第7章 フィンランドの大学入学資格試験問題からの翻案
7.3 記述式問題で計測する「学力」の構成要素の検討
7.4.1 フィンランド型項目
調 査票 全体 の構 成に ついて は,資料 に記 載の 通りで ある .3 種類の 異な るフ ィン ラン ド型 項 目と 日本 型項 目の 2 項 目に 実験 的な 操作 を加え たた め,実 際の 調査 票は 合計12 種 類と な
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っ た. 各調 査対 象者 はラン ダム に割 り当 てら れた 1 種類 につ いて ,事前 説明 時間 を含 めて 50 分 で 解答 する よう に設 計し た. その うち ,フィ ンラ ンド 型項 目( 記述式 の小 問2 問 から な る大 問 1 問 )に 割り当 てら れた 「解 答時 間の目 安」 は,25 分 を想 定し た.
フ ィン ラン ド型 項目 の内容 は以 下の 通り であ る.い ずれ も我 が国 の学 習指導 要領 に基 づい て 履修 すべ き内 容に 沿った 設問 項目 であ る.
7.4.1.1健康に関する「理論的な知識」を主に計測しようとした問題
[a 問題 :HIV に関 する 2 問 ]( 配当学 年高 1) a) HIV の 主 た る感 染経路 と AIDS の症 状の説明 b) 日 本で 実施 され ている 予防 対策
( 問 題 ) 日本で は、1985年~2011 年ま での 累計と して 、13,704件 の HIV感染 者と 6,272 件 の AIDS 患者 が報 告され てい ます (血 液凝 固因子 製剤 や輸 血に よる 感染例 を除 く ).特 に、
2011年 には 、1,056 件の HIV感染 者と 473件の AIDS 患者の 報告 があり まし た .(厚 生労 働省 エ イズ 動向 委員 会、2012)
7.4.1.2健康に関する「情報分析能力+批判的思考」を主に計測しようとした問題
[b 問題 :就 寝時 刻と 起床 時刻 に関 する2 問](配 当学 年高2)
2004 年 ,2009 年 の 学校 段階 別調 査結 果の グラフ を読 み取 って 解答 する形 式 a) 調 査結 果の 読み 取り
b) 調 査結 果の 解釈 と説明
( 問 題 ) 次の2 つの 図は、 月曜 日か ら金 曜日 の就寝 時刻 と起 床時 刻に ついて 、2004年 と 2009年 とで 、学校 段階別 に示 して いま す.(デー タは 、ベ ネッ セ教 育研究 開発 セン ター 『子 ど も生 活実 態基 本調 査』2004年,2009年 調査 より)
a)HIVの 主な 感染 経路 を説 明し、HIV感染 と AIDSの 症状 につい て説明 しな さい .
b) 日 本 で 実 施 さ れ て い る 一 次 予 防 対 策 と し て 、 HIVの 感染 率を 減ら す取り 組み を説 明し なさ い.
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第7章 フィンランドの大学入学資格試験問題からの翻案
図1: 就 寝 時 刻 ( 経 年 比 較 学 校 段 階 別 )
図2: 起 床 時 刻 ( 経 年 比 較 学 校 段 階 別 )
7.4.1.3健康に関する「理論的な知識+技能的な知識」を主に計測しようとした問題
[c 問題 :事故 で現 れる症 状と 処置 に関 する2 問 ](配 当学年 高 1) a) 高 校体 育の マラ ソン授 業中 に起 こっ た熱 中症応 急手 当
b) ア イス ホッ ケー のスケ ート 刃に よる 裂傷 による 大量 出血
( 問 題 ) 次の状 況で起 きた 事故 では、 どの よう な症 状が あら われ るか ?また 、そ れぞれ の 状 況に おい て、 どの ような 応急 処置 がな され るべき か説 明し なさ い.
a)調査 結果 から 何が 読み取 れま すか ? b)この 調査 結果 をど のよう に解 釈し 、説明 しま すか ?
a)高校 の体 育の マラ ソンの 授業 中に 生徒 に起 こ った 熱中 症の 症状 とその 応急 処置
b)大量 の出 血が 14 歳 の少 年の 手首 から ある 場 合:状 況は アイ スホッ ケー のジ ュニ ア戦 にお い て スケ ート の刃 によ り裂傷 が生 じた もの .
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