第 4 章 統合生産システムにおける「支援的保護システム」を適用した実証
4.3 実証実験 2:自動車用バンパ組立ラインにおける支援的保護システムの実証実験
4.3.3 実証実験で構築した支援的保護システムの概要
写真4-24 ゾーン3の様子
(3) 作業中はゾーン端末での最初の作業開始入力~最後の作業完了入力までとする。
表4-10 各ゾーンでのシステム動作
入力 出力
不在検出状態 作業状態 運転承認 不在 非作業中 定常運転承認 不在 作業中 定常運転非承認 *1 存在 非作業中 定常運転非承認 *1 存在 作業中 定常運転非承認 *1
*1 作業内容により限定運転は承認する。
表4-11 に,構築した支援的保護システムの基本作業フローを示す。
表4-11 構築した支援的保護システムの基本作業フロー
順 人の動作
支援的保護システムの想定動作
動作 承認出力
1. ゾーン端末前に立つ RF タグを認識し,許可作業のみを選択可能にする。 定常運転承認
2.
作業内容,作業開始を入力す る
非定常(作業中)となり,運転非承認状態になる。 定常運転非承認
3. 作業区域に入場し,作業実施 作業区域内の存在を検出し,人がいることを確認する。 定常運転非承認
4. 作業完了し,退場する
作業区域内の存在が未検出になり,人がいないことを確認 する。
定常運転非承認
4.3.4 実証実験での検証要件
表4-12に,今回の実証実験での検証要件を示す。
表4-12 実証実験での検証要件
支援的保護システムの検証要件
検証すべき要件項目 確認事項 確認手段
運転モード(定常・非定常)切替 運転モードの切替確認 IMS 操作盤 資格・作業権限の登録 資格・権限データ等登録 IMS 操作盤 RFID 入場時の資格・作業権限の確認 資格・権限データ等確認 各ゾーン端末 RFID
各ゾーンへの人の入退場検出
ゾーン 1 への入退場 入退場確認センサ ゾーン 2 への入退場 セーフティレーザスキャナ ゾーン 3 への入退場 セーフティライトカーテン
各ゾーンでの作業者認識 意図的作業有無確認 各ゾーン端末 RFID 各ゾーンでの資格・作業確認 資格・作業データ等確認 各ゾーン端末 RFID 各ゾーン作業時間の特定 変化点,継続 各ゾーン端末
入退場時間の特定 変化点,継続 各ゾーン端末
人の退場検出 危険エリアからの退場 各ゾーン端末
退場時の資格・作業・終了確認 資格データ等の確認 各ゾーン端末 RFID 各ゾーン(機械)の状態 動作,停止,スタンバイ他 各ゾーン端末 シグナルタワー
異常時の処理
ゾーン 1 での
意図的不安全・無資格行動
入退場確認センサ シグナルタワー
ゾーン 2 での
意図的不安全・無資格行動
セーフティレーザスキャナ シグナルタワー
ゾーン 3 での
意図的不安全・無資格行動
セーフティライトカーテン シグナルタワー
行動ログ
ゾーン 1,ゾーン 2 における人 の移動・操作・作業履歴,シグ ナルタワーの状態
実験映像記録用カメラ 1 シグナルタワー
ゾーン 3 における人の移動・操 作・作業履歴,シグナルタワー の状態
実験映像記録用カメラ 2 シグナルタワー