• 検索結果がありません。

相互会社の業務多角化と非社員契約募集

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "相互会社の業務多角化と非社員契約募集"

Copied!
21
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

相互会社の業務多角化と非社員契約募集

丸 山 高 行

■アブストラクト

周知のように相互会社には,主として相互会社の相互性,非営利性の視点 から,非社員契約に関して量的制限および質的制限がかけられている。一方 で,相互会社は,内外の生保会社を買収し,子会社化することによって,保 険グループとしての業務多角化を図ろうとしている。

本稿は,このような相互会社の新しい業務展開に対し,保険募集面の規制 がどのような形で対応しているか,特に,相互会社本体での引受けであれば 非社員契約に該当する保険契約について,グループとしての募集を考えた場 合,どのような点が法的に論点となりうるかについて考察するものである。

さらに,内外子会社を通じて募集される保険契約と非社員契約の類似性に鑑 み,より簡便な株式会社化,さらには持株会社設立によるグループ形成の道 を拓くべく,⽛包括移転による株式会社化+持株会社設立方式⽜を提案し,

若干の私見を述べる。

■キーワード

非社員契約,募集規制,株式会社化,包括移転

⚑.はじめに

現在,わが国の生保業界では,M&A等による国内外生保会社の子会社 化・グループ化が活発に行われている。その方向性は大きく二通りに分かれ るが,一つは,既存海外生保の買収・子会社化である。当初は,東南アジア

/ 平成28年⚘月31日原稿受領。

(2)

諸国を中心に現地で業務を行っている生保会社に出資したり,現地企業と共 同で新しい生保会社を設立する形での海外進出が中心であったが,特に2015 年以降,米国市場での既存生保の大型買収が目立つようになってきた。

今一つの方向性が,国内の既存生保を買収することにより,国内での事業 拡大を図る戦略である。こちらも2015年,大手生保による国内中堅生保の子 会社化が明らかとなり,その規模とともに,いわゆる金融グループの枠を超 えた系列化が話題となった。

こうした買収劇の主役の何社かが,実は株式会社ではなく相互会社である ことは,注目に値する。周知のように,相互会社は,⽛相互保険システム⽜

の形で保険契約者自身が社員となり,社員自治の下に会社運営を行っていく という,保険事業固有の特殊な会社形態である1)。また,基本的属性として,

相互性,非営利性といった特性をもつ2)。もちろん,非営利性については,

主として保険契約者保護と株式会社生保との競争条件確保の観点から,時代 とともに様々な法的対応がなされてきたが,営利事業を正面から行える株式 会社と異なり,相互会社が上述したような多様な業務展開を図る上で,今な おいくつかの制約条件が存在する3)。とりわけ,非社員契約にかかる制限は,

相互会社の本質に関わる問題であり,今後,相互会社が業務多角化を進める にあたって,様々な議論を呼ぶ可能性がある。

本稿は,こうした状況にある相互会社にスポットを当て,現在進められて 1) 相互会社に関する様々な論点については,すでに多くの論文・書籍等で優れ た分析がなされている。本稿は,紙幅の関係もあって一部を示すにとどまって いるが,より広範囲な参考文献については,⽝コンメンタール新相互会社法⽞

(1997)(以下⽛前掲コンメンタール⽜)を参照願いたい。

2) 相互会社の基本的性質をまとめたものとして,たとえば山下(1992),前田 (1995)参照。

3) 本稿で取り上げた非社員契約にかかる規制を含め,相互会社に関する制約条 件については丸山(2016)参照。なお,丸山(2016)では,相互会社を⚒つの相互 会社に分割するパターンについて⽛これまでに事例がない⽜としたが,現行法 上相互会社は商法にある会社分割の手法を用いることはできず,第⚕章でふれ る包括移転によらざるを得ない点,補足説明させていただきたい。

(3)

いる多様な業務展開に対し,保険募集面の規制がどのような形で対応してい るか,特に,相互会社本体での引受けであれば非社員契約に該当する保険契 約について,グループとしての募集を考えた場合,どのような点が法的に論 点となりうるかについて考察するものである。さらに,内外子会社を通じて 募集される保険契約と非社員契約の類似性に鑑み,より簡便な株式会社化,

さらには持株会社設立によるグループ形成の道を拓くべく,包括移転を活用 した株式会社化スキームを提案する。

本稿の構成は,以下の通りである。まず第⚒章では,相互会社が業務多角 化を図る上での制約の⚑つとして存在する非社員契約に焦点を当て,法定化 の経緯と現存する量的・質的制限について確認する。続いて第⚓章では,多 様な業務展開を進める相互会社の現状をふまえ,保険募集面の規制のうち,

特に非社員契約規制に関してどのような点が法的に論点となりうるかについ て指摘する。第⚔章では,非社員契約に制限を課す論拠を整理した上で,今 後の規制緩和の方向性について考察する。さらに第⚕章では,より簡便に株 式会社化を果たし,同時に持株会社設立によるグループ形成を可能とする

⽛包括移転による株式会社化+持株会社設立⽜方式を提案し,最後に第⚖章 で若干の私見を述べさせていただく。

なお,本稿は,非社員契約については丸山(1996)の,株式会社化について は丸山・山本(1998)の,それぞれ続編と位置づけるものである。また,本稿 で焦点を当てた非社員契約規制の重要性と包括移転を活用した株式会社化ス キームについては,丸山(2016)でも概要を示している。本稿は,さらに非社 員契約規制を募集規制面からとらえて法的論点を明らかにするとともに,株 式会社化スキームに,移転単位を分割・細分化することによって事業再編を スムーズに行う方式も加えて,考察を行っている。これら⚓論文についても,

あわせ参照いただければ幸いである。

(4)

⚒.非社員契約の法定化と制限

⑴ 非社員契約の法定化

相互会社の保険に加入を希望する者は相互会社と保険契約を締結し,保険 契約者となる。同時に,契約者は団体の構成員,すなわち相互会社の社員と なる。これに対し,非社員契約とは,相互会社と保険契約を締結したにもか かわらず,相互会社の社員とならない保険契約をいう。

相互会社にとって,非社員契約は1995年(平成⚗年)に改正された保険業 法4)(以下⽛95年改正業法⽜。また,特に断りのない限り,⽛業法⽜とは95年 改正業法をさす)によって,初めて法的に認められた契約形態である5)。 非社員契約を巡っては法的に長きにわたる議論が積み重ねられてきたが6), 95年改正業法において非社員契約が導入されるに至った背景には,無配当保 険の存在があった。

無配当保険とは,剰余金分配が行われない保険契約である。剰余金分配,

すなわち,有配当保険で期待される将来的な⽛配当⽜支払いがない分,無配 当保険には保険料が割安となるメリットがある。配当の⚓利源である死差益,

費差益,利差益のうち利差益からのみ配当支払いを行う⽛準有配当保険⽜

(利差配当付保険)も含め,こうした配当制限により(表面的な)価格競争 力を高めた保険商品が,保険料の安さを競うような市場では,相互会社とし ても有力な商品として位置づけられることになる。

4) 1995年(平成⚗年)⚖月⚗日法律第105号。施行は1996年⚔月。なお,95年改 正業法にいたる経緯については,前掲コンメンタールのほか,1994年⚖月24日 の保険審議会報告⽛保険業法等の改正について⽜,山下(1994)および山下 (1995)参照。

5) 具体的には,業法第63条第⚑項において,⽛相互会社は,剰余金の分配のな い保険契約その他の大蔵省令で定める種類の保険契約について,当該保険契約 に係る保険契約者を社員としない旨を定款で定めることができる⽜と規定され た。

6) 非社員契約を巡る法的議論については,丸山(1996)および前掲コンメンター ル(第63条⽛非社員契約⽜)参照。

(5)

ただし,無配当保険を相互会社が社員契約として引き受けるとなると,相 互会社の基本的性質に照らし合わせて,後述するような様々な問題点が指摘 されてきた。この無配当保険に関する問題点を解決するために,95年改正業 法において非社員契約が法定化されたわけである。なお,非社員契約の種類 としては無配当保険以外の保険契約も考えられたが,業法施行規則7)上は無 配当保険のみが限定列挙され,現在にいたっている8)

⑵ 無配当保険を社員契約とする問題点

保険契約者にとって保険料が割安となる等のメリットがある無配当保険で あるが,これを相互会社が社員契約として引き受けるとなると,以下に示す ような問題点が生じることになる。

図⚑ 非社員契約の法定化

(出典)筆者作成。

7) 平成⚘年⚒月29日大蔵省令第⚕号。

8) 具体的には,業法施行規則第33条において,⽛法第63条第⚑項に規定する大 蔵省令で定める種類の保険契約は,剰余金の分配のない保険契約とする⽜と規 定された。

(6)

第⚑は,相互会社という社団を構成する社員間の公平性の問題である。図

⚑⑴で示すように無配当保険の契約を社員契約として引き受けると,有配当 保険の契約者を含め,契約者は等しく社員としての立場をもつ。結果,確定 保険料か否か9),剰余金分配請求権があるかないか等,付随する権利義務の 異なる者が社員の中に混在することになり,この意味で,相互会社における 社員間の公平性が保たれないことになる10)

第⚒に,同一の相互会社の社員である以上,共益権は一様に付与されてお り,たとえば社員総会における投票権は一人⚑票という形で,有配当社員と 無配当社員に差異はない。もちろん,払込保険料や保障額の多寡によって共 益権に差がないことが相互会社の大きな特徴であるが,仮に,無配当保険の 形式で小額かつ短期の保険契約が大量に締結されると,理論的には,剰余金 分配等の社団としての議決が歪められる可能性が生じうる11)

第⚓に,リスク負担がアンバランスとなっている問題が指摘できる。相互 会社においては,有配当社員はあらかじめ決められた保険料を支払う一方,

決算期毎に,剰余金を配当として精算するという形で,いわば株式会社にお ける株主と類似のリスクを引き受けている。つまり,有配当社員と無配当社 員は同じ相互会社の社員でありながら,無配当社員の利益や損失を他の有配 当社員が享受または負担する形となる12)。一方,無配当社員は,株式会社の 保険契約者と同様に事後精算がなく確定保険料であるが,たとえば将来的に 9) 有配当社員も払い込む保険料は予め決められているが,無配当社員に比べ相 対的に高めの保険料を支払い,決算期毎に剰余金を配当として精算するという 意味で,実質的には確定保険料ではないと位置づけている。

10) ドイツ法においては,相互会社における社員平等の原則を重視していること から,無配当保険は社員権を有する保険契約としては認めず,非社員契約とし て法定化している。

11) たとえば,無配当保険の契約者にとっては,剰余金を有配当契約者へ分配す るよりも,内部留保を充実させた方が有利となる。ただし,実際の相互会社の 意思決定は,最終的に総代会で行われることになる。

12) たとえば,資産運用面で大きな損失が生じたり,無配当保険部門が赤字にな ったりした場合,期待された配当が支払われないケースもありうる。

(7)

資産運用収入が増えた場合でも,その恩恵に与ることはできない。いわば,

会社収益が向上した際に逸失利益が上昇するリスクを負っているともいえる。

相互会社にとって,こうした問題点を解決する最も簡明な方法として,95 年改正業法第63条により無配当保険契約を非社員契約として構成する道が開 かれた意義は大きい。

⑶ 非社員契約にかかる現行の制限

無配当保険を例にとり,相互会社における非社員契約者の位置づけを示し たものが図⚑⑵である。図⚑⑴の無配当社員に対し,非社員契約者は社団の 構成員とはならない点が大きな特色である。

社団の構成員でない以上,社団たる相互会社との間には何らの団体関係上 の法律関係はなく,それに基づく種々の権利義務も発生しない。ただし,第

⚔章で指摘する非社員契約に関する問題点に鑑み,95年改正業法では,非社 員契約に対して量的制限と質的制限を課すこととした。

① 量的制限

量的制限は,例えば,相互会社全体の保険料収入に占める非社員契約に係 る保険料収入の割合を一定比率以下に抑える,といった規制である。量的制 限の必要性は業法第63条第⚓項で規定されているが,具体的な限度設定は,

同法施行規則第33条第⚓項において,収入保険料ベースで20%以下と定めら れている(表⚑⑴参照)13)

13) 収入保険料ベースとしたのは,実際に保険会社に流入するキャッシュフロー であるため,基準として最も合理的であると判断されたこと,また,20%とい う数字は,信用金庫等の員外貸付けの限度を参考に決められたものと考えられ る(丸山(1996)および前掲コンメンタール(第63条⽛非社員契約⽜)参照)。

(8)

表⚑ 非社員契約にかかる量的制限

(出典)筆者作成。

非社員契約の占率限度の計算は,⽛元受保険契約に係る保険料の総額⽜に 対する⽛元受保険契約のうち非社員契約であるものに係る保険料の総額⽜の 割合を基本とし,分母・分子ともに他の保険会社との再保険契約に基づき出 再・受再を行っている分を調整して行う。

② 質的制限

質的制限としては,社員契約部門の損益への影響を抑えるために,最低限,

区分経理を行うことが要請される。具体的には,業法第63条第⚔項において,

⽛当該保険契約に係る経理を,社員である保険契約者の保険契約に係る経理 と区分してしなければならない⽜と規定されている。

非社員契約が社員契約に及ぼす経理的影響を可能な限り遮断するためには,

非社員契約を特別勘定として他の社員契約が属する一般勘定から独立させる 方法が第一と思われるが,一般勘定の中で共存させる場合は,管理会計のス キームで両者の損益を区分することになる。なお,区分経理に求められる要 件については,業法施行規則第35条において具体的に規定されている14)

14) その他,商品設計面では,短期の保険に限定するのも一つの方法と考えられ る。また,中長期の保険であっても,当該保険契約から生じる損益の変動を最 小限に抑えるために,例えば予定利率を定期的に見直す,あるいは金利情勢に よって可変とする等の対応がなされていれば,短期の保険と同様,社員契約部 門の損益への影響を最小限に止めることが可能となりうる。

(9)

⚓.生保相互会社の業務多角化と非社員契約に係る論点

⑴ 生保相互会社の業務多角化の現状

生命保険業界に属する会社数は,近年,緩やかながら増加傾向にある。

2016年⚗月19日時点で生命保険協会加盟会社は41社となっているが,このう ち,本論文で焦点を当てる相互会社は⚕社となっている。

現在は⚕社に数を減らしている相互会社であるが,その規模の大きさゆえ,

投資行動がマスコミ等で取り上げられることも多い15)。中でも2015年以降注 目を集めたのは,国内外の既存生保会社を買収し,子会社化を図るという戦 略である。

たとえば明治安田生命は,2016年⚓月,約4ó950百万米ドル(⚑米ドル=

125円換算で約6200億円)を投じて米国の中堅生保会社,スタンコープ・フ ァイナンシャル・グループを買収・子会社化したと発表した。また,住友生 命は,2015年⚘月,約3ó732百万米ドル(⚑米ドル=125円換算で約4700億 円)を投じて,こちらも米国中堅生保であるシメトラ・ファイナンシャル社 を買収すると発表した。さらに日本生命は,2015年10月,約2ó400百万豪ド ル(約2040億円)を投じて,ナショナルオーストラリア銀行傘下の MLC Limited の生保事業株式を80%分,買収する予定であると発表している。

一方,国内では,日本生命による三井生命の買収が注目される。三井生命 は保険料等収入で国内⚘位の中堅生保であり,2015年⚙月,買収金額は2000 億円台後半と報じられた16)。また,三井生命は三井住友グループに属すると されるが,同グループ以外の日本生命傘下となることも,大きな関心を呼ん でいる。

こうした投資行動は当然ながら株式会社形態の保険会社にも見られるが,

15) ちなみに,相互会社⚕社の総資産は,平成28年⚓月末時点で合計約140兆円

(内訳は,日本生命63.5兆円,明治安田生命36.6兆円,住友生命27.6兆円,富 国生命6.5兆円,朝日生命5.5兆円)の規模に達している。

16) 2015年⚙月12日付日本経済新聞電子版。

(10)

その背景には,基本的に人口減少に直面する国内市場の縮小がある。また,

死亡保障中心から年金,医療,介護といった生前生活保障へと商品戦略が多 角化し,あわせて販売チャネルも多様化している現状をふまえたものでもあ る。保険会社として成長性を求めるのであれば海外市場に着目するのは自然 な流れであるし,国内においてもグループ力を強化して多用な顧客ニーズに 応えることは,合理的な企業行動といえよう。さらに,国内外にまたがる業 務多角化により収益基盤が強化され,合わせてリスク分散も図られれば,保 険契約者にとってメリットが大きいともいえる。

このように保険会社が業務多角化を進める中,2016年⚕月29日,2014年⚕

月30日に公布された⽛保険業法等の一部を改正する法律⽜(以下⽛14年改正 業法⽜)が施行された。

⑵ グループ会社の業務拡大と非社員契約規制

14年改正業法では,⽛保険の信頼性確保⽜として,①保険募集の基本的ル ールの創設,②保険募集人に対する規制の整備が行われた。また,⽛保険市 場の活性化⽜として,③海外展開に係る規制緩和,④保険仲立人に係る規制 緩和,⑤実態に合った顧客対応を可能とするための規制緩和が図られた。こ うした法的措置のうち,上述した相互会社の業務多角化,特に海外の保険会 社等の買収に直接的に関係するのが⽛③海外展開に係る規制緩和⽜である。

ただし,この規制緩和の内容は買収先金融機関等の子会社の業務範囲に関す るものであり,保険会社の海外進出のボリュームについては,株式会社を含 め,新たな規制の設置,あるいは規制の緩和は図られていない(つまり現状 維持と解される)17)

⽛③海外展開に係る規制緩和⽜以外の諸項目についても,相互会社と株式 17) そもそも,前述した国内外の既存生保会社を買収する行為自体は,相互会社 も株式会社と同様に行うことが可能である。なお,買収に当たっては,株式会 社か相互会社であるかを問わず,保険会社自身によって,ガバナンス・リスク 管理等の観点から十分な確認が行われると共に,保険会社としての健全性等へ の影響については,監督当局による確認を受ける点はいうまでもない。

(11)

会社で特に場合分けはされていないため,いわゆる募集規制としては,業界 共通のルールとして再構築されたと考えてよいであろう。ただし,相互会社 については,前章で指摘した非社員契約に係る制限は引き続き存置されてい る。この制限は,表⚑⑴で示したような形で保険引受けに制限がかけられて いるが,20%の限度を超えそうな場合は相互会社として非社員契約に該当す る保険を売止めとすることになるので,実質的に募集規制の一部と考えられ る。

この⽛相互会社独自の募集規制⽜と上述した相互会社の業務多角化を照ら し合わせると,主として次の⚒点が法的論点として浮かび上がってくる。

第⚑が,グループ会社を通じた非社員契約募集の問題である。たとえば,

図⚒⑴の形で相互会社が保険株式会社を⚑社保有するケースを考えてみよう。

この場合,親相互会社には表⚑⑴の非社員契約規制がかけられているが,子 株式会社にはそのような規制は存在しない。したがって,相互会社としては,

子株式会社において(相互会社であれば)非社員契約に該当する種類の保険 契約を増加させていけば,グループ全体として当該保険契約引受けに係るメ リットを享受できることになる。

図⚒ 相互会社によるグループ形成

(出典)筆者作成。

第⚒の論点が,グループ全体の保険料収入構成の問題である。現在の相互 会社は,海外を含めて,図⚒⑵の形でグループ全体の収入保険料を拡大させ

(12)

る経営戦略をとっている。一方,非社員契約にかかる量的制限を表⚑⑵の形 に置き換えてみると,相互会社単体だけでなくグループ全体の保険料収入に ついても,社員契約占率の下限の必要性が浮かび上がってくる。もちろん,

グループ全体として業務多角化により収益基盤が強化され,同時にリスク分 散も図られれば,相互会社の保険契約者にとってメリットは大きい。ただし,

次章で指摘する⽛非社員契約に制限を課す論拠⽜を冷静に見つめた時,子株 式会社を通じて募集・引受けされる保険契約は,(たとえそれが相互会社に おける非社員契約には該当しない種類の保険契約であっても)相互会社本体 にとって非社員契約と類似の性質を帯びており,その影響を一定限度に抑え るための何らかの配慮が必要ではないかという問題意識が生じうる。

⚔.非社員契約に制限を課す論拠および今後の規制緩和の方向性

⑴ 非社員契約に制限を課す論拠

非社員契約が導入された結果,有配当契約を締結している社員にとって,

無配当保険の契約者に議決権,提案権といった共益権が付与されないことは,

合理的な社団構成であるといえる。ただし,丸山(2016)でも指摘したように,

相互会社の基本的性質と照らし合わせた時,非社員契約の拡大を無条件に許 すとなると,いくつかの問題点が生じることになる。

第⚑に,相互会社の相互性原則への抵触である。相互会社は保険契約者同 士が,相互に保険を掛け合うことを基本とする(相互会社の相互性)。また,

相互保険を運営した結果生じた剰余金は,相互保険を形成する社員間で(一 定のルールの下に)公正かつ衡平に分配することになる。非社員契約者はこ うした相互保険システムの枠外に位置づけられるわけであるから,その割合 が増えるにしたがって,相互会社としての性格が変質していくという批判が 成り立ちうる。

第⚒に,相互会社の非営利性との兼ね合いである18)。そもそも保険事業を 18) 相互会社の非営利性について,たとえば1994年保険審議会報告⽛保険業法等 の改正について⽜の(別添⚑)⽛相互会社についての基本的な考え方⽜(⚒ 相

(13)

行うには,営利保険方式と相互保険方式という二つの方法がある。営利保険 方式は,業法上事業主体を株式会社とし,保険者が収支の差額を利益として 追求することを目的に,多数の保険契約者から保険を引き受けるものである。

相互保険方式19)を基本とする相互会社にとって非社員契約は営利保険と同様 に位置づけられることから,その占率が高まると,その分,相互会社の非営 利性が希薄化されるという懸念が生じる。

第⚓に,非社員契約にかかるリスクの負担の問題がある。非社員契約から 生じた利益は社員に帰属する一方,非社員契約から生じた損失は社員が負担 する。相互会社の社員にとって,非社員契約を導入することが幾多のメリッ トをもたらす可能性はあるが,一方で,損失を抱えた場合は社員として,何 らかの形でその責任を負う事態ともなりかねない20)。特に,非社員契約の形 でリスクの高い保険事業を行うとなると,損失を生じる可能性も損失の規模 も,共に高まることとなる。

⑵ 非社員契約に対する今後の規制緩和の方向性

第⚒章では業法上,非社員契約にどのような制限が課されているかを確認 し,第⚓章では現在の相互会社の業務多角化と非社員契約規制を照らし合わ 互会社の基本的属性,⑷ 非営利法人)では,⽛相互会社は,社員が相互に保険 を行うこと自体を目的とすることから,事業から生じた利益を出資者に分配す ることを目的とする営利法人には属さない。このため,相互会社は非営利法人 である⽜としている。

19) 営利保険方式に対し相互保険方式は,事業主体を相互会社とし,保険を必要 とする多数の者が団体を作り,その団体が保険者となって構成員のために保険 をなし,収支の差額を団体の構成員のために配分する方式である。

20) 95年改正業法以前の業法(以下⽛旧法⽜)では,保険金の削減(旧法第46条)

や清算時の劣後的地位(旧法第75条)といった社団的規制が相互会社社員の保 険金請求権に影響を及ぼす可能性が存在したが,95年改正業法において,保険 金削減規定が廃止されるとともに,清算時の財産処分の順序も一般債権者と同 列とされた。また,現行の保険業法では,第31条において⽛社員の責任は,保 険料を限度とする⽜と規定されている。ただし,非社員契約部門等の損失によ って,期待された配当額が減少する可能性は否定できない。

(14)

せた時,どのような点が法的論点となりうるかについて考察した。また,前 項で,非社員契約に係る様々な論点のうち,特に重要な⽛非社員契約に制限 を課す論拠⽜について整理した。こうした分析をふまえると,今後,相互会 社が現状以上に多様な業務展開を図る上で,非社員契約規制の存在が重要な 検討テーマとなることが理解されよう。

確かに,現在の保険業法では,先に見たように非社員契約は⽛剰余金分配 のない保険契約⽜に限定されている。しかも,この限定列挙された保険契約 は,相互会社本体が引き受ける保険契約を想定していると解される。この事 実をもって,第⚓章でみたような業務多角化のパターン,すなわち,海外を 含めて既存生保会社を買収する形で引き受けた保険契約は,少なくとも現行 法上非社員契約には該当しないという見解は十分ありえよう。

ただし,⽛非社員契約に制限を課す論拠⽜として考察した⚓つの論点,す なわち,①相互会社の相互性への抵触,②相互会社の非営利性との兼ね合い,

③リスク負担の問題を考えた時,内外子会社を通じた保険契約の引受けにつ いても,非社員契約と同様の影響が相互会社に及ぶ懸念は否定できない。す なわち,⽛実質的には非社員契約に該当するのではないか⽜という疑念が生 じるわけである。相互会社としては,この疑念を払拭するために,まずは非 社員契約にかかる現行の量的制限を緩和する方向性が考えられる。

参考になるのが,相互会社の剰余金分配にかかる制限の緩和である。95年 改正業法以前は,旧法施行規則第32条第⚒項の規定にもとづき,相互会社は,

定款で剰余金の90%以上を社員配当準備金に充当する旨を規定するのが通例 であった。これが,95年改正業法以降,⽛社員に対する剰余金の分配をする ための準備金⽜に80%以上積み立てればよいことになった21)。さらに,2002 年の業法施行規則改正により,80%以上の制限は20%以上に大幅に緩和され,

現在にいたっている。

非社員契約についても,こうした規制緩和の実現に取り組むことは十分検 21) 具体的には,業法施行規則第29条において,⽛生命保険相互会社では100分の

80,損害保険相互会社では100分の60⽜とされた。

(15)

討に値するが,次章では,さらに正面から相互会社がより多角的な業務展開 を図ることを可能とすべく,⽛現状以上に簡便な株式会社化の道を拓く⽜方 策について,若干アイデアを提示させていただくこととしたい。

⚕.私案:包括移転を活用した株式会社化の実現

⑴ 現在の株式会社化の仕組み

1995年に続く2000年の保険業法改正を受け,生保相互会社の株式会社化は 現実的な選択肢となった22)。この経緯を簡単にたどると,まず95年改正業法 では,相互会社そのものが株式会社に転換する場合,社員権の補償は組織変 更後の株式会社の株式を割り当てることが明定された23)。また,株式をどの 程度割り当てるかについては,⽛寄与分⽜に基づくと規定された24)

しかし,ここで問題となるのが,寄与分の大きさによって割り当てられる 株式が⚑株に満たない,いわゆる⽛端株⽜が大量に発生するという事態であ る。膨大な端株を維持管理していくためには相当のコストを覚悟せねばなら ず,また,発行株式の大半が端株となった場合,発行株式数に比して極めて 22) 95年改正業法によって可能となった株式会社化の仕組みと問題点の詳細につ いては,前掲コンメンタールおよび丸山・山本(1998)参照。また,後述する 2000年の業法改正を受けた実務的な対応については,すでに株式会社化を果た した各社の⽛組織変更計画書⽜が参考になる。たとえば第一生命の組織変更計 画書は,http : //www.dai-ichi-life.co.jp/information/pdf/index_001.pdf で公開さ れている。

23) すなわち,業法第89条第⚑項において,⽛相互会社の社員は,組織変更計画 書の定めるところにより,組織変更後の株式会社の株式の割当てを受けるもの とする⽜と定められた。

24) 寄与分とは,わかりやすく言えば個々の社員の相互会社への貢献度であり,

業法第89条第⚒項では,⽛社員の支払った保険料及び当該保険料として収受し た金銭を運用することによって得られた収益のうち,保険金,返戻金その他の 給付金の支払,事業費の支出その他の支出に充てられていないものから当該社 員に対する保険契約上の債務を履行するために確保すべき資産の額を控除した 残額に相当するもの⽜という説明がなされている。なお,寄与分の具体的な計 算方法については,丸山(1999)および日本アクチュアリー会のテキスト⽝保険

Ⅰ(生命保険)⽞の⽛第⚓章 アセットシェア⽜を参照。

(16)

少数の単位株主が議決権を左右するというコーポレート・ガバナンス上の問 題も生じうる。さらに,株式会社化後の保険会社経営を安定化させるために,

スムーズな資本増強の仕組みを設ける必要性も指摘された。

こうした問題提起を受け,2000年の業法改正で図⚓⑴の⽛端株一括売却方 式⽜が実現可能となり,あわせて株式会社化同時増資の道が拓かれた意義は 大きい。実際,この改正以降,損保業界を含め相互会社⚕社が株式会社に転 じている。

ただし,株式会社化が容易になったとは言っても,実務的にはまだ多くの ハードルが存在する。代表的なものが,寄与分計算の負荷と膨大な株主管理 の負荷である。この二つのハードルを乗り越えて先行各社は株式会社化を果 たしたわけであるが,現在の相互会社各社の業務多角化の状況をふまえれば,

今後,株式会社化をより促進すべき時期が到来することも想定される。そこ で本章では,相互会社の株式会社化と持株会社を通じたグループ形成を現状 以上にスピーディに行う方法として,包括移転を活用した株式会社化スキー ムを提案してみたい。

(17)

図⚓ 株式会社化の基本スキーム

(出典)筆者作成。

⑵ 包括移転による株式会社化の基本パターン

包括移転による株式会社化については,すでに丸山・山本(1998)で立法論 を含め詳細に検討し,具体的な実行プロセスを提示した。図⚓⑵をもとに主 要なプロセスを解説すると,次の通りとなる。

まず保険相互会社は,傘下に保険株式会社を保有する。保険株式会社は,

既設でも新設でも構わない。次に,業法第135条で規定する包括移転を行っ て,相互会社が保有する保険契約を一括して株式会社に移転する。その後,

空になった相互会社を解散すれば,相互会社の株式会社化が完了するわけで ある。

この方式の大きなメリットとして,丸山・山本(1998)では①寄与分計算の 自由度が増す,②相互会社の保険契約者に必ずしも株式を割り当てる必要が ないため,株式会社化後の株主管理が容易になる,という⚒点をあげた。特

(18)

に①については,保険業法上,包括移転方式では補償割合を算出する際の寄 与分計算について,明文上規定がない点を論拠とした。

丸山・山本(1998)発表後,包括移転による株式会社化方式については,

2000年の業法改正に先立って設けられた⽛保険相互会社の株式会社化に関す るワーキング・グループ⽜において実現可能な選択肢の一つとして検討対象 となったが,主として次の⚒点が問題点として指摘され,法定化までは至ら なかった経緯がある25)

① 包括移転による株式会社化は,経営危機時に限定されるのではないか。

② 退社員の寄与分(図⚓⑵の斜線部分,なお,図⚓⑴および図⚔の斜線 部分も同様である)を新設株式会社に譲渡する際,課税問題が発生する のではないか。

⑶ ⽛包括移転による株式会社化+持株会社設立⽜方式

今回提案する包括移転を活用した株式会社化スキーム(⽛包括移転による 株式会社化+持株会社設立⽜方式)は,上記二つの問題点をクリアする,新 しい株式会社化スキームである。その主要ステップを図⚔⑴に従って示すと,

図⚔ 包括移転を活用した株式会社化の仕組み

(出典)筆者作成。

25) ⽛保険相互会社の株式会社化に関するワーキング・グループ⽜には筆者もオ ブザーバーとして参加し,1999年⚗月⚖日,議論の成果を⽛保険相互会社の株 式会社化に関するレポート⽜として発表した。

(19)

次の通りとなる。

まず株式会社化を果たそうとする保険相互会社は,傘下の保険株式会社に 全保険契約を包括移転する。移転先の株式会社が新設でも既設でも構わない 点は,図⚓⑵の基本型と同様である。ただし,包括移転の際に株式会社に移 転する財産は,現行の保険契約の履行に見合う資産(すなわち,保険契約の 負債に相当する資産+最低限の内部留保)のみとし,残余財産(すなわち退 社員の寄与分)は相互会社に存置させる。この対応により,前記問題点②で 指摘された課税関係の課題を,相当程度回避することが期待される。

次に,保険契約の包括移転により空となった相互会社を,株式会社に転換 する。その結果,図⚔⑴で見るように,転換後の株式会社は保険持株会社と なって,包括移転先の保険株式会社や他のグループ保険会社を並列的に保有 する形態が実現される。相互会社は解散するのではなく保険持株会社となっ て保険事業を継続するわけであり,また,新株発行によって持株会社自身の 資本増強も可能であるため,問題点①で指摘された経営危機時の方式とは違 って,保険事業の安定・拡大につながる,発展的な方式ととらえることがで きるのではないだろうか。

さらに,包括移転を行う際,図⚔⑵のような形で移転単位を分割すること が考えられる。業法上は移転単位を⽛責任準備金の算出の基礎が同一であ る⽜保険契約の全部としなければならないが,この制約を充たす形で分割移 転を実行すれば,スムーズに相互会社の分社化が図れることになる26)。分社 化後の保険会社は株式会社であるから,たとえば他の保険株式会社との合併 や他の金融グループへの売却といった事業再編も,よりスピーディに行える 可能性が高まる。

新しい⽛包括移転による株式会社化+持株会社設立⽜方式によって,前項

26) 包括移転単位のさらなる細分化等,包括移転に係る規制緩和についての議論 は,⽛保険会社のグループ経営に関する規制の在り方ワーキング・グループ⽜

から出された報告書⽛保険会社のグループ経営に関する規制の見直しについ て⽜を参照。

(20)

でみた現行の株式会社化方式がもつ二つのハードルのうち⽛膨大な株主管理 の負荷⽜は,大幅に軽減される余地が生まれる。すなわち,包括移転先の株 式会社の株式は100%持株会社の保有とし,包括移転の際に社員権の補償対 象となる保険契約者に対しては,株式ではなく現金を付与する。持株会社は 新株発行を含め,新しい株主を募集すればよい。

この方式によっても,二つのハードルのうちの寄与分計算に係る負荷は軽 減できないかもしれないが,株式会社化に加え持株会社設立によるグループ 化を一度に果たすことで,様々なコストや事務負荷は大きく軽減できること が期待される27)。業務多角化を進める相互会社が,これまで以上にスピーデ ィに株式会社化を成し遂げるスキームとして,十分検討に値するのではない だろうか。

⚖.おわりに

相互会社は,剰余金が社員である保険契約者のみに分配され,ガバナン ス・システムも長期かつ安定的に保険事業を営む上でプラスに作用し得ると いう,大きなメリットを有する。この点では,生命保険事業に適した会社形 態ということもできよう。

ただし,その特異性ゆえに,保険株式会社にはない制約条件が存在するこ とは,やむを得ないのかもしれない。中でも,非社員契約にかかる制限は,

今後,相互会社がより多角的な業務展開を図る場合に,本稿で指摘したよう な形で一つのハードルとなる可能性がある。

もちろん,相互会社は時代と共にその姿を変貌させてきたわけであるから,

このハードルを規制緩和によってクリアして行くことは,有力な選択肢であ ろう。同時に,正面から,より多角的な業務展開を可能とすべく,現状以上 に簡便な株式会社化の道を拓いて行くことが望まれる。本稿で提示したスキ 27) ちなみに,株式会社化後⚖年半を経て2016年10月⚑日付で持株会社体制へ移 行した第一生命は,会社分割方式を採用している(http : //www.dai-ichi-life.co.

jp/company/news/pdf/2015_010.pdf)。

(21)

ームを一例として幅広く選択肢が提示され,議論が深まることを期待したい。

(筆者は住友生命保険相互会社勤務)

参考文献

大塚英明監修・住友生命保険相互会社企画調査部(1997)⽝コンメンタール新相互 会社法⽞青林書院。

金融審議会第二部会⽛保険相互会社の株式会社化に関するレポート⽜,1999年⚗月

⚖日。

金融審議会⽛保険会社のグループ経営に関する規制の在り方ワーキング・グルー プ⽜報告書⽛保険会社のグループ経営に関する規制の見直しについて⽜,2011年 12月⚒日。

日本アクチュアリー会テキスト(2012)⽝保険Ⅰ(生命保険)⽞(第⚓章アセットシェ ア)日本アクチュアリー会。

保険審議会報告⽛保険業法等の改正について⽜,1994年⚖月24日。

保険審議会報告⽛保険業法等の改正について⽜(別添⚑)⽛相互会社についての基 本的な考え方⽜,1994年⚖月24日。

前田雅弘(1995)⽛相互会社の存在意義と基本的属性⽜⽝文研論集⽞第111号。

山下友信(1992)⽛相互会社⽜竹内昭夫編⽝保険業法の在り方 上巻⽞有斐閣。

山下友信(1994)⽛保険業法等の改正について⽜⽝ジュリスト⽞第1051号~1052号。

山下友信(1995)⽝保険業法等の改正-法制懇談会報告について⽞損害保険事業総 合研究所。

丸山高行(1996)⽛非社員契約を巡る法的諸問題⽜⽝生命保険経営⽞第64巻第⚖号。

丸山高行・山本 到(1998)⽛包括移転による相互会社の株式会社化⽜⽝商事法務⽞

第1490号~1492号および1496号。

丸山高行(1999)⽛保険相互会社の株式会社化と時価評価⽜⽝生命保険会社と時価会 計⽞生命保険文化研究所。

丸山高行(2016)⽛生保相互会社の業務多角化と株式会社化⽜⽝証券経済研究⽞第95 号。

参照

関連したドキュメント

損害率が悪い理由は,医療業界の規制がないことと保険会社側の激しい競

整が存在する。等価式で表すと,

公益法人としての社団法人であった。社団法人は,公益事業とともに会員の

海外事業の推進体制も MS Amlin

3) 第三分野の保険について,生命保険会社と損害保険会社が子会社を通じてで

9) ソルベンシー・マージン比率の算出基準等に関する検討チーム(2007)。.. ー・マージンと見ることは可能⽜ 10)

自賠法16条の⚙は,⚑項で⽛保険会社は,第十六条第一項の規定による損

ドイツの上場企業で最初にこの欧州株式会社へと生まれ変わったのは,ド イツの保険会社である Allianz