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Academic year: 2022

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(1)

海外企業レポート(銘柄概要)

アップル

(Apple Inc.) ティッカー:AAPL(ナスダック)

STAGE

コード:12870 セクター:情報技術 業種:テクノロジー・ハードウエアおよび機器

iPhone に代表される革新的な製品に強み

ポイント

「iPhone」の高性能化で買い換えおよび乗り換え需要を喚起

サービスの売上高は今後 4 年で倍増を目指す

大規模な株主還元を継続

 企業概要

1977 年に創業した「Mac」「iPhone」「iPad」等の製造・販売を手掛ける電子機器メーカー。2007 年から販売し ている「iPhone」が売上高の 63%(16/9 期)を占める主力製品。アプリ販売、クラウドのストレージサービス等、

サービスの売上高も拡大している。電子機器とサービスはアカウントを使って連携できるため、どの機器から でも同じサービスにアクセスできる。同社は基本ソフト(OS)、電子機器、ソフトウエア、サービスの設計および 開発に注力し、電子機器の製造はアジアを拠点とする一部の受託製造メーカーに委託する。

 業績推移  財務データ

16/9期(末)

 売上高構成比

〈製品別〉(16/9期、%) 〈地域別〉(16/9期、%)

2017 年 7 月 11 日 投資情報部 安田 一隆

総資産 3,216.9 億ドル 有利子負債 870.3 億ドル 株主資本 1,282.5 億ドル 営業CF 658.2 億ドル

ROE 36.9 %

出所:ブルームバーグ等のデータよりみずほ     証券作成

1,565 1,709 1,828 2,337

2,156

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500

12/9 13/9 14/9 15/9 16/9

売上高

(年次:2012~2016)

(億ドル)

(年/月)

出所:ブルームバーグ等の データよりみ ずほ証券 作成

6.31

5.68 6.45 9.22

8.31

0 2 4 6 8 10

12/9 13/9 14/9 15/9 16/9

EPS

(年次:2012~2016)

(年/月)

(ドル)

出所:ブルームバーグ等の データよりみ ずほ証券 作成

iPhone 63 サービス

11 Mac 11

iPad 10 その他 製品 5

出所:会社資料よりみずほ証券作成

北米・

中南米 40

欧州 23 中華圏 22

日本 8

その他 アジア 太平洋 6

出所:会社資料よりみずほ証券作成

(2)

海外企業レポート(銘柄概要)

アップル(AAPL)

 事業紹介 主力製品は「iPhone」「Mac」「iPad」等の電子機器(図表 1)。その他製品には、スマー トウォッチ「Apple Watch」、ヘッドフォン「Beats」、ポータブル音楽プレーヤー「iPod」

等が含まれる。アプリ販売「App Store」、クラウドのストレージサービス「iCloud」、定額 音楽配信サービス「Apple Music」、有料保証・サポートサービス「AppleCare」等の サービスにも注力する。

図表 1:主な電子機器製品

Apple Watch

2015 年 か ら 販 売 して いる スマ ー ト ウォッチ。「iPhone」にかかっ てきた電 話への応答、メッセー ジの送受信等 を行うこ とができ る。 走行 距離 、速 度、心拍数等のデータ測定や記録等 を行うワークア ウト アプ リ等も搭載す る

ホームポッド (HomePod)

音声アシスタント「シリ」を搭載したス マー トスピー カー。2017年12月に豪 州、米国、英国で発売を開始す る予 定 。 メ ッ セ ー ジ 送 信 、 音 声 に よ る ニ ュ ー ス・ 天気 等の 情報 取得 、ス マー トホーム 機能付き照明の点灯・

消灯等の操作に対応する iPhone

2007年から販売するスマートフォ ン。

音声ア シスタント 「Siri (シ リ)」は、11 年10月に発売した「iPhone 4S」から 搭載されている。モバイル決済サー ビス「Apple Pay」の非接触型技術は 14年9月に発売した「iPhone 6」および

「iPhone 6 Plus 」 から 搭載 され てい る。例年、9月に新型機が発表される

iPad

2010年から販売しているタブ レット端 末。シリーズとして標準版の「iPad」、

高性能版の「iPad Pro 」、 小型 版の

「iPad mini」等のラインアップ がある。

写真は「iPad Pro」

Mac

「iMac」等のデスクトップ パソ コンおよ

び「MacBook」等のノート パソ コン。プ

ロ向 けハ イエ ンド デ ス ク ト ップ コ ン

ピュータ「iMac Pro」は2017年12月か

ら出荷開始となる予定。写真は「iMac

Pro」

(3)

海外企業レポート(銘柄概要)

アップル(AAPL)

 ポイント解説

「 iPhone 」 の 高 性 能化で買い換えお よび乗り換え需要 を喚起

「iPhone」は 2007 年から販売されている。新型機の発表は例年 9 月(図表 2)。同社は 新型機の投入とともにカメラ、プロセッサ、スピーカー等の基本性能を向上させてき た。加えて、11 年 10 月に音声アシスタント「Siri(シリ)」、14 年 9 月にモバイル決済 サービス「Apple Pay」の非接触型技術を「iPhone」に追加してきた。今後も魅力的な 新型機を投入して、買い換えや他社製品からの乗り換えを促すことができるか注目さ れる。

サービスの売上高 は今後4年で倍増

を目指す

サービスには「App Store」を通じたアプリ販売をはじめ、複数のサービスが含まれる

(図表 4)。16/9 期は「App Store」「AppleCare」等を中心に好調だった(図表 5)。

「Apple Music」「iCloud」等、月額料金を課しているサービスは安定収益ににつながる ため、会社側も重要視している。2017 年 1 月に、4 年間でサービスの売上高を 2 倍に 拡大するとの目標を明らかにしている。17 年秋に予定されている「iOS 11」へのアッ プデートでは、「App Store」がアプリやゲームが探しやすくなるよう仕様変更となること が発表され、足元で好調なサービス売上高の成長が一段と加速するか注目される。

*米国での発売時期

出所:会社資料よりみずほ証券作成

出所:会社資料よりみずほ証券作成

図表 3:「iPhone」の販売台数

(年次:2011~2016)

図表 5:サービスの売上高

(年次:2011~2016)

出所:会社資料よりみずほ証券作成

図表 4:主なサービス

出所:会社資料よりみずほ証券作成

図表 2:「iPhone」の発売時期

サー ビス名 内容

App Store

(アップ・ストア) アプリ販売

iTunes Store

(アイチューンズ・ストア)

音楽、動画等の コンテンツ販売 Apple Music

(アップル・ミュージック)

定額制音楽 配信サービス iCloud

(アイクラウド)

音楽、写真等の ストレージサービス AppleCare

(アップル・ケア)

有料保証・

サポートサービス Apple Pay

(アップル・ペイ)

モバイル 決済サービス 発売時期* 発表された「i Phone」

11年10月 「iPhone 4S」

12年9月 「iPhone 5」

13年9月 「iPhone 5c」「iPhone 5s」

14年9月 「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」

15年9月 「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」

16年3月 「iPhone SE」

16年9月 「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」

0 50 100 150 200 250

11 12 13 14 15 16

(年度)

(百万台)

0 50 100 150 200 250 300

11 12 13 14 15 16

(年度)

(億ドル)

(4)

海外企業レポート(銘柄概要)

アップル(AAPL)

大 規 模 な 株 主 還 元を継続

同社は 16/9 期に 297 億ドルの自社株買いと 122 億ドルの配当金を支払い、計 419 億ドルの株主還元を実施した(図表 6、7)。

17 年 5 月に、19 年 3 月までに合計 3,000 億ドルの株主還元を実施すると発表。自社 株買い枠を従来の 1,750 億ドルから 2,100 億ドルに引き上げた。同日、四半期配当 金を 1 株当たり 0.57 ドルから 0.63 ドルに引き上げ、配当金支払い総額で世界最大 級の企業になったと、会社側はコメントしている。

 同業比較 スマートフォン 市場の動向

アップルは出荷台数ベースで世界 2 位(2016 年)のスマートフォンメーカー(図表 8)。

最大手のサムスン電子はスマートフォンの内蔵バッテリーの発火にともなう出荷停 止、アップルは低調な買い換え需要によって、16 年の出荷台数はともに減少した。ま た、先進国のスマートフォン市場は飽和しつつあり、成長は新興国市場にシフトして いる。このため、台数ベースの成長は新興国向けの低価格帯~中価格帯が中心。

16 年はこの分野に強い中国のスマートフォンメーカーが出荷台数を伸ばした。

出所:会社資料よりみずほ証券作成

図表 6:自社株買い額と発行済株式数

(年次:2012~2016)

出所:会社資料よりみずほ証券作成

図表 7:配当金支払い総額

(年次:2012~2016)

図表 8:世界のスマートフォンの出荷台数

(年次:2015~2016)

出所:「IDCWW Quarterly Mobile Phone Tracker, Q1 2017」のデータより

3.21 3.11

2.32 2.15

1.07 1.39

0.43 0.38 1.00 0.77

6.97 6.30

14.38 14.73

0 2 4 6 8 10 12 14 16

15 16

その他 vivo(中)

OPPO(中)

ファーウェイ(中)

アップル(米)

サムスン電子(韓)

(年)

(億台)

45 50 55 60 65 70

0 100 200 300 400 500

12 13 14 15 16

自社株買い(左目盛)

発行済株式数(右目盛)

(億ドル) (億株)

(年度)

0 20 40 60 80 100 120 140

12 13 14 15 16

(億ドル)

(年度)

(5)

海外企業レポート(銘柄概要)

アップル(AAPL)

 リスク・留意 事項

iPhone への依存

同社は iPhone の売上高が全体の 6 割超を占めており、同製品への依存度が高い といえる。足元でスマートフォン市場の成長が鈍化するなか、新分野への進出等、革 新的な製品やサービスを生み出し続けられるかは課題。

人材の確保

フェイスブック、アルファベット等と人材の奪い合いが想定されるなか、製品開発やデ ザインにおいてコアとなるべき優秀な人材をいかに確保するかが課題。

サプライヤーとの関係

製造をアジア等の受託製造メーカーに委託しているが、部品調達の遅れから製造が 間に合わないこともあり、製品の需要に対して供給が追い付かない問題が発生する ことも。また、サムスン電子は同社にとってメモリ等部品のサプライヤーである一方、

最終製品の販売においては常に競合関係にある。特許関連訴訟等も発生しており、

訴訟等の激化は同社にとって製品供給に影響するリスクがある。

海外企業レポート(銘柄概要)は企業の沿革、概要、事業、中長期的な競争優位性等の紹介に重点を置いた

レポートです。当該企業の最新の決算情報、ニュース、トピックに関しては、海外企業レポート(銘柄フラッ

シュ)をご参照ください。

(6)

海外企業レポート(銘柄概要)

アップル(AAPL)

【留意事項】

○この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

銘柄の選択等、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。

○本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではあり ません。本資料に掲げるデータは、資料作成時点の会社側年次報告書またはプレスリリースに基づき作成してお り、作成後に生じた株式分割等の影響を反映していません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点の見 通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。なお、当社および同関連会社はここに掲 載している企業の証券を保有または取引する可能性があります。

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○外国委託取引

国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および諸費用 の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。詳細は当社の 担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金に対して最大 1.08%

+2,700 円(税込み)、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円(税込み)、約定代金 55,000 円以下 の場合、約定代金に対して一律 10.8%(税込み)の手数料をご負担いただきます。

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○外国証券取引口座

外国証券取引口座を開設されていないお客さまは、外国証券取引口座の開設が必要となります。外国証券取引口 座管理料は無料です。

外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した 為替レートによるものとします。

商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客さ ま向け資料等をよくお読みください。

商 号 等 : みずほ証券株式会社

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第94号

加 入 協 会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、

参照

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