• 検索結果がありません。

甲南女子大学学術情報リポジトリ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "甲南女子大学学術情報リポジトリ"

Copied!
236
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

/Jヽ 錯

=4■

■ `π

)曜

≡訂 語 週 巨 宛興 荒 木 紀 幸

kl栗

'5ノ ロ6ノ

26

026714o_2

(2)

/Jヽ

,牛

序 論 目 児 童 の 言 語 連 想 の 概 観 本 論 研 究

1 35単

語 に 関 す る 小 学 生 の 連 想 基 準 表 と連 想 の 特 徴 研 究

2

小 学 生 の 自 由 連 想 反 応 時 間 の 特 徴 研 究

3

連 想 頻 度 と連 想 反 応 時 間 研 究

4

刺 激 語 と反 応 語 の 品 詞 的 な 関 係 と そ の 発 達 研 究

5

連 想 反 応 に お け る性 差

,学

年 差 研 究

6

速 連 想 者 と遅 連 想 者 の 平 凡 反 応 語, 研 究

7

連 想 反 応 語 の 特 性 研 究

8

連 想 反 応 に関 す る主 成 分 分 析 結 論 引 用 文 献 次 9 0 ” i a υ a υ O υ η f 0 0 0 υ 個 人 反 応 語 の 連 想 傾 向 105 140 165 178 O U

(3)

-1-序 諭 児 童 の 言 語 連 想 の 概 観 「 長 い 」 と云 え ば 「短 い 」

,「

机 」 と云 え ば 「椅 子 」 と云 う よ う に

,一

つ の 観 念 や こ とば が他 の観 念 や こ とば を呼 び起 す と い う連 想 は 日常 経 験 す る と こ ろ で あ る。 この 連想 は単 純 な 刺 激 。反 応 と云 う様 式 だ け で な く

,想

像 や 回 想 と云 う主 体 的 で創 造 的 な精 神 作 用 を も含 ん で い る 。 この よ う に

,連

想 は 単 純 な行 動 の基 本単 位 を説 明 す る だ け で な く

,思

考 の よ う に観 念 の連 鎖 と云 つ た複 雑 な 内 的過 程 も説 明 で き るの で あ る 。 したが つて

,連

想 を 人 間 の 精 神 活 動 の様 々 な 面 と関 連 づ けて 分 析 す る こ とが 可 能 で あ る 。 この 意 味 で連 想 の研 究 は 人間 を理 解 す る上 で 基 本 的 に重 要 な意 義 を持 つ もの 云 え る 。 連 想 に は 自由連 想 と制 限 連 想 が あ る 。刺 激 語 の下 位 概 念 とか 反 対 語 とか

,そ

の関 係 が あ らか じめ指 定 され

,そ

れ に も とづ い て連 想 され る場 合 を制 限 連 想 と 云 う 。 そ れ ゆ え

,そ

の 制 限 が 複 雑 にな るほ ど

,連

想 は思 考 の様 相 を帯 び る こ と にな る 。 これ に対 して 自由連 想 で は連 想 の 方 向 は連 想 者 自身 に委 ね られ て い る。 した が つ て

,連

想 には知 的 側 面 だ けで な く

,情

意 的 側 面 も広 く含 まれ る こ と に な る 。 この 自 由連 想 は さ らに

Freudが

用 い た よ う に

,刺

激 語 を 全 く与 え な い で 心 に浮 か ぶ ま ま を

,次

ぎ次 ぎ に云 わ せ て い く形 の 自 由連 想 と

,刺

激 語 を与 え て 連 想 させ る場 合 とが あ る 。前 者 は 精 神 分 析 で抑 圧 され た コ ンプ レ ッ ク ス を吐 露 させ る 目的 で 開 発 され た テ ク ニ ッ クで あ る 。 そ の利 用 は 一 般 に

,特

殊 な臨 床 場 面 に限 られ て い る 。 この よ う に

,制

限連 想

,自

由連 想 を軸 と して 多様 な 連 想 研 究 の 方 法 が 考 え ら れ て い る 。 そ の 中 で も 自由 連 想 法 が最 も多 く利 用 され て い る。 それ は 自 由連 想 法 が 思 考 や 知 識 と云 つ た認 知 体 系 だ け で な く

,情

緒 や 性 格

,態

,習

慣 等 の 諸 体 系 を含 め

,精

神 内容 を幅 広 く

,し

か もあ りの まま に と らえ る の に適 した方 法 とされ て い る か らで あ る 。 連 想 問 題 は既 に

Aristotelesに

よ つ て取 り上 げ られ て い る。 彼 は 人 間 の知 的 生活 は心 中 を去 来 す る観 念 の 遊 戯 に過 ぎず

,観

念 の 未 来 は いわ ゆ る連 合 の法 則 に支 配 され て い る もの と考 え て い る。 この 考 え 方 は

,18世

紀 か ら19世 紀 にか け て,, HObbes,Th.,Locke,」 。,Berkeley : G。 ,Hume,D。 ,Mill,J。 ,& JoS。 ,Brown,Th。,

(4)

Bain,A.,な

どの 英 国経 験 論 の 立 場 に受 けつ が れ

,理

論 的体 系 が 与 え られ た 。 こ れ が いわ ゆ る連 合 主 義 的 心 理 学 で あ る 。 そ れ は接 近 ・ 類 似 ・反 対 の 連 合 法 則 に よ っ て観 念 の 連 合 を説 明 して い る (矢 田部

,1948)。

連 想 につ い て最 初 の 実 験 的 研 究 は1879年

,Francis Galton

に よ つて 行 な わ れ た 。彼 は75個 の 単 語 を カ ー ドに書 き とめ

,最

4秒

の露 出 中 に意 識 にの ぼ つ た

2個

の 観 念 を記 録 す る と と も に

,そ

の 時 間 を ク ロ ノグ ラ フで 測 定 して い る 。 これ が連 想 反 応 時 間測 定 の 先 駆 的 研 究 とな つ た 。 これ を

4回

に わ た って 反 復 し, 得 られ た

505個

の 観 念 につ い て 分 析 して い る 。 それ に よ る と連 想 の 時 間 総 計 は

660秒

を要 し

,平

均 して

1.2秒

の 反応 時 間 で あ っ た 。 内容 的 に青年 時 代 に関 す る連 想 は 必 ず しも多 くな い が

,そ

の連 合 強 度 は 古 い もの ほ ど著 しい こ と を指 摘 して い る 。 そ して

,提

示 語 の 性 質 と観 念 の 現 れ 方

(1.言

語 的 連 想

==人

名 や 成 旬 が表 れ る

,2.感

覚 的 心 像

==事

物 の 視 覚 的 心 像

,3.俳

優 的 表 象

==動

作 や 身 振 りで 表 す

)の

関 係 か ら

,具

体 的 な 刺 激 語 に対 して 心 像 が 現 れ や す く, 態 度 を表 す 刺 激 語 に対 して 運 動 表 象 が 現 れ や す く

,抽

象 的 な刺 激 語 に対 して 単 な る言 語 反 応 が 多 い と云 う事 を示 した 。Galtonの 研 究 に続 く連 想 研 究 は ,L eip

zig学

派 を中 心 に主 と して 反 応 時 間 の 測 定 の面 か ら1910年頃 まで盛 ん に行 な わ れ た 。 しか しその 後

,こ

の連 想 法 を用 い た連 合 的 心 理 学 研 究 は 三 つ の 方 向 に分 れ て 発 展 して い る とみ られ て い る (梅 本

,1963)。

一 つ は 無 意 味 綴 を用 い た連 合 の 研 究 で あ り

,言

語 材 料 の 精 密 な分 析 と関連 して い る 。第 二 は連 合 とそれ に 対 抗 す る意 志 の心 理 学 的 研 究 で あ り

,Ach(1910)に

代 表 され る 。 第 二 の 方 向 は個 人 差 や 性 格 の 問 題 を分 析 しよ う と した流 れ で あ る 。 これ は

Kraepelin(18

92)に

は じま り

,Zurich学

派 の

Jung(1904)に

よ り研 究 され

,後

Kent&Rosa―

noff(1910)の

連 想 検 査 へ と引 き継 が れ て い く。

現 在 で は連 想 法 は言 語 学 習 の 中 で

,知

,理

解 に関 した新 しい問 題 領 域 を提 不 して い る

(C01lins&Quillian,1972,Anderson&Bower,1980等

)。

ま た新 しい連 想 検 査 も開発 され て い る (RapapOrt et al。 1946;」

ung,1969等

)。

思 考 や 知 能

,創

造 性 の 問 題 領 域 で も

,連

想 法 を無 視 して研 究 は進 ま な い (穐 山 貞 登 他

,1968)。

この よ う に連 想 研 究 は衰 え る こ とな く

,ま

す ます 重 要 な問 題 領 域 を形 成 し

,活

発 な 研 究 を呼 ん で い る。

児 童 に関 す る言 語 連 想 の 研 究 が 初 め て行 な わ れ た のは

Galtonの

連 想 実 験 か

(5)

-3-ら

9年

後 の

1898年

で あ り

,

ド イ ツ の

Ziehenだ

と さ れ て い る

(Rusk,1910

Woodrow&LoweH,1916)。

彼 は

8歳

14歳

児45名 の 男 児 に つ い て 口 答 で 連 想 実 験 を 行 な っ て い る 。 そ し て 子 ど も は 大 人 の よ う に 一 般 的 な 観 念

(AHgemein―

vorstellung―

general idea,大

人 の

80%の

一 致 が み ら れ た 観 念 )に よ る の で な く

,個

人 的 な

,具

体 的 な 観 念

(IndividualvorsteHung―

individual idea)

に よ つ て 思 考 し て い る と し た 。 ま た 児 童 の 反 応 時 間 は 大 人 に 比 べ て か な り 長 い こ と を 示 し た 。 そ の 後 の 子 ど も の 連 想 に 関 す る 研 究 も 大 人 の 研 究 の 場 合 と 同 様 に

,そ

の 初 期 に お い て は ド イ ッ を 中 心 に

1910年

頃 ま で 盛 ん に 行 な わ れ て い る 。 こ の 間 の 研 究 を

,W00drow&Lowell(1916)は

次 の よ う に 要 約 し て い る 。 「 子 ど も は 大 人 に 比 べ て 具 体 的 な イ メ ー ジ を 利 用 し な が ら 連 想 す る こ と が 多 く

,抽

象 的 な 観 念 を 利 用 す る こ と が 非 常 に 少 な い 。 」

1910年

,Kent&Rosanoffが

人 格 診 断 用 検 査 と し て

,初

め て 大 人 の 連 想 基 準 表 を 公 表 し て い る 。 こ れ を 契 機 に 児 童 に 関 す る 一 連 の 連 想 研 究 は 主 に こ の 基 準 表 と の 比 較 を 行 な っ て い る

(Eastman&Rosanoff,1912:Rosanoff&Rosanoff,

1913 : Otis, 1915 : Hitchell, Rosanoff & Rosanoff , 1919)

。 こ の 時 期 ,

Kent&Rosanoff表

の 子 ど も 版 で あ る 児 童 用 連 想 基 準 表 が

Woodrow&Lowell

(1916)に

よ り 完 成 し て い る 。 そ れ は 小 学 校

4・

5年

1000人

を 対 象 と し て,

100語

の 刺 激 語

(Kent&Rosanoff表

の 中 か ら 子 ど も に 適 し た

90語

と 新 し く加 え た10語

)を

用 い た 自 由 一 語 連 想 検 査 に も と づ い て 作 成 さ れ て い る 。 こ の 中 で 彼 ら は 大 人 と 比 較 し た 子 ど も の 連 想 の 特 徴 を 次 の よ う に 詳 細 に 分 析 し て い る 。 ① 一 般 に 子 ど も の 連 想 は 大 人 と 違 っ て い る 。 ② 子 ど も に 多 く 見 ら れ る 連 想 反 応

,お

よ び 刺 激 一 反 応 の 内 容 は

,動

詞 反 応 , 動 詞 一 目 的 語

,名

詞 ― 形 容 詞 ・ 形 容 詞 ― 名 詞

,代

名 詞

,音

の 類 似 反 応

,接

近 連 想

,全

体 一 部 分

,下

位 概 念

,単

語 完 成

,不

定 反 応

,等

で あ る 。 逆 に

,子

ど も よ り 大 人 に 多 く 見 ら れ 反 応 に は

,対

,上

位 概 念

,等

位 概 念

,分

,部

分 一 全 体, 名 詞 ― 抽 象 的 属 性

,原

因 ― 結 果

,が

あ る 。

③ 最 頻 反 応 語

(Populor res ponse)が

子 ど も と 大 人 で 共 通 し た 単 語 は 全 体 の

39%で

あ る 。

④ 最 頻 反 応 語 の 頻 度 は子 ど も と大 人 で 変 らな い 。

⑤ 子 ど も は 大 人 と比 べ て個 人反 応が 少 な い 。

(6)

⑥ 刺 激 に対 す る反 応 語 の 種 類 は 子 ど もの 方 が 少 な い 。 (子 ど もの 平均 は 102 に対 して

,大

人 は

143で

あ る 。 ⑦ 子 ど もが 連 想 に使 用 した 反 応 語 総 数

,お

よ び そ の 延 べ 語 数 は いず れ も大 人 と比 べ て 少 な い (子 ど もの 連 想 反 応 語 は 5253語

,延

べ 数

12510語

に対 し

,大

人 で は反 応 語 8847語

,延

べ語 数

19742語

で あ る)。 この後

,児

童 に関 す る連 想 研 究 は一 時 下 火 とな る 。連 想 反 応 に関 す る分 析 的 研 究

(CasOn&Cason,1925,McGehee,1937;1938)や

臨床 ・ 診 断 。個 人 差 研 究

(Hull & LogOff,1919,Elonen & WOodrow,1928;Rapaport,Cill & Schafer,1946)

が細 々 と行 な わ れ て い た 。 しか し

,1960年

代 に入 る と

,研

究 の 要 請 か ら

,新

し い 児 童 用 連 想 基 準 表

(PalermO&Jenkins,1964;Entwisle,1966)が

作 成 され た り

,各

種 の 言 語 材 料 の 尺 度 (CVCの 有 意 味 度

,Shapiro,1961;1字

連 想 ,AⅢ ster

&Keppel,1966)等

が 開 発 さ れ

,研

究 は再 び 多 方面 に活 発 に行 な わ れ る こ と と な つ た 。 わ が 国 にお け る 児童 の連 想 研 究 は千 葉(1913)に よ る もの が 最 初 で あ る 。彼 は 小 学 校

1∼

6年

生 の

943人

を対 象 に 自 由多 語 連 想 調 査 (30秒 の 時 間 制限

)を

行 な つ て い る。 そ して

,①

平 均 連 想 時 間 を(30/連想 数

)に

も とづ いて 算 出 し

,そ

れ は 学 年 の進 行 と とも に対 数 的 に早 くな る 。② 男子 の 方 が 女 子 よ り連 想 数 が 多 い傾 向 に あ る 。③ 具 体 名 詞 は抽 象 名 詞 よ り連 想 しや す い

,こ

とを 明 らか に して い る 。そ の後

,児

童 に関 す る研 究 を久 保(1922)と楠(1924)が 行 な つ て お り

,千

葉 と似 た結 果 を報 告 して い る 。 ま た

,藤

沢 と前 川(1928)は

Kent&Rosanoffに

準 拠 して 児 童 用 の連 想 基 準 表 (11歳 ∼ 14歳 の1000人

)を

わ が 国 で初 め て作 成 し て い る 。 そ して

,藤

野(1955)の連 想 反 応 に よ る人格 研 究

,戸

川 と倉 石(1958)の 連 想 検 査 法 の 開発

,村

川 。森 川 。梅 本(1959)の 児童 に関 す る反 対 連 想 の 研 究 が 続 いて い る。 そ して海 外 の研 究 を含 め た 児童 連 想 の 最 近 の 研 究 の 動 向 と して

,心

理 言 語 学 (Psycho―

Iinguistics)的

観 点 か ら連 想 反 応 の 分 析 を 見 直 した り

,連

想 法 に も とづ く意 味 の 研 究

,カ

テ ゴ リー群 化 や 概 念 の ネ ッ トワー ク

,知

識 や スキ ー マ の 研 究 な ど思 考 との 関 わ りや

,文

化 交 差 的 な 比 較 研 究 が 多 く身 受 け られ る よ う に な つ た

(Cramer,1968;佐

久 問

,1968;Nelson,1977;国

立 国 語 研 究所

,1982;芳

賀 他

,1983;荒

木 。梅 本

,1984)。

(7)

-5-児 童 の 言語 学 習や 言語 行 動 に関 す る研 究 の 進 展 は 実 に

,各

種 言 語 材 料 の 尺 度 化 や 標 準 化 にか か っ て い る 。 こ の 点 は 成 人 や 大学 生 の 諸 学 習 研 究 の 発 展 が 多様 な 学 習 尺度 の 開発 を ぬ き に考 え られ な い こ とか ら も

,容

易 に理 解 さ れ る とこ ろ で あ ろ う 。わ が 国で 1923∼ 1982年の 間 に作 成 され た

149種

の 言語 材 料 の うち, 児 童 用 と して 18尺 度 が あ る (荒木

,梅

,1984)。

こ の うち連 想 法 に も とづ い た学 習 材 料 の 測 度 を

,児

童 用 に つ い て あ げ る と次 の もの が あ る 。 た とえば

,連

想 頻 度

,連

想 価 (無連 想 価

),有

意 味 度

,熟

知 語 (語 頭 連 合

,書

記 連 想 頻 度

),

最 多 ・ 次 多連 想 語

,平

凡 連 想 語

,カ

テ ゴ リー 語 連 想 頻 度

,品

詞 別 反 応 率

,な

ど が あ げ られ る 。 連 想 基 準 表 を は じめ と して

,こ

れ らの 言 語 材 料 の 尺 度 化 の 前 提 と して の 考 え 方 は

,連

想 反 応 が 個 人 の 言語 習 慣 強 度 を反 映 して い る だ けで な く

,多

人 数 に わ た っ て連 想 反 応 を整 理 す る こ とで集 団 と しての 一 般 的 な 言語 習慣 の 連 合 強 度 も 決 め られ る と云 うも の で あ る 。 つ ま り

,刺

激 語 と反 応 語 間 に連 想 が 生 じ るの は これ らの 間 の 習慣 強 度 に よ る と仮 定 して い る 。 この よ うな 仮 定 は 次 の よ うな 一 連 の 研 究 成 果 に負 う と こ ろが 大 き い 。 この 先 駆 的研 究 は1901年

,Thumb&Marbeに

よ り行 な わ れ て い る 。彼 らは 大 人 の連 想 反 応 の 出現 頻 度 と反 応 時 間 とを 関 係 づ け て

,頻

度 の 多 い連 想 語 ほ ど少 な い語 に 比 べ て 反 応 時 間 が 短 い と い う曲 線 を提 出 し て い る 。 こ れが 有 名 なThu口b―Harbe の 法 則 で あ る 。 その 後

,こ

の 法 則 の 検 討 が 反 応 種 類 数 との 関 係 や 各 種 の 単 語 に つ い て も加 え られ

,そ

の 妥 当性 が 広 く確 認 され て き た 。 これ らの集 大 成 的 な 研 究 と して

,SCh10sberg&He ineman(1950)を

あ げ な け れ ば な らな い 。彼 らは こ の 反 応 時 間 と連 想 反 応 語 の 関係 を 一次 回帰 直線 の 式 で 表 す こ とに成 功 して い る。 子 ど も と大 人 の 連 想 反 応 が 量 的

,質

的 に違 っ て い る こ とを

Woodrow&Lowell

が 各 種 の指 標 に も とづ い て指 摘 して い る こ とは既 に述 べ た通 りで あ る 。 わが 国 で も子 ど も と大 人 の 連 想 の 違 い を指 摘 す る研 究が 行 な わ れ て い る 。藤 沢 と前 川 (1928)は 小 学 生 (11∼ 14歳

)の

連 想 基 準 表 と中

0高

校 生 女 子 (10∼ 18歳

)を

対 象 と し た久 保 の 連 想 基 準 表 (1923)と の 比 較 を行 な つ て い る 。 それ に よ る と, ① 反 応 種 類 数 は小 学 生 が 多 い (小学 生 の 平 均 は217.78に 対 し

,中

・ 高 校 生 は 60.08)

②平凡連想語

(500頻

度以上の出現語

)は

中・高校生が多い

(中

。高校生では

(8)

32語 で あ るが

,小

学 生 は

0語

) ③ 無 連 想 数 は 小 学 生 に多 い

,が

示 され て い る 。 この よ う に

,連

想 反 応 が 子 ども と大 人 で 違 う こ とか ら

,言

語 習慣 や そ の 習 慣 強 度 にお いて も大 人 と違 つ た子 ど も独 自の もの が想 定 で き るの で あ る。 ま た小 学 生 時代 は言 語 の 習 得 や 利 用 につ いて 発 達 的 に変 化 して い る時 期 で もあ ろ う 。 その ため

,習

慣 強 度 の 大 き さ と反 応 時 間 が 単 純 に対 応 して い る と考 え る の は は な は だ問 題 が あ ろ う 。 した が つて

,Thumb&Marbeが

大 人 を対 象 に違 想 反 応 と 反 応 時 間 の 間 に見 出 した曲 線 関 係 や

Sch10Sberg&Helnemanが

指 摘 す る それ ら の 一 次関 係 式 が 児 童 に お い て も単 純 に 当て は ま るの か

,疑

間 の あ る とこ ろで あ る 。 しか しこの こ とは

,ま

た 児童 に関 す る連 想 法 を 用 い た言 語 尺 度 の妥 当性 と も強 く関 係 す る こ とで あ る 。 この ため

,本

論 文 にお い て基 本 的 な問 題 の 一 つ と して

,こ

の連 想 反 応 頻 度 と反 応 時 間 の 関 係 を取 り上 げ る こ と とす る 。 しか し

,語

連 想 を規 定 す る要 因 は刺 激 語 との 習慣 強 度 の み か と云 う疑 間 が 石 原

(1960),Osgood(1961),森

(1965)な

どか ら提 示 され て い る 。 賀 集

(1966)は

従 来 の 連 想

,F連

想 に対 して

,T連

想 を操 作 的 に規 定 し

,こ

の 点 を 検 討 して い る 。 そ して 彼 は 大 学 生 を用 いて 動 詞 を刺 激 と した反 応 語 (動詞

)で

もつ て

,語

自体 の 使 用 頻 度

,つ

ま り熟 知 度 の程 度 が 語 連 想 に強 く影 響 して い る こ とを実 証 して い る 。 一般 に

,刺

激 が 引 き 出す 連 想 語 は あ る限 られ た ク ラ ス に 属 す る単 語 で あ る と云 う こ とが で き る 。 そ して この 反 応 語 の 中 には 極 め て 多 く の被 験 者 に よ つて共 通 に連 想 され る反 応 (平 凡 反 応 語

)が

存 在 す る 。 こ の種 の こ とば は 出 現 確 率 が 高 い とい う意 味 で 語 の もつ 熟 知 性 と関 係 が 深 い 。 児 童 の 連 想 反 応 も大 人 の よ う に階 層 的 で あ るな ら

,連

想 され や す さ と熟 知 度 の 関 係 が 十 分 に想 定 で き る 。発 達 的 な 観 点 か らも これ らは 興 味 あ る問 題 で あ る 。 そ こで 本 研 究 で も この 問 題 を取 り上 げ て 検 討 して い く。 小学 生 の 言語 習 得 の 特 性 か ら して

,連

想 さ れ や す い こ とば も大 人 と違 つ た 小 学 生 特 有 の もの が 考 え られ る 。 その 意 味 か らも

,児

童 に お け る連 想 出 現 頻 度 表 の 作 成 とあ わ せ て

,そ

の 妥 当性 につ いて も検 討 す る 。 と ころ で

,連

想 反 応 の 個 人 差 を問 題 にす る時

,必

要 とされ る もの に

,連

想 反 応 時 間 と連 想 反 応 に関 す る基 準 が あ げ られ る 。 これ らは連 想 分 析 の 中核 を な す 要 因 で あ る 。 これ まで 成 人 を 中心 に精 力 的 な研 究 が 積 み 上 げ られ

,連

想 行 動 に

(9)

-7-つ い て 多 く の 事 実 が 明 ら か に さ れ て い る 。 こ れ に 対 し て

,子

ど も の 連 想 に つ い て は 系 統 的 に 研 究 さ れ る こ と も 余 り な く

,ま

た 十 分 に 資 料 が 提 供 さ れ て い る と 云 い 難 い 現 状 に あ る

(Craner,1968)。

こ こ で は 児 童 の 連 想 の 特 徴 を 大 人 と の 関 係 か ら 整 理 し て 示 し

,こ

れ か ら 取 り 上 げ よ う と す る 問 題 を 提 起 し た い 。

1.連

想 反 応 時 間 違 想 反 応 時 間

(Reaction Tine、

RT)は

刺 激 語 提 示 か ら 反 応 語 が 答 え ら れ る 瞬 間 ま で の 時 間 を 云 う 。

Ziehenが

初 め て 児 童 に つ い て

RTを

測 定 し て い る が, 子 ど も は 大 人 よ り も

RTが

お そ い と 云 う も の で あ る 。 そ の 後 の 研 究 に お い て も こ の 点 は 確 認 で き て も

,発

達 的 に

RTが

ど う 変 化 し て い く か に つ い て

,か

な ら ず し も 一 致 し て 見 解 に 到 つ て い な い 。 そ の 原 因 に は

,①

調 査 対 象 の 刺 激 語 数 や 被 験 者 数 が 比 較 的 少 な い こ と か ら く る 測 定 誤 差 の 問 題

,②

比 較 す べ き

RTの

指 標 が 研 究 者 に よ っ て ま ち ま ち で あ る と 云 つ た

RTの

代 表 値 の 問 題

,③

ど の よ う な 刺 激 語 の も と で 連 想 さ せ る か と 云 つ た 材 料 の 次 元 (刺 激 語 の 品 詞 や 種 類

)の

問 題, ④ 連 想 者 自 身 の 問 題 (性 差

),等

が 考 え ら れ る 。 倉 石

(1958)が

ま と め た と こ ろ に よ る と

,自

由 連 想 の 平 均

RTは

大 人 で だ い た い

1秒

か ら

2秒

の 間 に あ り

,8

歳 か ら

12歳

の 小 学 生 で

1.7秒

2.6秒

で あ る 。 そ こ で 発 達 的 に み た

RTの

一 般 的 な 大 き さ を 明 ら か に し て お く こ と が 必 要 と な る 。 Thu口 b―

Marbeの

法 則 が 児 童 に つ い て も 適 用 で き る と 仮 定 す る と

,RTは

言 語 連 想 の 習 慣 強 度 を 反 映 す る と 考 え ら れ る 。 し た が つ て

,RTに

お い て も 一 般 的 に 発 達 差 を 期 待 で き る の で あ る 。 大 人 に つ い て 正 の 歪 度 の

RT分

布 を 一 般 に 得 て い る 。 こ の よ う な 分 布 が 発 達 に か か わ り な く み ら れ る 一 般 的 な 特 徴 な の か を 明 ら か に し て い く た め に

,発

達 的 に

RTの

度 数 分 布 を 比 較 し た り

,RTを

刺 激 語 別 に 分 析 し

,検

討 す る こ と が 必 要 で あ る 。 そ し て ま た

,RTの

速 さ に お い て 年 令 に 関 係 な く み ら れ る 個 人 差, つ ま り 連 想 が 常 に 早 い 子 ど も と 遅 い 子 ど も の 存 在

,が

あ る と す れ ば

,そ

の よ う な 個 人 差 を 決 定 し て い る も の は 一 体 何 か

,に

つ い て 明 ら か に し て い く 。 後 述 す る 平 凡 反 応 語 は 言 語 習 慣 強 度 の 大 き い 単 語 で あ る の で

,RTの

速 さ の 機 制 を 説 明 す る 上 で 有 効 な 指 標 で あ る よ う に 思 え る 。 こ の た め 本 研 究 で は 平 凡 反 応 語 の 出 現 と 関 係 づ け て

RTを

分 析 し て い く 。 な お こ れ ら の 究 明 は

RTが

言 語 習 慣 強 度 を 直 接 に 反 映 し て い る と い う 尺 度 構 成 上 の 仮 説 に 直 接 か か わ る こ と で あ り,

(10)

尺 度 の 妥 当性 に強 く関 係 して い る問 題 で あ る 。 と こ ろで

,RTに

特 別 な 遅 延 が 認 め られ る場 合 には

,Jungに

よ り想 定 され た コ ンプ レッ クス の存 在 が 考 え られ る 。つ ま り抑 圧 の よ うな 無 意 識 に よ る防 衛 機 制 が 働 く ため

,連

想 潜 時 が 長 くな る と考 え られ る 。 (河合

,1967)。

2。 連 想 反 応 に関 す る基 準 表 連 想 検 査 は 精 神 病 者 や 犯罪 者 の診 断 とい う実 際 的 な 目的 か ら研 究 され て きた。 」

ung(1910)は

個 人 の コ ンプ レッ クス を 明 らか に しよ う と して

,反

応 時 間 の 記 録 を含 め た

100語

の 刺 激 に よ る連 想 検 査 を 作 成 して い る 。

Kont&Rosanoff

(1910)は 日常 的 な 名 詞

,形

容 詞

,お

よび 小 数 の 動 詞 か らな る

100語

の 刺 激 語 に つ い て 1000名 の 成 人 (男

,女

,種

々な 教 養 程 度

,職

業 を含 む

)の

連 想 反 応 を整 理 して 連 想 基 準 表 を作 成 して い る 。彼 は連 想 反 応 語 に お け る平 凡 反 応 の 割 合 を 指 標 と して

,精

神 病 の 診 断 に役 立 て よ う と した 。 わが 国 にお け る児 童 を 含 め た 総 合 的 な 診 断 用 検 査 は戸 川 ・ 倉 石 に よ る連 想 検 査 法

(1958)に

代表 され る 。

Kent&Rosanoff連

想 基 準 表 は 正 常 者 と精 神 病 者 を 区 別 す る標 準 検 査 と して発 表 され た もの で あ るが

,後

に多 くの 研 究 領 域 に適 用 され た 。 また これ を契 機 に 人 間 の 言語 行 動 や 思 考 過 程 に介 在 す る 一 般 的 な連 想 態 度 の測 定 と して連 想 基 準 表 が 続 々 と作 られ る よ う にな っ た 。 た と えば

,Woodrow&Lowell(1916)は 9歳

∼ 12歳 の 学 童 1000名 につ い て

,0'00nner(1928)は

男子 労 働 者 1000名 につ い て, そ れ ぞ れ 基 準 表 を作 成 し て い る 。 わが 国 で は

,久

(1923,1927)が

Kent&

Rosanoffの

刺 激 語 を 訳 し て

,女

(13歳

∼ 18歳

)と

男 子

(13歳

∼ 20歳

)そ

れ ぞ れ 1000名 に つ い て

,ま

た増 田(1980)も 同 様 に教 員 養 成 講 習 生

(18歳

∼23歳) 86名 に つ い て

,頻

度 表 を 作 成 し て い る 。 ま た よ り多 くの 刺 激 語 につ い て ま とめ た基 準 表 も作 成 され て い る 。 た と えば ,Paler口

o&Jenkins(1964)で

, 200

語 につ い て

,小

学 生1500人

,大

人1000人 を 対 象 に

,梅

本(1969)で は

210語

につ い て大 学 生1000人を 対 象 に それ ぞ れ 整 理 し て い る 。 わが 国 にお い て 児 童 に関 す る連 想 基 準 表 は藤 沢 と前 川

(1928)に

よ る小 学 生 (11歳∼ 14歳

)1000名

につ い て の もの が

1つ

あ る に過 ぎな い 。 この 基 準 表 は 作 成 され て50余年 を 経 過 して い るの で

,現

代 の 小 学 生 に と って客 観 的 な 連 想 基 準 た り得 な い だ ろ う 。そ こで, 本 研 究 で は連 想 反 応 の 特 徴 を明 らか に し

,内

容 を 詳 細 に分 析 。検 討 して い くた め に児 童 に関 す る新 しい 連 想 基 準 表 を 作 成 す る 。

(11)

-9-と ころ で この よ うな 標 準 化 され た基 準 表 の分 析 か ら種 々 の事 実 が 明 らか に さ れ て い る 。同 一 刺 激 語 に対 して 多 くの 人 が 同 一 の 反 応 語 で も つ て 反 応 す る時, この 反応 語 を共 通 反 応 語

,平

凡 反 応 語 (平凡連 想

)と

呼 び

,こ

れ 以 外 の 反 応 語 を個 人 反 応 語 と云 う 。 この 平 凡 反 応 語 は そ の集 団 の 示 す 一 般 的 な連 想 行 動 の 代 表 反 応 と も云 うべ き もの で あ る 。 した が つ て

,平

凡 反 応 語 の詳 細 な 分 析 が 連 想 行 動 の理 解 へ の重 要 な 要 と考 え られ る 。連 想 基 準 表 の 分 析 か ら

,刺

激 語 か ら連 想 され る反応 語 の頻 度 分 布

,平

凡 反 応 語 の 頻 度

,品

詞 別 反 応

,反

応 種 類 数 が 刺 激 語 に よ つて 大 き く違 つて い る だ けで な く

,こ

の違 い が性 や発 達 に お い て も見 出せ る とい う重 大 な指 摘 を い くつ か の 研 究 は行 な つ て い る 。 た とえば

,学

童 と成 人 の 間 で対 照 的 な関 係 を もつ 連 想 が 存 在 す る こ と を最 初 に指 摘 したの は

,W00dWOrth(1949)で

あ る 。彼 は

Kent&Rosanoff表

とWood roW

&LoweH表

,0'Conner表

3つ

の 基 準 表 を比 較 して い る。 そ して 児童 と大 人 で 平 凡 反 応 語 (最 多 反 応 語

)の

頻 度 にほ とん ど違 い が み られ な い に もか か わ ら ず

,そ

の 内容 が 全 く違 つて い る と云 う差 異 に気 づ い た の で あ る 。 この差 異 は 刺 激 語 と反 応 語 の

,①

意 味 的 関 係 と② 文 法 的 関 係 の

2点

につ いて 見 出 せ た 。つ ま り

,大

人 と比 べ て 子 ど もは① につ いて

,対

比 反 応

,概

念 (上 位

,等

)反

応, 抽 象 的 反 応

,因

果 反 応 が 少 な く

,②

につ い て

,刺

激 語 と品 詞 が 異 な る異 質 反 応

(Heterogeneous response)が

同 じ等 質 反 応 (Ⅱ o日

ogeneous response)よ

り多

い と云 う もの で あ る。 この 当 時

,②

の 問 題

,刺

激 と反 応 の 品詞 的 な 関 係 は注 目 され る こ とが な か つ た 。 しか し

,こ

の 後

,1960年

代 頃 か ら心 理 言 語 学 の 観 点 か ら

,発

達 にお け るS―

P移

行 と して 注 目を受 け る こ と とな っ た 。 この刺 激 語 とそ の 品 詞 に お いて 等 質 な 反 応 語 の関 係 は

,語

の 言 語 学 的 分 布 に も とづ い て説 明す る と

,同

一 構 文 の枠 の 中 で相 互 に置 きか え る こ との可 能 な 関 係 ―並 列 的

(Paradigmatic)一

と云 う こ とが で き る 。 これ に対 し

,刺

激 語 とそ の 品 詞 に お い て 異 質 な 反 応 語 との 関 係 は

,同

一 の構 文 の 中 の

,た

が い に隣 接 す る語 の間 の関 係 ―直 列 的

(Syntagmatic)一

と云 う こ とが で き る(佐久 問 ,1968)。 海 外 の研 究 に よ る と

,子

ど もの連 想 は発 達 に伴 な つ て

S連

想 か ら

P連

想 に移 行 す る

S―

P移

行 を一 般 に認 め て い る 。 しか しこの

S―

P移

行 や 刺激 と反 応 の 品 詞 的 な組 み合 せ そ れ ぞ れ の 出 現 の発 達 につ いて

,興

味 あ る こ と に

,わ

が 国 の 研 究 とか な らず しも一 致 をみ て いな い の で あ る 。 わ が 国 で は

P―

S移

行 が み られ

(12)

る と と も に

,名

詞 反 応 が 発 達 的 に 一 貫 し て 増 加 し て い る (賀 集

,1973)。

何 故 日 本 で は 名 詞 反 応 が 増 え る の か

,と

云 う こ と に つ い て

,日

本 語 の も つ 特 殊 性 が 関 与 し て い る の か も 知 れ な い 。 そ こ で こ の よ う な 連 想 の 特 性 に つ い て

,連

想 が 文 法 的 な 構 造 の 発 達 に 強 く か か わ っ て い る の か

,言

語 上 の 概 念 や 内 包 的 意 味 の 拡 大 と 云 っ た 意 味 素 性 的 側 面 に 強 く 依 存 し て い る か を 検 討 す る 必 要 が あ る よ う に 思 わ れ る 。 こ の た め こ こ で は こ の 問 題 を 取 り上 げ

,連

想 反 応 時 間 や 平 凡 反 応 と 関 連 さ せ て 分 析 し て い く こ と と す る 。 ま た

,こ

の 種 の 品 詞 的 な 反 応 パ タ ー ン が 個 人 の 中 で 一 貫 し た 連 想 習 慣 を 形 成 し て い る と す る な ら

,発

達 的 に み て も こ の 種 の 反 応 パ タ ー ン の 一 貫 し た 特 徴 が 得 ら れ る も の と 期 待 さ れ る 。 次 に 平 凡 反 応 や 連 想 種 類 数 に つ い て 性 差 を 示 す 研 究 が 大 人 を 中 心 に 報 告 さ れ て い る 。 た と え ば

,久

(1927)や

梅 本

(1969)は

平 凡 反 応 が 女 性 に 多 く

,反

応 種 類 数 は 男 性 に 多 い と 云 う 。 そ こ で こ れ ら の 性 差 が 小 学 生 児 童 に つ い て も み ら れ る の か

,み

ら れ る と す れ ば

,発

達 的 に み て ど の 学 年 か っ ま た こ れ 以 外 の 連 想 指 標 に は 性 差 が 生 じ な い の か

,等

に つ い て 詳 し く 分 析 し て い く 。 そ し て 何 故 性 差 が 生 じ る か

,性

差 を 期 待 で き る か に つ い て

,そ

の 説 明 原 理 を 提 出 す る 。 こ の よ う に 小 学 生 と 大 学 生 や 大 人 で 連 想 内 容 や 刺 激 語 と 反 応 語 の 品 詞 的 な 関 係 に つ い て 違 い が 考 え ら れ

,小

学 生 に も 平 凡 反 応 や 連 想 種 類 数 に 性 差 が 期 待 で き る と い う 問 題 提 示 を 明 確 に し て い く た め に は

,ま

ず 精 度 の 高 い 小 学 生 の 連 想 基 準 表 を 作 成 す る こ と で あ る 。 そ し て そ の 内 容 を 詳 細 に 多 面 的 に 分 析 す る と と も に 大 人 の 基 準 表 (主 に梅 本 基 準 表

)と

対 比 さ せ る 中 で

,こ

こ で 指 摘 し た 問 題 を 含 め て 子 ど も の 連 想 の 特 徴 に つ い て 検 討 す べ き 内 容 を 明 ら か に す る こ と で あ る 。 な お 平 凡 反 応 は 連 想 反 応 時 間

(RT)の

分 析 と 解 釈 に お い て も

,連

想 反 応 に お け る 性 差 や 発 達 を 考 察 す る 上 で も 鍵 と な る 概 念 と 考 え て い る 。 本 論 文 は 小 学 生 の 自 由 連 想 の 特 徴 を 大 き く 二 つ の 側 面

,RTと

連 想 反 応 語 か ら 明 ら か に す る と と も に

,連

想 反 応 語 の 特 性 が 単 語 の 熟 知 度 と 深 く か か わ つ て い る の で は な い か と 云 う 点 を 明 ら か に し よ う と し て 計 画 し た 。 、 論 文 は

8研

究 よ り な る 。 導 入 部 的 特 徴 を な す 部 分 で は 小 学 生 に つ い て の 連 想 の 特 徴 を 新 し く 作 成 し た 連 想 基 準 表 か ら 示 し

(研

1),そ

し て 小 学

2,4,

6年

生 を 対 象 に

,自

由 連 想 法 に よ る

RTの

発 達 に 関 す る 基 礎 実 験 に つ い て 述 べ る

(研

2)。

次 に 連 想 頻 度 と

RTに

は 一 次 関 数 式 が 成 立 す る こ と を 示 し

(研

― - 11 -―

(13)

3),研

4で

,刺

激 語 と反 応 語 の 品 詞 的 な 関 係 を 発 達 的 に 明 らか にす る。 次 い で

,研

5で

,連

想 反 応 語 の 特 徴 を

,平

凡 反 応 語 の 時 間 的 な 出 現 時 期 と 男 女 差 か ら分 析 し

,研

6で

,RTの

遅 速 の 個 人 差 と 平 凡 反 応 の 放 出 時 期 の 関 係 を 明 らか に す る 。 研 究

7で

,い

ま 一 つ の 研 究 目 的 で あ る連 想 反 応 語 と して の 出 現 の しや す さ が 語 の も つ 熟 知 度 と深 く関 係 して い る こ と を 示 す 。 そ の た め に

,自

由 多 語 連 想 実 験 に も と づ い て 得 られ た 連 想 出 現 頻 度 表 を 提 出 し

,そ

の 尺 度 の 妥 当 性 に つ い て も 検 討 す る 。 研 究

8で

,RTと

連 想 反 応 に 関 す る 小 学 生 の 全 体 的 な 特 徴 を 因 子 分 析 の 技 法 の 一 つ で あ る 主 成 分 分 析 法 か ら示 す 。 そ して 最 後 に

,研

究 を 要 約 し

,全

体 に わ た つ て の 総 括 と問 題 点 の 検 討 を行 な う (結 論)。

(14)

(本 論 ) 研 究 1 35単 語 に関 す る小 学 生 の 連 想 基 準 表 と連 想 の特 徴 子 ど もの連 想 行 動 を分 析 す るの に先 立 ち

,研

究 で 使 用 す る単 語 の 刺 激 材 料 と して の 一般 的 な特 徴 を検 討 して お く必 要 が あ ろ う 。 こ こで は 各 35単 語 に対 す る 連 想 反 応 語

,最

多連 想 反 応 語

,平

凡 反 応 語

,無

連 想 数

,連

想 反 応 語 の種 類 等 に つ い て 整 理 し

,自

由連 想 基準 表 を提 出 す る 。 また あ る刺 激 語 に対 してな され た 反 応 語 が 別 の 刺 激 語 の反 応 語 と して ど の 程 度 重 複 して 用 い られ て い るの か (重 複 反 応 語

)に

つ い て も整 理 す る 。 そ して連 想 反 応 語 の整 理 の ため に用 い た

3つ

の 指 標 (最多 連 想 反応 語 頻 度 ―

F―

,無

違 想 価

,一 N―

,連

想 種 類 数 ―

K― )の

関 係 か ら

,こ

の基 準 表 の特 徴 を示 し

,梅

(1969)に

よ る大 学 生 の もの と比 較 す る 。梅 本 は

Fと

N,お

よび

Fと

Kの

関 係 が 負 の 相 関 関 係 に あ り

,Nと

Kに

正 の 相 関 関 係 が あ る こ とを 見 出 して い る 。 さ らに連 想 内 容

,平

凡 反応 語 や 重 複 反 応 語

,等

を分 析 す る こ とで, 小 学 生 の連 想 の 一般 的 な 特 徴や 大学 生 の 連 想 との 違 い を示 し

,次

節 以 降 の 研 究 の 基 礎 資 料 と した い 。

Kent&Rosanoff(1910)が

1000名 の 成 人 (男 女 の 内 訳 は不 明

)に

つ い て連 想 の 基 準 化 を行 な って以 来

,連

想 基 準 表 は 1000名 の 被 験 者 に も とづ くこ とが 慣 行 の よ う にな っ て い る 。 た とえば

,WoOdrow&Lowell(1916)は

9∼

12歳 を対 象 に

,0'Coner(1928)は

成 人 男子 を

,久

(1923,1927)は

旧 制 女学 生 (13∼ 18 歳

)と

旧制 中学 生

(13歳

∼ 20歳

)を

藤 沢 と前 川

(1928)は

旧 制 小 学 生

(H∼

14 歳

,男

475人 ,女

425人 )を ,梅

(1969)は

大 学 生 を対 象 に

,そ

れ ぞ れ 1000 名 を被 験 者 と して い る 。 しか し近 年 は デ ー タ を収 集 す る こ とが む つ か し くな っ た こ と もあ っ て

,必

ず しも1000名 と云 う数 字 には こ だ わ っ て いな い よ に思 われ る 。POst口

an&Keppel(1970)が

ま とめ た連 想 基 準 表

9編

,Jenkinsで

は 1031 名,Post口

anで

は 1000名

,こ

れ 以 外 の

7基

準 表 は 99∼

400名

の 被 験 者 に も とづ い て い る 。荒 木

(1973)も

また 小学 生

(3・

5年

)を

対 象 に名 詞

300語

に対 す る無 連 想 価 と有 意 味 度 の 尺 度 化 を行 な っ て い る 。 この 場 合

,各

学 年 男 女 50名

(15)

(1語

200名

)の

少 な い 人数 で 標 準 化 して い る 。 しか し両 尺 度 の 妥 当性 を学 年 と男 女間 の 相 関 か ら調 べ たが

,い

ず れ も 高 い相関 値 (0。 79∼

0.93,平

均0。87の 値

)を

得 て い る 。 この よ うに被 験 者 の 人 数 が 少 な いか ら と云 つてか な らず しも 尺度 の 信頼 性 が 低 下 した よ うに思 わ れ な い 。 そ こ で 本 研 究 で は

2∼

6年

生 全 体 で

500名

(男 女各

250名

)の

被 験 者 で も っ て

,連

想 語 の 標 準 化 を試 み る こ と と し た 。 とこ ろで

,梅

(1969)は

平 凡 反 応

(popular response)の

代表 的 な もの と して

,最

多 連 想 反 応 を あ げ

,あ

る刺 激 語 に 対 して な され た連 想 反応 の 中 で

,も

つ とも 多数 の 人 が 反応 し た言 語 とそ の 人数 と定 義 して い る 。 しか し平 凡 反応 に つ い ての 見解 は研 究 者 に よ つ て ま ち ま ち で あ る 。 た と えば

,久

(1923,1927)

は 平 凡 反応 を 1000名 中

500名

の 一致 が み られ た連 想 語 と して い る 。 清 水 他

(1980)は

平 凡 反 応 率 を使 用 し

,連

想 反 応 中

,上

3語

まで の反 応 頻 度 の総 和 を全 体 の 被 験 者 数 で 割 っ た値 と して い る 。

Palermo(1963)は

最 頻連 想 語 の 第 5 反 応 語 まで を平 凡 反 応

(common response)と

して い る 。潮 田

(1958)も

ま た, 反 応 語 頻 度 の 上 位

5語

に よ つて 代表 され る反 応 語 群 を 平 凡 反 応 と命 名 して い る。 な お

Taylor & Kimble (1967)は

熟 知 連 想 価

(the familiar association value)

を 平 凡 反 応 の 程 度 を表 す もの とみ な し

,2.5秒

以 内 にな され た連 想 反 応 の 全 体 に 占め る割 合 (連 想 反 応 率

)で

表 示 して い る 。 この よ う に平 凡 反 応 の 指 標 に は 一 定 し た ものが み られ な いが

,整

理 す る と, 全 体 連 想 数 に 占め る比 率 に も とづ くもの と

,順

位 に も とづ くもの の

2つ

が あ げ られ る 。そ こで 具 体 的 に連 想 基 準 表 の 連 想 頻 度 を み て み る と

,梅

本 につ い て も, 藤 沢 と前 川 につ い て も

,久

保 に つ い て も

,そ

れ ぞ れ に最 多連 想 反 応 語 の 出現 頻 度 の 大 きさは非 常 に 多様 で あ る 。つ ま り

,刺

激 語 に よ つ て最 頻 連 想 反 応 語 の喚 起 され や す さの 程 度 は さ まざ まで あ る 。 刺 激 語 と連 想 反 応 語 の連 合 の強 さを無 視 して 一律 に上位 の 頻 度 の もの を平 凡 反 応 語 とみ な す こ とに は疑 間 が あ る 。 そ こ で本 研 究 で は 少 な くと も被 験 者 の

20%以

上 に よ つて共 通 に連 想 され た こ とば, つ ま り

,特

定 の刺 激 語 との連 合 強 度 が 頻 度

100以

上 の 反 応語 と定 義 す る こ と と し た 。 この よ うに平 凡 反 応 語 を 限 定 して と らえ る こ と に よ り

,小

学 生 の 連 想 傾 向 を よ り的 確 に示 す こ とが で き る と思 わ れ たか らで あ る 。 次 に連 想 に お け る性 差 とい う こ とにつ い て これ まで 大 人 の 連 想 基 準 表 か らい

(16)

くつ か の 点が 明 らか に され て い る 。 た とえば

,平

凡 反 応 語 につ い て

,久

保 (

1927)は

旧制 中学 校

,女

学 校 の 男 女 を比 較 して い る 。 そ れ に よ る と女 性 は 男 性 よ りもか な り平 凡 反 応が 多 い 。 大学 生 を 用 い た梅 本 の 連 想 基 準 表

(1969)も

ま た最 多 。次 多 反 応 につ い て女 性 にお け る平 凡 反応 集 中 傾 向 を 見 出 して い る 。 こ の よ う に大 人 を用 い た研 究 で 女 性 に平 凡 反 応 が 多 い と い うの が 一般 的 傾 向 で あ る 。な お

,最

多 反応 語 の 出現 頻 度 につ い ての 性 差 を小 学

1年

生 か ら大学 生 に わ た つて 広 範 囲 に比 較 した数 少 な い研 究 の 一 つ で あ る Paler口 oの 一連 の 研 究 にお い て も 女子 の 方 が 男 子 よ りも頻 度 が 高 い と云 う結 果 で あ っ た 。(Paler口 o,1963

: Palermo & Jenkins,1965)

連想 種 類 数 につ い て は

,梅

本 は性 差 が み られ な か つ た と述 べ て い る に対 して, 久 保 は 男性 の 方 が 女 性 よ り多 い と報 告 して い る 。 またPaler口

o他

に よ る 一連 の 研 究 で は 男子 の 異種 反 応 数 が 女 子 よ り も常 に多 い 。 さ ら に また連 想 内 容 を検 討 し た梅 本 は女 性 に「 卒 業 一悲 しい 」「 人形 一か わ い い 」の よ うな心 情 反 応 が 多 く

,生

活 に密 着 した反 応 の 多 い 傾 向 を 認 め

,男

性 に反 対 語 や 等 質 反 応 が 多 い傾 向 を認 め て い る 。 そ こで本 研 究 で は

,こ

の平 凡 反 応 語

,種

類 数

,連

想 内容 に関 して 小 学 生 に も 性 差が み られ るの か を問 題 と し

,性

差 が あ れ ば

,そ

れ は 大 人 と比 べ て どの よ う な 違 い とな つ て現 れ て い るか を 検 討 す る 。 次 に

,異

な っ た刺 激 語 に対 し て同 一 の 連 想 反 応 語 で 連 想 す る反 復 反 応 語 が ど の 程 度 み られ るか を分 析 す る 。 この 連 想 反 応 語 の 反 復 が 多 い と刺 激 語 の 選 択 に 偏 りが あ るか も知 れ な い 。 ま た

,反

復 反 応 語 は個 人 の 連 想 傾 向 (反応 の 固 執 性) や 連 想 にお け る発 達 を考 え る上 で 有効 な 指 標 にな るか も知 れ な い 。 以 上 の よ う に本 研 究 で は35単 語 に対 す る小学 生 の 連 想 基 準 表 を作 成 し

,こ

の 表 の 一 般 的 な 傾 向 を

,最

多連 想 反 応 語 の 頻 度

(F),無

連 想 価

(N),連

想 反 応 語 の 種 類

(K),そ

れ らの相 関 関 係

,連

想 内容 か らあ き らか にす る 。 ま た, 梅 本 に よ る大 学 生 を対 象 と した連 想 基 準 表 にみ られ る それ らの 関 係 とも比 較 検 討 す る 。 そ して また

,上

位 連 想 語 や 平 凡 反 応 語 を 中心 に検 討 す るな か で

,小

学 生 の連 想 の 一般 傾 向 を示 し

,連

想 に関 す る各種 指 標 の 性 差 に つ い て も言 及 し, 今 後 の 研 究 の 基 礎 資 料 と した い 。 ―- 15 -―

(17)

方 法

1.刺

激 語 の 選 択 言 語 連 想 を 多 面 的 に 分 析 して い く上 で 刺 激 語 の 選 択 は き わ め て 重 要 で あ る 。 こ こ で は 次 の 点 を配 慮 して

,名

詞 15語

,形

容 詞 10語

,動

詞 10語 の 合 計 35語 を 刺 激 語 に選 ん だ 。

a)小

学 生 低 学 年 の 子 ど も に も わ か る こ と。 刺 激 語 は い ず れ も 児 童 の 連 想 語 彙 に も とづ い て 作 成 さ れ た 連 想 出 現 頻 度 表 (研 究

7)に

掲 載 さ れ て い る 。連 想 出 現 頻 度

,17∼

732頻

度 の 範 囲 で

,平

均 は255。

49(SD=201.97)で

あ る 。

b)従

来 の 連 想 研 究 で 用 い られ た刺 激 語 を加 え た 。

Kent&Rosanoff(1910),

藤 沢 と前 川

(1928),藤

(1955),戸

川 と倉 石

(1958),,梅

(1969),荒

(1979),,清

水 他

(1980)の

リ ス トに含 ま れ て い る 語 は 表

1-1の

通 りで あ る 。

c)連

想 反 応 の 測 定 の 信 頼 性 と い う観 点 か ら

,同

音 異 義 語 を で き る だ け避 け る 。 当用 漢 字 で 表 せ る こ と ば は 漢 字 書 き と し

,ふ

り仮 名 (ひ らが な

)表

記 し, こ とば の 意 味 を 明 確 に した 。 しか し

,「

四 角 」 と「 地 震 」 の

2語

は 荒 木 (1979) の 分 析 か ら多 義 語 の 性 格 を も つ も の とみ な さ れ た (中 学 生 以 降 に 多 義 語 とみ な さ れ る ケ ー ス が 増 え て い た )。

2.刺

激 語 リス ト 上 記 手 続 に もづ い て 選 択 した35単 語 を ラ ン ダ ム に 配 列 し

,刺

激 語 リス トと し た 。 な お 実 験 で 使 用 し た刺 激 語 の 提 示 順 序 は 表

1-1に

示 した よ う に 固 定 し た。

3.被

験 者 宮 崎 市 内

F小

学 校 の

3年

,5年

生 各

3ク

ラ ス

,2・

4・

6年

生 の 各

1ク

ラ ス の 計

316名 ,お

よ び

N小

学 校 の

2年

生 か ら

6年

生 ま で の 各 学 年

1ク

ラ ス の 計

210名

を 被 験 者 と した 。 しか し実 験 に 参 加 した 中 で

,無

答 が 10以 上 み られ た も

,文

章 に よ る 回 答 が 目立 っ た も の を 除 外 し

,更

に 全 体 で

500名

に な る よ う に ラ ン ダ ム に取 り除 い た 。被 験 者 の 最 終 的 な 内 訳 は 表

1-2の

通 りで あ る 。

4.手

続 本 研 究 の 被 験 者 の う ち

106名

に つ い て は 個 別 に実 施 し

,各

刺 激 語 ご と に連 想 反 応 時 間 を計 測 した 。 残 りの

349名

に つ い て は 集 団 で 実 施 した 。

(18)

1-1

刺激語 と他の研究 との関連 品詞 刺 激 語 提示順序 連想出 連想研究に使 われた リス トと共通語 Kent& Rosanoff (1910) 藤 沢 前 川 (1928) 藤 野 (1955) 戸 j‖ 倉 石 (1958) 梅 本 (1969) 荒 木 (1979) 清 水 他 (1980) 名       詞   15 ナ 車 物 か   配 角 ル   震   院 楽 も こ ナ 転   ん       一           ど ば バ 自 動 け 男 心 四 ボ 夏 地 星 病 音 子 た 1 2 4 5 7 1 3 5 6 1 2 3 8 2 3 1 1 1 1 2 2 2 2 3 3 5 8 2 7 0 7 0 0 0 7 1 2 8 5 6 8 8 2 7 0 1 6 1 0 3 2 6 3 1 3 2 1 2       2 3   1 1 2 3 ○   ○           ○ ○ ○ ○ ○ ○   ○   ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○   ○               ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○   ○           ○     ○ ○ ○ 動       詞   10 る る う く ぬ く ぶ る る む べ げ お     た 食 に に 歩 死 た 遊 作 見 読 9 0 2 8 0 4 6 7 1 4 1 1 1 2 2 2 2 3 3 7 0 0 1 2 9 6 0 4 7 0 5 2 9 7 4 9 1 3 4 6       2 1   6 2 6 2 ○ ○   ○ ○ ○ ○   ○ ○ ○ ○         ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○     ○   ○ ○ ○ ○ 形 容 詞 (10) はず か しい 川ヽ さ い 恐 ろ し い き た な い むず か しい 青

い 暗

い 高

い 長

い 速

い 3 6 8 4 7 9 5 9 0 5 1 1 1 2 2 3 3 4 2 4 0 6 3 0 7 0 2 ” ′ 3 9 2 5 8 5 8 1 9 7   4 3 2 2 3 6 4 ○   ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○   ○ ○ ○ ○     ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○     ○     ○ ○ ○ ○

(19)

-17-表

1-2

基準表作成のために用いた被験者 学 年

F小

学校

N小

学校

Total

7       3 3       3 男   女 3     0 男   女 3 9     8 3     3 9     8 男   女 4     9 4     3 4     8 男   女

15*

15*

22 18 47 51 16 19 2     0 2     2 男   女 17 *

18*

51 47 18 21

20*

21*

Total 198 500 *憚頭‖難

(―

i計) 豹 嗜 ―

(20)

18-個別 検 査 で は 実験 者 と被 験 者 は机 を は さみ

,向

い合 つ て着 席 す る 。机 の 中央 部 に衝 立 を も うけ

,実

験 者 の 手 元 が 見 え な い よ う に配 慮 した 。 これ に対 して集 団 検 査 の 場 合 には ク ラ ス単 位 で 行 な い

,刺

激 語 は

OHPで

2秒

間 提 示 され

,被

験 者 に よ る反 応 語 の 書 記 は その 後

5秒

以 内 と し た 。 5。 教 示 個 別

,お

よび 集 団 に よ る連 想 検 査 の 実 施 に先 立 って

,次

の よ うな 教 示 を行 な っ た, 教 示

:み

な さ ん は

,こ

とば を聞 い た り

,見

た り した時 に い ろ い ろな こ とば を頭 に思 い浮 かべ るで し ょ う 。 これ か らみ な さ ん に い くつ か の こ とば を 見 せ ます が

,み

な さん が どの よ うな こ とば を頭 の 中 に思 い 浮 か べ たか を調 べ ます 。調 べ る こ とば は全 部 で 35語 あ り ます 。 そ れ を 一 つ ず つ カー ド (ま たはOHP)で 見せ ます 。 カ ー ドを 見 て 最 初 に思 い つ い た こ とば をで き るだ け早 く答 えて 下 さ い 。 た と えば

,「

お菓 子 」 と い うこ とば を 見 て

,「

食 べ た い 」 と思 つ た ら「 食 べ た い 」 と答 えれ ば よ いの で す 。 こ の他

,「

ケ ー キ 」「 甘 い 」「 チ ョコ レー ト」で も よ い し

,「

ナ イ フ

Jと

答 え て も よ いの で す 。 ど うい う答 えが 正 しい か

,ど

う い う答 えが 間違 い とい う こ と は あ り ませ ん 。ひ と りで に最 初 に浮 か ん だ こ とば

,最

初 に考 えつ い た こ とば を な んで も よ いか ら答 え て 下 さ い 。但 し

,答

え る時 に は 文章 で な く, こ とば で 言 つ て (書 い て

)下

さ い 。 た と えば

,「

お 菓 子 」 と い う こ とば を 見 て

,「

お 母 さ ん に買 って も ら つ た

Jと

う よ うに文 章 で 答 えて は い け な いの で す 。 この 調 査 は 頭 の 良 し悪 しを調 べ て い るの で あ り ませ ん か ら 安 心 してや っ て 下 さ い 。 それ で は 練 習 を

2題

や つ てみ ま し ょ う。練 習 を (「 学 校 」

,「

魚 」

)で

行 な い

,本

調 査 に入 っ た 。 6。 個 別 調 査 にお け る連 想 時 間 の 計 測 と結 果 の 整 理 連 想 反 応 時 間

(RT)の

計 測 は 1ハ

00秒

の ス トップ ウ ォ ッチ (SeikO TYH018) に も とづ い た 。刺 激 カー ドを提 示 して か ら被 験 者 が 連 想 語 を 言 い始 め る まで の 時 間 を

RTと

した 。 な お 被 験 者 が 30秒 を経 過 して も答 え られ な い場 合 に は本 人 に頭 に浮 ん で こな い か を 聞 い て か ら

,次

の 刺 激 語 を提 示 す る よ うに した 。30秒 以 内 に連 想 の あ っ た反 応 とその 後 に連 想 され た

3語

を 有 効 連 想 反 応 と し た 。

R

―- 19 -―

(21)

Tは

四捨 五 入 して 小数 ―桁 表 示 した 。 結 果

1.連

想 基 準 表 男 女 各

250名

に よ る資 料 に も とづ い て

,刺

激 ご と に連 想 反 応 の 種 類 数

(K),

連 想 語 の 出現 頻 度 (最 多連 想 反 応 頻 度 を

Fと

呼 ぶ

),無

連 想 数

(N),お

よ び 連 想 反 応 の頻 度 の 上 位 10語 の 連 想 語 を示 したの が 別 表

2,全

体 が 別 表

1で

あ り, そ の 要約 が表

1-3で

あ る 。表

1-3か

ら連 想 基 準 表 の一 般 的 な傾 向 を示 す と 次 の よ うで あ る 。 1)総 連 想 数 は

16404語

で あ り

,無

答 は全 体 で1096回み られ た 。 2)最多 連 想 反 応 語 頻 度

(F)の

うち 最 大 頻 度 の単 語 は「 読 む 」 に対 す る反 応 語 「 本 」 で あ り

,297頻

,被

験 者 の

60%の

一 致 が み られ た 。最 低 の もの は 「 は ず か しい 」 に対 す る「 発 表 」 の 27頻 度 で あ つ た 。

Fの

平 均 値 は

144.5で

あ り

,そ

SDは

62.6で あ っ た 。 3)連想 反 応 種 類 数

(K)の

最 大 の刺 激 語 は「 はず か しい 」の

149種

で あ り, 最 小 の も の は 「 夏 」の 36種 で あ つ た 。 平均 種 類 数 は

80.8(SD=23.6)で

あ つ た 。 4)無連 想 数

(N),っ

ま り連 想 で きな か つ た人 数 の 最 大 の もの は「 心 配 」 の 133名 で あ り

,最

小 の もの は「 バ ナ ナ 」の 2名 で あ つ た 。無 連 想 数 の 平均 は 31.5

(SD=27.2)で

あ り

,約

6%が

連 想 で き て い な い 。 5)連 想 内容 の頻 度 10位 ま で の連 想 語 につ いて 男女 の 反 応 の類 似 性 をそ の頻 度 の相 関 値 か ら調 べ たが

,多

くの場 合

,連

想 内容 にお け る性 差 が み られ な か つ た。 平均 の

r値

は0。

90(SD=0。

18)で

あ っ た 。 以 上 の よ う に全 般 的 に無 連 想 され る こ とが 少 な く

,連

想 は刺 激 語 に応 じて 多 様 で あ つ た と云 え る 。 次 に連 想 基 準 表 の 一 般 的 な 特 徴 を種 類 数

(K)と

無 連 想 数

(N)と

最 多 反 応 頻 度

(F)の

間 の相 関 関 係 に も とづ い て述 べ る と

,表

1-4に

示 した よ う に, これ ら

3指

標 の間 には 強 い関 係 が 認 め られ た 。 つ ま り

,Nと

Kの

間 には 強 い正 の相 関

(r=o.821),Fと

N(-0.488),お

よ び

K(-0。

638)には や や 強 い 負

(22)

1-3

最多反応語とその頻度、連想種類数、― および上位10語 に関する性間の相関 刺 激 語

最多反応語

頻 度

種類数 轍 第 1∼ 第10位で の出現頻度に よる性の

r値

バ ナ ナ 自 転 車 はずかしい 動

物 け ん か JJヽ さ い 男 恐 ろ し い 食 べ る 逃 げ る 心

配 に お う 四

角 き た な い ポ ー ル 夏 むずかしい 歩

く 青

い 死

ぬ 地

震 星 病

院 た た く 暗

い 遊

ぶ 作

る 音

楽 藤著 い 長 い 見

る 子 ど も た ば こ 読

む 資菫 い 2 ︲5 ︲27 ︲6 37 の る 表 ン い い   い い い 卜 い 角 い い い 卜 る   る い い が い い い 作 器 い い   人 う   い

く 乗 発 ラ 強 大 女 こ お こ テ く 三 き ま あ テ 走 空 生 こ き け 痛 明 楽 工 楽 低 短 目 大 吸 本 お 115 94 27 68 54 160 210 213 121 88 35 163 168 94 127 242 114 241 195 130 176 206 87 197 170 122 216 62 168 163 71 172 132 297 164 43 76 149 69 114 78 76 77 94 112 140 82 74 93 75 86 53 71 57 82 83 64 72 95 53 94 68 95 72 78 111 60 72 62 71 34 41 24 27 53 133 33 49 28 17 8 25 40 10 24 24 7 24 25 16 24 20 26 14 36 57 30 23 17 17 0。912 0.886 0.956 -0.010 0.588 0。965 0。974 0。993 0。961 0。928 0。953 0。932 0。975 0。705 0。824 0.987 0。984 0.993 0。979 0。961 0.976 0。988 0.886 0.989 0.960 0。914 0。974 0。628 0。983 0.958 0.872 0。959 0。935 0。997 0。981 表

1-4- (K)。

捕 銃 敵

(N),

申 度

(F)

-0。

488

-0。

638

0.821

N   K

(23)

-21-の相 関 が み られ た 。 した が っ て連 想 語 につ いて

Kが

多 くな る と

Nが

増 え

,Fは

減 少 す るの に対 して

,Kが

少 な い と

Nも

減 少 し

,代

わ りに

Fは

増 え る と い つ た 関 係 が成 り立 と う 。 ま た連 想 基 準 表 にお け る い ま一 つ の 特 徴 と して連 想 反 応 語 が どの く らい他 の 刺 激 語 の 反 応 語 と して 反 復 され た か が あ る 。別 表

1か

ら連 想 反 応 語 の 中 で 別 の 刺 激 語 に ま た が つ て 重 複 して 現 れ て い た もの を抽 出 す る と

,名

詞 反 応 が 23語 (出現 頻 度 の 平 均

=84.3,SD=78。

28),形

容 詞 反 応 16語 (出 現 頻 度 の 平均

=

121.9,SD=76.7),動

詞 反 応

4語

(出 現 頻 度 の 平 均

=53.8,SD=27.14)の

併 せ て 43語 が 重 複 して い る反 応 語 で あ つ た 。 この よ う に反復 反 応 語 は そ の 数 で は 名 詞 が形 容 詞 よ りも若 千 多 く

,動

詞 が 最 低 で あ るが

,連

想 反 応 語 と して 出現 す る頻 度 は 形 容 詞 の 場 合 が最 も高 く

,名

詞 が 中間

,動

詞 が 最 低 とい う関 係 に あ つ た 。 な お 形 容 詞 の 内容 か ら大 部 分 は感 情 や 情 緒 の表 出 語 で あ り

,も

の の 機 能 や 性 質 な どの属 性 に関 わ る形 容 詞 が ほ とん どみ られ な い とい う特 徴 が み られ た (表

1-13)。

別 表

1の

上 位 10語 の 連 想 反 応 語 の総 数 は

380語

で あ るか ら

,反

復 反 応 語 の 全 体 に 占め る割 合 は

13.6%で

あ る 。 この 意 味 で 反 応 語 は 多 様 で あ る と云 え る 。 反 復 反 応 語 が 平 均 何 語 の 刺 激 語 と結 び つ いて い る か を反 応 語 の 品 詞 に も とづ い て 整 理 した結 果 が表

1-5で

あ る 。 これ に よ る と形 容 詞 が 最 も多 く平 均3.2 個 の 刺 激 語 に対 して共 通 の 反 応 語 で あ る 。 この 値 は 名 詞 の 場 合 よ りも有 意 に 多 い

(t(36)=3.18,Pく

01)。

異 な る刺 激 語 に同 一 反 応 で連 想 す る反 復 反 応 語 の特 徴 的 な もの を示 す と

,名

詞 の 場 合 の 反 復 反 応 語 「 空 」は刺 激 語

4語

,「

青 い

,星 ,高

,見

る 」 に対 して共 通 して い る 。形 容 詞 で は 反復 反 応 語「 いや (だ )」 は刺 激 語

5語

,「

小 さい

,心

,汚

な い

,む

ず か しい

,死

ぬ 」 に共 通 し

,「

こわ い 」は刺 激 語

7語

,「

け ん か

,恐

ろ しい

,心

,死

ぬ ,ロロく

,痛

い, 高 い 」 に共 通 して い る 。 ま た刺 激 語 「 バ ナ ナ 」 と「 食 べ る 」の

2語

に共 通 す る 反 復 反 応 語 は

4語

み られ

,「

りん ご

,く

だ もの

,食

べ もの

,お

い しい 」 が そ れ ぞ れ あ る 。 この 点 か ら「 バ ナ ナ 」 と「 食 べ る 」の 内 容 的 意 味 には共 通 点 が 多 い と云 え る 。 この よ う に反 復 反 応 語 の特 徴 と して 形 容 詞 の 反 復 利 用 が 高 く

,ま

た 内容 的 に は

,感

情 的

,情

緒 的 と云 え る 。

(24)

1-5

反 復 反 応 語 の 各 品 詞 と連 合 す る刺 激 語 の 平 均 と そ の

SD

名 詞 形 容 詞 動 詞 5       5 N       M       SD

23

2. 1

0.45

15

3.2

1.47

4

2.

0。 一- 23 -一

(25)

2.梅

本 の 基 準 表 と共 通 す る 16刺 激 に関 す る連 想 反 応 の 比 較

1-1に

示 され た よ うに

,梅

本 の 連 想 基準 表 で 使 用 され た刺 激 語 の うち, 本 表 と共 通 して い るの は 16刺 激 語 で あ る 。 そ こで これ らの 連 想 反 応 につ い て, 無 連 想 数

,連

想 反 応 数

,最

多反 応頻 数

,名

詞 連 想 率

,形

容 詞 連 想 率

,動

詞 連 想 率 を整 理 して

,そ

れ らの 平 均 と

SDを

併 記 したの が 表

1-6で

あ る 。両 者 を比 較 す る と

,小

学 生 は無 連 想 数 が 大学 生 に比 べ て 多 く

,連

想 種 類 数 で は逆 に少 な いが

,最

多反 応 頻 度 (相対 比 で 示 した

)で

は 差が み られ な い 。 また連 想 反 応 語 の 品 詞 率 で み る と

,大

学 生 の 名 詞 反 応 率 が 非 常 に 高 く

(77.8%),形

容 詞 と動 詞 反 応 は きわ め て少 な い 。 これ に対 して小 学 生 も名 詞 反 応 率 が 高 い

,(54.8%)

が 他 の 品 詞 も相 対 的 に高 く形 容 詞 反応 が

26.3%,動

詞 反 応 が

12.6%で

あ っ た。 これ らの 指 標 につ い て本 表 と梅 本 表 で

t検

定 した と こ ろ

,無

連 想 数 は 小 学 生 が 有 意 に多 く

(t(30)=6.073,Pく

001),種

類 数 で は逆 に 大 学 生 が 多 く

(t

(30)=7.542,Pく

.001)と ぃ う結 果 で あ る 。 この よ う に小 学 生 と大 学 生 が 連 想 の 量 的 面 で 違 つて い る こ とが 示 され て い る 。 次 に これ らの 指 標 につ い て 両 者 の 間 の 相 関 係 数 を求 め た と こ ろ

,表

1-7の

如 くで あ っ た 。 この 表 か ら

,最

多 反応 頻 度

,無

連 想 数

,連

想 種 類 数

,動

詞 反 応 率 につ い て正 の 相 関 関係 が 認 め られ

,そ

の 値 も比 較 的 高 い もの で あ つ た (0.459 ∼ 0.691)。 しか し

,名

詞 反 応率 と形 容 詞 反 応 率 に つ い て は無 相 関 と云 う結 果 で あ つ た 。‐この よ うに小学 生 と大学生の連 想 傾 向 に質的 な違 いが あ る こ とも否 め な い 。 で は

,子

ど も と大 人 の 連 想 反 応 は具 体 的 に どの よ う に違 っ て い る の で あ´ろ う か 。 こ の 点 を 明 らか にす る ため

,小

学 生 と大学 生 の連 想 反 応 語 上 位

5位

まで を 対 比 して ま とめ たの が

,表

1-8で

あ る 。 この 中 で

,最

多 連 想 反 応 語 が 小 学 生 と大学 生 と同 じもの は 16刺 激 語 中

6刺

激 語

(40%)に

見 出せ た 。 そ れ らの 刺 激 ―反応 は具 体 的 には 次の よ うで あ る 。「 刺 激 語

,男

―反 応 語

,女

,「

作 る ― 工 作 」

,「

読 む 一本 」

,「

小 さ い 一大 き い 」

,「

長 い ―短 い

J,「

速 い ―遅 い」 。 また

,こ

の うち

,最

多 反 応 と次 多 反 応 が 小 学 生 と大 学 生 で 共 通 し て い る刺 激 は「 男

,作

る 」の

2語

で あ る 。な お 出 現 率 の 大 き さを比 較 す る と

,「

,読

む 」 の 刺 激 語 に対 す る反 応 語 が 小学 生 と大学 生 で最 も高 い こ とが わ か る 。 しか し っ こ れ ら上 位 反 応 語 に共 通 性 が 高 いか ら と云 つて 下 位 の 反 応 に つ い て も類 似 して

(26)

1-6

梅本リス トと本表で共通する16刺激語に 対する

6指

標の平均と

SDの

比較 表

1-7

梅本リス トと本表の指標別の相関値

r値

影 赦 剛 … 名詞反応率 腐 嚇 覇 嚇

0.627

0.584

0。

459

-0。

003

0。

078

0.691

梅本 リス ト

M SD

本 リス ト

M SD

1.影

反覧離朝購電(%) 2.無連想数 3.ig圏陵瞑数

│:鰈

]]厠

靡 率(I) 田 09 08 07   09 03 4 1 7 8   5 5 1     4 26 34 ︲3 8︲   06 06 27 1 80 77   9 8 29.40 12.22 5.66 2.53 82.81 16.77 54.75 12.91 26.31 13.25 12.63 11.34 一歩

参照

関連したドキュメント

東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻. [email protected]

情報理工学研究科 情報・通信工学専攻. 2012/7/12

§3 recalls some facts about the automorphism group of a free group in the language of representation theory and free differential calculus.. §4 recalls elementary properties of

Then it follows immediately from a suitable version of “Hensel’s Lemma” [cf., e.g., the argument of [4], Lemma 2.1] that S may be obtained, as the notation suggests, as the m A

In Section 6 we derive expressions for the intersection parameters of the coherent configuration R(q) on the non-tangent lines L of the conic O; so in particular we obtain

[r]

Amount of Remuneration, etc. The Company does not pay to Directors who concurrently serve as Executive Officer the remuneration paid to Directors. Therefore, “Number of Persons”

児童生徒の長期的な体力低下が指摘されてから 久しい。 文部科学省の調査結果からも 1985 年前 後の体力ピーク時から