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第 4 章 拡張感度解析に基づく送電線混雑管理手法

4.4. まとめ

本章では託送の増加に伴い送電線混雑が発生することを想定し、送電線混雑を迅速に解消する ことを目的に、第3章で託送経路の特定に用いた拡張感度解析に基づく送電線混雑管理手法を提 案した。更に、新規参入事業者が発電振替を実施する場合を想定し、送電線混雑解消に伴い託送 経路が変更となる場合に、変更後の託送経路を特定する手法を提案した。提案に先立ち、送電線 混雑管理に必要となる送電可能容量について整理し、日本における送電線混雑管理の現状につい て記述した。その後、過負荷解消効果指数という概念を導入することにより、迅速に送電線混雑 を解消する手法を提案した。過負荷解消効果指数は第3章に用いた拡張感度解析により算出可能 であり、送電線潮流、送電可能容量及び過負荷解消効果指数により、迅速に送電線混雑を解消可 能な発電所の選定及び必要発電振替量を算出することできる。提案手法では、発電振替に伴う他 送電線の潮流変化についても把握できるため、発電振替により他送電線に新たな送電線混雑が発 生し、結果的に送電線混雑解消に時間がかかるという現状の課題を解決することができる。また、

提案手法では一つの解だけではなく、送電線混雑解消に必要な発電振替量の情報を発電所毎に算 出可能なため、系統運用者はそれら情報に基づき、出力変化率等を考慮して迅速に送電線混雑を 解消できる発電所を選定することができる。次に、新規参入事業者により発電振替が実施される 場合を想定し、第3章の手法を応用することにより、発電振替に伴い託送経路が変更となった場 合に変更後の託送経路を特定する手法を提案した。第3章では、燃料費が最小となるように発電 所間の出力配分を決定したが、本章では、送電線混雑を解消するように発電所間の出力配分が決 定した場合に同様に託送経路を特定する手法を提案した。これにより、送電線混雑が発生するよ うな場合も、託送による系統利用状況である託送経路を把握することが可能となり、これら情報 を利用することにより、系統の利用状況を反映した託送料金を設定できると考えられる。提案手 法の有用性を検証するために、IEEE30モデルに託送を想定し、送電線混雑の解消及び混雑解消後 の託送経路を特定した。シミュレーションにより、送電線混雑管理が複雑となるとされているメ ッシュ系統においても迅速に送電線混雑を解消できること示すとともに、混雑解消操作により託

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送経路が変更となる場合にも託送経路を特定できることを示した。

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参考文献

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www.enecho.meti.go.jp/denkihp/bunkakai/ kihon_mondai/shijo_kankyo/8th/menbersiryou.pdf>

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