• 検索結果がありません。

平滑筋細胞のCaオシレーション発現における細胞膜機能の解析

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "平滑筋細胞のCaオシレーション発現における細胞膜機能の解析"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Title 平滑筋細胞のCaオシレーション発現における細胞膜機能の解析( はしがき ) Author(s) 小森, 成一 Report No. 平成8年度-平成9年度年度科学研究費補助金 (基盤研究(C)(2) 課題番号08660361) 研究成果報告書 Issue Date 1997 Type 研究報告書 Version URL http://hdl.handle.net/20.500.12099/315 ※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

は じ め に カルシュウム(Ca)は動物細胞の分化、増殖、運動、分泌など多くの細 胞機能にとって不可欠な細胞内情報伝達因子である。細胞にホルモン、神経 伝達物質、薬(毒)物などが作用すると、細胞内Ca濃度が律動的に上昇す る、いわゆるC aオシレーションが生じることが様々な細胞種で知られてい る。現在、この普遍的な細胞応答の発現機序や細胞生理学及び病態生理学的 意義の解明がホットな研究課題となっている。 本研究では、平滑筋細胞のムスカリン受容体を介して生じるCaオシレ仙 ションを対象としてその性質及び発現機序を明かにすることを目的とした。 ここに研究成果をまとめ、報告書を作成するにあたり、その内容を簡単に 紹介しておく。実験には、モルモット回腸の縦走筋層から酵素処理でばらば らにした単一平滑筋細胞を用いた。細胞内Ca濃度はf u r a血2法、膜電 位と膜電流はパッチクランプ法を用いて測定した。一部の実験では、細胞内 Ca濃度と膜電位変化を同じ細胞から同時に記録した。ムスカリン作動性ア ゴニストにはカルバコール(CC h)を用いた。(1)ムスカリン受容体を 刺激すると、細胞膜型とストア型のCaオシレ劇ションが発現する。細胞膜 型は活動電位の放電に関連した電位依存性Caチャネルを通るC a流入に起 因し、比較的弱い刺激で発生する。一方、ストア型は受容体刺激によって生 成されるイノシトール三リン酸が細胞内ストアからC aを放出させるために 発生し、細胞膜型よりも強い受容体刺激を必要とする。(2)ストア型C a オシレーションの持続と頻度の調節には、細胞外から持続的に流入するC a が重要である。電位依存性Caチャネルとまだ性質が明かとなってないC a チャネルとがC a流入経路として関与している。(3)細胞膜型C aオシ レーションにおいて、活動電位の放電中に流入したC aが細胞内ストアから C aを放出させるというC a誘発C a放出機構が作動している可能性は低

い。 以上が研究成果の概要であるが、CChで刺激した一部の細胞では、発生 原因が細胞膜型とストア塑の中間型とも言えるC aオシレーションも見られ た。すなわち、活動電位の放電が引き金となるC a放出にその発生原因があ ると思われるものである。詳細な発生機序については、受容体刺激の強さと の関係も含めて、今後に残された別途新たに企画すべき課題である。 本研究が当初の目的を達成できたのは、平成8、9年度の2年間にわたる 文部省からの科学研究費補助金のおかげであり、深謝いたします。

参照

関連したドキュメント

[r]

本研究は、tightjunctionの存在によって物質の透過が主として経細胞ルー

しかしながら生細胞内ではDNAがたえず慢然と合成

 再び心室筋の細胞内記録を行い,灌流液をテト

の多くの場合に腺腫を認め組織学的にはエオヂ ン嗜好性細胞よりなることが多い.叉性機能減

 肺臓は呼吸運動に関与する重要な臓器であるにも拘

添付)。これらの成果より、ケモカインを介した炎症・免疫細胞の制御は腎線維

 1)血管周囲外套状細胞集籏:類円形核の単球を