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第8章 「フィンランド型項目」の採点基準の作成

8.1 本章の研究課題

8.3.1 健康に関する「理論的な知識問題」

問題 日 本で は,1985年 ~2011 年 ま で の累 計と して ,13,704件 の HIV感 染者 と 6,272 件 の AIDS患者 が報 告され てい ます (血 液凝 固因子 製剤 や輸 血に よる 感染例 を除 く ).特 に , 2011年 に は ,1,056件の HIV感 染者 と 473件の AIDS患 者の 報告 があり まし た .(厚 生労

働 省エ イズ 動向 委員 会,2012)

a)HIVの主 な感染 経路を 説明 し,HIV感染 とAIDSの症 状に ついて 説明し なさ い.

b) 日本 で実施 され ている 一次 予防 対策 とし て,HIVの 感染 率を 減ら す取り 組み を説 明し なさ い.

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第8章 「フィンランド型項目」の採点基準の作成

8.3.1.1「a)問題」

8.3.1.1.1「a) 問題 」の 学習の 意義

HIVは 感 染し てい る人 の血 液,精液 ,膣 分泌 液に多 く含 まれ ,そ れが 傷口や 粘膜 から 体の 中 に入 り込 み,血 管やリン パ管 の中 に入 り込 むこと でし か感 染し ない.健康 な皮 膚か ら HIV に 感染 する こと は全 くない .

感 染し てい ない 高校 生が今 後HIVに感 染す る機会 は ,輸血 など 他に 選択肢 がな い場 合,薬 物 など の回 し打 ちと いう犯 罪行 為を 除け ば,HIVに 感染 して いる 人と の性行 為に 限ら れて し ま う .性 的活 動が活 発化 する 時期(20~30代)にさ しか かっ てい る高校 生が HIV,AIDS を 学習 する 意味 はこ こにあ る

8.3.1.1.2「a)問 題」の 採点 基準

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8.3.1.1.3「a)問 題」の 配点 (配 点10点 )

8.3.1.2「b)問題」

8.3.1.2.1「b)問 題」の 学習 の意 義

HIV感 染 は発 病ま で目 立っ た症 状も なく,外見 から はわ から ない.感染 の有 無を 知る には

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第8章 「フィンランド型項目」の採点基準の作成

血 液検 査(HIV抗 体検 査) をす るし か方 法が ない. この 検査 は HIVそのも のの 有無 を検 査 す るの では なく ,HIVに感 染す ると 作ら れる 血液中 の抗 体を 調べ る検 査であ る. その ため HIVに 感 染し ても (感 染の 可能 性が あっ た時 点から )抗 体が でき るま での 6~8週間 ,長 い 場 合は 12週 間( 約 3か月 )を 経な いと 感染 の有無 が分 から ない .

相手 が感 染し てい ないか 不確 実の 場合 は, ①性行 為を しな いか ,② 性行為 に際 して コン ド ーム の使 用で しか ,HIV感 染を 防ぐ 方法 はない .一 方で ,も し自 分にHIV感 染の 可能 性 が ある なら ,性 行為 の相手 や将 来生 まれ るか もしれ ない 子ど もを 感染 から守 るた め, また 早 く 治療 を開 始す るた めに HIV抗 体検 査を 受ける こと が必 要で ある .HIV抗 体検 査は 全国 の 保 健所 にお いて 無料 でしか も匿 名で 検査 でき る.し かも 現在 はた とえ 感染が 判明 した とし て も ,早 期に 治療 がで きれば ,長 い期 間エ イズ を発症 させ ずに 過ご すこ とがで きる よう にな っ て いる .各 都道 府県 では拠 点病 院( エイ ズ治 療拠点 病院 )を 設け て, そこで 高度 な専 門的 治

療 が行 われ てい る.

HIV感 染者 や AIDS患者 に対 して の差 別や 偏見が 強い 社会 だと ,感 染を知 らせ ない ほう が よい とい った 意識 を芽生 えさ せ, さら に感 染を拡 大さ せる 恐れ があ る.エ イズ は病 気に 対 す る正 しい 理解 と適 切な行 動を もっ て予 防で きる病 気で ある とい うこ との学 習が 大切 であ る.

8.3.1.2.2「b)問 題」の 採点 基準

113 8.3.1.2.3「b)問題」の配点(配点 10 点 )