8。 星
9。
子ども
10。 たばこ 11.Jヽさい 12.恐ろしい
13.むずか しい
14。 青い
15。 デ 彗 い
16.暗い
17。 日旨い
18。 澤 著 い
19。 長 い
20。 誦許い
21.慾
る 22.におう23.歩く
24.死
ぬ25。 ロロく 26. 泄壺ヨド
27.作
る28.読
むくだもの 女
三角 まるい あつい 冬
こわい きれい 想 吸 う
大きい こわい テス ト 空
"卜
い 明るい 夜 低い
短い おそい
ま5い1ンい
くさい 走る 生きる 痛 い 楽 しい
工作 本
5 0 8 7 2 1 6 8 2 2 0 3 4 5 4 0 5 3 3 4 1 3 1 0 7 2 6 7 1 1 6 2 4 0 7 0 7 3 6 1 1 9 0 7 0 6 6 6 2 6 4 3
9 2 1 9 1 2 1 1 2 1 1 2 1 1 1 2
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 1 2 2
42.0 23.0 25.4 33.6 20.2 48.4
35。
2
41.6 34.4 26.4 32.0 42.6 22.8 39.0 20.8 34.0 21. 0 32.6 32.6 32.8 24.8 32.6 48.2 26.0
39。
4 24.4 43.2
59。
4
‑29‑
表
1‑10
平凡反応語の特徴中鼎跛と応 の品詞の関係
束鼎敗と跡
間の意味 願
反意―対立 1■ 1■
男―女
,夏
一冬,子
ども一大人,小さい一大きい
,青
い一赤い,暗い一明るい
,高
い一低い, 長い一短い,速
い一おそい,死ぬ一生きる
,歩
く―走る, 等 質 連 合そ
の 他
バナナーくだもの
,恐
ろ しい一 こわい,四
角一三角,′館情―側 犬 1■■■
ポールー丸い
,夏
―あつい, 地震―こわい,む
ずかしい―テス ト
,星
―きれい,青
い―空,暗い一夜
,食
べる一おいしい,におう一くさい
,叩
く―痛い, 遊ぶ―楽 しい,異 質 連 合
そ の 他
たばこ―吸う
,読
む一本, 作る一工作,表
1‑11
平凡反応語の品詞か らみた利用度 平凡反応語名 言司
形容詞
動 詞 等質連合
異質連合 Total
2 1 7
8 5
5
15 10
3.性
差次 に連想 反 応 を分 析 す る ため に使 用 した指 標 に も とづ い て 性 差 を 比 較 して い く。
1)無 連 想 数
(N)
別 表
1に
も とづ い て35語の 無 連 想 に お け る性 差 を サ イ ンテ ス トしたが,有
意 差 はみ られ な か つ た(CR=0。
36)。 ま た個 々の 刺 激 語 につ い て検 討 し た と こ ろ,「
叩 く 」の 無 連 想 価 につ い ての み 女 子 が 男子 よ り有 意 に高 い とい う結 果 が 得 られ た (χ2=5.68 P<.05)。
この 結 果 か ら
,一
般 的 に 連 想 の 表 出の 程 度 につ い て性 差 は み られ な い と云 う こ とが で きる 。2)種 類 数
(K)
表
1〜 3か
ら連 想 反 応 の 種 類 にお け る性 差 をみ て み る と,男
子 の 種 類 数 が 一 般 に女 子 を上 回 つ て い る (35語 中 29語 で 男 子 が 多 く,5語
につ い て女 子 が 多 く,1語
は変 らな い )。 そ こ で 性 差 につ い て サ イ ンテ ス トした と こ ろ,CR=4.06,
P<。 01で
男 子 の 連 想 反 応 の種 類 が 有 意 に 多 い と い う こ とが 明 らか にな つ た 。 つ ま り っ連 想 反 応 に つ い て 男子 の方 が 豊 か で あ る と云 え る 。 この よ うに種 類 数 にお い て性 差 が み られ た の で,更
にそ の 差 が どの よ うな 面 に表 われ て い るか を 見 る ため に,連
想 内 容 を上 位10語に限 っ て 男女 間 で そ の 出現 頻 度 の 相 関 を調 べ た (表1‑3)。
そ の 結 果,0.9以
上 のrが
27個 (平 均0。965),0.8〜
0。89のrは 4個
(0。842)み られ た 。相 関 値 の 信 頼 度 が5%の
時 のr値
は0.632で
あ る の で,こ
れ以 下 の3語
のr値
に つ い て 信 頼 で きな い 。r値
が 低 い と い う点 か ら 性 に よ つて特 に連 想 内容 の 偏 りが み られ た単語 に は,「
動 物 」「 け ん か 」「 音 楽 」が あ る 。 た と えば,「
動 物 」 に対 す る連 想 と して 男子 は 猛 獣 事 例 (ラ イオン
,ト
ラな ど)が
多 く,女
子 で は 愛 玩 事 例 (う さ ぎ,キ
リン,犬 ,猫 )が
多 い。ま た「 けん か 」 に対 して 男 子 は 行 動 的
,積
極 的 な 連 想 反 応(強
い 。な ぐる,負
け る
,勝
つ)が
目立 ち,女
子 で は 感情 的,受
身 的 な 連 想 反応 (痛い 。けが,こ
わ い
)が
多 い 。「 音 楽 」 につ い て は「 楽 し い っ歌,歌
う 」 と い つ た好 感 的 な 反 応 が 女 子 に多 く,男
子 で は「 嫌 いJ反
応 に 代表 され る よ う に消 極 的 な 反 応 が 多くみ られ る 。
'
以 上 の よ う に連 想 反 応 上 位10語と云 う連 想 強 度 の 強 い反 応 に限 つ てみ る と,
‑31‑
大 部 分 の 連 想 の 内容 につ い て性 差 は無 視 で きる よ うに思 われ た 。 しか し性 差 が 認 め られ た
3語
の よ うに 反応 語 が 性 に よ つ て規 定 され て い る面 も否 定 で きな い。(3)平
凡反 応 語平 几 反応 語 28語 に つ い て連 想 頻 度 を 男 女 で比 較 した と こ ろ
,18語
は 女 子 の 連 想 頻 度 が 大 き く,9語
は 男 子 が 大 き く, 1語
は差 が み られ な い 。 この 関 係 につい て サ イ ンテ ス トし たが
,性
差 に有 意 差 が 認 め られ な か つ た(CR=1.7,P
<.1)。
そ こで 平 凡 反 応 語 別 に検 討 し た と こ ろ,4語
につ い て性 差 を 見 出 した。表
1‑12に
性 差 の み られ た平 凡 反応 語 と そ の χ2検
定 の 結 果 を 示 した 。 い ず れ も男 子 よ りも女 子 の 平 凡 反応 語 の 頻 度 が 高 い と云 うも の で あ っ た 。 つ ま り,「 青 い 」に対 して「 空 」
,「
地 震 」に 対 して「 こ わ い 」,「
長 い 」 に 対 して「 短 い 」
,「
読 む 」 に対 して「 本 」 と云 う連想 の 仕 方 は女 子 が 男子 に比 べ て常 に 多 い と云 え る 。そ して ま た 。最 多 連 想 反 応 につ い て も 男女 の 出現 頻 度 を比 較 し たが,女
子 が 多 い ケ ー スが 22例,逆
に 男 子 が 多 いケ ー スが 12例 み られ た 。そ のCRは
1.69を 示 し たの で,5%水
準 で 女 子 の 最 多連 想 反 応 の 出現 頻 度 が 男子 に比 べ て高 い と云 う こ とが で き た 。 この よ うに,女
子 は 男 子 に比 べ て平 凡 反 応 語 や 特 定反 応 へ の集 中 傾 向,つ
ま り紋 切 型 反 応 が 多 い と云 え る 。(4)′
心情 反 応連 想 反 応 の 中 で 主 に形 容 詞 反 応 につ い て
,も
の の性 質 や 機 能 を現 わす 性 状 語 を 除 く反 応 を 心 情 反 応 (心情 語)と
呼 ぶ 。 この 心 情 語 は別 表2か
ら57語 (種類)み られ た 。 また その 出 現 頻 度 の総 計 は2846頻度 で あ り
,全
反 応 数 の17.3%に
当 た る 。男 子 の 連 想 は1303頻度
,女
子 で 1543頻 度 み られ,女
子 の 方 が 心 情 反 応 す る頻 度 が 高 い と云 え る 。この 57心 情 語 の うち
,出
現 頻 度 上 位 20語 を示 す と表1‑13の
よ うで あ る 。最 大 は「 こわ い 」の754頻
度 で あ る 。 こ れ は被 験 者 総 数 が500名
で あ る こ とを考 え る と,一
人 の 被 験 者 の 中 で く り返 し反 応 語 と して利 用 され や す い 単 語 と云 え る 。既 にみ た よ うに,「
こ わ い 」は7刺
激 語 にわ た つ て重 複 出現 して い る 。この 表 につ い て心 情 語 を快 と不 快 に分 け る と
,快
反 応(H63頻
度)よ
り不快 反 応(1540頻
度)の
方 が 多 い 。ま た この57心情 反 応 に つ い て性 差 を
Tテ
ス トを 用 い て検 証 した 。 その 結 果,CR値
は3.35(P<.01)で
あ り,女
子 の 心 情 語 表 出が 男 子 よ りも有 意 に 多 い と表
1‑12
平凡反応語の出現頻度と性差 刺激語平凡反応語
男
女 χ2 澤事い
順 長い
・読む
"
こわい 短い 本
86 74 70 137
109 102 93 160
447*
874**
815*
387*
4
6
4
4
*P<。 05 *Pく .01
表
1‑13
鰤
心情語上位20語とその出現頻度 男
女
計 こわい
きれい(だ,な) 痛い
楽しい 13い1ノい くさい い蠣0 (′ゴ)
おもしろい かわいい 嫌い
いい4コい おそろしい 好き(だ)
か っ こい い
かわいそう あぶない やさしい むずかしい 悪い うれしい
1 6 5 7 2 4 4 5 1 1 7 5 4 1 4 6 8 8 8 2 2 5 2 8 0 1 6 6 3 3 1 2 1 2 1 1 3 1 1 1 1
424 754 187 343 109 234 138 225 107 209 95 209 96 160 69 134 73 104 33 64
36 53 27 52 21 35 7 28 10 24 14 20 10 18
9 17 7 15 2 14
‑33‑
云 う こ とを明 らか にで きた 。女 子 に特 徴 的 にみ られ た心 情 反 応 と して
,「
こわい 」「 きれ い (だ
,な )」 ,「
楽 しい 」「 いや (だ)」
「 い い匂 り 」が み られ た 。さ ら に また35刺 激 語 そ れ ぞ れ につ い て上 位 10語 の 連 想 反 応 につ い て心 情 語 を 調 べ た とこ ろ (別表
1に
よ る),55組
み られ た 。 これ につ い てサ イ ンテ ス トで 性 差 を 検 討 し た とこ ろ,こ
こで も女 子 の 心 情 語 連 想 が 男子 よ り多 い こ と を明 ら か にで きた 。(CR=3.78,P<.01)。
こ の よ う に,心
情 反 応 の 表 出 と云 うこと につ い て女 子 は男 子 よ リー貫 して有 意 に 多 い と云 う こ とが で きる 。
考
察
小学 生
500名
に も とづ い て35単 語 に対 す る連 想 基 準 表 を作 成 した 。 そ の 結 果, 連 想 に関 して全 体 に無 連 想 す る こ とが 少 な か っ た 。 こ れ は刺 激 語 と して有 意 味 語 を用 い た た め であ る 。 また35単 語 そ れ ぞ れ の 連 想 内 容 も多 様 で あ り,連
想 内 容 には比 較 的 偏 りが 少 な か っ た 。この 連 想 基 準 表 の 特 徴 を
,①
連想 種 類 数(K),②
無 連 想 数(N),③
最 多 連 想 反 応 頻 度(F)の 3指
標 か ら検 討 し た 。その 結 果,明
らか にな っ た こ とはKと Nに
は 高 い正 の 相 関(0.821)が
み られ,Fと K(‑0。 638),お
よびN(―
0.488)に
それ ぞ れ 負 の 相 関 が み られ た こ とで あ る 。 したが つ て,こ
の相 関 の 大 きさ と方 向 か ら,連
想 基 準 表 につ い て云 え る こ とは連 想 種 類 数 の 多 さが 連 想 の しに くさ と強 く関 係 す る と と も に,最
多 反 応 語 の 頻 度 の 大 きさ と逆 の 関 係 にあ る と云 うこ とが で きる 。
この 表 を 大 学 生 に つ い て ま とめ た梅 本 の 連 想 基 準 表
(1969)と
比 較 す る と, これ らの3っ
の 指 標 に も とづ くr値
の 正 負 の 方 向 にお い て 両 基 準 表 に違 いが みられ な い 。そ の意 味 で 子 ど も と大 人 の 連 想 の機 能 につ い て大 きな違 いが み られ な い と云 え る 。 しか し個 々 に
r値
を比 較 検 討 して み る と,大
学 生 で はFと Kの
間 が 最 大
(‑0.81)で
あ っ たが,小
学 生 で はNと Kの
間 が 最 大(0.82)で
あ っ た。この こ とは反 応 種 類 数 の 大 きさ に関 して
,大
学 生 で は 反 応 の 集 中の しや す さ と 負 の 強 い関 係 にあ つ たの に対 し,小
学 生 で は連 想 の しに くさ と強 く関 係 して い た と云 え よ う 。な お 梅 本 のNと Kで
は0.66,Nと Fで
は‑0.55の r値
で あ う た。‑ 34 ‑―
この よ うに小 学 生 と大 学 生 で 連 想 反 応 の 指 標 間 の 相 関 強 度 に違 いが 認 め られ たが
,そ
の 理 由 と して 次 の 点が 考 え られ る 。小 学 生 の 場 合,連
想 で きるか で き な いか の 個 人 差 が 直 接 に連 想 反 応 に影 響 す る 。 こ の た め 連 想 の 有 無 と連 想 の 広 が り (種類)に
強 い正 の 相 関 関 係が み られ た 。 こ れ に 対 し大 学 生 の 場 合,連
想で きな い と云 うこ とが 非 常 に少 な い (刺激 語 と し て有 意 味 語 が 用 い られ た こ と に よ る
)の
で,連
想 反 応 か ら直 接 導 か れ る指 標 ど う しの 関 係 が それ だ け密 接 に 働 い た結 果 で あ る と思 わ れ る 。 この よ うな 小 学 生 と大 学 生 の 考 え られ る違 い に つ い て,梅
本 連 想 基 準 表 と共 通 す る 16刺 激 語 を 用 い て 検.言寸した 。無 連 想 価 は 小 学 生 が 有 意 に高 く,大
学 生 は連 想 種 類 数 が 有 意 に 多 い と云 う結 果 が み られ,こ
の 点 を確 認 す る こ とが で きた 。 か くして
,大
学 生 の 場 合 には 連 想 反 応 の 個 人 差 が 少 な い と連 想 の 広 が り (種類)も
少 な く,特
定 の 反 応 へ の 集 中が み られ る 。 逆 に連 想 反 応 の 個 人 差 が 大 きい と連 想 の 種 類 数 も増 え るが,反
面,特
定 反 応 ヘ の 集 中や 一般 的 な 連 想 反 応 が み られ な くな る と云 う関 係 が 成 り立 ち,相
関 関 係が 負 の 値 にな つ た と思 わ れ る 。
梅 本 基 準 表 と共 通 す る 16刺 激 語 の 連 想 反 応 につ い て の 相 関 表 (表 1‑7)か ら, 小 学 生 と大学 生 で量 的 な 違 いが 期 待 で き た 。検 討 した と こ ろ
,小
学 生 は 大学 生に 比 べ
,無
連 想 価 が 多 く,種
類 数 が 少 な く,名
詞 反 応 率 が 少 な い と云 う結 果 で あ っ た 。 ま た,表
で は名 詞 と形 容 詞 反 応 の 連 想 率 が 無 相 関 と云 う関 係 で あ つ た。こ の こ とか ら連 想 の 品 詞 的 な 反 応 (名 詞 と形 容 詞
)に
つ い て は小学 生 と大学 生 で 質 的 な相 違 が 期 待 で き るの で あ る 。そ こで 連 想 内容 につ い て発 達 的 な 比 較 を 行 つ た 。 そ の ため 第
1〜
第5反
応 を 小 学 生 と大学 生 で対 比 させ た表1‑8を
分 析 し,次
の 諸 点 を 明 らか に し た 。① 年 齢 に関 わ りな く
,連
合 強 度 の強 い,紋
切 的 な,固
定 した連 想 反 応 が み ら れ る 。 これ は 最 多反 応 語 の 中 で 小 学 生 と大 学 生 で 同 一 で あ るS― R連
合 に も と づ い たが,次
の通 りで あ る 」男 ―女,作
る 一工 作,読
む 一本,小
さ い 一大 きい, 長 い 一短 い,速
い 一遅 い1.② 連 想 内容 か らみ て
,小
学 生 と大学 生 が 質 的 に 違 う点 が い くつ か 見 出 せ た 。a.反
応の 品 詞 か ら子 ど もは 形 容 詞 反 応 が 多 く,名
詞 反 応 が 少 な いが,大
学 生 は逆 に名 詞 反 応が 中心 とな る 。b。 最 多 反 応 と次 多反 応
,そ
れ は意 味 的 に異 な る,の
順 位 が,大
学 生 と小 学―‑ 35 ‑―