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株式:マーケット・フォーカス

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Academic year: 2022

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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 284

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(年)

日、米、新興国の株価推移

(月次:2000/1~2018/8)

米国 日本 新興国

(注)日本は配当込みTOPIX、米国はS&P500指数(配当込み)、新興国は MSCIエマージングマーケット指数

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

(1999年末=100)

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(年)

規模別指数の推移

(月次:2000/1~2018/8)

小型株 大型株

(注)大型株:MSCIワールド大型株指数、小型株:MSCIワールド小 型株指数。トータルリターンベース

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

(1999年末=100)

長期的に小型株優位が継続へ、「成長」「米政策」が後押し

世界経済は2000年から17年にかけて年+3.8%のペース(物価変動の影響を除い た実質)で拡大。国・地域別では新興国が+6.1%と高く、先進国では米国が+2.1%と 日本+1.0%、欧州+1.4%を上回る成長となった。株価はこうした経済成長を背景に 2000年以降でみると18年8月末時点で米国が2.8倍、新興国が3.4倍と、日本の1.4 倍を大きく上回る動きとなっている。18年7月時点の国際通貨基金(IMF)予測による と、世界の実質GDP成長率(前年比)は18年に+3.9%、19年に+3.9%と17年(+3.7%)か ら加速、国・地域別では、米国が18年に+2.9%、19年に+2.7%、新興国が各+4.9%、

+5.1%と引き続き全体をけん引する見通し。背景には人口増、IoT(モノのインター ネット)や人工知能(AI)といった技術革新等の構造要因がある。先行き、米国株、

新興国株の優位が続こう。一方、規模別では、成長性の高さから大型株に対し小型 株の優位が続いている。2000年以降で、小型株の株価は5.0倍と大型株の1.9倍を 上回る。規模別では、先行き大型株に対し小型株の優位が続くものと見込まれる。

世界経済は米国、新 興国を中心に成長加 速見通し、規模別では 小型株優位が継続へ

 世界の株式市場は中長期的に米国や新興国での人口増や技術革新を原動力とした経済の 成長持続見通しを背景に、上昇基調を維持する見込み。国・地域別では米国、新興国がけん 引役となろう。また、規模別では成長性の高さから大型株に対し小型株の優位が続こう

 MSCIワールド小型株指数構成銘柄(小型企業)の利益は2010年比で19年予想は4.1倍と同

大型企業の1.6倍を上回り、株価は2000年以降18年8月末で5.0倍と同1.9倍を上回る

 小型株は高リスク高リターンの特性を持つが、長期的には2000年以降の実績でリスク調整 後のリターンが0.52と大型株の0.24を上回る。保有資産のリスク・リターン改善に向け、規模 別では小型株の組み入れが有効になると考える

マーケット・フォーカス

グローバル分散投資:世界小型株

投資情報部 岩瀬 卓也

(2)

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10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20

(2010年=100)

(年)

規模別指数の1株当たり売上高の推移

(年次:2010~2019

大型株 小型株

(注)大型株:MSCIワールド大型株指数、小型株:MSCIワールド小型株指 数。2018年以降はブルームバーグによる市場予想集計

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

小型株優位の要因として以下の3点が挙げられる。1点目は成長性。小型株はそ もそも収益規模が小さく、得意分野で新たな需要創出・獲得が進んだ場合、収益拡 大率が大型株に比べ大きくなりやすい。2010年以降の売上高、利益の推移をみる と、19年予想で売上高は小型株が1.5倍と大型株の1.2倍を上回り、同様に利益も小 型株が4.1倍と大型株の1.6倍を上回っている。20年前に小型企業であったネット小 売りの草分け的企業であるアマゾン・ドット・コムは、過去20年で売上高が約300倍、

純利益が1.2億ドルの赤字から2017年12月期に30億ドルの大幅黒字に転換した。

収益拡大を受け時価総額は50億ドル弱から取引時間中一時1兆ドルと約200倍に 膨らんだ。

小型株優位の要因は

「成長性」「M&A対象」

「政策効果」、収益・需 給で株価押し上げへ

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(2010年=100)

(年)

規模別指数の1株当たり利益の推移

(年次:2010~2019

大型株

小型株

(注)大型株:MSCIワールド大型株指数、小型株:MSCIワールド小型株指 数。2018年以降はブルームバーグによる市場予想集計

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

1998/6時点の小型株時価総額上位10銘柄

(注)銘柄は1998/6時点の日米上場、時価総額50億ドル以下の銘柄のうち上位10銘柄。

株価騰落率は現地通貨ベース、2018/6と1998/6の比較。売上高、純利益の伸び率は前 期と20期前の比較、現地通貨ベース

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

1998/6 2018/6 売上高 純利益

6503 三菱電機 49.6 285.8 362 17 黒転

HES ヘス 49.6 200.7 269 ▲ 17 赤大

EMN イーストマン・ケミカル 49.1 142.7 221 113 456 LEG レゲット・アンド・プラット 49.0 58.6 79 17 18 AZO オートゾーン 48.8 177.4 2,001 236 462 GWW WWグレンジャー 48.7 172.8 519 140 146

4911 資生堂 48.4 317.7 458 62 35

AMZN アマゾン・ドット・コム 48.2 8,247.9 10,124 29,067 黒転 YUM ヤム・ブランズ 48.2 252.8 1,273 ▲ 31 201 9202 ANAホールディングス 47.8 128.0 ▲ 11 84 黒転

コード 銘柄名 時価総額(億ドル) 株価 伸び率(%)

騰落率(%)

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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する

2点目は企業規模が小さいことで買収対象になりやすいこと。2017年1月から18年 7月までの世界M&A件数のうち、9割弱が買収金額20億ドル以下の小型案件。M&A 件数自体は企業の余剰資金拡大を背景に18年1~7月の累計で2.6万件(年換算 4.5万件)と年間で06年以降の最高を更新する見通しで、株式需給面から小型株の 押し上げ要因となる。

3点目は政策効果。先進国小型株指数に占める米国比率は約40%。18年1-3月 期の米法人税率引き下げによる税負担率低下は、米国内売上高比率の高さから小 型企業が16.6ポイントと、大型企業の6.5ポイントを上回る。米法人税率引き下げに よる利益押し上げ効果は18年1-3月では大企業で6.5%、小型企業で16.6%と試算さ れる。米税制改革の効果としては海外利益への課税制度の変更で今後、米国内へ の資金還流が拡大、2点目の「M&A増加→需給面から小型株押し上げ」を加速させ る要因となる可能性がある。

税制改革前後での税負担率の変化

36.8

25.5

20.2 19.0

0 10 20 30 40 50

小型企業 大型企業

税制改革前 税制改革後

(%)

16.6ポイント

低下 6.5ポイント

低下

(注1)税負担率=法人税損益÷税引前利益×100

(注2)小型企業はS&P小型株600指数構成企業、大型企業はS&P500指数構成企業

(注3)税制改革前は各企業の4四半期前(2017年1-3月期が中心)のデータより算出、

税制改革後は各企業の直近四半期(2018年1-3月期が中心)のデータより算出 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

米国の海外からの配当・払い戻し金受取額

(四半期:2004/3~2018/3)

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

04 06 08 10 12 14 16 18

米国内での再投資に使われる場合に限り、

還流資金への適用税率を35%から5.25%に 引き下げ。2005年限定で適用

ブッシュ(子)政権下でのレパトリ減税

(億ドル)

(年)

(注)グラフデータは 季節調整済み 出所:各種資料より

みずほ証券作成 税制改革 に より海外 から の資金還流が急 増。2018年1-3月期の 受取額(季節調整前)

は、前年 同期比で約 13倍の2,877億ドルに 3.7 3.3

5.6 4.4

2.6 4.5

0 1 2 3 4 5 6 7

0 1 2 3 4 5 6 7

06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 参考 総額(右目盛)

取引件数(左目盛)

世界M&A総額および件数の推移

(年次:2006~2018)

(万件) (兆ドル)

(注)2018年は1~7月の累計(参考は同年換算値) (年)

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

(4)

2000年以降、先進国小型株は配当込みのトータルリターンが年平均+8.9%、リスク が17.2%と、大型株の+3.6%、14.8%を上回り高リスク高リターン。一方、このリターンを リスクで割ったリスク調整後リターンは小型株で0.52と、大型株の0.24を上回る。大 型株と小型株に均等投資した場合のリスク調整後リターンは0.40と大型株のみ保有 した場合を上回り、小型株組み入れの有効性がみられる。小型株は分散投資の対 象として注目される。

小型株は高リスク高リ ターンも、リスク調整 後リターン優位、分散 投資の対象として注目

(注1) 日本株:TOPIX、先進国大型株:MSCIワールド大 型株指数、先進国小型株:MSCIワールド小型株 指数。先進国大型株+先進国小型株は先進国大 型株、先進国小型株に均等投資したもの。リバラ ンスは毎月末実施。トータルリターンベース

(注

2)上記は過去の情報であり、将来の運用成果等を示唆・

保証するものではありません

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 497

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分散投資の効果

(月次:2000/1~2018/8)

先進国小型株

先進国大型株+先進国小型株 先進国大型株

日本株

(年)

(1999年末=100)

リターン A

(%)

リスク B

(%)

リスク調整後 リターン

(A÷B)

日本株 1.7 17.2 0.10

先進国大型株 3.6 14.8 0.24

先進国小型株 8.9 17.2 0.52

先進国大型株+先進国小型株 6.3 15.6 0.40

※MSCIエマージングマーケット指数、MSCIワールド大型株指数、MSCIワールド小型株指数は、MSCI Inc.が公表しているインデックスで、当 指数に関する著作権、知的所有権その他一切の権利は

MSCI Inc.に属しており、また MSCI Inc.は同指数の内容を変更する権利および公

表を停止する権利を有しています

(注)*の銘柄は当社から勧誘可能ができません。時価総額、売上 高、純利益伸び率は2015/8と2018/8との比較。売上高は12ヵ 月売上高。純利益は12ヵ月純利益。指数構成比率降順 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

(注)時価総額、売上高、純利益伸び率は2015/8と2018/8との比較。売 上高は12ヵ月売上高。純利益は12ヵ月純利益。指数構成比率降

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 2015/8 2018/8 時価総額 売上高 純利益

WCG ウェルケア・ヘルス・プランズ* 40 151 278 31 405 DXCM デクスコム* 75 128 69 161 赤小 GRUB グラブハブ 22 130 482 170 243

PTC PTC* 38 118 211 ▲ 6 ▲ 39

BURL バーリントン・ストアーズ* 40 114 184 28 352

216 641 197 32 265

コード 銘柄名 時価総額(億ドル)

上記5社合計

【参考】MSCIワールド小型株指数構成比率上位銘柄

伸び率(%)

2015/8 2018/8 時価総額 売上高 純利益 AAPL アップル 6,430 10,994 71 14 11 AMZN アマゾン・ドット・コム 2,399 9,817 309 117 黒転 MSFT マイクロソフト 3,481 8,614 147 18 36 FB フェイスブック 2,520 5,074 101 231 600 JPM JPモルガン・チェース 2,370 3,851 62 20 23

17,200 38,349 123 40 43

上記5社合計

【参考】MSCIワールド大型株指数構成比率上位銘柄

伸び率(%)

コード 銘柄名 時価総額(億ドル)

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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する

商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号

加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、

一般社団法人第二種金融商品取引業協会 広告審査番号 : MG5690-180921-13

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1.134%(税込み)、最低 2,700

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97.2%(税

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2014/19/18

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