J男 D K男 A
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0 0 4 2
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−2 1
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−1
一2
−3
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一1
−2
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−1
0 4 2 0 3
(2)面接者とグループの生徒との関係
自己受容面接と同様,面接対象生徒の兄や姉を担任したり,部活
動で指導する,教科担任として教えるなどということはあった。し
かし,この面接以前に生徒たちとの直接の関わりはなかった。
(3) 得点変化からの考察
Table.5−6と5−7に示した得点変化と自己認知タイプを中心に考
察する。
1班は,全体に得点が低下した。面接としては成功とは言えない 結果であった。LOC面接では,目標を立てそれを達成し,達成感
を持つことが重要であるが,得点が下降した3人に,#5で目標達 成について聞いているが,3人とも目標に対する評価は,「達成で
きた」としている。では,達成感がどうしてlocus of controlの上 昇につながらなかったのであろうか。そこで考えられるのは,自己 認知タイプのによる効果の違いである。Aタイプの2人(F男・L 男)は受容面接の方が適していたのかもしれない。F男の得点がん なぜ低下したかを探るためインタビューを試みた。F男は,「目標 は達成できた」としながらも「仕事は大変で,自分に対する自信が 揺らいだ感じ」と述べており,locus of contro1の下降を示唆する 発言をしている。詳しくは本章第2節で述べることにする。Dタイ
プのQ男は効果があがってよいはずである。インタビューの結果,
目標の内容と達成に対する評価に問題があったのではないかと推察 された。詳しい考察はF男と同じく後で行う。
3班は,得点上昇した生徒が多く,成功したと言ってよい。Aタ イプの2人のうち,K男のlocus of contro1得点が上昇している。
この生徒の目標の内容や評価の基準,アンケートの自由記述などに ついて分析を行ったところ,面接についての感想では,「面接があ ったおかげで職業体験の目標をじっくり考えることができた」とあ
り,目標達成を意識して職業体験を行っていたことが分かった。達
成の度合いについては,「店員さんの指示に従ってよく働くことが
できた。」というプラスの評価と,「指示されたこと以外は何をして
いいかわからなかった」という反省をしているが全体としては,「目
標は達成できた」としている。
得点が上昇したJ男はDタイプの生徒である。Dタイプは面接 効果が最も得られたグループである。J男はホテルでの職業体験を 行うにあたって,「仕事を最後まできちんとやり遂げる」という目標
を立てた。そして,目標達成についてこう書いている。
僕はいつも周りの友だちに引っ張られて,つい仕事をサボって しまうことが多い。今回は,友だちと一緒ではなく,ホテルの人
とマンツーマンだったので,本当に「働いた!」という気になれる くらい一生懸命働けた。(J男)J男にとって大人と2人だけで仕事をするという体験が,目標を 完全にやり遂げたという達成感を起こさせ,それが得点上昇につな がったのであろう。不登校気味のB男は面接への欠席が2回あった が,職業体験には参加することができた。「必死で働いた。疲れた」
と感想を記述している。B男は目標達成というよりも,職業体験に 参加できたということで10cus of controlを高めたのであろう。
以上のことから,自己受容面接の結果と合わせて考えると,A タイプの生徒に対しての面接は,LOC面接よりも自己受容面接の 方が効果的であることが示唆された。また,LOC面接では,生徒 が職業体験当日どの程度目標を明確に意識し,達成に向けて努力し たかということと達成感の質が効果に関わってくるものと考えられ
る。
(4)面接過程からの結果と考察
受容面接と同様,各グループの面接の記録と面接過程の中で用
いたワークシート(プログラムの流れに従って書き込みができる
ようになっている用紙)の内容を中心に次の点に絞って,結果の
概略を報告し,考察する。
①面接の雰囲気について
1班はどちらかというと幼いが,真面目で素直な生徒たちであっ た。日程の関係上,週一度の面接の初回がいつもこの班なので,面 接の始めがどうしてもやや硬い雰囲気になってしまいがちであった。
3班は,スポーツ好きの元気な生徒たちで, ハ接者に対しても遠慮 なく話しかけてきた。明るい雰囲気での面接ができた。
②面接プログラムの内容について
LOC面接プログラムは,目標を立て,その目標達成に向けて必 要なアイテムや予想される障害を考えていく流れになっている。実 際に面接を行って感じたことでもあり,面接過程からも伺えること であるが,生徒たちは,目標達成に向けて必要なアイテムや予想さ れる障害を考えていくステップで,戸惑いをみせた。恐らくそれは,
職業体験が生徒たちにとって今まで経験したことがない事柄なので,
体験当日の様子をイメージし,そこで起こる出来事を予測すること が難しかったのであろう。Table5−8に示したように,生徒自身が 体験先での仕事をイメージするのに,分かやすい職種と分かりにく い職種があったようだ。それが:LOC面接にの結果に影響を及ぼし た可能性もある。locus of contro1が減少した4人中3人は仕事内 容がイメージしにくい職種であり,locus of controlが上昇した3 人中2人がイメージしゃすい職種であった。しかし,それぞれの班 でイメージしゃすい職種としにくい職種が偏っているので明確な断 定はできない。なお,このイメージしゃすさについての判定は,本 実践の実施中学校の該当学年の教諭3名と筆者の判断によるもの
である。
Table5−8 LOC面接生徒の体験先と仕事内容のイメージしゃすさ
名前班イメージ 体験先
結果A男 1×
F男 1×
L男 1×
Q男 1×
R男 1△
染色工場
トロフィーを扱う問屋
染色工場 機械工場
トロフィーを扱う問屋
ドキュメント内
中学生のためのキャリアカウンセリングに関する研究 : 職場体験事前指導としてのグループカウンセリングプログラム作成をめざして
(ページ 92-96)