なく認識できましたか?又,カード形状 のRF タグやリストバンドタイプのRF タグの場合,かざす手間がかかりますが,ヘルメッ ト内蔵とどちらがよろしいでしょうか?

A3:認識に支障があった。特別な行動なしで認識してほしい。

Q4:このようなシステムを今後も利用したいと思いますか?

A4:いいえ(3人)

Q5:今回のシステムを使えば,作業データが自動的に収集できます。各自の作業データを利 用して作業履歴や作業日報が自動的に作成できることに魅力を感じますか?

A5:はい(1 人),いいえ(2人)ラインを管理する上では日報が自動的に作成されるメ リットは理解できるが,現行の方法との違いが何なのか解らない。

Q6:現在実施している作業で,改善してほしい点がありましたら教えて下さい。

A6:特になし

③ 記録データの有効活用

支援的保護システムの入出力信号(安全関連情報も含む)を記録することで,稼働状況及

ることにより設備や作業内容の状況や課題を抽出できる可能性がある。

図 4-23 に今回の実験で得られたゾーン 2 のログデータから作業週報を作成した例を示 す。

表 4-23 作業週報の例(ゾーン2)

作業週報 (点検,調整作業)

日機連 株式会社 日付: 2015年11月16日

取引先: 安衛研 株式会社

工事名称: A部品組み立て 代表者 現場所長 記入者

作業場所: ゾーン2

区分: JM F

N o. 氏名 作業時間 作業時刻 作業内容

11月9日

1 作業者 1 0時01分36秒 8:58:22 8:59:58 段取・ティーチング 2 管理者・生技 0時00分11秒 9:09:16 9:09:27 清掃・点検

3

11月10日

1 作業者 2 0時02分41秒 6:07:31 6:10:12 (未入力) 2 作業者 1 0時02分55秒 12:09:29 12:12:24 清掃・点検

3

11月11日

1 作業者 2 0時03分38秒 6:11:20 6:14:58 清掃・点検 2 作業者 1 0時15分08秒 13:15:23 13:30:31 清掃・点検

3

11月12日

1 作業者 2 0時03分18秒 6:07:28 6:10:46 清掃・点検 2 作業者 1 0時07分27秒 12:00:39 12:08:06 清掃・点検 2 作業者 3 0時07分22秒 12:00:49 12:08:11 清掃・点検

3

11月13日

1 作業者 3 0時04分30秒 10:04:14 10:08:44 清掃・点検

2

11月14日

1 (不明) 0時01分04秒 6:34:49 6:35:53 (未入力) 2 (不明) 0時01分28秒 9:34:26 9:35:54 (未入力) 3 (不明) 0時01分30秒 14:41:34 14:43:04 (未入力)

合計工数: 0時52分48秒

適用

4.4 実証実験 3:可搬式作業台自動洗浄ラインにおける支援的保護システムの実証実験

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