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(口演 1 日目)

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ベンダー変更に伴う電子クリニカルパス移行の悩み 第2報

1地方独立行政法人 総合病院 国保旭中央病院 産婦人科 小林 康祐(こばやし こうすけ)1

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電子クリニカルパスを記録として活用する上での課題

1横浜市立大学附属病院 8-1病棟、2横浜市立大学附属病院 7-4病棟、

3横浜市立大学附属病院 看護部

石川 裕美子(いしかわ ゆみこ)1、小林 亨2、立石 由佳2、鈴木 久美子3

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当院における全クリニカルパス電子化への取り組み

1岐阜市民病院 クリニカルパス推進委員会

山田 誠(やまだ まこと)1、玉木 正義1、向井 強1、横田 忠和1、 神山 美智子1、臼井 文子1、入山 佳子1、福岡 いづみ1、長屋 崇1、 服部 佳朗1

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クリニカルパスのアウトカム評価入力の現況と課題

1済生会横浜市東部病院 TQMセンター 髙田 礼(たかだ あや)1、平山 彩通子1

【はじめに】当院では、2019年12月に、F社からI社への電子カルテ の移行が決定している。それに伴い、電子クリニカルパス(以下パス)

の移行も必要となり、その進捗状況を、第19回日本クリニカルパス 学会において第1報として報告した。今回は第2報を報告する。

【活動内容】現行のF社パスを、そのままの状態でI社パスに移行す ることはできない。それは、そのままデータが移行できないととも に、パスの構造の根本的な相違による。F社パスでの移行条件をも ったアルゴリズムパスを、I社パスでは階層化をうまく利用するこ とで、アルゴリズムに似た表現が可能になるが、適用する医師が混 乱することも懸念している。発表の時点では、具体的な個々のパス 移行に際しての苦労した点を挙げて、ベンダー変更を検討している 他の施設の参考にもなるような報告をしたいと考えている。また、

今回のベンダー移行に際し、Basic Outcome Master(BOM)の導入 を行う予定である。BOMでは観察項目となっているものが、当院 ではパスのアウトカムとして使用している例も多々みられるため、

各パスでのアウトカムと観察項目の見直しを行っている。さらに、

IBMパス運用開始前に行う予定であるパス操作講習が、職員へのパ ス再教育にもつながるようなものにしたいと考えている。

【考察】今抄録では2019年7月時点での進捗状況を記載したが、発表 時には、パス移行も完遂していると考えられ、最終報告をする予定 である。

【結論】ベンダー移行は、我々パス委員に多大なる(理不尽な)労働を 強いることになる。しかし、ピンチをチャンスととらえ、パスのさ らなる進化を目指したい。

【はじめに】当院では電子クリニカルパス(以下パスとする)のアウト カム評価を行うことになっているが、評価入力が十分にできていな い。未達成アウトカムのバリアンス登録に繋がらないことが課題で ある。今後日めくりパスの活用を推進し、アウトカム評価の徹底、

バリアンス登録・分析を行い、パスの質向上、看護記録の充実と効 率化を図ることを目的に課題の検討を行ったので報告する。

【活動内容】消化器外科作成の7パスのアウトカム入力状況、未達成 項目の分析、看護師21名を対象にパスに対する認識調査を実施した。

2018年4月~2019年1月までのパス使用件数:197件。アウトカム 評価入力率:48%。バリアンス登録はほぼなかった。看護師への認 識調査結果:バリアンスの意味がよくわからない、バリアンス登録 することで看護記録が重複し記録が増え負担等の意見があった。ア ウトカム評価がない、未達成となっている項目はバリアンス記録と して登録せず、経時記録、看護ケアの実施入力として記録されていた。

【考察】消化器外科パスの改訂は行われているが、バリアンス分析を 元にした改訂ではなく、使用上の利便性から行われていた。アウト カム評価やケア項目の実施入力以外にもSOAP記録等をしており、

さらにバリアンス記録もしなければいけないということが負担感を 増す要因になっていると思われる。診療報酬上必要な記録が増えて いることや看護診断の記録との整合性など、看護記録運用上の課題 も明確になった。

【結論】アウトカム評価・バリアンス登録・分析が今後の業務改善や 質向上にもつながるため、正しいパスの使用方法を教育していくこ とが重要である。

【はじめに】当院では、電子カルテ導入時にパスの電子化を目指した が進んでいなかった。そこでベンダー変更時に紙パス併用を経て全 パスの電子化を達成したので、その過程におけるクリニカルパス委 員会での取り組みと成果について報告する。

【活動内容】当院パス委員会は作成、承認、見直し、バリアンスの4 部会で活動してきたが、電子パス化に当たり作成、内科系承認、外 科系承認の3部会に再編成した。作成部会で、電子パス作成基準・

ガイド等を作成し、説明会の開催やポータル等で周知し、承認部会 で申請書・事前準備/申請時チェックリストを改訂した。まず、各 部署でBOMを用いたアウトカムのひな形作成を開始し、入力作業 は医療情報部でサポートした。アウトカムのひな形に医師のオーダ ー・看護指示等を追加して、順次承認作業に移った。

【考察】平成28年末時点で紙パス196、旧ベンダーの電子パス27を運 用していたが、平成29年1月の電子カルテ変更3ヶ月後に電子パス 運用を開始した。最初旧ベンダーからの移行電子パスの運用を開始 し、徐々に運用を増やした。当初は早い段階での全パス電子化を目 指したが、作成が進まない部署もあり、最終的には平成30年3月末 で紙パスの併用を中止することを決定し、この時点で156の電子パ ス運用となった。パスに精通した人材不足から、作成において充分 なサポートができず、進捗の遅れに繋がったと考えられた。そこで、

現在はマニュアルの整備を進め、新人看護師や初期研修医の研修に パスを組み込み、パスに関する知識や理解の普及に取り組んでいる。

【結論】進捗の遅れはあったものの、委員会での取り組みにより最終 的には大きな障害なく全パスの電子化が終了した。

【はじめに】当院は電子パスを257種類登録しており、パス運用率は 高く推移しているものの、定期的なバリアンス分析やパスの見直し ができていないことが課題にある。バリアンス集計・分析のために は、システムを活用して効率的にデータが収集されること、そして アウトカム評価が適時・適正に入力されている質の良いデータであ ることが望ましい。まずは現状を把握することを第一歩に、アウト カム評価の入力状況について調査を行った。

【活動内容】2018年4月~10月の退院患者のうち、15部署で使用頻度 が高い代表的なパス19種が適用された症例について、電子カルテ DWHからアウトカムの評価入力に関するデータを抽出した。パス 適用中の中止や設定日数より早く退院した症例では、実際に適用し た期間が対象期間となるようクリーニングを行った。パス別のアウ トカム未評価率と、パス開始から終了まで病日単位のアウトカム未 評価率を調査した。対象症例のパス適用数は1,380件、全アウトカ ム数107,043項目であった。パス別では、適用数5~476件、アウト カム数65~43,798項目であった。未評価率は0.2%~21.8%とばら つきがみられた。病日単位では、パス終了日にかけて未評価率が上 がる傾向がみられた。

【考察】アウトカム未評価率は、パスを多く使用している病棟では低 く、パスへの慣れや理解の程度が影響しているのではないかと考え られた。また、パス終了日は多くが退院日にあたるため、評価者の 入力する意識が薄くなってしまうことが推察された。

【結論】アウトカム評価の現況を客観的に把握することで、評価入力 上の課題が明瞭になった。形式的な記録監査の一種として、課題に 応じた指導に活用していく。

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教育

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電子カルテ一体型電子クリニカルパスと診療記録構造化の 検討

1株式会社ソフトウェア・サービス 井川 澄人(いがわ すみと)1、松本 崇志1

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できないと言われ続けたクリニカルパスの食事指示を食事保 留機能を使用して実現したパス運用について

1東京歯科大学市川総合病院

杉山 明子(すぎやま あきこ)1、寄特 和之1、根本 早百合1、西河 和也1、 堀田 拓1、松井 淳一1

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ITで変える。クリニカルパス活動の未来

1前橋赤十字病院 事務部 情報システム課

市根井 栄治(いちねい えいじ)1、堀江 健夫1、増田 由美子1、齋藤 春美1

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手術室既卒看護師教育スケジュールパスの作成とその運用

1社会医療法人 製鉄記念室蘭病院 看護部 田丸 有紀子(たまる ゆきこ)1

【はじめに】電子クリニカルパス(以下電子パス)はアウトカム評価集 計やバリアンスオーダー集計をはじめ予定日程延長状況など各種統 計情報を収集できる構造化データツールとして位置づけられてい る。しかし、今までは、診療記録という観点ではデータ収集方法が 検討されてこなかった。従来はパス適用後アウトカム評価の際にカ ルテ記載画面はテキスト表示を用いていたが、 ePath Project参加を 契機にアウトカム評価の際および任意のタスク項目に構造化テンプ レート利用診療記録記載方法を搭載しデータ活用を目指したので報 告する。

【概要】一つ目はアウトカム評価の際、アセスメント(観察結果)と評 価基準を照らし合わせ未達成であれば、テンプレートSOAP記載画 面が立ち上がる。そのテンプレートにOに観察項目、結果値、達成 /未達成、Aにパス名、アウトカム名称 達成/未達成、アセスメン ト名が自動引用される。構造化テンプレート記載のPにスタッフは 経過観察を含め実施した医療行為を記録する。従来はテキスト形式 でSOAP引用されていたが、構造化テンプレート引用に切り替えた のでデータ利用が可能となる。二つ目は各職種が評価を実施すべき タイミングで必要なテンプレートをタスク項目に用意し、その適切 なタイミングでテンプレート記載を行うことができるようにした。

【考察・結果】電子パスによりデータの構造化による統計機能の充実 はみられるが診療記録から時間軸視点が考慮された構造化データ抽 出がアウトカム評価バリアンス記録およびパスタスク項目にタイム リーな多職種のテンプレート診療記録記載が可能になったことで 様々な視点の分析が可能になると思われる。

【目的】当院は、2017年に電子カルテをNECから富士通に移行した。

システム変更時にクリニカルパス(以下パスとする)委員として一番 苦労したのが、食事オーダーが事前にパスの中に組み込めないとい うところであった。試行錯誤し、富士通の食事マップという機能を 使用し、パスが開始されると同時に、この食事マップを開始させる という方法を約1年半続けた。運用する中で、パスの食事オーダー が事前に組み込める、「食事保留機能」があることが分かり、その機 能を使用して、パス適応期間の食事オーダーをパス作成時から組み 込むことが可能となった。しかし、既に80コ近くのパスが稼働して おり、新しい運用を周知する有効的な手段や方法を考えなくてはな らなかった。

【方法】入院する診療科の病棟や、パスの使用頻度などを分析し、周 知していく順番を考え実施した。また、一目で分かるマニュアルを 作成し、目標を3か月と掲げ、取り組んだ。

【結果】目標期間は過ぎてしまったが、全診療科・全病棟に、新しい 運用方法を周知し運用することができた。

【結論】運用開始しているシステムの途中からのルールの変更などに は、順序と簡単に取り入れられる工夫が必要である。

【はじめに】2018年度よりクリニカルパス委員会にIT部門が配属と なった。それまでのパスへの介入は障害や問い合わせの対応程度で あったが、委員会に所属したことで様々な課題を発見した。本発表 ではIT部門視点での改善活動について報告する。

【活動内容】クリニカルパスシステム部会として活動をスタートし、

初回はパス適用率の算出方法をターゲットとした。当院では「パス 適用率=パス適用数/新規入院患者数」を公式としていたが、課題1

「分母と分子で対象の整合が取れていない。」と課題2「様式1との突合 を考えると入院患者では支障が出る。」が顕在化した。そこで、「パ ス適用率=パス適用数/退院患者数」への公式の変更とその算出手順 の明確化を提案した。これにより整合が取れて且つ様式1突合も可 能となった。この改善を第一歩とし、その後も様々な改善に取り組 んだ。

【考察】電子カルテの抽出メニューの利用は仕様がブラックボックス であるため、依存すると次第に指標に対する理解が廃れる可能性が 高い。パス改善は長期活動となるため、指標は明確であることが望 ましい。そこで、当院ではデータウェアハウス(DWH)からデータ を抽出する手順を採用した。長期的なモニタリングが可能となり、

明確な根拠を元に今後も改善を継続していこうと考えている。

【結論】IT部門がクリニカルパス活動に加わることで改善活動の視野 が広がり、クリニカルパスの改善の他、指標の改善、業務効率の改善、

医療の質の改善と様々な視点の改善が可能である。また、今後も様 式1、病名、血糖値、HbA1c、抗菌薬等との関連分析を進め、次の 機会で報告していきたい。

【はじめに】当院手術室は近年、中途採用で手術室配属となる既卒看 護師が増えている。既卒看護師は一定の知識はあるものの、手術室 では特殊な技術が必要となる。しかしながら、これまで既卒看護師 に対する指導が指導者の裁量に大きく依存し、指導の内容、方法が 統一されていなかったため、指導の標準化を図るためにパスを作成 した。

【作成】対象者は卒後2年目以上の既卒看護師としている。1か月ごと に到達目標を定め指導者と評価を行い、10ヶ月後に緊急手術業務を 習得できるパスとした。2か月ごとに手術室会議で進捗状況を報告 しスタッフ全員での情報共有を行っている。

【運用】現在2名にパスを運用している。どちらも手術室経験者であ ることもあり適宜パスの変更を行い運用している。

【考察】以前はパスが無く指導者により偏りのある教育状況であっ た。しかしながら、スケジュールが作成されたことにより段階的 また標準的な指導が可能となり、スタッフ全員が進行状況を把握 しやすくなった。パスを使用する事により、日々指導に当たる指 導者の弱点もみえ、教育体制の強化ともなっている。今後は既卒 看護師の到達状況に応じてスケジュールの組み換え可能なパスと して行きたい。

【結論】パスを使用する事により手術室全体での適切な指導が行えて いる。指導の標準化を図り、早期育成と職場全体のレベルアップに 繋げて行きたい。

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