日本保険学会会報 自:平成27年⚔月⚑日 至:平成28年⚓月31日
平成27年度は,日本保険学会創立75周年という節目の年であった(学会創立は昭和15 年)。
今年度も保険に関する研究と保険研究者相互の協力を促進し,国内および国外の関係学 会または関係団体との連絡および協力を図ることを目的として,諸事業を実施した。
⚑.平成27年度総会および創立75周年記念大会
慶應義塾大学を開催校として,以下のとおり開催した。
<定時総会>平成27年10月24日㈯,11:30~12:15(慶應義塾大学 南校舎ホール) (約80名出席)
羽原理事(関西大学)を議長として,議事に入った。概要,次のとおり。
○第⚑号議案 平成26年度事業報告及び平成26年度決算(案)
福田理事長より,第⚑号議案について説明があった。次いで遠藤監事から監事を代表 して監査報告があり,全員異議なくこれを了承した。
○第⚒号議案 平成27年度事業計画(案)及び平成27年度予算(案)
福田理事長より,第⚒号議案について報告,説明があり,全員異議なくこれを了承し た。
○第⚓号議案 名誉会員の推薦
福田理事長より,真屋尚生先生(日本大学名誉教授)を名誉会員として推薦したい旨,
説明があり,異議なく了承した。
○第⚔号議案 評議員の改選
福田理事長より,平成26年度の年次総会において評議員に選任された方のうち,⚑名 から辞任申し出があった。役員等候補者選考委員会に候補者を選考願ったところ,江本 成夫氏を新たに評議員として選任したいとの推薦を受けたので承認願いたいとの提案が あり,異議なく了承した。
○第⚕号議案 役員等候補者選考委員会委員の選任
福田理事長より,来年度の総会で役員改選が予定されることから,企画委員会で⽛役 員等候補者選考委員会および選考委員候補者の選考等に関する規則⽜に基づき選考した 役員等候補者選考委員候補者⚖名を同選考委員会の委員としたい旨,提案があり,異議 なく了承した。
○第⚖号議案 第⚕回日本保険学会賞発表
洲崎学会賞選考委員長より,学会賞選考委員会が第⚕回日本保険学会賞の選考を行っ たので発表するとして,以下の報告があった。
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日本保険学会賞(論文の部):
王 美(滋賀大学大学院)
⽛生命保険会社の経営破綻誘発効果の定量分析⽜
(保険学雑誌628号掲載)
𡈽𡈽岐孝宏(中京大学)
⽛損害てん補にかかわる諸法則といわゆる利得禁止原則との関係
ドイツにおける利得禁止原則否定後の評価済保険規整,重複保険規整,
請求権代位規整の議論を手掛かりとして ⽜
(保険学雑誌626号掲載)
日本保険学会賞(書籍の部):該当なし
引続き福田理事長より受賞者⚒名に対して,賞状ならびに副賞が授与された。
<大会研究報告>平成27年10月24日㈯・25日㈰ 於:慶應義塾大学 参加者数:会員238名,来賓24名,会員外66名,報道関係者⚖名,合計334名 プログラム
[第⚑日]
【招待報告】韓国法上の保険契約の解釈原則
報告者:韓 基貞(ソウル大学校法学専門大学院),通訳者:李 芝妍(東洋大学)
司会者:黒木達雄(名古屋商科大学)
【自由論題】
第Ⅰセッション(経済・経営・商学系)
座 長:石田 成則 (関西大学)
① 少額短期保険会社の財務健全性とリスク
前田 祐治(関西学院大学)
② わが国上場企業のリスクヘッジ戦略 デリバティブ利用に関する実証分析 柳瀬 典由(東京経済大学)
③ 音楽ライブ・ビジネスにおけるリスクマネジメント 2014年以降の事例を中心に 亀井 克之(関西大学)
④ 保険サービスシステムの再構築に関する一考察
神田 恵未(大阪樟蔭女子大学)
第Ⅱセッション(法律系)
座 長:梅津 昭彦(新潟大学)
① 大成火災破綻に関する取締役の任務懈怠責任 吉澤 卓哉(京都産業大学)
② 重大事由解除に基づく反社会的勢力排除の法理
藤本 和也(弁護士,共栄火災)
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③ 精神障害を理由とする免責規定の考察 勝野 義人(弁護士)
④ 薬物免責条項の解釈と適用
永松 裕幹(弁護士)
[第⚒日]
【基調講演】金融グローバル化の30年:回顧と展望 池尾 和人(慶應義塾大学)
【シンポジウム】グローバリゼーションと保険業 コーディネーター 小藤 康夫(専修大学)
① 保険業をめぐるグローバリゼーションの背景と動向 中浜 隆(小樽商科大学)
② 国際保険監督規制の現状と課題
木下 孝治(同志社大学)
③ 保険業のドメスティック性とグローバル性
岡田 太志(関西学院大学)
④ 生命保険業のグローバル化への対応と課題 野口 直秀(第一生命)
⑤ 損害保険業のグローバル化への対応と課題
鈴木 衆吾(三井住友海上)
⚒.部会活動
【関東部会】
[第⚑回報告会](通算215回)平成27年⚖月19日㈮ 会場:早稲田大学 出席者49名
① 家計保険における死亡保障領域の生命保険需要決定要因 小山 浩一(法政大学大学院)
② 責任保険における利益相反構造についての検討 深澤 泰弘(岩手大学)
③ 保険法二条一号の⽛保険契約⽜と共済本質論
堀井 拓也(慶應義塾大学大学院)
[第⚒回報告会](通算216回)平成27年⚙月25日㈮ 会場:損保会館,出席者40名
① 保険と金融 価格決定原理の隔たりと交わり
河本 淳孝(明治安田ライフプランセンター)
② 公的年金のフォワード・ルッキングなリスク管理 丸山 高行(住友生命保険)
③ 他保険契約の告知義務
清水 太郎(上智大学大学院)
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[第⚓回報告会](通算217回)平成27年12月18日㈮ 会場:損保会館,出席者46名
① 共済概念の再検討
岡田 太(日本大学)
② リスクマネジメントが企業価値向上へ与える影響に関する一考察 伊藤 晴祥(国際大学)
③ 因果関係に関する一考察
勝野 真人(弁護士)
[第⚔回報告会](通算218回)平成28年⚓月18日㈮ 会場:損保会館,出席者52名
① 権利保護保険
内藤 和美(関東学院大学)
② 告知事項についての一考察
長谷川仁彦(生命保険文化センター)
③ 保険法施行後の告知を巡る諸問題 告知妨害を中心に 磯野 直文(元ジブラルタ生命)
【関西部会】
[第⚑回報告会](通算188回)平成27年⚖月13日㈯ 会場:関西学院大学 出席者22名
① 大同生命の戦後の相互会社化
黒木 達雄(名古屋商科大学)
② 通信による保険の越境取引に関する規制の在り方 吉澤 卓哉(京都産業大学)
[第⚒回報告会](通算189回)平成27年11月14日㈯
会場:京都産業大学 むすびわざ館 出席者21名
① ビッグデータと保険法・保険業法
肥塚 肇雄(香川大学)
② 生保経営史に学ぶ
佐藤 保久(元流通科学大学)
[第⚓回報告会](通算190回) 平成28年⚒月13日㈯
会場:滋賀大学 大津サテライトプラザ 出席者:22名
① 被保険者同意と意思確認
菊池 直人(高知県立大学)
② 保険業法の適用除外要件について
河本 淳孝(明治安田生命ライフプランセンター)
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【九州部会】
[第⚑回報告会](通算第42回) 平成27年⚗月25日㈯ 会場:福岡大学 出席者35名
① ドイツ保険法におけるいわゆる⽛戦争除外条項⽜の解釈について 久保 寛展(福岡大学)
② ⽛危険なくして保険なし⽜の経済分析
大倉 真人(同志社女子大学)
[第⚒回報告会](通算第43回) 平成28年⚒月20日㈯ 会場:福岡大学 出席者39名
① 生産物賠償責任保険約款の課題
鴻上 喜芳(長崎県立大学)
② 保険とクレジット・デリバティブの法的区別の限界と実質論の方向性 嘉村 雄司(島根大学)
⚓.会 員
平成28年⚓月31日現在の会員数は以下のとおり。
○名誉会員:23名
○普通会員:国内関係者 866名(内訳:大学関係者231名,その他635名)
海外関係者 8名 合 計 874名
○賛助会員:84社
⚔.理事会・評議員会
●第⚑回理事会 平成27年⚖月⚕日㈮ (於:損保会館会議室)
⚑.審議事項
⑴ 入退会者
福田理事長より個人会員の入会者21名,退会者15名が諮られ,承認された。
⑵ 名誉会員推薦
理事長より,⽛名誉会員推薦基準に関する理事会申し合わせ事項⽜(平成16年⚕月 28日理事会決定)に基づき,下記の方を名誉会員に推薦したい旨,提案があった。
真屋尚生先生(日本大学名誉教授)
特に異議なく了承し,10月総会に諮ることになった。
⑶ 大会準備状況
堀田大会実行委員長から,平成27年度大会(慶應義塾大学)の準備状況につき,
大会プログラム案に基づき,以下のとおり説明があった。
•現時点では韓国保険学会からの報告者名ならびに報告テーマが未定である。
•主催校の事務ロードを軽減するために,今年も懇親会代と弁当代を事前振込み とする。
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また,竹濵理事から,来年度大会(立命館大学)の開催日が10月29日,30日の両 日となること,ならびに現時点での準備状況につき,説明があった。
ついで理事長から,慣例により,平成29年度大会開催校である滋賀大学の久保理 事に,平成28年度大会企画委員会委員長(10月開始,任期⚑年間)を依頼したいと の提案があり,承認された。あわせて,現在未定となっている平成30年度大会の開 催校につき,いくつかの大学に打診する予定であるとの報告があった。
現時点で決定している今後の大会開催校は以下のとおりである。
平成27年度:慶応義塾大学 平成28年度:立命館大学 平成29年度:滋賀大学
平成30年度:関東地区の大学(未定)
平成31年度:関西大学
⑷ 平成26年度事業報告書(案)
事務局作成の平成26年度事業報告書(案)が提出された。本報告書は,学会総会 に提出するものである。理事長より,時間の関係もあり今回はこの報告書(案)は 審議せずに各自持ち帰り,意見がある場合は事務局まで連絡し,これに基づき次回
⚙月理事会で採択するよう提案があり,これを了承した。
⑸ 平成26年度決算書(案)
事務局から,平成26年度決算(案)について,また過去10年間の予算・決算推移 について,以下のとおり説明があった。
平成26年度は,収入1ó203万円(学術交流積立金取崩収入を除く)に対し,1ó157 万円(学術交流積立金100万円を除く)の支出であり,単年度の収支バランスとし ては,前年度に引き続き,46万円の黒字となった。また,前年度対比44万円の支出 減となった。
当年度も単年度黒字の決算とすることができたが,その主因は保険学雑誌の原稿 料廃止(平成26年⚑月以降)およびページ数減による雑誌発行費の減少によるとこ ろが多い。なお,当年度は⚔年に⚑回開催される AIDA 世界大会(今回はローマ で開催)およびその準備会合等があり,国際交流費は前年対比80万円増となってい る。
次いで関東部会,関西部会,九州部会の責任者より,それぞれ平成26年度収支決 算状況の報告があった。
また,遠藤監事より 監事を代表して監査結果の報告があった。同監事からは,
会費収入増大の観点からも日本保険学会の活性化,特に若手会員の増強が必要であ る,との指摘があった。
次いで,鈴木監事から,学会としての経費削減策も限界にきているところ,特に 金額の大きい国際交流費の有効な費消方策につき検討すべき,また,長年据え置き 212
となっている個人会費の引き上げについても検討すべきである,との意見が出され た。
この他,特に意見なく,平成26年度収支決算書(案)を承認した。
⑹ 第⚕回日本保険学会賞
本日開催された学会賞選考委員会において互選により選出された洲崎委員長より,
第⚕回日本保険学会賞を以下のとおり選出したと報告があった。
日本保険学会賞(論文の部):
経済・商学系 王 美(滋賀大学)
⽛生命保険会社の破綻誘発効果の定量分析⽜(保険学雑誌628号掲載)
法律系
𡈽𡈽岐孝宏(中京大学)
⽛損害てん補にかかわる諸法則といわゆる利得禁止原則との関係⽜
(保険学雑誌626号掲載)
日本保険学会賞(書籍の部)については,該当なし。
会員に対する結果報告ならび表彰式は昨年同様,大会総会時に行う。受賞会員に は,事務局より内々に事前連絡を行う。
次いで洲崎委員長より,委員会において,今後の学会賞のあり方につき,下記の とおり意見が出されたとの披露があった。
•委員が⚒年間で全員交代するため,過去の経緯や審査基準などがわからない,
また,選考水準がばらばらとなる恐れがある。他学会では同じ先生が長年選考 委員を行っている等の例も見られるので,これも参考にして選考委員の任期に ついての見直しをすべきである。
⑺ 日本保険学会75年略史(案)
理事長より,事前に各理事宛送付した⽛日本保険学会75年略史(案)⽜について 意見を求めたところ,特段の反対がなかったことから,理事会として本略史案を了 承することとした。念のためご存命の歴代理事長経験者にもコメントを求めたうえ で,必要な修正を加えて保険学雑誌⽛学会創立75周年記念号⽜へ掲載することとし た,との報告があった。
⑻ 企画委員会
理事長より,本日開催された⽛企画委員会⽜において,
①理事等の任期および名誉会員推薦基準の見直し ②委員会等内規見直し,を目 的として⚒つのワーキンググループを設置することを決定した由,報告があっ た。
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⚒.報告事項
⑴ 編集委員会
中浜委員長より,大会,部会報告の⽛保険学雑誌⽜掲載状況ならびに保険学雑誌 629号の発行見込につき報告があった。あわせて,10月に発行する⽛保険学会創立 75周年記念号⽜への論文の投稿期限が今月末であるとの確認があった。
⑵ 関東部会,関西部会,九州部会報告
中林部会長,岡田(太志)理事および事務局より,各部会の活動状況につき報告が あった。
⑶ その他
理事長より,一会員が昨年秋以降,保険学雑誌を含む複数の雑誌に投稿した⚔つ の論文について以下のとおり経緯報告があった。
これらの論文に二重投稿もしくは分割出版の疑いがでてきたため,理事長として 編集委員会に調査を依頼していたところ,⚕月に調査結果報告書が提出された。そ の内容は,編集委員会としては,保険学雑誌に投稿された論文は⚔論文中,最初に 投稿されたものであるため,新規性(未公表性)を満たすものの,このような問題 の再発防止のために保険学雑誌編集方針等の改定を行うこととしている,とのこと である。
この報告を踏まえて,本日の企画委員会において,論議を行った結果,編集委員 会の結論自体は追認するが,本件には学会として憂慮すべき研究倫理上の問題を含 まれていることから,論文執筆者本人を呼んで理事長から厳重注意すべき,との結 論となった。
上記,報告を了承した。
●第⚒回理事会 平成27年⚙月11日㈮ (於:損保会館会議室)
⚑.審議事項
⑴ 入退会者
福田理事長より入会者16名,退会者17名の説明があり,異議なく了承した。
⑵ 平成26年度事業報告(案)
理事長より,前回理事会に配布した平成26年度事業報告(案)につき確認を求め たところ異議なく承認されたため,この内容で総会に提出することとなった。
⑶ 全国大会準備状況
堀田大会実行委員長および事務局長から,以下のとおり報告があり,これを了承 した。
① 本日までに125名の申し込みを受け付けた。来週末が締切日であるが,順調な 申込状況である。
② 学会ホームページを利用した事前質問を受け付けている。⽛大会アンケート⽜
214
については昨年どおり実施する。シンポジウムの質問受付については,昨年同様,
質問票の配布を行なわない。
次いで,本日欠席の竹濵理事にかわって,事務局長から来年度大会の準備状況の 説明があった。
⑷ 役員等候補者選考委員会委員選任の件
理事長より,現在の選考委員の任期(⚒年間)が,10月の総会時に切れるので,
新年度の役員等候補者選考委員を選任したい。先ほど開催された企画委員会で次の
⚖名の委員案を決定したとの報告があった。なお,本件は総会の決議事項である。
甘利理事,竹濵理事,中林理事,西羽評議員,家森評議員,柳瀬評議員。
⑸ 普通会員会費改訂
理事長より,企画委員会において,平成28年度より普通会員会費を現行の5000円 から6000円に引き上げたいとの理事長提案が承認されたので,理事会でも審議願い たいと,提案理由の説明があった。
これに対して賛否両論が出たため,今年の大会での提案は見送り,平成29年度の 会費改定を提案するか否かについて企画委員会において再度検討することになった。
また,本件,評議員会でも審議することとした。
⑹ 平成30年度全国大会会場
理事長より,未定であった平成30年度大会会場につき,来年⚔月に新設される日 本大学危機管理学部(三軒茶屋キャンパス)で実施したいとの提案があった。特に 異議なく,提案どおり決定した。
今後の大会会場は28年立命館大学,29年滋賀大学,30年日本大学,31年関西大学 となる。
⑺ 平成27年度総会・評議員会
事務局より総会ならびに評議員会の議題につき,提案がありこれを了承した。
次いで理事長より,総会の議長は慣例として総会出席予定者のうち年長の方に依 頼しており,今年は羽原理事にお願いしたい旨,また,平成26年決算報告にかかわ る監査報告については遠藤監事にお願いしたい旨,提案があり,了承した。
更に,理事長より,評議員会の主要論議テーマは昨年度に引き続き⽛学会活性 化⽜として実施したらどうかとの提案があり,承認された。評議員会については,
今年は50分間実施し,開始時間は午前⚙時30分とする。
⚒.報告事項
⑴ 企画委員会
理事長より,役員の定年延長ならびに名誉会員推薦基準の見直しにつき,企画委 員会のワーキンググループで審議しているとの報告があった。
また,今回発生した二重投稿問題を踏まえて⚗月11日に当該投稿者と面談し,厳 重注意したとの報告があった。なお,本件を踏まえて⽛保険学雑誌編集方針⽜中の 215
⽛投稿に当たっての留意点⽜を10年ぶりに改訂することとなり,中浜編集委員長か ら説明があった。
⑵ 編集委員会
中浜委員長より,以下の報告があった。
論文掲載率(保険学雑誌への掲載論文数を部会,大会等での報告件数で除したも の)は,平成23年度は98%,24年度は91%であったが,平成25年度は最終的に75%
にとどまった。保険学雑誌学会創立75周年記念号には17論文が投稿され,10月の大 会実施日までに刊行予定である。
⑶ 関東部会,関西部会,九州部会
岡田(太志)関西部会長および事務局から,報告があった。
●評議員会 平成27年10月24日㈯ (於:慶應義塾大学 北館大会議室)
堀田大会実行委員長から歓迎の挨拶があった後,福田理事長を議長として議事に入った。
冒頭,理事長より,評議員会は全評議員が一同に会する年に一度の機会であるので,今年 も時間を50分間として評議員各位からの意見を広く拝聴する場とした,との説明があった。
⚑.平成27年度大会・総会の件
⑴ 運営について
堀田委員長より大会プログラムに基づき今年度大会運営について報告があった。
⑵ 総会議長選出
理事長より,会則第18条第⚖項に基づき出席会員の中から選出する総会議長につ いては,従来から慣例として総会出席予定理事のうち最年長の方にお願いしており,
今年は羽原理事(関西大学)にお願いすることとしたい旨提案があり,異議なく了 承した。
⑶ 名誉会員推薦
理事長より,⚖月開催の理事会で⽛名誉会員の推薦基準⽜(平成16年⚕月28日)
に基づき推薦された真屋尚生先生(日本大学名誉教授)を名誉会員として総会に諮 りたい旨,説明があり,異議なく了承した。
⑷ 第⚕回日本保険学会賞発表
理事長より,選考委員会に第⚕回日本保険学会賞の選考を依頼していたところ,
答申を得たので,総会の場にて発表したいとの報告があり,異議なく了承した。
⑸ 役員等候補者選考委員会委員選任
理事長より,来年度の総会で役員改選が予定されていることから,⽛役員等候補 者選考委員会および選考委員候補者の選考等に関する規則⽜に基づき企画委員会で 役員等候補者選考委員候補者⚖名が選考された旨,説明があり,異議なく了承した。
⚒.平成28年度大会・総会の件
理事長より,平成28年度の大会は,竹濵修理事を大会委員長として,立命館大学で 216
10月30日㈯・31日㈰の両日に開催を予定している旨報告があった。
また,竹濵理事より,現時点での大会準備状況の披露があった。
⚓.平成29年度以降大会の件
理事長より,平成29年度大会は滋賀大学,平成30年度は日本大学(危機管理学部),
平成31年度は関西大学での開催を予定しているとの報告があった。
⚔.その他
⑴ 普通会員会費改訂
理事長より,昭和61年度より5000円に据え置かれてきた普通会員会費の引き上げ につき,現在,理事会で審議がされているとの説明があり,評議員に意見が求めら れた。これにつき,賛否それぞれの意見開陳があった。
⑵ 学会活性化
理事長より,学会活性化策につき評議員に意見をもとめたところ,様々な意見が 出された。
●第⚓回理事会 平成27年12月⚔日㈮ (於:損保会館会議室)
⚑.審議事項
⑴ 入退会者
福田理事長より,入会者⚕名,退会者⚒名の説明があり,異議なく了承された。
⑵ 賛助会員入会審査
理事長より,一般社団法人全国勤労者福祉・共済振興協会(略称:全労済協会)
より,平成28年度に賛助会員として入会したいとの申し込みがあったので審議願い たいとの提案があった。賛助会費は年⚕万円である。本件,異議なく承認した。
⑶ 平成27年度全国大会
理事長,堀田大会実行委員長および事務局より,10月に慶應義塾大学で行われた 大会の総括が,以下のとおり行われた。
① 全 般
•学会創立75周年記念大会として実施したこともあり,参加者は334名(うち,
非会員の参加が66名)と,記録的な参加数を見た。
•特別講演は池尾和人教授(慶應義塾大学)による⽛金融グローバル化の30 年:回顧と展望⽜。シンポジウムは,⽛グローバリゼーションと保険業⽜と題 して,小藤理事を座長に⚕名のパネラーが報告およびパネルディスカッショ ンを行った。
•懇親会には,清家慶應義塾長にもご臨席いただき,約180名が参加し,盛況 であった。
•関連企画として,同大学において大会期間中を含め,⽛福澤諭吉展⽜を開催 した。
217
② 自由論題
•今年の自由論題は,経済=商学系と法律系の⚒セッションで実施し,各セッ ションで⚔名ずつの報告,⚑報告45分間(報告35分,質疑応答10分)で実施 した。
③ 決 算
•会場使用料が58万円近くかかるところ,この全額を大学からの補助金で賄え たので学会からの補助金60万円のうち,約20万円を返金できた。
⑷ 平成27年度総会・評議員会
理事長より,総会,評議員会において,予算・決算,名誉会員選任など提案どお り,すべて承認されたと報告があった。
⑸ 平成28年度全国大会準備状況
竹濵大会実行委員長より,本日開催の大会企画委員会を踏まえ,現時点での大会 準備状況につき,以下のとおり報告があった。
•大会実行委員会のメンバーは以下のとおりとした(敬称略,順不同)
竹濵理事,羽原理事,村田敏一会員(立命館大学),久保壽彦会員(同)。
•シンポジウムテーマは⽛民事司法利用支援のための保険制度の役割⽜(仮題)
であり,山下(典孝)評議員を座長に,大井理事,池田康弘(熊本大学),木村 彰宏(損害保険ジャパン日本興亜),一ノ瀬淳(第一生命保険)の5氏が報告す る。
•共通論題テーマは,⽛保険法改正の国際比較⽜(仮題)であり,山野評議員を座 長に,梅津理事,潘評議員,米山評議員と中出哲(早稲田大学)の⚕氏が報告 する。
•自由論題については現在報告者を人選中。また,例年どおり,保険学雑誌なら びに学会ホームページによる募集も行っている。自由論題の報告者については,
次回⚓月理事会でご提案する予定である。
•この時期の京都は,観光シーズンのピークであり,宿泊先手配が困難を極める ため,大学生協の協力を得て⽛コープイン京都⽜の客室を一定数事前確保した。
以上につき,了承した。
⑹ 企画委員会関連
福田理事長より,企画委員会が設置した⽛役員の任期改定,名誉会員の選定基準 にかかわるワーキンググループ⽜の答申内容がまとまったので,同グループの座長 を務めていただいた今井薫先生(京都産業大学)に,御説明いただきたい。なお,
本日は時間の関係から,今井先生への質疑にとどめ,次回⚓月理事会で本格的にご 審議いただきたい,との説明があった。
次いで,今井先生より,下記の報告があった。
去る⚖月に企画委員会より依頼を受け,①理事・評議員の任期制限および定年制 218
の見直し,②名誉会員推薦基準の見直しにつき,ワーキンググループを作って討議 した。
① 理事・評議員の任期制限および定年制の見直しについて
保険学会の役員および評議員の再任制限および定年については平成14年⚙月の理 事会において,理事の任期を⚔期⚘年とすること,理事は満65歳をもって定年とす ること,理事長の任期は⚒期⚔年までとすることを申し合わせ,現在はこれを理事 会内規として運用している。
隣接学会においては,理事,評議員の任期を会則等で規定している学会が大部分 であり,会則等で規定していない学会の方がむしろ例外的である。ついては,理事,
評議員の任期については,会則に規定し,透明性を高めるべきである。
また,これまで⚔期⚘年の任期制を13年間にわたり実施してきた結果,理事や評 議員の候補者が限定されると同時に,理事,評議員の若年化が急激に進む結果とな っている。また定員20名の理事のうち,⚘名が一挙に交代して,業務の継続性に支 障が生ずるなど,本制度の問題点が出てきた。そこで,理事,評議員の任期は,⚖
期12年に延長する方向で改正すべきである。ただし,65歳定年制については,これ を維持すべきである。これにより,定年制の維持と相まって,理事がその経験を伝 承しながら,スムースに交代することが期待できる。
なお,理事長は,⚒期⚔年を務めることを原則とするために,今後,理事長は満 61歳までの理事から選出することを提言する。
本制度の実施時期としては,会則の改正を伴うことでもあり,来年度の役員改選 時(平成28年度総会時)とすべきである。
② 名誉会員制度の見直しについて
名誉会員制度については,平成16年⚕月の理事会で,⽛理事就任年数⚘年以上で,
かつ推薦される年度に満年齢70歳に達する会員のうち,日本保険学会の発展に対し 顕著な功績のあった者を推薦する⽜と定め,これにもとづき運営されている。
名誉会員の推薦年齢に関する規定については昭和63年に⽛満70歳以上⽜に改定さ れてから,27年間変更されておらず,この間の日本人の平均余命の伸びを勘案する と,今後,名誉会員数が急激に増えることが予想される。そこで,⚓年間の経過期 間を置き,理事経験者については,平成30年から推薦基準を満75歳以上の者とすべ きである。
あわせて,現行規定では,旧規定(昭和29年制定)に盛り込まれていた⽛理事を 経験していなくても,過去に多くの学問的業績を有し,直接間接に日本の保険学に 大きな貢献をした者(外国人を含む)を推薦できる⽜という規定が削除されている。
今後は,保険学会理事経験者以外にも,我が国の保険学の発展に対し顕著な功績 があった者(年齢,国籍,理事経験を問わない)を名誉会員として推薦できる制度 に改定すべきである。
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以上の説明について,名誉会員の規定を変更する理由についての質問があったと ころ,今井先生より,⽛平成16年以降の名誉会員の選定はやや機械的に行われてき たのではないか,との反省に立ち,⽝理事経験⚘年間⽞という原則は維持するもの の,昭和29年基準に立ち返って,より広い見地(候補者に外国人学者も含む)から,
名誉会員制度を見直すべきという提言である。また,外国人等は75歳以上という年 齢にこだわらなくてもよいと考える。⽜との回答があった。
あわせて,今井先生より,評議員および評議員会のあり方についても提言がなさ れたが,本件については,学会運営にさまざまな影響があることが予想されるので,
詳細は企画委員会において検討することとした。
⑺ 理事会回数の削減
理事長より,学会の経費削減の一環として,前回の理事会において,洲崎理事か ら理事会の実施回数の削減を検討すべき,とのご提案をいただいた。検討した結果,
来年度より,理事会の実施回数を年⚓回(⚗月,11月,⚓月)に削減することとし たい旨,提案があった。実施回数を年⚓回としても,学会の運営には支障がない。
但し,財団法人法などで理事会を年⚔回開催しない場合は,その旨,会則に記載す ることとなっていることから,本学会でもこの趣旨を踏まえ,来年の総会において 会則を改正したいとの提案があり,いずれも承認された。
⑻ ⽛会報⽜の保険学雑誌への掲載復活
理事長より,以下の報告および提案があった。
⽛日本保険学会会報⽜は,戦後長きにわたり,⽛保険学雑誌⽜の翌年⚖月号に掲載 されていたが,平成18年度(保険学雑誌597号)の掲載を最後に雑誌掲載を廃止し,
現在は学会の⽛会員専用ホームページ⽜でのみ閲覧可能となっている。学会の活動 記録が,学会の機関誌である⽛保険学雑誌⽜に掲載されないというのは問題であり,
また事務局が⚗年毎に交代することも考えると,資料の散逸も懸念される。更には,
いずれ日本保険学会史を編纂するときに不便が生じる恐れがある。活動記録は学会 誌にきちんと記載して,記録を残すべきであり,⽛会報⽜の雑誌掲載復活は必要と 考えられる。
ついては,学会創立75周年を機に,平成26年度分の事業報告から保険学雑誌に掲 載することを提案したい。また,掲載にあたっては伝統ある⽛日本保険学会会報⽜
の名称を復活したい。承認された場合は,保険学雑誌⚓月号に前年度の事業報告を 掲載したい(来年度からは,12月号に掲載)。
以上の提案につき,特に異議なく承認された。
⚒.報告事項
⑴ 委員会等報告
① 保険学雑誌編集委員会
中浜委員長および事務局より,以下のとおり報告があった。
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•保険学雑誌630号(⚙月号)⽛学会創立75周年・保険学雑誌創刊120周年特集号⽜
は上製本として1ó430部印刷し,10月下旬,全国大会の開催日に合わせて刊行 した。本号には,理事・評議員論文17本および⽛日本保険学会75年略史⽜を掲 載した。
•保険学雑誌への論文投稿状況の報告。
•保険学雑誌631号(12月号)は,通常より遅く,⚑月中旬に発行予定である。
•来年12月号は⽛保険募集の動向と規制⽜と題して特集号を組むので,積極的な 投稿をお願いしたい。
② 国際交流委員会
理事長より,12月に実施された AIDA 理事会に羽原 AIDA 理事の代理として 出席を予定していたが,11月13日に発生したパリ同時多発テロのため,大学当局 から渡航許可が下りず,出席を断念した,との報告があった。
また,久保理事より,10月21日~23日に中国大連市で開催された中国保険学会 の第⚘回保険教育フォーラムに参加し,研究報告を行った,と以下のとおり報告 があった。
フォーラムの規模は日本保険学会大会より大きく,参加者数は約200名,報告 数は⚓日間で60本である。姚中国保険学会会長とは,わずかな時間であったが,
会場で会談し,来日の可能性を打診した。正式な依頼ではないが前向きな反応で あった。ここ⚔年間に渡り,同学会と付き合ってきて,この保険教育フォーラム などへの参加や両学会の役員交流などから,同学会との交流を広げることに問題 はないと考えている。
③ 関東部会,関西部会
中林部会長,岡田(太志)理事より,それぞれの部会の実施状況ならびに実施予 定の報告があった。
⑵ 来年度事業計画作成依頼
理事長より,昨年同様 各部会,委員会の事業計画をそれぞれの組織で作成の上,
事務局まで報告願う,との依頼があった。締切日は来年⚑月末とする。なお,作成 の参考として,本年度の事業計画が配布された。
●第⚔回理事会 平成28年⚓月11日㈮ (於:損保会館会議室)
⚑.審議事項
⑴ 入退会者
福田理事長より,個人会員の入会者⚙名,退会者15名の説明があり,異議なく了 承された。あわせて,理事長より 以下の補足説明ならびに依頼があった。
平成27年度通算では,入会者51名に対し,本日までの退会者は49名であり,今年 の会員数は横ばいであった(昨年度は入会者56名に対し,退会者49名)。
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過去⚕年間で47名の会員増である。
ご承知のとおり,会費収入は当学会のほぼ唯一の収入源であることから,引き続 き新規会員の勧誘をお願いしたい。また,賛助会員候補があれば,ぜひご相談願い たい。
⑵ 大会企画委員会関連
竹濵大会実行委員長より,立命館大学で実施する来年度大会につき,以下のとお り報告があった。
•プログラム案については,初日午前中は,韓国保険学会の招待報告と総会を行な う。午後はシンポジウムを実施する。報告テーマもほぼ固まってきた。
夜は,新理事会(理事長選挙)の後,恒例の懇親会を実施する。
•⚒日目は,午前中に自由論題,午後は,共通論題を実施する。
•自由論題については,下記のとおり,経済・商学系,法律系,それぞれ⚓名のエ ントリーとし,⚒セッションとして実施する。これ以外にも報告希望者があった が,初めての方を優先することとした。なお,法律系については,昨年度は弁護 士による報告が多かったが,今年は研究者⚒名に報告いただくこととしている。
報告時間は,⚑報告40分とし,うち10分を質疑応答時間に充てる。
報告者名および論題は以下のとおり(敬称略)。
大会/第Ⅰセッション(経済・経営・商学系)
座 長:岡田 太志(関西学院大学)
⚑.障害を持つ学生の保障・サービスに関する考察(仮題)
報告者:藤本 昌(全国大学生協共済生活協同組合連合会)
⚒.家計地震保険の普及に関連する要因の特定 報告者:久保田隆司(日本地震再保険)(*)
⚓.販売チャネル別に見た新契約特性 募集規制の意義と課題 報告者:小山 浩一(Break on Through)
大会/第Ⅱセッション(法律系)
座 長:大塚 英明(早稲田大学)
⚑.重複保険における保険給付の調整に関する法的規律の検討(仮題)
報告者:山下 徹哉(京都大学)
⚒.フランスにおける保険契約の法的構造 日仏比較法研究の基盤(仮題)
報告者:松田 真治(帝京大学)
⚓.保険法立法時の想定と異なる実務の現状と今後の課題 片面的強行規定に関する問題を中心に
報告者:嶋寺 基(弁護士)
以上の報告内容ならびに自由論題の報告者について,提案どおり承認した。
(*)事務局注:日本地震再保険社については,その後やむを得ない事情により,
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今年の報告が難しくなったとの申し出があり,急遽,下記報告者に依頼することと した(⚗月理事会にて報告する)。
報告名:戦後の相互会社化と相互会社経営形骸化(仮題)
報告者:黒木 達雄(名古屋商科大学)
⑶ 役員,評議員,名誉会員制度見直し
理事長より,12月理事会において,企画委員会第⚑ワーキンググループの報告書 について,座長の今井薫京都産業大学教授より,以下の提案がなされたこと,およ び質疑応答が行われたことを確認した。
① 理事・評議員の任期制限および定年制見直し
⒤ 任期,定年制の会則上の明文化
理事,評議員の任期を会則等で規定している隣接学会は多数あり,保険学会 のように,会則等で規定していない学会の方がむしろ例外的である。ついては,
理事,評議員の任期については,会則に規定し透明性を高めるべきである。
⛷ 定年制の維持
現在,65歳としている理事,評議員の定年制については,これを維持する。
ただし,現行規則では,定年の定義を⽛誕生日からの満年齢⽜としているが,
煩雑であるから,⽛誕生日の属する年度(⚔月から翌年⚓月まで)⽜に変更する。
⛸ 任期制の見直し
平成14年以来,⚔期⚘年という任期制を13年間にわたり実施してきた結果,
理事・評議員候補者が限定されてきたとともに,理事・評議員の若年化が急速 に進む結果となっていることから,理事,評議員の任期を,⚖期12年に延長す るべきである。
⛹ 理事長の年齢
理事長は⚒期⚔年を務めることを原則とするために,今後,理事長は満61歳 までの理事から選出するものとする。
② 名誉会員制度の見直し
⽛名誉会員推薦基準に関する理事会申し合わせ事項⽜(現行規定:平成16年⚕月 28日制定)を,以下のとおり改定する。実施に当たっては⚓年間の経過期間をお き,平成30年から実施する。
名誉会員推薦基準に関する理事会申し合わせ
理事会は,以下の者を日本保険学会会則第⚔条第⚓号に定める名誉会員に推薦する。
⚑.原則として理事就任年数⚘年以上でかつ推薦される年度に満年齢75歳に達する会員。
なお,前記理事就任年数には,理事以外の役職に就任した年数を以下の換算率で算入 することができる。ただし,最大⚔年までとする。
⑴ 理事長および関西部会長 就任年数の⚑分の⚑
⑵ 評議員および監事 就任年数の⚒分の⚑
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⑶ 関東部会,関西部会,九州部会役員および編集委員会委員 就任年数の⚒分の⚑
⑷ 大会委員長 ⚑年
⚒.我が国の保険学の発展に対し顕著な功績があった者(年令・国籍・理事経験を問わ ない)
本件については,特段の意見はなく原案通り承認された。
また,理事長より,同報告書では,評議員および評議員会の位置付けについても 勧告があったが,本件は学会運営につきさまざまな影響があることが予想されるこ とから,企画委員会において継続検討することとしたい,との報告があった。
⑷ 委員会・部会規則見直し
理事長より,⚒月に企画委員会第⚒ワーキンググループの会合がもたれ,⽛保険 学会委員・役員の選定方法にかかわる委員会・部会規則の見直し⽜が審議されたこ と,さきほど開催された企画委員会においてその提言内容が承認されたことが報告 された。また理事長より,本日は座長の中林理事が海外出張中につき,同ワーキン ググループの甘利理事より説明いただき,本理事会にて審議いただきたい,との依 頼があった。
次いで,甘利理事から以下のとおり説明があった。
① 問題の所在
日本保険学会の各種委員会および部会については,一部の委員会および部会を 除き従来,運営規則が存在しなかったため,平成24年度に委員会・部会規則の整 備を行った。平成26年11月に委員会・部会の委員・役員任命にあたって,従来か らの慣例にもとづき,理事長が直接,理事,評議員各位に依頼を行ったところ,
同年12月の理事会において,⽛このやり方は,委員会・部会規則で定められてい る委員の決定方法と異なるのではないか⽜との疑問が提起された。
そこで,翌27年⚖月の企画委員会において,本件を審議するワーキンググルー プの設置が決定され,今年⚒月に会合が持たれたものである。
② 委員の決定方法
現行の⽛委員会・部会規則⽜における⽛委員の選任⽜にかかわる規定は委員 会・部会によってかなりばらつきがある。これらは大きく分けて,⽛理事会の承 認を不要とするもの⽜と⽛理事会の承認を求めるもの⽜の⚒つに分類できる。前 者は,関西部会,九州部会の⚒つが該当し,その他の⚗委員会および関東部会の
⚘つの組織は,理事会の承認が必要としている。但し,新委員を誰が決定するか が,規則ごとに微妙に異なる。
③ ワーキンググループ提言
当グループとしては,以下のとおり提言する。
⛶ 各種委員の選任についての現行委員会・部会規則の規定は統一性に欠けてお り,可能な限り統一すべきである。
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⛷ 具体的には,関西部会および九州部会を除く,⚗委員会と関東部会の委員は 下記プロセスで決定することとする。
a)総会において,学会役員,評議員が改選された年度においては,理事長は,
総会終了後,速やかに企画委員会委員を選考する。
b)企画委員会委員の任命は,理事会への諮問事項であるので,理事長は書面 により理事会を開催して,企画委員会委員の任命可否を求める。
c)企画委員会以外の委員会委員および関東部会役員については,11月に開催 する企画委員会において推薦し,同日開催の理事会に企画委員会案を提出し,
承認を求める。
⛸ 関西部会および九州部会については,歴史的経緯もあり,また学会事務局が その運営をサポートしていないという事情もあることから,従来通りの決定プ ロセスを踏襲する。
すなわち現行部会規則で⽛企画委員会の推薦を受けて,理事会が選任する⽜とし ている学会賞選考委員会の規定に,他の規則をあわせることになる。
本件については,特段の反対意見がなかったことから,本提言を承認した。
なお,理事長より,本提言にもとづき,委員会・部会規則を改定し,⚗月の理事 会に提案することとしたい,との報告があった。
⑸ 九州部会補助金改定
理事長より,九州部会から補助金を現行の年額10万円から15万円へ引き上げてほ しいとの要望が出され,さきほど開催した企画委員会で審議の結果,承認すること とした。ついては,理事会でも審議願いたいと以下の説明があった。
① 部会の単年度収支は,年々減少しており,単年度収支を改善したい。
② 1994年(平成⚖年)に九州支部が発足し,同年12月に第⚑回例会が開催された。
⚓年後の2019年(平成31年)には25周年を迎えることになり,その際には記念 講演,シンポジウム,公開フォーラムといった記念イベントを開催したいと考え ているので,それに備えて積立を始めたい。
③ 現在,関東部会は年⚔回の例会開催にて補助金30万円,関西部会は年⚓回の開 催にて補助金20万円であり,九州部会は年⚒回の例会開催ゆえ,⚒部会との相対 比較という観点から。
本件については,異議なく承認された。
(参 考)
九州部会と補助金支給経緯
•1994年 九州支部発足。当初は補助金なし。
•2003年 補助金 年間5万円支給開始。
•2007年 補助金 年間10万円へ増額。
•2013年 10月の総会決議により,九州部会へ昇格
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•2016年 補助金 年間15万円へ増額。
⑹ 平成28年度学術交流案
羽原国際交流委員会委員長欠席のため,久保委員より来年度の海外学会への派遣 計画につき,以下のとおり提案があった。
① 韓国保険学会年次大会(⚕月):李 芝妍会員(東洋大学)を派遣
② AIDA コペンハーゲン理事会(⚕月)またはイスタンブール理事会(11月):
羽原理事が出席
③ APRIA 成都大会(⚘月):今年で柳瀬評議員の BOG(理事)任期(⚓年)が 切れるため,柳瀬評議員および後任候補者として石田理事を派遣
④ 中国保険学会:平成29年度の滋賀大学における全国大会に中国保険学会の幹部 を招聘することを検討していることもあり,久保理事が機会を見て出張する。
次いで,事務局より本件にかかわる予算として130万円をみているとの説明があ った。
本件については,異議なく承認された。
なお,理事長から韓国保険学会年次大会については,過去の例にならって⚑名の 同行者を検討したいとの提案があった。
⑺ 平成28年度事業計画(案)
平成28年度の事業計画(案)につき,事務局から説明があった。昨年同様,各委 員会,部会がそれぞれの計画を策定し,それをとりまとめたものである。来年度は,
理事会の開催を従来の年⚔回実施から年⚓回に変更している。
本件については,特段の意見なく,承認された。
⑻ 平成28年度予算(案)
平成28年度予算案につき,事務局から説明があった。
特段の意見なく,本件は承認された。
⑼ 普通会員会費改定
理事長より,昨年⚙月の理事会で審議された本件につき,以下のとおり,再度説 明があった。
① 提 案
平成29年度より,普通会員の会費を現行の5000円から6000円に改訂する。
新たに学生会員制度を設け,会費を現行の5000円から3000円に引き下げる。
この間,学会としては様々な合理化策を進めてきたが,実施可能な施策には限 界がある。今後の学会の健全な発展のためには,普通会費の引き上げは不可欠と 考える。
② 提案理由
⛶ 消費税導入による学会の経費負担増(30年間で10%増)
平成元年 3%,平成10年 5%,平成26年 8%,平成29年(予定)10%
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⛷ 学会としてのこれまでの努力
⒜ 収入面:
平成22年以降,新規の賛助会員11団体を獲得(増収効果は,年間70万円)。
•日本経済学会連合に対する国際会議派遣補助金申請(⚔年間で70万円を獲 得)
⒝ 支出面:
•雑誌発行費の削減:平成21年以前に比べ,約150万円の費用削減。
•合理化の推進により,大会費を削減:平成21年以前に比べ,約75万円の費用 削減。
⛸ 費用増の要因
•理事会等への出張旅費の回数制限(年⚒回)を廃止(平成22年度後半~)。
•学会賞新設に伴うコスト(平成23年度~)
•学会ホームページの充実(電子ジャーナル化費用他)
③ これまでの普通会費改訂経緯 昭和41年(1966年)1000円
昭和45年(1970年)1500円 値上げ幅50%
昭和48年(1973年)2000円 33%
昭和50年(1975年)3000円 50%
昭和55年(1980年)4000円 33%
昭和61年(1986年)5000円 25%
平成29年(2017年)6000円 20%(今回改定案)
*昭和61年から,30年間会費は据え置かれてきた。
④ 今後の進め方
あらかじめ学会のホームページに公示して,本年度総会の報告事項としたい。
会費は保険学会の会則で規定されている事項ではないので,総会決議は不要で あるが,30年ぶりの改訂でもあり,十分に説明することが望ましいと考える。
あわせて,理事長より,学会の運営上,表面化されていないコストとして,損 保総研および生命保険文化センターが負担する事務局経費がある。これを含める と,現行の普通会員会費は,学会の総支出の15%程度しかカバーしていないのが 実態であり,普通会員も応分の費用負担をすることが必要と考える,との追加説 明があった。
本件については特段の意見なく承認され,総会にて来年度の会費改訂を報告す ることになった。
⑽ その他
① 日本保険学会賞
理事長より,学会賞選考委員会の提言を受けて,企画委員会で審議したところ,
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今年の学会賞の選考にあたっては,利害関係者(選考委員が指導教官である大学 院生等)の論文が対象となった場合は,委員の差替えを実施することにした,と の説明があった。
また,学会賞選考委員会が行ったその他の提言については,企画委員会で学会 賞創設の趣旨にたちかえって,今後,時間をかけて審議していきたい,との報告 があった。
② 来年度理事会議題の議案について
事務局より,前回の理事会で提案した来年度から年⚓回に削減する理事会にお ける審議内容につき,一部変更し,⽛総会,評議員会の議題⽜については,持ち 回り審議ではなく,⚗月理事会で審議することが提案され,承認された。
⚒.報告事項
⑴ 委員会等報告
① 保険学雑誌編集委員会
中浜委員長より,大会・部会報告の保険学雑誌への掲載状況,保険学雑誌632号 の内容ならびに保険学雑誌12月号を⽛保険募集特集号⽜として準備中である旨の報 告があった。
② 部会報告
岡田(太志)関西部会長および学会事務局より,関東部会,関西部会,九州部会そ れぞれの活動状況の報告があった。
⑵ その他
① 理事長より,元日本保険学会理事の亀井利明先生(関西大学名誉教授)が,去 る⚑月14日に逝去されたので,理事長名で弔電をお送りした,との報告があった。
享年85歳。亀井先生のご冥福をお祈り申し上げる。
② 事務局より,経営学会連合会協議会が,本年秋に英文ジャーナル(オンライン ジャーナル)を刊行することになったと説明があった。
⚕.各種委員会における主な活動
昨年度に引き続き,日本保険学会の活性化に向け各種の委員会・部会等において,下記 のとおり積極的な活動を実施した。
⑴ 賛助会員・普通会費
今年度は,昨年同様18の賛助会員の協賛を得て,賛助会費総額720万円を受領でき た。
賛助会員名,ならびに賛助会費の内訳は以下のとおり。
(一社)生命保険協会 300万円
(一社)日本損害保険協会 250万円 全国共済農業協同組合連合会 60万円 228
(公財)損害保険事業総合研究所,損害保険料率算出機構
(公財)生命保険文化センター,(公財)かんぽ財団
(一社)日本共済協会,日本コープ共済生活協同組合連合会,
全国労働者共済生活共同組合連合会 各10万円
日本原子力保険プール,(一社)日本損害保険代理業協会 大学生協保険サービス,全国大学生協共済生活共同組合連合会 損害保険労働組合連合会,(公社)日本アクチュアリー会,
全国生命保険労働組合連合会,中小企業災害補償共済福祉財団 各⚕万円 なお,普通会費については,前年度426万円に対し428万円と微増となった。
⑵ 企画委員会
⚖月,⚙月,12月,⚓月に委員会を開催し,以下の論議を行なった。
① 理事・評議員の任期制限および定年制の見直し
② 名誉会員制度の見直し
③ 普通会員会費改定
④ 委員会・部会規則見直し
⑶ 編集委員会
平成27年度は,⽛保険学雑誌⽜を下記のとおり⚔回発行した。
•第629号:平成27年⚖月
•第630号:平成27年10月
•第631号:平成28年⚑月
•第632号:平成28年⚓月
なお,第630号は,⽛保険学会創立75周年記念号⽜と銘打ち,特装本として10月に刊 行した。理事,評議員の論文17本の他,⽛日本保険学会75年略史⽜を掲載している。
⑷ 大会企画委員会
大会内容をより充実させ,本学会の存在意義を発揮する中核的役割を果たすため,
平成27年度大会(慶應義塾大学)開催準備を行った。なお,10月,12月,⚓月に実施 した委員会では平成28年度大会(立命館大学)の準備を行った。
⑸ 国際交流委員会
本年度も APRIA(ミュンヘン)および中国保険学会会合に学会の代表者を派遣し た。また,韓国保険学会とは先方の学会に代表者を派遣,また当学会の大会には,先 方からの招待報告を実施した。
本年度は委員会の会合を実施せず,意見交換は委員間のメール交換で行った。
⑹ ホームページ委員会
新着情報自動送信システムを活用して,タイムリーな情報発信に心がけた。
本年度は委員会の会合を実施せず,意見交換は委員間のメール交換で行った。
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⑺ 学会賞選考委員会
⚖月に会合をもち,第⚕回日本保険学会賞の選考を行なった
⚖.会計状況
平成26年度決算,平成27年度予算は後掲のとおり。
いずれも平成27年10月24日に開催された総会において承認された。
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