第 4 章 統合生産システムにおける「支援的保護システム」を適用した実証
4.3 実証実験 2:自動車用バンパ組立ラインにおける支援的保護システムの実証実験
4.3.6 実証実験に使用した主な ICT 機器の仕様及び特長
い。
⑨ 実験映像記録用カメラ(2台)
写真4-36と写真4-37に本実験で使用した記録用カメラを示す。カメラ 1 はシステム上 部に設置されたキャットウオークに設置して,ゾーン 1 とゾーン2 の全景を記録した。カ メラ2は,キャットウオークの手摺りに設置してゾーン3の全景を記録した。
写真4-36 実験映像記録用カメラ 1
写真4-37 実験映像記録用カメラ 1
主な特長
1) インテル@AtomTMプロセッサーを搭載し,高速演算を実現
2) 機械制御に必要な各装置からドライブ機器,I/O 等の入出力機器をEtherCATによる 同期で,高速,かつ高精度な制御が可能
3) コントローラが SQL サーバを始めとするデータベースに直結できるため,専用ユニ ット,ツール,ミドルウェアが不要
4) IEC 61131-3(及びJIS B 3503)規格に適合した標準命令対応,PLCopen に準拠
② タッチパネル
写真4-39 タッチパネル(形NS8-TV,NS5-TV: オムロン株式会社製)
主な特長
1) オムロン製コントローラ「NJシリーズ」を始めとする機器との高い親和性。
2) 32,768色,VGA 640×480 ドットの高画質,多言語対応。
3) トラブルシュート機能,多彩なグラフ機能。
③ 安全PLC
写真4-40 安全PLC(形NX-SL,NX-SI/S0: オムロン株式会社製)
主な特長
1) EtherCAT カプラにセーフティCPU ユニット,セーフティ I/O ユニットを装着して安 全制御を統合。
2) セーフティCPUユニットは,セーフティ I/Oユニット 128台まで制御可能。
チ,シングルビームセンサなどを直結可能。
4) セーフティ出力ユニットは2点,4点の2種類。2点タイプは出力遮断電流が2.0Aと 大容量。
5) セーフティユニット群は標準ユニット群との自由な組合せと配置が可能。
6) PLCopen の安全ファンクションブロックダイヤグラムを搭載。
7) IEC 61131-3及びJIS B 3503に準拠。
④RFIDシステム
④ -1 RFタグ
写真4-41 RF タグ(String Ray X: スマートラックテクノロジー株式会社製)
表 4-14 主な特長
項 目 内 容
対応国際規格 ISO/IEC 18000-3(ISO/IEC 15693)
メモリ容量 112 バイト(ユーザエリア)
メモリ種類 EEP-ROM
材質 PET 樹脂(裏面,粘着剤付き)
形状 φ113 mm
④ -2 リーダライタ
写真4-42 リーダライタ(形V680S-HMD66-EIP: オムロン株式会社製)
表4-15 主な仕様
項 目 内 容
対応国際規格 ISO/IEC 18000-3(ISO/IEC 15693) 上位通信 I/F Ethernet 10BASE-T/100BASE-TX 上位通信プロトコル EtherNet/IP
電源電圧 DC24 V(-15%~+10%)
消費電流 0.2 A 以下
使用周囲温度 -10 ℃~+55 ℃(氷結なきこと)
使用周囲湿度 25~85% RH(結露なきこと)
保護構造 IP67(IEC 60529: 2001) IP67F 相当(JIS C 0920: 2003)
耐振動性 10~500 Hz 複振幅 1.5 mm 加速度 100 m/s2 XYZ 各 11 分 10 掃 引印加して異常なきこと
耐衝撃性 500 m/s2の衝撃を 6 方向に各 3 回計 18 回加えて異常なきこと 材質 ケース: PBT 樹脂 充填: ウレタン樹脂
形状 120×120×40 mm(突起部・ケーブル部除く)
質量 約 760 g
⑤ 入退場確認センサ
A3001S(入退場確認センサ) A3001CB (コントロールボックス)
写真4-43 入退場確認センサ及びコントロールボックス: オプテックス株式会社製)
本センサの人の検出のアルゴリズムは次の通りである。
1)入退場ゲート上部に入退場確認センサを下向きに取り付け,画角内にソフトウエアで検 出エリアを設定する。
2)ゲート方向を入場方向とし,最初に検知エリアに入場した場所がゲートから遠い側であ れば,入場方向と判定する。
3)ゲートから離れる方向を退場方向とし,最初に検出エリアに入場した場所がゲートに近 い側であれば退場と判定する。
4)検出エリアに入った物を人であるかどうか判定し,1 人(供連れ無し),2人以上(供連れ 発生)及び人と判断できない,の3種類の出力を個別に出力する。
5)入退場のログデータを,コントロールボックスの記憶装置に記録する。
⑥ セーフティレーザスキャナ
写真4-44 セーフティレーザスキャナ(形 OS32C-BP: オムロン株式会社製)
主な特長
1)薄型(104.5 mm),軽量(1.3 kg)で設置しやすい。
2)専用コントローラなしで,PLd/安全カテゴリ3(ISO 13849-1)の安全回路を実現。
変化に対応。
5)半径4 m の防護エリアと半径15 m の警告エリアを設定可能。
6)最小検知物体はφ30/φ40/φ50/φ70 mm に変更可能。
7)応答時間は80 ms~最大 680 ms に対応。
8)基準点監視機能で侵入検知を実現。
9)破損時にセンサブロックの交換により短時間で復旧可能。
⑦ セイフティライトカーテン
写真4-45 セーフティライトカーテン(形 F3SJ-E0225P25: オムロン株式会社製)
主な特長
1)取り付け工数1/2,導入コストも削減可能なEASYタイプ。
2)人を検知したら機械を止めるといったシンプルな機能。
3)存在検知用途に光電センサ感覚で使用可能。
4)導入工数を大幅に削減可能。
⑧ 実験映像記録用カメラ
写真4-46 実証実験記録用カメラ(HDR-CXシリーズ: ソニー株式会社製)
これは市販のデジタルムービーカメラで,今回の実証実験においてはゾーン 1 とゾーン2 の作業者の入退場の様子を撮影するために 1台,ゾーン3における様子を撮影するために 1 台の計 2台を使用した。