1.色を選択
2.彩色 (ふで・ベタ)
3.ふでのサイズ変更 4.彩色 (ふで・ベタ)
5.バックを塗る (流し込み)
6.消去 (消しゴム>
7.バックを塗る (流し込み)
8.彩色 (スプレー・リング)
9.消去 (取り消し)
10.模様をかく (楕円)
一図1−
11.彩色(消しゴム・ブリーチ>
12.ふでのサイズ・形状変更 14.線描 (ふで・ジッター)
15.消去 (取り消し)
16.線描 (ふで・ツートーン)
17.ふでのサイズ・形状変更 18線描 (ふで・スーラ)
一図2−
19.ふでのサイズ・形状変更 20.線描 (ふで・ツートーン)
21.ふでのサイズ・形状変更 22.線描 (ふで・スーラ)
23.線描 (色鉛筆〉
一図3−
24.ふでのサイズ・形状変更 25.彩色 (ふで・ペタ)
26.彩色(消しゴム・ブリーチ)
27.消去 (取り消し)
28.彩色(消しゴム・ブリーチ)
29.彩色 (ふで・スーラ)
30.消去 (取り消し)
31.彩色 (ふで・ツートーン)
32.消去 (取り消し)
33.彩色 (ふで・引っ掻き)
一図4一
資料=3−2−2−3−4 表現過程の例(CG・2)
方向性を持たない表現過程:題名なし(2年生)PCへ●イントプラシ
●磯審纏縫
e e
■ 雛雛 1e
e e e ee e
図1
図2
]P仰 a跳(o 轟示 1アノヨノ 1噺。ト勺 へthア 1
竃戦峨鞘隅隅轡縷
図3
)PイtK (} 承 ノヨJt lウfノト勺 ヘルアて}
伽糠蝦s過麟鴨蝋麟醍
図4
1.色を選択 2.線描 3.線消去
4.バックを塗る 5.バックを塗る 6.バック消去 7.バックを塗る 8.模様をかく
一図1−
9.模様を消す
10線描
11.線消去 12.線描 14.線消去 15.線描 16.線消去 17.線消去
(ふで・ベタ)
(消しゴム)
(流し込み)
〈グラデーション)
(消しゴム〉
(グラデーション)
(スプレー・アイ)
(取り消し)
(ふで・ゴッホ)
(消しゴム〉
(ボールペン)
(消しゴム)
(レインボージッター)
一図2一
18.模様をかく 19.模様をかく 20.模様消去 21.バックを塗る 22.模様をかく 23.線描 24.線描 25.彩色 26.線描
一図3一
27.消去 28.模様をかく 29.バックを塗る 30.模様をかく 31.消去
(消しゴム)
(取り消し)
(エアブラシ)
(楕円)
(消しゴム)
(グラデーション)
(エアブラシ)
(クレヨン)
(ボールペン)
(流し込み)
(クレヨン)
(消しゴム)
(スプレー・アイ)
(グラデーション)
(エアブラシ)
(消しゴム〉
32.模様をかく(スプレー・フェサ㌧ノズル)
一図4一
資料:3−2−2−3−5 表現過程の例(CG・3)
方向性を持たない表現過程:題名なし(4年生)PCへ イントプラシ
ー『開■邑幽 1.バックを塗る
c tt壕恥、㌣蝋、撒糠、叫脳淋読
図1
図2
図3
図4
(流し込み)
2.消去 (消しゴム)
3.色を選択
4線描 (ふで・ソフト)
5。ふでのサイズ変更 6.画面の拡大
7.線描 (ふで・スーラ)
一図1−
8.消去 (消しゴム)
9.彩色 (ふで・ツートーン)
10.消去 (取り消し)
11.色を変更
12.彩色 (ふで・ツートーン)
14.ふでの形状を変更
15.彩色 (ふで・ツートーン>
16.模様をかく(楕円・多角形)
一図2−
17.消去 (消しゴム)
18.色を変更
19.彩色 (ふで・レインボー)
20.消去 (取り消し)
21.彩色 (ふで・ツートーン)
22.消去 (範囲選択)
23.彩色 (ふで・ツートーン)
24。消去 (範囲選択)
一図3−
25.色を変更
26.彩色 (ふで・ツートーン)
27.スマッジ (混色)
28.消去 (取り消し)
29.ふでのサイズ・形状変更 30.線描 (ふで・ベタ)
31.色を変更
32.模様をかく (多角形)
33.消去 (取り消し)
34.模様をかく (楕円)
一図4一
圏表現過程で使った道具の比較
□従来の描画材による表現過程
児童が表現の際に使った描画材は次のようなものであった。
「鉛筆」
「色鉛筆」
「クレヨン・パス」
「絵の具」
「サインペン・マーカー」
児童が準備した描画材の中に「コンテ」があったが表現する際には使わなかっ た。児童は,これらの描画材を単体で使ったり,組み合わせたりして表現をおこ なったのだが,描画材と使用した順序を併せて分類すると次のようになった。
a.鉛筆
b.鉛筆一色鉛筆
。.鉛筆一サインへ ン・マーか d.鉛筆一一クレヨン・パス
e.鉛筆一絵の具 f.鉛筆一混合 9.色鉛筆
h.色鉛筆一クレヨン・パス i.色鉛筆一サインへ.ン・マー一h−
j.色鉛筆一絵の具 k.色鉛筆一混合
1. クレヨン・ハ.ス
m.
11.クレヨン・パスー絵の具 0.クレヨン・パスー混合
p.サインへ。ン・マーカー
q.サインへ ン・マーll一 一一絵の具 r.サインへ。ン・マーか一混合
s.絵の具
t.絵の具一色鉛筆
u.絵の具一サインペン・マーか
v.絵の具一混合 2年 0
14
6 5 4 3 8 1 3 3 1 2クレヨン・ハスーサインへeン。マーカー4
0 0 3 0 0 2 0 0 0
4年
0 4
1
2 2 6 2 0 3
1
0 2 0 3
1
2
1 1
5
1 1 1
5年
6 30 0 2 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計
6 48 7 9 11 9 10
1
6 4 1 4 4 3
1 5 1 1 7
1 1 1
(齢)
( 4.3%)
(34.0%)
( 5.0%)
( 6.4%)
( 7.8%)
( 6.4%)
( 7.1%)
( O.7%)
( 4.3%)
( 2.8%)
( O.7%)
( 2.8%)
( 2.8%)
( 2.1%)
( O.7%)
( 3.5%)
( O.7%)
( O.7%)
( 5.0%)
( O.7%)
( O.7%)
( O.7%)
突出して多く見られたのはbのパターンで,全体の34%を占めた。「鉛筆」
を使って形をかき,「色鉛筆」を使って彩色するという表現過程である。これは 調査時間が1時間であったため,時間内で表現するのに適した描画材を児童が選 んだことも考えられるが,1項の児童が準備した描画材の分析を見ると,鉛筆と 色鉛筆が上位を占めている。(鉛筆を持ってきた児童は100%,色鉛筆を持って きた児童は65.8%)このことを併せて考えると,描画材について特に指示をしな い場合は児童は準備が簡単で使いやすい線描材を使って表現する傾向にあるとい える。また,bのパターンに限らず,最初に使う描画材は,6件の「造形遊び的 表現」をした表現過程を除くと,全て線描に使われていた。そのため,線描に適
している「鉛筆」を使ってかき始めた児童が,全体の70.3%(aからfの合計)
と高い割合を示していた。
表現の際に使う道具や,その使用順序から分析した従来の描画材は,このよう に著しく線描材が表現の中核となる傾向が見られた。
□CGによる表現過程
CGでの表現過程で児童が使った道具は次のようなものであった。
〈PCペイントブラシ〉
ふで(へ.イントプラシ)
ベ タ レインボー ツートーン スーラ ゴッホ ジッター
レインボージッター ソフト
ウェットオイル 引っ掻き
ふでの形状変更 ふでの大きさ変更
その他の描画ツール スプレー
エアブラシ ボールペン 色鉛筆 クレヨン チョーク 木炭 マーカー スマツジ 直 線 惰円形 多角形
塗りつぶし 流し込み
グラデーション 消 去
取り消し 消しゴム ブリーチ 範囲消去 その他 ルーペ 色の境界 エンボス
〈ファインアーチスト〉
ふ で
各サイズのふで その他の描画ツール 各種スタンプ クレヨン スプレー 直 線 円 ひび うずまき あぶく
パターン変更
塗りつぶし(ペンキ)
流し込み
グラデーション 水玉
くり返しコピー 不思議な模様 消 去
取り消し 消しゴム 全消去
その他 コピー 移 動 拡 大 回 転 ルーペ
ステッカー貼付 文字貼付
音貼付 途中保存
使った順序は道具の種類が多く,表現過程も様々であり特定することが不可能 であった。そこで,表現過程の記録をもとに使用した道具と使用回数を分析して みた。集計には,ソフト別に各学年2名,合計12名の記録を使っている。
〈PCペイントブラシ〉
使用回数 2年 4年 5年 全体 (使用回数全体に占める調合)
ふで(ペイントブラシ)
ベ タ レインボー ツートーン スーラ ゴッホ ジッター
レインボージッター ソフト
ウェットオイル 引っ掻き
ふでの形状変更 ふでの大きさ変更 その他の描画ツール スプレー
エアブラシ ボールペン 色鉛筆 クレヨン
8 7 0 2
1 0 7 0 0 0 2 5
9 6 23 ( 9.5%)
2 2 11 ( 4.5%)
6 3 9 ( 3.7%)
1 5 8 ( 3.3%)
O 2 3 (L2%)
O 1 1 ( O.4%)
2 3 12 ( 4.9%)
1 O 1 ( O.4%)
O 1 1 ( O.4%)
O 1 1 ( O.4%)
5 7 14 ( 5.8%)
9 14 28 (11.5%)
4 2
2 0 2 10 2
2 11 7 ( 2.9%)
1 3 ( 1.2%)
9 12 ( 4.9%)
2 4 ( 1.6%)
O 3 ( 1.2%)
スマツジ 直 線 楕円形 多角形 塗りつぶし 流し込み
グラデーション 消 去
取り消し 消しゴム ブリーチ 範囲消去 その他 ルーペ 色の境界 エンボス
O I O O O 1 0 2 5 0 2 0
1 ( O.4%)
1 ( O.4%)
7 ( 2.9%)
2 ( O.8%)
8 4 4 16 (6.6%)
4 2 3 9 ( 3.7%)
2 7 16 19 11 2
0 0 2 0 2 0 O I O O O 3 0 O 1
25 (10.3%)
32 (13.2%)
2 ( O.8%)
2 ( O.8%)
1 ( O.4%)
3 ( 1.2%)
1 ( O.4%)
〈ファインアーチスト〉
使用回数 2年 4年 5年 全体 (使用回数全体に占める割合)
ふ で
各サイズのふで その他の描画ツール 各種スタンプ クレヨン スプレー 直 線 円 ひび うずまき あぶく
パターン変更
塗りっぷし(ペンキ)
流し込み
グラデーション 水玉
くり返しコピー 不思議な模様 消 去
取り消し 消しゴム
29 17 22 68 (22.5%)
7 3 1
0 0 0 0 0 0
15 4 3 2 0
13 23
0 3 0 2 0 2 0 6 0 1 1 8 3 0 2 0
12
1
6 3
1
9 2 2 2
1
12 11 11
2 2 4
43 (ユ4.2%)
6 ( 2.0%)
3 ( 1.0%)
2 ( O.7%)
6 ( 2.0%)
1 ( O.3%)
9 ( 3.0%)
3 ( 1.0%)
2 ( O.7%)
36 (11.9%)
7 ( 2.3%)
11 ( 3.6%)
7 ( 2.3%)
2 ( O.7%)
34 (11.3%)
8 ( 2.6%)
全消去 その他 コピー 移 動 拡 大 回 転 ルーペ
ステッカー貼付 文字貼付
音貼付 途中保存
10 6 9 25 (8.3%)
O 2 1 3 (LO%)
O 1 1 2 ( O.7%)
O 1 O 1 ( O.3%)
O 1 O 1 ( O.3%)
O O 1 1 (O.3%)
1 1 1 3 (LO%)
2 2 7 11 ( 3.6%)
O 2 1 3 ( 1.0%)
O 1 3 4(1.3%)
以上のように,CGの表現過程では使用した道具の種類にかなりの幅がある。
この集計は12件のサンプルをもとにしているが,サンプル件数を増やすと,更 にこの傾向が強まることが予測される。
また,使用された道具では,従来の描画材の「鉛筆」にあたるペイントブラシ の「ペタ」が9.5%,ファインア…一テストの「ふで」が22.5%であった。その他 に,使用率が1割を越えた道具は,ペイントブラシで「ふでの大きさの変更」の 11。5%,「取り消し」の10.3%,「消しゴム」の13.2%であり,ファインアーチ ストでは「各種スタンプ」の14.2%,「流し込み」の11.9%,「取り消し」の11.
3%であった。ソフトによって使用される道具の頻度が違うのは,使用した児童の 個人差と,それぞれのソフトの特性が現れた結果であるといえる。
総合すると,描画ツールと消去ツールが多く使用される傾向がでたが,従来の 描画材の「線描材」ほどの偏りは見られなかった。
3.児童のCGでの表現に関する考察
この項では,従来の描画材とCGでの表現を比較した調査全体の分析考察を通 して,CGでの表現の傾向及び特性をまとめてみた。
児童がCGで表現したものの「題材」は,想像的な題材や造形あそび的な表現 を好む傾向が見られた。特に,従来の描画材では中学年でわずかにしか見られな かった造形あそび的な表現を,全学年の児童がおこなったいた。この傾向につい ては,次のようなCGの特性が要因になったと考えられる。
第一はCGは道具の選択肢が多いことことである。2項(1)でまとめたよう に,児童が選択できる道具は,従来の表現では5種類,CGではどちらのソフト も100種類を越している。従来の描画材は使い方や表現技法を工夫することで,
ある程度は表現に幅を持たせることはできるが,その種類はCGの比でないこと は明らかである。
第二にCGは色が用意されており,その数もファインアーチストで38色, P
Cペイントブラシでは256色のパレットが12種類と圧倒的な選択の幅を持っ
ている。児童が持っていた色鉛筆はほとんどが24色であり,絵の具の混色によ ってもここまでの数の色を作ることは難しい。第三はCGでの表現では従来の表現に比べて作業時間が短くてすむことである。
表現の過程には色塗るという行為がかなりの割合を占めるが,従来の描画材に比 べて,CGは彩色を非常に短時間でおこなうことができる。
第四は表現の再現性である。従来の描画材では一度かいたものや塗ったものを 元に戻すことはほとんど不可能のである。CGは消去やアンドゥ(やり直し)と いった機能を持っており,また,一度彩色した部分を塗り直すことも可能である。
以上のようなCGの特性が,造形あそび的な表現をするのに適した環境であっ たため,題材に偏りがでたことが考えられる。また,ソフトの特性も題材に大き
く影響している◎次頁の表:3−2−3−1と3−2−3−2は,ファインアーチストとPCペイ ントブラシでかかれた作品の題材を分類したのものである。ファインアーチスト で造形あそび的表現をした児童は,2年生で22.4%,4年生で57.5%,5年生で
7.9%,全体で26.8%である。これに対してPCペイントブラシでは,2年生が 87.5%,4年生が64.7%,5年生で30.0%,全体で58.3%となっている。明らか にPCペイントブラシを使った児童のほうに,造形あそび的な表現をした児童が 多いことがわかる。PCペイントブラシのソフトとしての特性は,選択できる色 数の多さと自然色を再現できる表示能力である。色の選択の幅が,表現する題材 に大きな影響を与える要素であるといえる。
しかし,どちらのソフトにおいても,観察的な題材が1点も見られなかったこと を考えると,現状のCGソフトでは細い部分の描写が従来の描画材のようにでき るのかという問題や,入力装置であるマウスが描画に適しているかという問題が CGの表現の課題であるといえる。