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肝 臓 膿 瘍 ニ 就 テ 岡山醫科 大學津 田外 科教室(主 任 津 田教 授)

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Academic year: 2022

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(1)497. 21. 616.36-002.3. 肝. 臓. 膿. 瘍. ニ. 就. テ. 岡山醫科 大學津 田外 科教室(主 任 津 田教 授). 助手 醫學士. 大. 林. [昭 和12年10月26日. 義. 彦. 受 稿]. Aus der Tsuda-chirurgischen Klinik der MedizinischenFakultat Okayama. (Direktor: ber. den. Prof. Dr. Seiji Tsuda) eitrigen. Leberabszess. U. Von Yoshihiko Eingegangen. In den Jahren. Oobayashi.. am 26. Oktober 1937.. 1926-1935 wurden in unserer Klinik 14 Falle von eitrigem Leber-. abszesse chirurgisch. behandelt.. Verfasser fand dabei als vorausgehendes. ursachliches. Moment in 5 Fallen Gallensteinkrankheit, in 4 Fallen akute Appendizitis, in 2 Fallen Trauma und nur 1 mal Polymyositis. In den restlichen 2 Fallen wurden atiologische Momente nicht gefunden. Von unseren bakteriologisch untersuchten 10 Fallen fand Verfasser in 3 Fallen Staphylokokken, in 2 Fallen Kolibazillen, in 1 Falle Enterokokken, in 1 Falle Diplokokken und Kolibazillen, in 1 Falle Staphylokokken und Diplokokken, in 1 Falle Kolibazillen und Streptokokken und in 1 Falle Stabchen und Kokken. Staphylokokkus. und Kolibazillus. standen als Erreger. traten in Form von akuten multiplen. Leberabszessen. an Haufigkeit obenan.. 9 Falle. auf, die restlichen 5 Falle waren. chronischer solitarer Leberabszess. 10 Falle entfielen auf das mannliche Geschlecht und 4 Falle auf das weibliche. Von der Erkrankung wurde das Alter vom 31 bis 50 Jahren am meisten (57.1%) heimgesucht. Fieber uber. 39℃. ist das. konstante. Symptom. bei. dem. akuten. Leberabszesse,. In. 8. (88.9%) von unseren akuten 9 Fallen war das Fieber stark remittierend, besonders in 7 Fallen (77.8%) mit Frostgefuhl oder Schuttelfrost. Aber bei chronischem Leberabszesse 37℃.. 255. war die Die. Korpertemperatursteigerung. Anschwellung der. Leber. zwischen ist. das. haufigste. 37‑39℃, und. wichtigste. nicht selten. unter. Symptom, tritt.

(2) 大. 498. aber verhaltnismassig. spat auf.. abszessen klinisch nachgewiesen.. 林. 義. 彦. Sie wurde in 13 Fallen (92.8%) von unseren 14 LeberAkute multiple Abezesse der Leber bewirkten immer. eine diffuse Vergrosserung des Organes, die jedoch selten mit tumorartigen Anschwellungen kombiniert war. Aber bei chronischem Leberabszesse trat die Anschwellung der Leber in meisten Fallen in Form von Tumorbildung war die Zahl der weissen Blutkorperchen. auf.. Bei akutem Leberabezesse. sehr stark vermehrt,. nicht selten bis uber. 30,000. Das Blutbild neigte stets zu Neutrophilie und gleichzeitig zu hochgradiger relativer Lymphopenie. In 9 Fallen (64.3%) von unseren 14 Leberabszessen wurde mehr oder weniger uber heftige spontane Schmerzen geklagt, davon in 7 Fallen in der rechten Hypochondrialgegend oder in der Epigastrialgegend und in 2 weiteren Fallen am Seitenthorax. steinkrankheit Rucken aus. hochgradig,. Die Schmerzen strahlen bisweilen, besonders bei dem von der Gallen-. ausgegangenen Leberabszesse, nach der rechten Schulter oder nach dem Ikterus fand sich in unseren akuten Fallen stets mehr oder weniger aber Bilirubin im Harn. war nur in 3 Fallen (33.3%) positiv.. Dagegen. wurden Urobilin (66.7%) und auch Eiweiss (77.8%) zu einem hoheren Prozentsatz Harn nachgewiesen. Die Inzision ist die einzige beste Behandlungsmethode. fur den eitrigen. im. Leber-. abszess. Prognose des akuten multiplen Leberabszesses ist absolut ungunstig. Samtliche 9 Falle der akuten Leberabszesse verliefen todlich, aber die 5 Falle chronischer Leberabszesse wurden alle durch die Inzision gerettet, d.h. im ganzen betrug Sterblichkeit beim Leberabszess in unserer Klinik 64.3%. (Autoreferat). 内 容目 第1章. 緒. 第2章. 自 家症 例. 第3章. 病 原論. 第1章. 次. 言. 第1節. 病原 菌. 第2節. 感 染徑 路. 第3節. 主要 ナル原 因的疾 患. 緒. die. 言. 肝 臓 膿瘍ニ 關 スル歴 史 ハ比較 的古 ク,且 左 程 稀 有 ナル疾 患 ナ ラズ ト雖モ,其 ノ大 部分 ハ Amoeba赤. 痢ニ續發 スル熱 帯性 肝臓 膿 瘍ニ屬. スルタ メ,該 病 流行 地 タ ル臺灣,朝 鮮,南 支 那 及 ビ南洋 等ニ 多 キモ,Amoeba赤. 痢尠 キ 日. 本 内地ニ テハ稀ニ蟲樣 突 起 炎,膽 石 症 及 ビ敗 第4章. 病理 解 剖學 的所 見. 第5章. 統計 的觀 察. 第6章. 臨 牀 症状. 第7章. 診. 第8章. 治療 及 ビ豫後. 第9章 總. 斷. 括 主要 文獻. 血症 等ニ 原 因 スル化 膿 性肝臓 膿瘍ニ 遭遇 スル ニ過 ギズ.尚. ホ亦Amoeba赤. テモ,最 近Emetin療. 痢流 行 地ニ 於. 法 ノ普及ニ 伴ヒ,肝 臓. 膿瘍 罹患 率 著 シク低 下 セ リ ト言 ハル. 當津 田外 科教 室ニ 於 テ ハ 大 正15年 以降10 年間ニ 化 膿性肝 臓 膿瘍14例ヲ經驗. シタ ル ヲ 256.

(3) 第1表 自家症例.

(4) 肝 臓 膿瘍ニ. 以 テ,些カ總. 括 的觀 察ヲ. 他ニ 流 血中 ヨ リ葡萄状 球 菌 ヲ發見 シ得 タル1例 ア. 試 ミ ン トス.. 尚 ホ 本 論文 要 旨 ハ 昭 和12年6月. 499. 就テ. 第1囘. 中. リ.即 チ普通 化膿 菌中 葡萄状 球 菌及 ビ大腸菌 ヲ以 テ主 要病 原菌 トシ,連鎖状 球 菌,腸 球菌 等 之ニ 次. 國 四 國 外 科 集 談 會ニ 於 テ發 表 セ リ.. グ.其 ノ他 稀ニ結 核菌,放 射状 菌,「 チ フス菌 」, 第2章 自 大 正15年. ヨ リ 昭 和10年ニ. ケル 自 家 症 例14例. 縁 膿 菌,Friedlander氏. 家症 例 至 ル10箇. ノ大 要 ハ 第1表ニ. 年 間ニ 於. 示 ス ガ 如 シ.. Bakterioides. 肺炎 菌,Streptothrix,. funduliformis「 肝 臓 ヂ ス トマ」 或. ハ蛔蟲 ニ ヨ リ誘發 サ ル コ トア リ.. (別 表參 照). 第2節 第3章. 病原 論. 第1節. 病原 菌. 感 染徑 路. 膽道,血 管,淋 巴 管及 ビ隣 接臓 器 等解 剖學 的 關 係 ヨ リシテ種 々ナ ル 病原 菌侵 入門 ヲ考 フル ヲ得 ベ. 熱 帯 地 方ニ 於 テ ハEntamoeba. histlytica肝. 膿瘍病 原 菌 トシ テ 重 要 ナ ル モ,温. 瘍45例. 中Amoeba性. 例 中 原 因 不 明 ノ1例 テ,大. 例,双 Frank. 球 菌1例. histlyticaニ. 腸菌 及. シテ,他 ハ肝 臓細 菌 排出能 力ニ ヨル 血行 性下 行 性. ヲ除 ク9例. 球菌,大. ニ シ テ,他 ノ10. ハ總 テ 細 菌 性ニ シ. 「チ フ ス 菌 」1例. 肝臓 膿 瘍19例. 感 染 ナ リ.元 來總輸膽 管 末端 ニハ生理 的ニ 既ニ 細 菌 殊ニ 大腸 菌 ノ生 存 可能ニ シテ,膽 管 殊ニ總輸 膽 管 結 石又 ハ癌種,膵 臓 頭 部腫瘍,肝 門 部淋 巴 腺 ノ. 状 球 菌1. 腫脹 或ハ 膵 臓 排泄 管開 口部結 石等 ノ壓迫 ニヨ リ膽. ヲ 認 メ,. 汁 排 出障碍 ヲ來 シ,膽 汁鬱 積 ノタ メ細 菌 ハ容易 ニ 上 行 シテ,肝 内膽 管炎 ヲ惹 起 シ,遂ニ 周圍 肝 組織. 中Entamoebaし. ニ シ テ,殘餘. 化 膿性肝 臓膿 瘍ニ屬 シ,内2例 ハ連鎖状 球菌ニ,他. histlytica. 萄状 球 菌2例,連鎖. ヨ ル モ ノ14例. 膽 管内 細菌 侵入徑 路ニ關 シテ モ亦2途 ア リテ,. 武 氏ニ ヨ レ バ 肝 臓 膿. ノ モ ノ35例. 及 ビ. K. Bolandハ. 1) 膽 道 ヲ介 スル場 合. 一ツ ハ十二指 腸或 ハ膽 嚢 ヨ リノ上行性 管 内感染 ニ. 腸菌2例(内1例ハEntamoeba. ト同 時ニ發 見 ス)葡. 臓. 帯 地 方ニ テ ハ 普. 通 化膿 菌即 チ 葡 萄 状 球菌,連鎖状 ビ 腸 球 菌ニ ヨル モ ノ多 シ.吉. シ。. ノ5例. ハ. ハ 大腸 菌ニ,2例. ニ波 及 スルニ 至ル.稀ニ 上 行性 管 内感 染 ニ シテ膽 汁 排 出障碍 ヲ惹起 シ得ベ キ解剖 學 的原 因探 究 不可. ノ1例 ハ兩 者 ノ混合 感 染ニ ヨ. 能 ナ ル コ トア リ.斯 ル時 ハ他 ノ腺 排泄 管ニ 於 ケル. ル トセ リ.又 石川 及 ビ窪 田氏 ハ葡萄 状球 菌 ニ ヨル. 上 行 性管 内感 染 ト同 ジ ク,主 トシテ排 泄機 能障 碍. モ ノ3例,大. 腸 菌 及ビ連. ニ基 ク自家清淨 作 用 ノ障碍及 ビ膽汁 ノ化學 的 組成. 鎖 状球 菌 ノ混合 感染ニ ヨル モ ノ1例 及ビ 大 腸菌 及. ノ變化 ガ 問題 トナ リ得ル,血 行 性 下行 性感 染ニ 於. ビ葡萄状 球菌 ノ混合 感染ニ ヨル モ ノ1例,計7例. テハ,既 述 ノ膽汁鬱 積 及 ビ 自家清淨作 用障 碍 ノ他. ヲ經驗 セ リト.余モ亦肝 臓膿 瘍10例ニ 於 テ其 ノ膿. ニ,網状 織 内 被細胞 系 統 ノ消毒 能力 ヲモ考 慮ニ 入. 汁ニ 就 キ細菌 學 的檢 査 ヲ行 ヒ タルニ,葡 萄状 球菌. レザ ルペ カ ラズ.其 ノ他蛔蟲 等腸 内寄 生蟲 迷 入‑. ニ ヨル モ ノ3例,大. ヨル膽 管 炎ニ續發 シ,或 ハ膽嚢 炎ニ 於 テ炎 症 ノ直. 腸菌 ニ ヨル モ ノ2例,大. ニ ヨル モ ノ1例,大. 腸菌 ニ ヨル モ ノ2例,腸 腸菌 ト双 球菌,大. 球菌. 腸菌 ト連. 接 嚢壁 ヲ通 ジテ肝臓 組 織ニ 波 及 スル コ トア リ.. 鎖 状球 菌,葡 萄 状球 菌 ト双球 菌 及 ビ桿菌 ト球菌 ト. 2). ノ混合 惑染ニ ヨル モ ノ夫 々1例 ヲ認 メ タ リ.尚 ホ. 肝 血管系 統ニ ハ動 脉,門 脉及 ビ靜脉 ノ3系 統 ア. 257. 血管 ヲ介 スル 場 合.

(5) 500. 大. リ.從 ツテ血 行性 細 菌侵 入路 トシテコノ. 林. 路 ヲ數. ヘ得 ベ ク,就 中門 脉 系統 重要 ナ リ. イ). 義. 彦. 論,肝 及ビ膽 道 ハ1ツ ノ細菌排 泄 器官 ヲナ ス タ メ, 打撲 等ニ ヨ リ形成 サ レ タル肝 血 腫,肝 ノ皮下 裂 傷. 動脉 性 感染. 或 ハ單 純 ナル挫 傷ニ2次 的ニ 細菌 ガ感 染 シテ,肝 炎,骨 膜. 臓膿 瘍 ヲ形 成 スル コ トア リ.或 ハ「レ シ トゲ ン線」. 炎,關 節 炎或 ハ 敗血症 等 ノ經過 中ニ,流 血 中ニ 侵. 比較 的 稀 ナル發 生 機轉ニ屬 シ,〓,筋. 等ニ ヨル物 理 的傷 害 モ亦 時ニ其 ノ原因 ヲナ ス コ ト. 入セル 細 菌 ノ肝毛 細血 管栓 塞 ニ ヨ リテ肝 臓膿 瘍 ヲ. ア リ.. 惹 起 スル モ ノナ リ. ロ). 其 ノ他 隣 接臓 器 ノ潰 瘍 性疾患 ニシテ,直 接 肝臓 ニ穿 孔 シ,或 ハ甚 ダ稀 ナ レ ドモ嚥下 異 物,例 ヘ バ. 門脉 性 感染. 門 脉 血流 ノ根 源 ヲナ ス諸 器官 ノ疾 患,特ニ 潰 瘍. 妻 楊枝 ノ迷 入ニ ヨ リテ肝 臓膿 瘍 ヲ形 成 スル コ トア. 性 化膿 性 病竃 ヨ リ侵 入 セル 細菌 ハ連續 性ニ靜脉 炎. リ.又 時 トシテ化膿 性 痔核,直 腸潰 瘍,卵 巣 膿 瘍. ヲ形 成 シ ツツ肝 組織ニ 達 シ,或 ハ非連續 性ニ 血栓. 或 ハ産 褥性 子宮 内膜 炎 等 骨盤 臓 器疾 患ニ續發 セル. 又 ハ 細菌 ノ栓 塞 性轉 位ニ ヨ リテ肝 臓膿 瘍 ヲ形 成 ス. 肝 臓 膿瘍ニ ハ 其 ノ轉 位感 染徑 路ニ 疑 ハ シキモ ノア. ル モ ノナ リ.門脉 系 統 ノ諸 器官 中結 腸最 モ屡 々其. リ.. ノ原 因 ヲナ シ,蟲樣 突起 之ニ次 ギ,以 下脾,膵,. 斯 ク感 染徑 路ニ ハ種 々 ア レ ドモ,臨 牀的ニ ハ膽. 小腸 及ビ 胃 ト順次其 ノ頻 度 ヲ減 ズ.併 シAmoeba. 道ニ ヨル上行 性 感染 及 ビ門脉ニ ヨル感 染性 血栓 ノ. 赤痢尠 キ温帯 地 方ニ テ ハ結腸ニ 原因 スル ハ 稀 ニ シ. 栓塞性轉 位 ニ ヨル モ ノ特ニ 重 要 ナ リ.. テ.蟲樣 突起ニ ヨル モ ノ最 モ多 シ.尚 ホ初生兒 ニ テハ稀ニ臍帶斷 端 ヨ リ細 菌 侵入 シ,肝 臓 膿瘍 ノ原 因 ヲナ ス コ トア リ.. 第3節 主. 要 ナル原 因 的疾 患. 上 述 ノ感染徑 路 ヨ リシテ種々 ナル 原 因的 疾 患 ヲ. ハ). 肝靜脉 ニ ヨル逆 行 性栓塞 性 感染. Von. Recklinghausenニ. 擧ゲ ウル モ,就 中急 性蟲樣 突起 炎及ビ膽 道 ノ化 膿. ヨ リ稱ヘ ラレ シ肝靜脉. ニ ヨル 逆行性 感染 ハ動 物 實驗竝ニ2, 3ノ 症例 報告. 性疾 患殊ニ膽 石症 ガ原 因 的疾 患 トシテ重 要 ナ リ. 即 チ 自家症 例14例 中蟲樣 突 起 炎ニ 原 因 ス ル モ ノ. ヨ リシテ特 殊 ナル 場 合ニ 於 テ ノミ其 ノ可 能 性 ヲ認. 4例(28.6%)及ビ膽. メ得ル モ ノナ リ.. %)ニ. 3). 淋 巴 管 ヲ介 スル 場 合. シ テ,其. 石 症ニ 原因 スル モ ノ5例(35.7. ノ主 要 部 分 ヲ 占 メ,其. 筋 炎ニ ヨル モ ノ1例,外. 肝 十 二指腸 靱帶 中 ノ膽道,膽 嚢,膵頭,十. 二指. ノ他 多發 性. 傷ニ ヨル モ ノ2例(内1. 例 ハ 米國ニ 於 テ膽 石 症 手 術 時ニ 残 留 セ ル 綿 紗ニ ヨ. 腸 及 ビ胃 幽門 部ハ 互ニ 淋 巴管網ニ ヨル連 絡 ア リテ. ル)及. 斯 ル臓 器 ノ疾 患ハ 交互ニ 移 行 シ得 ル外,遊 離腹 腔. 炎 ハ 肝 臓 膿瘍 ノ主 要 原 因 ノ一 ヲ ナ ス ト雖 モ,蟲. 内 ノ淋 巴流 ハ横 隔膜ニ 向 フ.從 ツテ先 ヅ肝 臓周 團. 突 起 炎ニ. ニ横隔膜 下 膿瘍 ヲ形成 シ,軈 テ肝 組織ニ 波及 シ肝. Petrenハ2112例. 臓 膿瘍 ヲ併發 スル ニ至 ル コ トア リ.尚 ホ後腹 膜 淋. 友 田氏 ハ1147例中3例(0.26%)ニ. 巴道 モ亦蟲樣 突 起 炎等ニ 際 シテ,病原 菌傳 波 ノ一. 諸 家 ノ統 計 ニ ヨ レバ 概 略0.3‑0.5%ノ間ニ. 路 ヲナ ス コ トア リ.. 更ニ蟲樣. 4). 外傷ニ 原因 スル 場 合. 肝 臓 ノ直 接ニ 開 放性 外傷ニヨリ感. ビ原 因 不 明 ノ モ ノ2例. ク蟲樣 突 起 樣. シ テ 肝 臓 膿 瘍 ヲ併發 ス ル ハ稀 ニ シ テ, 中6例,Reokハ147例. 中2例, 過 ギ ズ ト シ,. 突 起 炎 患 者 死 亡 例 又 ハ剖檢例ニ. モ 僅カ5‑6%(友. 染ス ル ハ 勿. ア リ.斯. ハ 多 ク急性壞疽. 田)ニ. ア リ. 就 テ觀 ル. 及 ブニ 過 ギ ズ.肝. 性蟲樣 突 起 炎ニ續發ス.特ニ惡. 臓膿瘍 寒. 258.

(6) 肝 臓 膿瘍ニ. 就テ. 501. 戰慄 及ビ 高熱ニ テ發病ス ル蟲樣 突起炎ニ 於 テ ハ肝. 時ニ 瓦 斯 ヲ伴フ コ トア リ.又 病源 ノ左 側腹ニ アル. 臓膿 瘍 併發 ノ危險 大 ニ シテ,惡 寒戰慄 及 ビ弛張 性. 時 ハ 左葉 ヲ侵 ス コ ト多 シ トサ ル.膿 瘍 ノ尚ホ幼 若. 熱 ノ持續 スル 時ハ 其 ノ疑濃厚 ナ リ.又 時 トシ テ蟲. ナ ル時 ハ境 界不 十分且規 不 則 ニ シテ,其 ノ内ニ 包. 樣 起突 ノ炎症 性過 程經 過 後,或 ハ剔 出 手術後ニ 於. 蔵 サル組 織 ハ死 滅褪色 シテ,灰 色又 ハ 黄灰色 ヲ呈. テ肝臓 膿瘍 ノ症状發 生 シ來 タル コ トア リ.之 ハ蟲. シ,時ニ 又 近在 ノ血 管或 ハ膽 管 ヲ侵蝕 シ,特 有 ノ. 樣突 起 炎急 性 期ニ既ニ 肝 臓組 織 中ニ侵 入セル 病原. 色 調 ヲ呈 スル コ トア リ.軈 テ膿 瘍 ノ慢 性 陳舊 性 ト. 菌 ノ其 ノ後 徐 々ニ繁 殖 シ來 タル 結果 ナ リ.病 原菌. ナル ニ從 ヒ,境 界 明 瞭 ナル稍 々厚 キ嚢 膜 ヲ有 スル. 侵 入徑 路 トシテ ハ,蟲樣 突起 腸 間膜 ノ血栓性靜 脉 炎 ヨ リ廻腸 結腸靜脉,上. ニ至 リ,時ニ. 例ヘバEchinokokkns‑zyste又. ハ. 腸間 膜靜脉 ト連續 的ニ 侵. 膽 管 嚢腫等 ノ化濃 セル モ ノ トノ鑑別ニ 困難 ヲ感 ズ. シ ツ ツ門脉ニ達 シ遂ニ 肝ニ 多發性 膿瘍 ヲ形 成 スル. ル コ トア リテ,組 織學 的檢 査 ヲ必要 トシ,稀ニ 顯. カ或 ハ 敗 血性 栓 子 ニ ヨ リテ腸 間膜靜脉ニ 著 明 ナル. 微 鏡 ヲ以 テ スルモ尚 ホ鑑別不 可 能 ナル コ トア リ.. 變化 ナ クシテ非連續 性ニ肝ニ 達 スル ヲ普通 トシ,. 肝臓 膿 瘍 生長速 度 ハ細菌 ノ毒力 及 ビ全身 ノ抵 抗 状. 肝右葉ニ發 生 スル コ ト多 シ.其 ノ他稀ニ 淋 巴管系. 態如 何ニ應 ジテ異ナ リ,粟 粒 大 ヨ リ林檎 大ニ至 ル. ニ ヨル モノ,血 栓 化膿 セ ル骨盤靜脉 網 ヨ リ上腹 靜 脉 ヲ介 スル モ ノ,Douglas膿. 種 々 ナル大 サ ノ膿瘍 ヲ形 成 シ,遂ニ 肝臓 表 面ニ 到. 瘍 ヨ リ上痔 靜 脉 ヲ經. 達 之 ヲ穿 孔 シテ,合 併 症 ヲ惹 起 ス.即 チ上 方ニ 向. テ肝臓 膿 瘍 ヲ形 成 セ シ症例 ノ報 告 ア リ.他 ノ主要. ヒテハ 横隔膜下 膿 瘍 トナリ,稀ニ ハ 更ニ 横隔 膜 ヲ. 原因 ナ ル膽 石症 ハ 自家 統計 ニ ヨル ニ肝臓 膿 瘍 ヲ惹. 穿 通 シテ肋膜 腔或 ハ 心嚢 内ニ 破潰 シ,時ニ 氣 管枝. 起 セ シモ ノ58例中5例ニ. シテ8.6%ニ. 及 ビ,蟲 樣. ト交 通 シテ奇 蹟 的治癒 ヲ營 ムベ ク,又 下方ニ 向 ヒ. 突 起 炎ニ 比 シ遙ニ 高率 ラ示 セ リ.而 シテ膽 石症 中. テ ハ腹 膜腔ニ 入 リテ,汎發 性 腹膜 炎 ヲ誘發 シ,或. ニ テモ數囘 或 ハ ソレ以 上 ノ膽石發 作 ヲ反 覆 セル陳. ハ胃 腸 又ハ腎 中ニ穿 孔排膿 シ,更ニ 外 方ニ 向 ヒテ. 舊 性 ノモ ノ特ニ 肝 臓膿 瘍 ヲ惹 起 シ易キ傾 向 ア リ.. ハ腹壁ニ 破 潰 シ蜂窩織 炎性 炎症 ヲ惹 起 ス.吉 武氏 ニ ヨレバ肝 臓膿 瘍45例 中肋 膜腔ニ 破 レ シ モ ノ2. 第4章. 病 理 解 剖學 的 所 見. 例.腹 腔ニ 破 レシモ ノ2例,右. 季肋 部 皮 下ニ達 セ. 肝 臓膿瘍ニハ 多發 性 ト單發性 トア リテ,前 者ハ. シモ ノ1例 及 ビ横隔膜 下膿瘍 ヲ生 ゼ シモ ノ1例 ニ. 症状 重 篤,死 亡率 大ニ シテ急 性經 過 ヲ トル モ ノ多. シテ,石 川及ビ 窪 田氏 ハ7例 中3例ニ 於 テ横隔 膜. キニ 反 シ,後者ハ一 般ニ症 状緩 和 ニシ テ,又多發 性. 下膿 瘍 ヲ併發 シ,内1例. 膿瘍ト雖 モ經過 ト共ニ 互ニ 合 シ一 大膿瘍 トナル 傾. リ ト.又Vergoz. 向 アル ヲ以 テ,慢 性經 過 ヲ トルハ 多 ク單發性 ナ リ.. リ穿 孔 例80例 ヲ求 メ,腹 腔 内穿 孔39例(内. Amoeba赤痢ニ續發. 18例)胸 腔 内穿 孔28例(内. ス ル モ ノハ 多 ク單發 性 ニ シ. テ,化 膿 性疾 患ニ續發 スル モ ノハ 多 ク多發 性 ナ リ.. 内穿 孔13例(全. ハ更ニ 右胸腔 内ニ穿 孔 セ. et Hermenjat‑Gerinハ. 死亡24例)及. 文獻 ヨ 死亡 ビ心 嚢. 部死 亡)ヲ數 ヘ タ リ.. 肝 臓膿 瘍初發 病 竈 ハ感染徑 路ニ 從 ヒテ其 ノ所ヲ異 ニ ス.肝 動脉 ヲ介 スル ハ肝 表面ニ 多數 ノ楔状梗 塞 ヲ見,門 脉ニヨ ル ハ葉間 結 締織 内 血管周圍ニ 始 マ. 第5章. 統 計 的觀 察. 肝 臓 膿瘍ハ一 般ニ 男性ニ 多 ク女 性ニ尠 シ トサ. リ,膽 管ニ ヨル ハコ レニ沿 ヒテ膿瘍 ヲ形 成 ス.而. ル.吉 武氏 ハ45例 中男性36例,女. シテ門脉 性肝 臓膿 瘍 ハ 右葉ニ發 生 スル コ ト多 ク,. 80%:20%ナ. 259. 性9例,即. リ トシ.知 念氏 ハAmoeba性. 膿. チ 瘍.

(7) 大. 502. 30例 中 男 性26例,女. 性4例. ナ リ トス.之ヲ. 性 肝 臓 膿 瘍ニ 就 テ ノ ミ觀 察 ス ル モ,石 氏 ノ7例. 化膿. 川 及 ビ窪 田. ハ總 テ 男 性 ヲ侵 シ,自 家 症 例14例ニ. モ 亦 男 性10例,女. 性4例. ニ シ テ,同. 林. 於テ. ジ ク 男 性ニ 好. 發 ス ル ヲ 知 ル.. 中39例(86.7%)及. 30歳 50歳. ビ 知 念氏 ノ30例. ノ壮 年 者 ヲ侵 シ,自. 以 下 ノ モ ノ3例,31‑40歳 ノモ ノ2例,51‑70歳. 中18例. ハ20. 家症 例ニ 於 テ モ ノモ ノ6例,41‑. ノ モ ノ3例. ニ シ テ,化. 檢 所 見ニ 依 ラ ズ シ テ,臨. 牀 的ニ 決 定 ス ル ハ 困 難 ニ. フ ル ニ 不 確 實 ナ リ ト ノ誹 ヲ マ ヌ カ レ ザ ル. 膿 瘍 ヲ 切 開 排 膿 シ テ,完. ル ハ單發 性 ト考 フ ル ヲ得ペク,又 ヲ發 見 シ,或ハ一. 全 治 癒 ヲ營 ミ得 タ 手 術 時 膿瘍數 箇. 膿 瘍 ヲ發 見 切 開 スル モ,尚. 身状 態 重 篤 ニ シ テ,輕 レ バ,自 家症 例14例 シ テ,單發. 白 血 球 増 加 等 ニ シ テ,其. ホ全. 快 ノ徴 ナ キ ヲ多發 性 ト考 フ 中單發 性5例,多發. 性9例. ニ. 性 肝 臓 膿瘍 ハ總 テ 右 葉ニ發 生 シ,1箇. 發 熱. 發. ノ他 黄 疸 及 ビ季 肋 部疼 痛. 於 テ總 テ 之 ヲ認 メ,必發 症状 ト言 ノ熱 型 及ビ 高 低 ハ 疾 病 ノ輕 重 ニ. ヨ リテ 大ニ 異 ナ リ,一. 言ニ テ盡 シ難 シ.重. 急 性 肝 臓 膿 瘍ニ 於 テ ハ惡寒戰慄. テ 其 ノ弛張ニ伴. ノ急 性 症ハ總. 微 ニ シ テ38℃ モ斯 ル 例 ハ5例. 以上. 過 ギ ズ.此1例. ハ惡 寒戰慄. サ. ヲ 訴 ヘ シ モ ノ7. 反 シ慢 性經 過 ヲ トル ハ發熱 輕 ヲ越 ユ ル ハ 少 ナク,自 中1例ニ. 家症 例ニ 於 テ. 過 ギ ズ シ テ,38℃. シ テ 朝ニ 低 ク,タニ. 以下 ノ. 高 キ モ ノ2例,或. ハ. ヨ リテ 輕 度 ノ發熱 ヲ訴フ ル ニ過 ギ ザ ル モ ノ. ヲ 占 メ,全. 身 ノ羸 痩 ト併 セ 考 ヘ テ 屡 々 結 核 性. 疾 患ト 誤 診 サ ル ル コ トア リ. 肝 臓 種 脹.. 臨 牀症 状. テ發熱39‑40℃. 張著 シ クシテ 略 ボ稽. 肝 臓 ノ腫 脹 ハ 診斷 上重 要 ナ ル症 状. ナ レ ドモ比 較 的遲發 ス.肝. 第6章. チ自. 及 ビ,多 量 ノ發 汗 ア リ タル モ ノ3例. (33.3%)ナリ.之ニ. 微熱斷續. シ. ヲ訴 ヘ テ 高熱 ヲ發 ス ル コ トア リ. 著 明 ナ ル惡寒又. 例(77.8%)ニ. 發性 膿 瘍ニ 於 テ ハ症状 重 篤 ニ シ テ,急性經. ト レ リ.. ヒ テ 屡 々 多量 ノ發 汗 アリ.即. ヘ モ 時ニ惡寒戰慄. 2例. テ 不 幸 ノ轉歸 ヲ. ヲ伴 ヒ テ 著 明ニ 弛. 留 性 熱 型 ヲ トレ ル ハ僅カ1例ニ. キ.又. 篤 ナル. 留 ス ル ハ 稀 ナ リ.而. ニ 及 ビ,内8例(88.9%)ハ弛. 過勞ニ. リ多 ク ハ發 病 以 來2‑6週日ニシ. 踵脹及ビ. 熱 ハ 肝臓 膿 瘍 ノ重 要 症 状 ノ ー ニ シ テ. フ ヲ 得 ペ キ モ,其. 月 ヨ リ數 箇月ニ 亙 ル 慢 性經 過 ヲ トレ ル ニ反 シ,多 過 ヲト. ヅ發熱,肝. ヲ經驗 ス ル コ ト亦 稀 ナ ラ ズ.. 家 症 例中9例. 更ニ 肝臓 膿 瘍 ノ單發 性 ナ ル ヤ 多發 性 ナ ル ヤ ヲ剖. モ,一. 頻發 ス ル モ ノヲ 求 ム レ バ,先. 張 ス ル 高熱 ヲ普 通 ト シ,稽. 膿 性 肝 臓 膿 瘍 モ 同 ジ ク中 年 者ニ 多 キ ヲ知 ル.. シ テ,加. 彦. 自 家 症 例14例ニ. 肝 臓 膿瘍 ハ 又 中 年 者ニ 多 ク シ テ.吉 武氏 ノ45例. 歳 乃 至40歳. 義. 臓 ノ種 脹 ヲ次 ギ ノ3型. ニ分 ツ コ ト ヲ得.. 肝 臓 膿瘍 ノ症 状 ハ比較 的不 定 ニシテ,特 有 ナル. 1). 肝 ノ瀰 漫 性 腫 脹 ヲ主 トス ル モ ノ.. 症状 少 ナ ク,殊ニ 急 性 多發性 肝 臓膿 瘍 ハ原發 性 疾. 2). 限 局 性腫 脹即 チ腫 瘤 形 成 ヲ主 トス ル モ ノ.. 患例 ヘバ蟲樣 突起 炎,膽 石症 及ビ敗 血症 等 ノ重 篤. 3) 兩. 症 状ニ 覆 ハ レ,タ メニ往 々 ニ シテ看 過 サ レ易 ク,. 者 ノ併發 ス ル モ ノ.. 斯 カル 肝 ノ腫 脹變 形 ハ 殆 ド肝 臓 膿 瘍 必發 ノ症 状. 之ニ反 シ慢性單發 性肝 臓 膿瘍ニ テ ハ症状 甚 ダ緩 和. ニ シ テ,自. ニ シテ,肝 臓腫 脹 ヲ發見 シテ後初 メテ考 ヘ ヲ此 處. ニ肝 腫 脹 又 ハ變 形 ヲ認 メ 得 タ ル モ ノ14例. ニ致 ス モ,時 既ニ 原發 性 疾患 消退 シ,其 ノ痕 跡 ヲ 索 ムル ハ 勿論,原因. ノ何處ニ ア リシヤ探 求困 難 ナ. ルコ トサ ヘ ア リ.斯 ク乏 シキ定型 症状 中 ヨ リ強 テ. (92.8%)ニ. 家 症 例ニ 於 テ觸 診 及ビ 打 診ニ ヨ リ明 カ. シ テ,他. ノ1例. 中13例. モ 亦 「レ ン ト ゲ ン 」檢査. ニ ヨ リテ 肝 臓 腫 脹 ヲ認 メ タ リ.内 ニ屬ス ルモノ8例(61.5%),第2型ニ屬. 肝腫 脹 ノ第1型 スル モ ノ. 260.

(8) 肝 臓 膿 瘍ニ 就 テ 3例(23.1%)及. ビ第3型ニ屬. スル モ ノ2例(15.4%). ナ リ.更ニ 之 ヲ急 性症 及 ビ慢 性症ニ 分 チ テ觀察 ス ルニ,急 性 症9例 中第1型ニ屬 第3型ニ屬. ス モ ノ7例(77.8%). スモ ノ2例(22.2%)ニ. シテ,單 純 ニ. 503. ケル檢 査ニ加 フルニ 左右徑ニ 於 ケル檢 査 ヲ以 テ シ テ初 メテ 十分 ナ リ トスル モ ノア リ. 血 液所見. 白血球 増 加 ハ他 ノ化膿 性 疾 患ニ 於 ケ ル ト同樣 殆 ド必發 ノ症状 ニ シテ,殊ニ 急 性重 篤 ナ. 腫瘤 形 成 ノ型 ニテ 來 タル モ ノナ ク,必 ズ著 明 ナル. ル モ ノニ於テ ハ甚 ダ著 明 ニ シテ,常ニ 其 ノ數1萬. 肝腫 脹 ヲ認 メタ リ.即チ 右乳嘴 線ニ 於 テ肋 骨弓 下. ヲ越エ,時ニ3萬數. 2‑3横指徑ニ. 中性 多核白 血 球増加 シ,淋 巴球 著 シ ク減少 スル ヲ. 肝縁 ヲ觸ル ハ 稀ナ ラズ シテ,一 掌 幅. 千 ヲ數 フル コ トア リ.而 シ テ. 徑ニ 及プ コ ト屡々ナ リ,多 ク肝縁 ハ鈍,表 面平滑,. 常 トス.之ニ 反 シ慢 性肝 臓膿 瘍ニ 於 テ ハ其 ノ數1. 硬 ニ シ テ,壓 痛 ア リ.膿瘍 ノ表 在 性ニ シテ稍 々大. 萬 ヲ越ル ハ少 ナキ モ,輕 度 ノ白 血球 増加 ア ツテ,. ナル時 ハ半 球 形 ノ腫瘤 トシテ肝 表 面 ヨリ突出 シ,. 化膿 性疾 患 タル ヲ物語 ル コ ト稀 ナ ラズ.. 表面 滑,壓 痛 ア リテ 時ニ 波動 感 及 ビ呼吸 性 移動 ヲ. 疼痛.. 自覺 痛 ヲ訴 フル ハ以 上 ノ3症 状ニ 比 シ. 證 明 ス.又 炎 症 性機轉 ノ皮膚 及 ビ皮 下組 織ニ 波及. 稍 々稀 ナ リト雖モ,尚 ホ主要 症状 タル ヲ失 ハズ.. スル時 ハ局所 ノ熱感,發 赤.壓 痛 又ハ浮腫 性腫 脹. 吉 武 氏 ハ45例 ノ肝臓膿 瘍中 激 痛ニ 始 マ リシモ ノ12. ヲ認 メ,或 ハ 更ニ 甚 シ キ時ハ蜂 窩 織炎 性症 状 サヘ. 例(26.7%),微. モ惹 起 スルニ 至 ル.然 レド モ慢性 症ニ 於 テハ 往々. ニ シテ,右 肩ニ 放 散 セ シモ ノ11例(24.4%)ヲ. ニシテ肋 骨弓 下ニ 肝下 縁 ヲ觸ズ シテ,肝 ノ腫瘤 樣. メ,石川 及ビ 窪 田氏 ハ化膿 性肝 臓 膿瘍7例總 テ右. 腫脹 ヲ以 テ唯 一 ノ症状 トスル コ トア リ.即 チ自家. 肩ニ 放 散性疼 痛 ヲ訴 ヘ タ リ トス.尚 ホ肝 臓 膿瘍 ハ. 症例5例 中 斯ル 第2型ニ屬. 肝 右葉ニ發生 スルコ ト多 キ タ メ,右 季 肋 部或 ハ心. スル モ ノ3例(60%)ニ. 痛カ又ハ 無痛 ナル モ ノ8例(17.7%) 認. シテ,他 ハ肝臓 ノ瀰漫 性腫 脹 ヲ主 トスル第1型 及. 窩 部ニ疼 痛 ヲ訴 フル ロ ト多 ク,右 側胸 部ニ 訴 フル. ビ腫脹變 形 著 明 ナ ラザ ル モ ノ各 々1例 ナ リ.コ ノ. ハ比 較 的稀 ナ リ.自 家症 例14例. 腫瘤 タル ヤ往 々ニ シテ炎症性症 状 タル 局所 ノ熱 感. 9例(64.3%)ニ. 壓痛 等及 ビ波動 感缺 如 シ,硬 度 固 ク恰 モ眞 性腫瘍. シモ ノ7例(77.8%),右. ノ感強 クシテ,時ニ 誤 診 セ シムル コ トア リ.肝臓 濁. (22.2%)ナリ.尚. 音 界上 行 ハ肝 臓 下縁 下行 程 著明 ナ ラズ ト雖モ,急. リシハ2例(22.2%)ニ. 性 症ニ 於 テ ハ慢 性症ニ 比 シ屡 々經驗 スル 所 ナ リ.. セル肝 臓 膿瘍ニ屬 セ リ.疼 痛 ハ激甚 ニシテ堪ヘ 難. 横 隔膜 下 或 ハ肋膜腔 内ニ 炎症 ノ波及 スル 時 ハ濁音. キ コ トアル モ,又 往 々 ニ シテ鈍痛,或 ハ壓迫 感,. 中 自覺痛 アル ハ. シテ,右 季肋 部或 ハ心 窩部ニ 訴 ヘ 側胸 部ニ 訴 ヘ シ モ ノ2例. ホ背或 ハ右 肩ニ 放 散性 ノ疼痛 ナ シテ,何 レモ膽石症ニ續 發. 界 上行 著 明 ニ シテ,眞 ノ肝 臓 濁音 トノ區別困 難 ト. 異常感 ノ程度ニ 過 ギ ザル コ トア リ.殊ニ 急性 肝臓. ナ ル.斯 ル時 ハ特ニ 「レ シ トゲ ン」檢査 ヲ必要 トス.. 膿 瘍ニ テハ原發 性疾 患重 篤 ナル タ メ斯 ル疼 痛 ノ注. 「レ」線檢 査所 見 トシテ注 意 スベ キハ 横隔膜 左 右兩. 意サ レザ ル コ トア リ.或 ハ又 原發 性疾 患經 過 後全. 半ニ 於 ケル 高 低,形 状及ビ 呼吸 性移動 ノ有 無 強弱. ク自覺痛 ナ ク シテ,弛 張性 高熱 ヲ反覆 スル 如 キ 例. 等 ナ リ.更ニ 横 隔膜 下膿 瘍ニ 於 テハ瓦 斯 ヲ證明 ス. モ稀 ナ ラズ.自 家 急 性肝臓 膿瘍症 例9例 中 自覺 シ. ル コ トアル ペ ク,又 肋膜 腔 内滲出 液 ノ有無 ヲ決定. 得 ル程 度 ノ自發痛 ヲ訴 ヘ シモ ノ5例(55.6%)ニ. シ得ル.斯 ク診斷 的補 助手 段 トシテ必要缺クベ カ. テ,之ニ 反 シ慢性肝 臓膿 瘍ニ 於 テハ5例 中4例 即. ラザ ル「レ」線檢 査ニ際 シテ,其 ノ撮 影 ノ ミニテ満. チ80%ヲ. 足 セズ同 時ニ 透視 ヲ併用 スルハ 勿論,前 後徑ニ 於. 痛即チ壓 痛 ヲ訴 フル ハ殆 ド總テ ニ シテ,右 季 肋 部. 261. シ. 占 メ,稍 々高 率 ヲ示 セ リ.之ニ 反 シ他 覺.

(9) 504. 大. ニ 於 テ腫 脹 セ ル肝 表 面 上ニ,或 ニ,或. ハ 右側 胸 部ニ 訴ヘ,病. シ キ所ニ 於 テ最 モ強 シ.又 疼 痛 ヲ發 見 シ,肝. 林. 義. ハ觸 知 セ ル 膿 瘍 上. gen陽. 的 機轉 進 行 ノ 最 モ 著 稀ニ 打 診ニヨ. リ限 局 性. 便.. キ 症状 ナ レ ドモ,慢. 性 多發 性. ノ差 コ ソ ア レ 早 晩 必發 ス ベ. Urobilin證 症 例9例. ノ發 現 ス ル 急 性 多發 性 肝 臓 膿 瘍 明 サ ル コ ト ア ル モ,寧. 明 率遙ニ 大 ニ シ テ,自. シ膽 石 症ニ續發. セル. 帯地 方 ニ. 痢 流 行 地ニ 居 住 ノ既 往 症 ア ル モ ノニ テ ハAmoeba ノ檢索 ヲ一應 必 要 トス.上. 中Bilirubin陽. Urobilin陽性. ノ如 タ膽 道 便ニ 特 有 ナ. 於 テ モ慢 性經 過 ヲ トル モ ノニ テ ハ,殊ニAmoeba赤. 發 現 ヲ認 メ ズ. 尿 所 見. 黄疸. 黄疸 ア ル場 合 ト雖 モ,既述 糞. 閉 塞ニ 原 因 スル モ ノニ 非 ザ ル タ メ,糞. 肝 臓 膿 瘍ニ 於 テ ハ 自 ラ 問 題 ヲ異ニ ス.温. 性單發 性 肝 臓 膿 瘍ニ テ ハ黄 疸. ニ 於 テ ハBilirubinノ證. 蛋白 陽性 ナ ル. レ ド モ慢 性單發 性 肝 臓. ル 色 調 ヲ 呈 ス ル コ トナ シ.併. 臓 膿瘍 時ニ發 來 ス ル 黄疸 ハ 肝 ノ實 質. 肝 臓 膿 瘍ニ 於 テ ハ輕重. リ.然. 膿 瘍ニ 於 テ ハ 尿 所 見 ハ總 テ 陰性 ナ リ.. 臓 膿瘍 ノ所 在 ヲ推 定 シ得 ル コ ト. 性變 化ニ ヨル モ ノ ト考 フベ キニ シ テ,急. 性 ナ ル モ ノ5例(55.5%)及ビ. モ ノ7例(77.8%)ア. ア リ. 黄疸. 肝. 彦. 述 ノ諸 症状ニ關. 症 例 ヲ總括 シ テ 示 セ バ 第2表. ロ. Collinsハ. 家 急性 肝臓 膿 瘍. 惡寒戰慄. 性 ナ ル モ ノ3例(33.3%),. シ自家. ノ如 クニ シ テ,他. ニ. 病 歴ニ 於 テ疼 痛 ヲ訴 ヘ タル モ ノ73%, ア リシ モ ノ46%,發. 嘔 吐 ア リシ モ ノ48%ヲ認. 汗 多 量 ナ ル モ ノ24% メ タ リ ト.. ナ ル モ ノ6例(66.7%),Urochromo‑. 第2表. 臨. 牀症. 状. 262.

(10) 肝 臓 膿 瘍ニ 就 テ. 第7章. 診. 505. ノ他 滲出 性肋膜 炎,横 隔膜 下膿瘍,間歇熱. 斷. 既述 ノ如 ク肝 臓 膿瘍ニ ハ 特有 ナル 症状 比較 的尠. 及ビ 結. 核性 疾 患等 ア リ.. キ タメ.診斷ニ 困 難 ヲ感 ズル コ ト屡 々 ナ リ.先 ヅ 急 性多發 性肝 臓膿 瘍ニ 於 テ,第1ニ. 注目 スベ キ ハ. 惡 寒戰慄 ヲ伴 ヒテ著 シ ク弛 張 スル高熱ニ シテ,而. 第8章. 治療 及 ビ豫後. 1912年Rogersガ鹽. 酸EmetinガAmoeba赤. 痢. モ原因 的疾 患 ア リテ,或 ハ既ニ 其 ノ經過 後斯 ル高. 及ビAmoeba性. 肝臓 膿 瘍ニ 偉効 アル ヲ發見 ス.. 熱 ノ斷續 スルト キ ハ當然肝 臓 膿瘍ニ對 スル疑 ヲ懐. 由 來Amoeba性. 肝臓膿 瘍 ノ死 亡率 ハ 穿 刺或 ハ 切. クベ キニ シテ,コ. 開ニ ヨル排膿ニ鹽 酸Emetinヲ. ノ時 ハ既ニ 著 明 ナル 白血球増 加. 併 用 スル コ トニ ヨ. ヲ認 ム.之 等 ノ症状ト雖 モ肝臓膿 瘍ニ 特 異 ナル モ. リ著 シク低下 セ リ.然 レ ドモ 化膿 性肝 臓膿 瘍ニ 對. ノニ非 ズ シテ,原 因 的疾 患 タル膽 石 症或 ハ敗 血症. シテ ハ斯ルEmetinモ. 等ニ 於 テモ當 然認 メ得ベ キモ ノナル ヲ思 ヘバ,其. 膿瘍 ヲ求 メテ 切開 排膿 スルノ一 途 アル ノミナ リ.. ノ早期 診斷 ノ如 何ニ困 難 ナル カ ヲ知 ルベ シ.軈 テ. 此 際腹腔 或 ハ肋 膜腔 ヲ開 カ ズ シテ,膿 瘍ニ達 スル. 特 異 ナル肝 臓腫 脹 或 ハ變 形 ノ現 レ,更ニ 黄疸,季. 道 ヲ求 ムル ヲ最 テ理想 トス.即 チ屡 々經驗 スル肝. 肋 部疼 痛 等 ヲ訴フ ルニ至 レバ,診斷 ハ稍 々確 實 性. 右葉 ノ膿瘍ニ シテ甚 ダ好 都合 ナル 例ニ 於 テ ハ稀 ニ. ヲ帶ブ ルニ 至 ル.. 後 方 ヨ リ横隔膜 ト肋 膜,或 ハ 横隔膜ト腹 膜 ノ間 ヲ. 何 等効果 ナク,只 外 科 的 ニ. 慢 性肝臓 膿 瘍 ハ症状 比 較的尠 ク,且 緩 和 ニシテ,. 鈍性ニ 剥離 シ ツツ肝 臓 後 面ニ達 シ,膿 瘍 ヲ切 開 ス. 肝臓 ノ腫 脹變 形 ノ現 ルニ 及 ン デ,熱 型,血 液 像 及. ル道 ア リト難 モ,コ ノ方 法ハ技 術 的ニ稍 々困 難 ヲ. ビ疼痛 等ト 合 セ考 ヘテ,診斷 ヲ下 シ得ル コ ト多 シ.. 伴フ タメ,或 ハ膿瘍 ノ位 置 ノ關係 ヨ リシテ,例 ヘ. 而 シテ斯 ル時 ニハ既ニ 原 因 的疾 患經 過消退 シ,其. バ肝臓前面,或. ノ痕跡發 見 サヘ モ 困難 ナルコト 稀 ナ ヲズ.斯 ク ノ. 止 ム ヲ得 ズ體腔 ヲ通 ジ テ膿 瘍ニ到達,之. 如 ク肝 臓 ノ腫脹變 形 ハ肝 臓膿 瘍 診斷 上重 要 ナル 症. ル コ ト屡 々ナリ.若 シ切 開 セント スル 部位ニ シテ. 状ニ シテ,觸 診或 ハ打診 ノミニ ヨ リ略 ボ其 ノ樣子. 既ニ 肝 臓 ト腹壁 或 ハ胸 壁 ト ノ間ニ癒 着ア リテ,體. ヲ窺ヒ 知 ル コト ヲ得 ル モ,尚ホ「 レ ン トゲ ン」檢査. 腔 ヲ閉鎖 セル トキハ簡單ニ 直接 膿瘍 ヲ切開 シ得 レ. 所 見ニ參 考 トスベ キモ ノ多 々 ア リ.特ニ 肝臓 膿瘍. ドモ,然 ラザル 時 ハ特別 ノ前處 置 ヲ講 ジ,以 テ體. 中ニ瓦 斯 ヲ包 含 スル時ハ一 見 シテ疑 義 ヲ解消 セ シ. 腔 内感 染 ヲ防止 セザルベ カ ラズ.一 般ニ ハ體壁 内. ム.其 ノ他 疑 ハ シ キ場合ニ 試 ム ペ キ方 法 トシテ,. 臓兩 腹膜 或 ハ體 壁 横隔兩 肋膜 ヲ豫 メ縫 合接 着 セ シ. 試驗 的 穿刺 ア レ ドモ,彈 力 性尠 キ肝臓 組 織 ヲ通 シ. メ,其 ノ癒 着 ヲ待 チ テ2次 的ニ 切開 排膿 スル ヲ安. 穿 刺 スル時 ハ,膿 瘍 中ニ 蓄積 サ レ タル膿 ハ其 ノ壓. 全 トス.止 ム ヲ得ズ1次 的ニ 膿 瘍 ヲ切 開 スル際 ト. ノタメ容易ニ 穿 刺 管 ヨ リ肋 膜腔 或 ハ遊 離 腹腔 内 ニ. 雖 モ,腹 腔 ハ肋 膜腔ニ 比 シ感染 ノ危險遙ニ尠 ク,. 流 出汚染 シ,不 測 ノ合 併症 ヲ惹 起 スル コ トアル ヲ. 嚴 重ナ ル栓 塞ニ テ遊 離 腹腔 ト隔 離 スル コ トニヨ リ. 思ヘバ,輕 々ニ 行フベ キ方法ニ 非 ズ.鑑別 ヲ要 ス. 十 分斯 ル感染 ノ危險 ヲ防 止 シ得 ル モ ノナ リ.斯 ク. ル モ ノニ鬱血肝,癌 腫,黴 毒 其 ノ他肝 臓又 ハ直接. シテ肝 臓表 面ニ達 スル モ,尚 ホ膿 瘍所 在 ノ明 カナ. 周圍 ノ孤 立性腫 瘤,或 ハ嚢 腫 等ア ル モ一般ニ發 熱. ラザル 時 ハ,試驗 的穿 刺 ニ ヨ リ其 ノ所 在 ヲ確 メ,. ナ シ.コ ノ點ニ於 テ化膿性 包蟲嚢 腫 ト ノ鑑 別甚 ダ. 穿刺 針 ヲ目標ニ燒 灼 ヲ進 メテ,膿 瘍ニ 到達,排 膿. 困 難 ナル モ,幸ニ 本症 ハ本 邦ニ ハ甚 ダ 稀ナ リ.其. ヲ圖ル ベキ ナ リ.膿 汁濃厚ニ シテ吸 引困 難 ナル コ. 263. ハ後 上半 球面ニ 近 ク存 スル タ メ, ヲ切 開 ス.

(11) 506. 大. 林. 義. 彦. ト多 キ タ メ,比較 的 太 キ穿刺 針 ヲ使 用 シ,辛棒 強 ク. 腸 球 菌ニ ヨル モ ノ1例,双. 吸 引 スルニ 非ザ レバ 目的ヲ 達 シ得ザ ル コ トア リ.. 萄 状 球 菌ト 双 球 菌,大. 膿瘍 ヲ切開 排膿 後 ハ コレ ニ護謨 排 膿 管或 ハ 「ヨー. 球 菌 ト桿 菌 トノ混 合 感 染 ニ ヨル モ ノ夫 々1例. ドホル ム ガ ーゼ ・タ ンボ ン」ヲ行フ.斯. ヲ 認 メタ リ.急 性 多發 性 肝 臓 膿 瘍ト 見做 ス ベ. ク肝 臓膿 瘍. ヲ切開 排膿 スルベ ク努力 スル ト共ニ 原發 性疾 患 ニ 對 シ同 時ニ 適 宜 ノ處置 ヲ怠ルベ カ ラズ.Amoeba. テ.男. 赤痢ニ續發 スル 熱帶 性肝 臓膿瘍 ハ多 ク單發性ニ 來 リ,加 フルニEmetinノ. 偉効ニヨリ豫 後 比較 的良. 好ニ シテ,其 ノ死 亡率 ハ吉 武 氏 ハ20%,知 13%ト. 念氏 ハ. ス.之ニ 反 シ化膿 性肝臓 膿瘍 ハ多ク 多發 性. ニシテ,多數 ノ膿 瘍 ヲ悉 ク切開 排膿 スル コ ト不可 能 ナル タ メ豫後遙ニ 不 良 ニ シテ,Dixon ハ治 癒率50%ト. u. Murphy. スル モ,一 般ニハ7.6‑40%ノ. キ モ ノ9例. 間. ニア リ.然 レ ドモ化膿 性肝臓 膿瘍 ニシテ單發 性 ニ. 腸 菌ト 連 鎖 状 球 菌 及 ビ. 及ビ 慢 性單發 性 肝 臓 膿 瘍5例ニ. 性10例,女. 性4例ヲ. 發 シ テ,31‑40歳. シ. 占 メ,中 年 者ニ 好. ノ モ ノ8例(57.1%)ヲ. 認. メ タ リ. 臨 牀 症 状 トシテ 著 明 ナ ル ハ 先 ヅ發 熱 ニ シ テ,急 性 肝 臓 膿 瘍ニ 於 テ ハ總 テ39‑40℃. 以. 上 ノ高 熱 ニ テ發 病 シ,弛 張 性 著 シ キ モ ノ8例 (88.9%),又. 著 明 ナ ル惡 寒 或 ハ惡 寒戰慄ヲ 訴. ヘ シ モ ノ7例(77.8%)ヲ. 來 リ,幸ニ 之 ヲ切 開排膿 スル ヲ得バ 其 ノ豫後 ハ著. 症ニ 於 テ ハ38℃ヲ. シク良 好 ナ リ.即チ 自家症例14例. ハ37℃. 中多發 性 膿瘍 ト. 球 菌ト 大 腸 菌,葡. 占 メ,之ニ反. シ慢 性. 越 ユ ル ハ 稀ニ シ テ,多. 前 後 ノ微熱斷續. ス ルニ 過 ギ ズ.時 過勞ニ. ニ. 見做 サル モ ノ9例 ニ シテ,何 レ モ不幸 ノ轉歸 ヲ ト. 全 ク 無熱 的ニ經過. リ殘餘 ノ5例 ハ單發性 膿 瘍ニ シテ,總 テ切 開 排膿. ス ルモ ノ ア リ.肝 臓 ノ腫 脹變 形 ハ比 較 的遲 發. ニヨ リ完 全ニ 治 癒 セ シ メタリ,即 チ通 算 シ テ14例. 症 状 ナ レ ドモ 殆 ド必發ニ. 中5例(35.9%)ヲ. シ得タ ル モ ノ14例. 救 ヒ得 タ リ.其 ノ他 稀ニ 肝臓 膿. シ,僅ニ. ク. シテ,臨. 「レ ントゲ ン」檢査ニヨ. 蹟 的 治癒 ヲ營 ミ得 タル 報告 アル モ,コ ハ僥 倖ニ 屬. ル モ ノ ヲ合 算 スレ バ 正ニ100%ナ. ク努力 スベ キナ リ.. 牀 的ニ證 明. 中13例(92.8%)ニ. 瘍 ニ シテ氣管 或 ハ胃 腸 管 内ニ 自然 排膿 ヲナ シ,奇. シ,吾 人 ハ1日 モ早 ク膿 瘍 ヲ發見.之 ヲ切 開 ス ベ. ヨ リテ發 熱. シ テ,. リ肝 腫 大ヲ發 見 シ得 タ リ.急. 性症. ニ於 テ ハ瀰 漫 性 肝 腫 脹ヲ 主 トス ル モ ノ多 ク, 7例(77.8%)ヲ. 占 メ,單ニ. 腫 瘤 形 成 ノ型ニ テ. 來 タ ル モ ノ ナ シ.慢 性 症ニ 於 テ ハ 後 者ニ屬 ス 第9章 總 最 近10年. 間ニ 當 津 田 外 科 教 室ニ 於 テ 經 驗. シタ ル 肝 臓 膿 瘍 ハ14例ニ 臓 膿 瘍ニ屬 例,膽. ル モ ノ多 ク,5例. 括. シ,蟲樣. シテ,總 テ化 膿 性 肝. 突 起 炎ニ 併發 セ ル モ ノ4. 石 症ニ原 因 セル モ ノ5例,多發. ニ原 因 セ ル モ ノ1例,外 ビ原 因 不 明 ノ モ ノ2例. 傷ニヨル. 及ブ.白. 球増 加 ハ急 性 症ニ 著 明 ニ シテ 常ニ1萬ヲ 3萬數. 千ヲ 算 ス ル モ稀 ナ ラズ,中. 血 越 エ. 性 多 核 白血. 球増 加 シ,淋 巴 球 減 少 ス.慢 性症ニ 於 テ ハ 著 明 ナ ラ ズ ト雖 モ,輕 度 ノ白 血球増 加 ヲ示 ス ハ. 及. 屡 々ナ リ.自發. 痛 モ亦 比 的 較 屡 々經驗 ス ル 症. ア リ.病 原 菌 トシ テ ハ. 状ニ シ テ.14例. 中9例(64.3%)ヲ. 萄 葡 状球菌 及ビ 大腸 菌 重 要ニ シテ,葡 菌ニヨ ル モ ノ3例,大. 性 筋炎. モ ノ2例. 中3例(60%)ニ. 萄状球. 腸 菌 ニ ヨル モ ノ2例,. 右 季 肋 部 或 ハ 心 窩 部ニ 訴 へ,右肩 散 セ シモノ2例ヲ. 認 ム.其. 占 メ,多 ク 又 ハ 背ニ 放. ノ 他 急 性 多發 性 膿 264.

(12) 肝 臓 膿 瘍ニ 就 テ. 瘍ニ 於 テ ハ 輕重 ノ差 ア レ ドモ,總 出 現 シ,尿. 中ニBilirubinヲ證. 3例(33.3%), (66.7%)ニ. 多發 性 肝 臓 膿 瘍 ト認 ムベ キ9例. 明 セ シモ ノ. Urobilin陽 及ブ モ,慢. テ早 晩 黄疸. 性 ナル モ ノ6例. ノ轉歸ヲトリ,總. 計 シ テ14例. ハ總 テ 不 幸 死 中5例(35.7%). ヲ救 ヒ得 タ リ.. 性 症ニ 於 テハ 之 等 ノ 症. 状 ハ總 テ陰 性 ナ リ.. 擱 筆 スルニ 臨 ミ終始 御懇 篤 ナル 御指 導 ト御. 化 膿 性 肝 臓 膿 瘍ニ對 ス ル治 療 方 法 ト シテ ハ 切 開 排 膿 唯 一 ノ途ニ シ テ,斯 發 性 肝 臓 膿 瘍5例. 507. 校 閲 ヲ賜 リタル 恩 師津 田教 授ニ對 シ深甚 ナル. ク テ 余 ハ慢 性 單. ハ總 テ救 ヒ得 タ ル モ,急. 謝 意 ヲ表 ス.尚 ホ有益 ナル 御 助言 ヲ賜 リシ清. 性. 水 助教 授ニ 厚 ク感謝 ス.. 主 要 文 獻 1) Kirschner u. Nordmann, Die Chirurgie, VI, 1, 52, 1927. 2) F. Henke u. O. Lubarsch, Handbuch d. spez. path. Anat. u. Histologie, V/1, 258, 1930. 3) Frank K. Boland, Ann. of Surg., Vol. 94, 766, 1931. 4) Rtok, Zbl. f. Chir., 196-200, 1927. 5) H. Chiari, Wiener kl. Wachr., Jg. 43, I, 807, 1930.. 6) J. Hohlbaum, Zbl. f. Chir., 859, 1929.. Zbl. f. Chir., 2292, 1927.. 8). Bd. 64, 498, 1933.. 9). Chir., Bd. 61, 470, 1933. 11). 友 田 正 信,診斷. 第16卷,479.. 13). 松 見 茂 雄,海. 18). 17) 知 念 辰 之 助,朝. Ref. Zorg. f. Chir.,. Rev. de Chir., 51, 680, 1932; Ref. Zorg. f.. 牀 ノ 日本,第3卷,191;内 報,第18卷,. 外 治 療,第2號,481,昭. 607.. 軍 軍醫 會雜 誌,第17卷,第2號,昭 永 野 秀 一,テ. グ レ ン ツ ゲ ビ ー ト,第6年,667.. 265. 津 田 誠 次,臨. ト治 療,第18卷,1481;實驗醫. 事 新 誌,第2496號,45. 15). 雜 誌,第35囘,664.. Vergoz et Hermenjat-Cerin, 10). 7) Maximowitsch,. Collins, Minnesota Med., 15, 756, 1932;. 12) 和2年.. ラ ピ ー,第11年,197,昭. 吉 武 清 吾,臺灣醫. 和9年.. 學雜 誌,第288號,昭. 鮮醫 學 會雜 誌,第23卷,1579.. 和2年,. 小川 番,診斷 14). 後 藤 國 生,東 16). 石 川 昇,窪. 和4年;日. ト治 療, 京醫 田 忍,. 本 外 科學 會.

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