脳血管攣縮 による中膜筋細胞 壊死 の病理
8
0
0
全文
(2) 因 を 知 る 上 で き わ め て 重 要 で あ る と 思 わ れ る.そ 論 文 に お い て 両 者 を 対 比 し っ っ,脳. こ で,本. 血管 攣 縮 後 に 生 ず る 中. 膜 筋 細 胞 壊 死 を 病 理 学 的 に 検 索 し た. n対 1.臨. 象 お よ び 方 法. 床 剖 検例. 我 々 は 過 去2年. 間 に,ク. 縮 に よ り死 亡 した48才. モ 膜 下 出 血 に 合 併 した 脳 .血管 攣. 女 性1例. お よ び39才 男 性2例. 例 を 経 験 し た.こ れ ら3例 に 対 し て は,脳 ー ジ 以 外 に 開 頭 手 術 は な され な か っ た .剖. の 計3. 室 一 体 外 ド レナ 検 に 際 して は,. ウ イ リス 輪 に 対 す る ホ ル マ リ ン の 浸 透 を よ くす る た め,流 水 を 注 ぎ ク モ 膜 下 腔 の 血 腫 を大 ま か に 除 去 した の ち,摘 脳 を10%ホ. ル マ リ ン 中 で1週. 間 浸 透 固 定 し た.そ. 出. の 後,ウ. イ リ ス 輪 を は ず し頭 蓋 内 起 始 部 よ り皮 質 動 脈 の 近 位 部 に 至 る ま で,約1cmご 10%ホ. と に 標 本 を 作 製 し た.こ. ル マ リ ン で さ ら に1週. フ ィ ン に 包 埋 し た.薄 xylin‑eosin(HE)染 2.実. れ らの標 本 を. 間 固 定 し た の ち 脱 水 し ,パ. 切 は 約5μmの. 重10kg前. さ70mmの. 後 の 雑 種 成 犬10頭. 由 で 視 交 叉 槽 を穿 刺 し た.自. ン を 用 手 的 に 注 入 し た.10頭. 静 注 し,太. 然 落 下 に よ り2〜3m1の. は,実. に は意 識 障 害 は さ らに 進. 行 して 瞳 孔 不 同 が 出 現 し,CTス. キ ャ ンで は低 吸 収 域 が拡. 〜8週. 間 目ま で に 脱血. 剖 に 際 し て は,脳. 間 固 定 し,視. 本 は 約5μmの. 迂 回槽 は両 側 と も消 失 してい た .患 者 は しだ い に 四肢 麻 を呈 し,翌. 日に は昏 睡 とな り,発 症2週. 間 目に 死亡 した . 病 理 所 見:大 脳 は 特 に 左 半球 が腫 張 してお り,左 の 帯 状. と右 シ ル ビウ ス裂 に 少量 み られ,出 血 源 は 左 の 内 頸 後 交 通. は 実 験 後3日. 底部 を. イ リス輪 と. 周 辺 の ク モ 膜 下 腔 と を 肉 眼 的 に 観 察 し た の ち,摘 ル マ リ ン 中 で2週. 動 脈 瘤 で あ っ た.割 面 をみ る と,左 中 大 脳 動 脈 領域 で は軟 化 が強 く,脳 幹 に二 次 的 な 出血 が み られ た .中 膜 筋細 胞 壊 死 は,左 中 大 脳 動 脈 で 高 度 に(Fig .2),ま た 両 側 前 大 脳 動. 出 脳 は10. 交 叉 よ り橋 ま で3mm. 水 後 パ ラ フ ィ ンに 包 埋 し. 厚 さ に 薄 切 し,HE染. 色 を施 し光 学. 顕 微 鏡 に よ り脳 底 部 の 主 幹 動 脈 と視 床 下 部 と を 観 察 し た. 皿 1.臨. 結. 果. 床剖検例. く 症 例1>48才,女. 性. 臨 床 経 過:1981年8月8日,突 識 を 消 失 し,5分. 強 直 が み られ,CTス. 然 眼 前 の 暗 黒 感 を訴 え 意. 後 に 応 答 が 可 能 と な っ た が 頭 痛 が 続 くた. め 翌 日 当 科 に 入 院 し た.入. 院 時,意. 識 は清 明 で あ るが 項 部. キ ャ ンに て 左 シル ビウ ス裂 を中 心 に. ク モ 膜 下 出 血 が み ら れ た(Fig.1A) 待 機 し て い た と こ ろ,発 お よ び上 肢 に 強 い 右 片 麻. 症1週. た 位 して お り. 目と. 験 後3日. ご と に 前 額 断 標 本 を 作 製 し,脱. 左側 脳 室 は圧 排 され,第 三 脳 室 は 右へ7mm偏. の 数 時 間 後 に 解 剖 を行 っ. 損 傷 し な い よ う 可 及 的 丁 寧 に 脳 を摘 出 し た.ウ. た.標. 偏 位 は み られ な か っ た.8月19日. 回 と鈎 回 の ヘ ル ニ ア がみ られ た.ク モ膜 下 出血 は ,視 交 叉 槽 の前 半 分 と左 シ ル ビ ウス裂 に 中等 量,両 側 の 大 脳 弩 薩 部. に よ り人 為 的 に 死 亡 せ し め た.解. %ホ. 脳. エ ピネ フ リ. の う ち2頭. 目 に 自 然 死 亡 し た た め,そ り8頭. を用. ル ン バ ー ル 針 に よ り視 神 経 管 経. 脊 髄 液 を 排 液 し た 上 で,0.15〜0.20mg/kgの. た,残. 大 脳 動 脈 領 域 に 低 吸 収域 の 出 現 をみ た が,脳 室 の 圧 排 像 や. 大 し左 中 大 脳 動 脈 領 域 全 体 に 及 ん で い た(Fig .1B).ま. い た.50mg/kgのnembutal(pentobarbital)を. た.ま. 一. 色 を 施 し光 学 顕 微 鏡 で 観 察 し た .. モ デ ル 作 製 に 際 し,体. 6日. ラ. 厚 さ に 行 い,Hemat・. 験モデル. さ0.8mm,長. Fig.1CTscansinCase1 .A:Onthefollowingdayafter subarachnoidhemorrhage(SAH),ahigh‑densityarea isshownintheleftsylvianfissure .B:Elevendays afterSAH,aloes‑densityareaisshownintheterritory oftheleftmiddlecerebralartery.. .家. 族 の 希望 で 手 術 を. 間 目頃 よ り意 識 障 害(H‑3). を呈 し,CTス. キ ャ ン で は左 中. Fig.2Microphotographoftheleftmiddlecerebralarteryof Case1.Necroticsmoothmusclecellsarereplacedby scattered,eosinophiliccellulardebris.HEstain,X90..
(3) Fig.3CTscansinCase2.A:OnthedayafterSAH,high‑ densityareasareseeninbothbilateralsylvianfissures Fig.4BasalviewofthebrainofCase2afterremovalofthe. andoccipitalhorns.B:NinedaysafterSAH,alow‑ densityareaisseenintheterritoryoftheleftmiddle. clotsshowsdilatationoftheleftmiddlecerebralartery. cerebralartery.. andatherosclerosisofthecircleofWillis.. 脈 で 中 等 度 に み ら れ た.す 層 に わ た り,ま. な わ ち,中. 膜 の薄 い 部 分 では 全. た 厚 い 部 分 で は 中 膜 の 外 層 を主 体 に 筋 細 胞. の 核 は 消 失 し て お り,好 酸 性 を示 す 円 形 あ る い は 楕 円 形 の 凝 固 壊 死 物 質 の 集 積 をみ た.ま し た 部 分 で は,内. 膜 筋 細 胞 が 壊 死 を呈. 弾 性 板 は平 坦 化 して いた .. <症 例2>39才,男. 性. 臨 床 経 過:1981年10月13日 返 し嘔 吐 す る た め,当 を呈 し,両. た,中. 就 寝 後,突. 然 頭 痛 を訴 え 繰 り. 科 に 緊 急 入 院 した.患. 者 は 不 穏状 態. 側 の 硝 子 体 出 血 が み ら れ,CTス. キ ャ ン で は脳. 底 槽 や シ ル ビ ウ ス 裂 な どに ク モ 膜 下 出 血 が 認 め られ た .ま た,発. 症2時. 間 後 に 呼 吸 停 止 を 伴 う再 出 血 発 作 が あ っ た.. 翌 日のCTス. キ ャ ン で は 中 等 度 の 脳 室 拡 大 と脳 室 内 出 血 と. が み ら れ,シ. ル ビ ウ ス 裂 の 出 血 は 右 よ り も左 に 多 か った. (Fig.3A).そ. の 後 意 識 障 害 が 進 行 し(m‑1),右. 片麻痺 が. 出 現 した た め 前 角穿 刺 に よ る脳 室一 体 外 ドレナ ー ジ を 行 っ た と こ ろ,頭. 蓋 内 圧 は1,000mm水. 柱 を 越 え て い た.術. 後,意. 識 レ ベ ル は 上 昇 し(1‑2)右. 片 麻 痺 も軽 快 した が,発. 症1週. 間 目頃 よ り再 び 意 識 レ ベ ル は 低 下 し(m‑1),発. 日 目 に は 右 片 麻 痺 は 増 悪 し た.そ は,左. キ ャ ンで. 中 大 脳 動 脈 領 域 は 全 般 に 低 吸 収 域 を呈 し(Fig.3B),. 左 側 脳 室 は 圧 排 さ れ,第 た.以. の 際 のCTス. 症10. 後,瞳. 三 脳 室 は 右 へ5mm偏. 孔 不 同 が 出 現 し,患. 者 は 発 症12日. Fig.5Microphotographoftheleftmiddlecerebralarteryof Case2.Themedia(M)isthin,resultingfromboth atherosclerosisandnecrosisofthesmoothmusclecells, whereastheintima(1)isthickened.HEstain,X190. テ ロー ム 性 硬 化 を示 し,左 中 大 脳動 脈 は 肉 眼 的 に右 よ りも 拡 張 して い た(Fig.4).ア. テ ロー ム性 硬 化 の 強 い 部 分 で は. 内 膜 の 線 維 性 肥 厚 が 著 明 で あ り,内 弾 性板 は消 失 し中膜 は 著 明 に 菲 薄 化 して い た.中 膜 筋 細 胞 壊 死 は,左 中大 脳 動 脈. 位 してい. と左 椎 骨 動 脈 に 中 等 度,脳 底 動 脈 と左 後 大 脳動 脈 に軽 度 に. 目に 死 亡 し. み られ た.す な わ ち,左 中大 脳 動 脈 で は動 脈 硬 化 に よ り中. 彪. 膜 は 菲 薄化 して い るが,残 され た 少数 の 中膜 筋 細 胞 は 好 酸 病 理 所 見:脳. し て お り,左 は,視. 重 は1,615gで,大. 脳 は特 に 左 半 球 が腫 張. の 鈎 回 ヘ ル ニ ア が み ら れ た.ク. 交 叉 槽 か ら脳 底 槽 に か け て は 多 量,左. モ 膜 下 出血 シ ル ビウ ス裂. に 中 等 量,右. シ ル ビ ウ ス 裂 に 少 量 み ら れ,出. 血 源 は 左 椎骨. 動 脈 の3mm大. の 解 離 性 動 脈 瘤 で あ っ た.左. 中大 脳 動 脈 領. 域 で は 軟 化 が 強 く,割. 面 では シ ル ビ ウス 裂 に 面す る側 頭 葉. と 外 包 に お い て 顕 著 で あ っ た.ウ. イ リ ス輪 は 全 般 に 強 い ア. 性 に 染 ま る短 楕 円 形 ま た は 紡 錘 形 の 凝 固 壊 死 を示 した (Fig.5). <症 例3>39才,男. 性. 臨床 経 過:1982年4月6日. 起床 後,突 然 頭 痛 と め まい が. 出 現 し嘔 吐 した.た だ ち に某 医 に 入院 した が,頭 痛 は 続 き 午 後 に な っ て 項 部 強 直 が 出 現 し,腰 椎 穿 刺 に て 圧 は230 mm水. 柱 で,髄 液 は 血 性 を呈 した.CTス. キ ャ ンで は,視.
(4) 病 理 所 見:大 脳 は全 般 に腫 張 して い るが やや 右半 球 の腫 張 が強 く,右 の 帯 状 回 と鈎 回 の ヘ ル ニ ア がみ られ た.ク モ 膜 下 出血 は,視 交 叉 槽 に 多 量,シ ル ビ ウ ス裂 に 中等 量,脳 底 槽 に少 量 み られ,出 血 源 は 左 後 大 脳動 脈 と上 小脳 動 脈 に は さ まれ た8mm大. の脳 底 動 脈 瘤 で あ っ た.右 前 頭 葉 と両. 側 頭 頂 葉 の 軟 化 が強 く,割 面 では 両 側 の 前頭 葉 に 多数 の点 状 出血 を認 め,両 側 の 側 脳 室 は 特 に体 部 付近 が圧 排 され て お り,二 次 的 な 脳 幹 出血 が み られ た.両 側 前 大 脳 動 脈 は半 球 間 裂 部 に お い て 明 らか な血 管径 の 左 右差 を呈 し,右 の ほ う が拡 張 して い た.中 膜 筋 細 胞壊 死 は,〈 症 例1,2>と 同 様 Fig.6CTscansinCase3.A:OnthedayofSAH,high‑densi‑. に 好酸 性 で不 規 則 に 凝集 す る凝 固壊 死 と して中 膜 の 外 層 に. tyareasareseeninthebilateralsylvianfissures. ,in‑. terhemisphericfissure,andbasalcistern.B:Two. 優 位 に み られ た(Fig.7).こ. weeksafterSAH,low‑densityareasareseenintheter‑. 中 大 脳 動 脈 に 強 度 に,ま. ritoriesofboththebilateralanteriorcerebralarteries andtherightmiddlecerebralartery.. れ らの 中 膜 筋 細 胞 壊 死 は,右 た 左 中 大 脳 動 脈,両. 脈,な. らび に 脳 底動 脈 に 中等 度 にみ られ た.. 2.実. 験 モ デル. 側前大 脳動. 中膜 筋細 胞壊 死 は程 度 の軽 い もの を も含 め る とほ ぼ 全 例 交 叉 槽 と 脳 底 槽 を 中 心 に シ ル ビ ウ ス 裂 や 半 球 間 裂 な どに ク. に 認 め られ,特. モ 膜 下 出 血 が み ら れ,脳. の 自 然 死 亡 犬,お. (Fig.6A).翌 た が,発. 室 系 は 全 般 に 軽 度 の 拡 大 を 呈 した. 日 よ り患 者 は 軽 度 の 意 識 障 害(H‑2)を. 症4日. 目 よ り意 識 清 明 と な っ た.し. 日 目 よ り再 び 意 識 障 害 が 出 現 し,う CTス. キ ャ ン に て,右. め,脳. 血 管 攣 縮 を疑 い4月16日. か し,発. よ び 実 験1週. 目(Fig.8B). 目(Fig.8c),3週. 目. 目の 人 為 的 死 亡 犬 に 顕 著 で あ っ た.そ. れ. らの 多 くは,内 頸 動 脈 の 終 末 部 を初 め,前 大 脳動 脈や 中大. っ 血 乳 頭 が み ら れ,. 脳 動 脈 の 近 位 部 な どにみ られ た.ま た,中 膜 筋 細 胞壊 死 が. 当 科 へ 転 院 し た.意 側 のBabinski反. 識障害. 射 は陽性. だ ち に 脳 室 一 体 外 ド レナ ー ジ を 行 い 脳 血 管 攣. 縮 に 対 す る 治 療 を 開 始 した が,症. (Fig。8D),7週. 目(Fig.8A),6日. 症9. 前 頭 葉 に低 吸 収 域 が 出 現 して きた た. (皿 一1)と 左 片 麻 痺 が み られ,両 で あ っ た.た. 呈 し. に 実 験3日. 状 は 進 行 性 で あ り4月20. 日 に は 除 皮 質 姿 勢 を 呈 す る よ う に な っ た .CTス. キ ャ ンで. 著 明 な部 分 で は血 管 腔 は 拡 張 し,内 弾 性 板 の 平 坦化 と中膜 の菲 薄 化 がみ られ た(Fig.8,Fig.9B).中 膜筋細 胞壊死 は 一般 に 中 膜 の 外 層 に 優 位 に み られ ,核 や 胞 体 は 完全 に消 失 し帯 状 の膠 原線 維 束 とな っ て お り(Fig.8A・c,Fig.9B). 一 部 に は 核 の 崩 壊 後 産 物 と思 わ れ る好塩 基性 穎 粒 の沈 着 が み られ た.臨 床 剖 検 例 で み られ た よ うな不 規 則 に凝 集 した. は,両. 側 特に右 前大脳 動脈 領域 に明瞭 な低吸収域 がみ ら. 好 酸 性 の 凝 固 壊 死 は 人 為 的 死 亡 犬 で はみ られ な か った が,. れ,右. 頭 頂 葉 内 に も 一 部 低 吸 収 域 が み られ た(Fig.6B). 自然 死 亡 犬 で は 同 様 の 所 見 が 認 め られ た.す な わ ち,自 然. そ の 後,瞳. 孔 不 同 が 出 現 し,発. 症19日. 目に 死 亡 した.. .. 死 亡 犬 で は 中 膜 が壊 死 をき た した部 分 は 円形,あ. るい は 短. 楕 円 形,紡 錘 形 な ど不 規 則 な形 に 凝集 した凝 固 壊 死 を呈 し (Fig.8B).そ. れ 以 外 の 部 分 で も好 酸 性 の 膠 原 線 維 束 は 断. 裂 して い るこ とが 多 く,人 為 的 死亡 犬 にみ られ た よ うな 帯 状 の 規 則 正 しい 中膜 筋細 胞 壊 死 とは対 照 的 であ った. 中膜 筋細 胞壊 死 をき た した脳 主 幹 動 脈 の 周 囲 で は,ク モ 膜 下 腔 や 血 管 壁 な どに 著 明 な 炎 症 性 病 変 が み られ た(Fig. 8A・c・D,Fig.98).す. な わ ち,実 験 後3週. 以前 に解剖. され た場 合 は 肉眼 的 に は血 管 壁 は 白色 調 を呈 し,3週. 以降. に解 剖 され た 場 合 は血 管 壁 を含 め周 囲 の クモ 膜 下腔 は 白 濁 ・肥 厚 して いた .ま た 組 織 学 的 に は,実 験 後2〜3週 間目 ま で は クモ 膜 下 腔 に は 少 量 の 出血 と大 食 細 胞 ・形 質 細 胞 ・ 小 円 形 細 胞 ・線 維 芽 細 胞 な どの 炎 症 細 胞 が 多 数 み られ た Fig.7Microphotographoftherightanteriorcerebralarteryof. (Fig.8A・c).一. 方,実. 験 後3週. 以 降 は 出血 や 炎 症 細 胞. Case3.Myonecrosisisseenespeciallyintheouter. は 減 少 し,主 幹 動 脈 を中 心 に クモ膜 下腔 の線 維 化 が進 行 し. layerofthemedia.HEstain,X90.. て お り,増 加 した 膠 原 線 維 と血 管 の 外膜 が連 続 して い るた.
(5) Fig.8Microphotographsoftheexperimentalanimalsthatreceivedepinephrineinjectionintothechiasmaticcistern.A:Dogthatdied spontaneously3daysafterinjection.Thereismyonecrosisofthelargesubarachnoidarteries,inflammatoryswellingsofthesmall subarachnoidarteries,andnumerousredbloodcellsinthesubarachnoidspace.HEstain,X100.B:Dogthatdiedspon‑ taneously6daysafterinjection.Thenecroticsmoothmusclecellsarereplacedbyscattered,eosinophiliccellulardebris.HEstain, X100.C:Dogsacrificedlweekafterinjection.Myonecrosisisdominant,especiallyintheouterlayerofthemedia.Amixed populationofredbloodcells,fibrinoidsubstance,andinflammatorycellsisseenwithintheswollenwallofsmallsubarachnoid arteries.HEstain,X100.D:Dogsacrificed3weeksafterinjection.Theadventitiacanhardlybedifferentiatedfromthefibrous tissue,whichalmostcompletelyobliteratesthesubarachnoidspace.HEstain,X100.. め に 両 者 を 識 別 し え な い こ と も あ っ た(Fig.8D).ク 下 腔 の 炎 症 反 応 が 顕 著 で あ る 実 験3日. 目 〜3週. ク モ 膜 下 腔 の 小 動 脈 は 著 し い 肥 厚 を 示 し,血. モ膜. 間 目 に は,. 犬 よ りも視 床 下 部 の 梗塞 巣 が広 範 囲 で,出 血 の 程 度 が 強 か っ た.. 管壁 に は 多数. IV考. の 赤 血 球 や 類 線 維 素 物 質 あ る い は 炎 症 細 胞 な ど の 沈 着 をみ た(Fig.8A・C・D).. 1.中. エ ピ ネ フ リ ン の 視 交 叉 槽 内 注 入 で は ,全 あ る が,前. 膜 筋 細 胞 壊 死 の病 理. 例 に程 度 の 差 は. クモ膜 下 出血 後 にみ られ る中膜 筋細 胞 壊 死 の 原 因 と して. 部 視 床 下 部 の 出血 性 あ る い は虚 血 性 の 脳 梗 塞 が. は,脳 血管 攣 縮 以 外 に も加 齢 に伴 う動 脈 硬 化 や 脳 血 管 攣 縛. み ら れ た(Fig,9).脳 れ た5頭. 察. 梗 塞 は,中. で 特 に 著 明 で あ り,3頭. の 脳 梗 塞 を示 し た.梗. は 出 血 性,2頭. 塞 部 に お い て は,実. 経 細 胞 の 壊 死(Fig.9A),髄 ア の 集 積 が み られ,実. 膜 筋 細 胞 壊 死 が 強 くみ ら は 虚 血1生. れ る.Klassenら8)は,加. 目に は神. 好 酸 性 に 染 ま る線 維 成 分 が増 加 す る と し,小 島 原 ら9>もカ1. 鞘の消失 な らびに ミクロ グリ. 験1週. 間 後 に は,脂. 食 細 胞 が 多 数 出 現 し,ax・nalswellingや み られ た(Fig.9B).一. 験3日. 般 に,自. に よ り末 梢 血管 に 二 次 的 に 生 ず る虚 血 の影 響 な どが考 え ら. 肪 を貧 食 した大. 毛 細 血 管 の増 殖 が. 然 死 亡 犬 で は 人 為 的 死亡. 齢 と と もに 中 膜 筋 細 胞 は 減 少 し,. 齢 に 伴 い 外膜 側 の 中膜 筋 細 胞 を中 心 に壊 死や 変 性 な どが生 ず る と した.Hughesら7)は,ク. モ膜 下 出血 後3週 間 以 広. に 脳 血 管攣 縮 の た め に 死亡 した症 例 に は 中膜 筋 細 胞 壊 死 ガ み られ る と報 告 した が,彼. らがFig.3と. して示 した 所 貝.
(6) Fig.9Microphotographsoftheepinephrine‑injectedanimals. .A:Dogthatdiedspontaneously3daysafterinjection.Neuronsofthe. hypothalamusshownecrosisandcentralchromatolysisassociatedwithhemorrhage. .HEstain,X270.B:Dogsacrificedlweek. a丘erirjection.Myonecrosisofthelargesubarachnoidarteryisseenassociatedwithhemorrhagicin飽rctionofthea(おacent hypothalamus,whichshowsaccumulationofnumerousredbloodcells. ,foamygranularcells,andbloodprotein,aswellasastroglial. proliferations.HEstain,X55.. は こ の よ う な 動 脈 硬 化 性 の 病 変 で あ る 可 能 性 が 強 い.ま. の 出 現 な ど の 所 見 を 観 察 した.さ. た,Crompton3)がFig.3に. の 視 交 叉 槽 に 動 脈 血 やnorepinephrineを. 示 した ク モ 膜 下 出 血 の な か に. 埋 没 し た 小 動 脈 に み ら れ た 壊 死 に っ い て も,脳 の も の に よ る病 変 と は 考 え が た い.純. 血管攣縮そ. 粋に脳血管攣縮に起. 因 す る 中 膜 筋 細 胞 壊 死 を 報 告 し た の はMizukamiら12)で り,ク. モ 膜 下 出 血 後2週. あ. 間 を過 ぎ る と脳 血 管 攣 縮 を 呈 した. 血 管 は 中 膜 が 筋 細 胞 壊 死 に よ り菲 薄 化 し,血. 管内腔は拡張. し て い る と し た.. り も な お さ ず ヒ トの 脳 血 管 攣 縮 を 再 現 す る こ と で あ る た れ ま で 多 く の 研 究 が な さ れ て き た.す. な わ ち,Fein. ら5)は サ ル の 内 頸 動 脈 を針 で 穿 刺 す る こ と に よ り二 相 性 の 脳 血 管 攣 縮 を作 製 し,電 像,お. 顕 的 に中 膜 筋 細 胞 の 空 胞 化や 濃 染. よ び 細 胞 内 器 官 の 変 性 像 な ど をみ た.ま. ら1)は,サ. ル の 脳 底 槽 に2mgのnorepinephrineを. る こ と に よ り二 相 性 の 脳 血 管 攣 縮 を 作 製 し,電 維 の 変 性 や 消 失,細. たAlksne 注 入す 顕 的 に 筋線. 胞 膜 の 融 解 さ らに 高 電 子 密 度 の 封 入 体. ヌ の 大 槽 内 に48時. ヌ. 注 入す る こ とに よ. 顕 的 に 中 膜 筋 細 胞 の 一 部 に 壊 死 像 を み た.最. Llszczakら10)は,イ. 近. 間 の 間 隔 で 各4m1. の 自 家 血 を 注 入 す る こ と に よ り ヒ トの 脳 血 管 攣 縮 に 似 た 実 験:モ デ ル を 作 製 し,電 み ら れ る と し た.こ は,い. 実 験 動 物 に お い て 中 膜 筋 細 胞 壊 死 を作 製 す る こ と は,と. め,こ. り,電. ら にTaniら16)も,イ. 顕 的 に は 中膜 筋細 胞 壊 死 の 初 期 像 が れ ら の 研 究 者 が 作 製 した 筋 細 胞 壊 死. ず れ も 中 膜 筋 細 胞 の ご く一 部 に 限 定 され た もの で,. しか も 電 子 顕 微 鏡 で し か 観 察 す る こ と が で き な い. Peerlessら14)は,臨. 床 剖 検例 と実 験 モ デ ル とで は 脳 血 管. 攣 縮 に よ る血 管 病 変 に 本 質 的 な 差 異 は な い が,そ は 著 し い 差 異 が あ り,後 か に 軽 微 で あ る と し た.最. の程度に. 者 の病 変 は前 者 の そ れ よ りもは る 近 我 々19)は,イ. エ ピ ネ フ リ ン を注 入 す る こ と に よ り. ,臨. ヌの視交叉槽に 床 剖検 例 と同程 度. の しか も光 顕 で 観 察 し う る 中 膜 筋 細 胞 の 広 汎 な 壊 死 を作 製 す る こ と に 成 功 した.そ. こ で,本. 論 文 に お い て臨 床 剖 検 例. で み られ た 中 膜 筋 細 胞 壊 死 と 実 験 モ デ ル で み られ た そ れ と.
(7) 論 文 で 供 覧 した 臨 床 剖 検 例. であ る後 部 視 床 下 部 が優 位 とな り,交 感 神 経 系 の興 奮 と副. は,い ず れ も脳 血 管 攣 縮 が直 接 の 死 因 とな っ た 典型 例 で あ. を光 顕 的 に 比 較 検 討 した.本. 腎 か らの カ テ コ ラー ミ ンの 分 泌増 加 が 生 ず る た めに 脳 血 管. り,組 織 学 的に は3症 例 と も中 膜 の 外 層 に優 位 な 筋細 胞壊. 攣 縮 が 発 現 す る と 推 定 し た.ま. 死 がみ られ た.す な わ ち,中 膜 筋 細 胞 の 核 は 消 失 し,代 り. Mizukamiら11)は,ク. たFoxら6),お. よび. に好 酸 性 を示 す 円 形,ま た は 短 楕 円 形,紡 錘形 の 凝 固壊 死 がみ られ,凝 固 壊 死 の 強 い 部 分 では 内 弾 性板 の 平坦 化 や 中. 注 してCTス キ ャ ン を行 う と,ウ イ リス輪 の 周 囲 に 造影 剤 の 漏 出 が 起 こ る現 象 を認 め,Pia15)も 同 様 の 現 象 を観 察. 膜 の菲 薄 化 さ らに 血 管 内 腔 の 拡 張 な どが み られ た。 一 方,. し,ク モ膜 下 出血 後 に は血 液 一 髄 液 関 門 の 破 綻 が 生 ず る と. 実 験 モ デル にお い て は,中 膜 筋 細 胞 壊 死 は 人 為 的 死亡 犬 と. した.. 自然 死 亡 犬 と では 様 相 を異 に して お り,中 膜 筋細 胞 壊 死の 部 分 は 人為 的 死 亡 犬 では 帯 状 を呈 す る膠 原線 維 束 とな っ て. 以 上 の 事 実 よ り,ク モ膜 下 出血 後 に増 加 した 血 中 の カテ コ ラー ミ ンは,ク モ膜 下 腔 に持 続 的 に漏 出 してい る もの と. い た の に 対 し,自 然 死 亡 犬 で は 膠 原 線維 間 が不 規 則 に断 裂. 推 定 され る.今 回 の実 験 モ デ ル で は,エ. し,臨 床 剖 検 例 と同 様 に 散 在 性 に 凝 集 す る凝 固壊 死 状 とな. 3週 間 目ま で,ク モ 膜 下 腔 の 小 動 脈 の血 管 壁 に は 多数 の赤. って い た .自 然 死 亡 犬 では 人 為 的 死 亡 犬 と比 べ る と死 戦 期. 血 球 や 類 線 維 素 物 質 あ る い は 炎 症 細 胞 な ど が沈 着 し て お. が 長 く,ま た 死 亡 か ら剖 検 まで の 時 間 的 な遅 れ が あ っ たた. り,こ の 所 見 は これ ら小動 脈 か らの血 液 成 分 の 漏 出 を示 唆. モ 膜 下 出 血 後 数 日以 内 に造 影 剤 を静. ピネ フ リン注 入 後. め に 自己 融解 が 進 み,線 維 化 の 所 見 が 修飾 され た もの と思. して い た.エ. わ れ た.し た が っ て,臨 床 剖 検例 でみ られ た不 規 則 に 凝 集. の 中膜 筋 細胞 壊 死 を惹 起 した理 由 と して,以 下 の こ とが推. す る中 膜 筋 細 胞 の 壊 死 像 に つ い て も,死 戦 期 に進 行 す る 自. 定 され る.す な わ ち,実 験 当初 エ ヒoネフ リンは ウイ リス 輪. 己 融解 や 死 後 変 化 の影 響 が あ る もの と推 定 され た.. に き わ め て強 度 の攣 縮 を もた らす と同 時 に,前 部 視床 下 部. 2.脳. の穿 通 枝 に も強 度 の攣 縮 を もた ら し,し た が って前 部 視 床. 血 管 攣縮 の 成 因. 脳 血 管 攣 縮 が 発 現 す るた め に 多 量 の ク モ膜 下 出血 が 不 可. ピネ フ リ ンが臨 床 剖 検 例 に み られ るの と同様. 下 部 は 脳 梗 塞 を き た した た め に 後部 視 床 下 部 が優 位 とな. 欠 で あ る こ とは,今 回 の臨 床剖 検 例 か ら も明 らか であ る.. り,血 中 の カテ コ ラー ミン が増 加 した.さ. しか し,実 験 動 物 の ク モ膜 下腔 に血 液 を注 入す る だけ では. 腔 の 小動 脈 の攣 縮 に よ り二 次 的 な血 管 壁 の透 過 性 充 進 が生. 光 顕 的 に 認 め う る中膜 筋 細 胞壊 死 は作 製 しえず,エ. ピネ フ. じ,血 中 に増 加 した カテ コ ラー ミンが ウイ リス輪 の周 辺 に. らに,ク モ膜 下. リンの 単 独 注 入 に よ り臨 床 剖 検 例 と同様 の所 見 を作 製 し う. 持 続 的 に漏 出す るた め に強 度 の 脳 血 管攣 縮 が続 き,中 膜 筋. る とい う事実19)は,脳 血 管 攣 縮 の発 現,維 持 に は 血 液 以 外. 細 胞 は壊 死 を きた した.も. に い ろ い ろ な要 因 が 関与 して い る こ と を示 唆 して い る.. が脳 血 管 攣 縮 の 原 因 とな って い た と も考 え られ る.脳 血 管. 脳血 管 攣 縮 は,前 交通 動 脈 瘤 や 内頸 後交 通動 脈 瘤 な ど ウ イ リス 輪 の 前 半 部 に 生 ず る動 脈 瘤 の 破 裂 に よ る もの が 多. 攣 縮 が一一般 に1〜2週. ち ろ ん,視 床 下部 の梗 塞 後 産物. 間 続 い た の ち に 自然 寛解 す るの は,. く,こ れ らは特 に前 部 視 床 下 部 の穿 通 枝 を損 傷 す る危 険 が. 長時 間 続 い た 攣 縮 に よ り小 動 脈 の 血 流 が減 少す るた め カテ コ ラー ミンな どの 血 液 成 分 の 漏 出が 絶 え るの と同時 に ,視. 大 き い.ま た ク モ膜 下 出血 後 に は,高 血 圧 や 不 整 脈,心 電. 床 下 部 の 病 変 が 器 質 化 の 時 期 に 入 る た め で あ ろ う.さ. 図 の異 常 な ど交 感 神 経 系 の興 奮 を示 唆 す る臨 床症 状 がみ ら. に,中 膜 の 外 層 よ り筋 細 胞壊 死 が 進 行す るに従 って 中 膜 筋. れ る.Neil‑Dwyerら13)は,ク. 細 胞 の 絶 対 数 が 減 少 し,物 理 的 に血 管 攣 縮 を維 持 す る こ と. モ膜 下 出血 で は 発 症 後2週. 間 に わ た り,特 に 出血 当 日お よ び第2週 に お い て 尿 中 カテ コ ラ ー ミ ン値 が 高 い と し,Benedictら2)も ク モ膜 下 出血 後. が 不 可 能 とな る こ と も考 え られ る。 V結. の 症 例 で は 血 清 カ テ コ ラ ー ミ ン が 高 値 を示 す と し た. Doshiら4)は,ク. モ膜 下 出血 の剖 検例 に お い て 視 床 下 部 と. ら. 語. クモ膜 下 出血 後 に致 死 的 な脳 血 管 攣 縮 を合 併 した 臨 床 剖. 心 筋 の両 者 に組 織 病 変 を認 めた.今 回 の 実験 で も,著 明 な. 検3例. と,イ ヌ の視 交 叉槽 に エ ピネ フ リ ンを注 入 して 作 製. 中膜 筋 細 胞 壊 死 がみ られ た イ ヌに は,必 ず 前部 視 床 下 部 の. した 脳血 管 攣 縮 の実 験 モ デ ル10例 と を病 理 学 的 に 比 較 検 討. 脳 梗 塞 が 合併 して い た.そ れ では,脳 血管 攣 縮 の発 現 に視. し,以 下 の結 論 を得 た.. 床 下 部 の 障 害 は どの よ うな 役割 り を果 す の で あ ろ うか. Wilsonら'8)は,イ ヌ の ク モ 膜 下 腔 に 視 床 下 部 の抽 出 物 を. 化 し,外 層 に優 位 な筋 細 胞 壊 死 がみ られ た.す な わ ち,中. 注 入 す る と,長 時 間 持 続 す る 脳 血 管 攣 縮 が 生 ず る こ と よ. 膜 筋 細胞 は核 が消 失 し,不 規 則 に凝 集 した 好 酸 性 の 凝 固壊. り,視 床 下 部 に は プ ロ ス タ グ ラ ンデ ィ ンFや. 死 を呈 した.. カテ コ ラー. ミン な どの 血 管 作 動 物 質 が 含 まれ て い る と推 定 した.一 方 Wilkins171は,前 部 視 床 下 部 の 障 害 に よ り交 感 神 経 の 中 枢. 1.臨. 2.実. 床 剖 検 例 で は,攣 縮 をき た した 血 管 は 中 膜 が 菲 薄. 験 モ デ ル犬 で は,視 床 下 部 の 梗 塞 巣 と クモ膜 下腔. の 小動 脈 の炎 症 性 肥 厚 を合 併 した5例 に お い て,特 に著 明.
(8) な 中膜 筋 細 胞 壊 死 がみ られ た. 3.人. 為 的 死亡 犬 と自然 死 亡 犬 と では 中膜 筋細 胞壊 死 は. 様 相 を異 に し,前 者 で は帯 状 の 膠 原 線維 束 が,後 者 で は臨 床 剖 検 例 と 同様 の 凝 固 壊 死 がみ られ た. 4.脳 は,エ. 血 管 攣 縮 後 に生 ず る中 膜 筋 細 胞壊 死 の 原 因 と して ピネ フ リンの み な らず,視 床 下部 の 梗塞 巣 や ク モ膜. 下 腔 の小 動 脈 壁 か ら持 続 的 に漏 出す る血 管 作 動 物 質 が重 要 な働 き をなす もの と推 定 され た.. 文 1). 献. Alksne JF, Greenhoot JH: Experimental catecholamine-induc ed chronic cerebral vasospasm. Myonecrosis in vessel wall.. J Neurosurg41: 440-445, 1974 2) Benedict CK, Loach AB: Clinical significance of plasma adrenaline and noradrenaline concentrations in patients with subarachnoid haemorrhage. J Neurol NeurosurgPsychiatry41: 113 117, 1978 3) Crompton MR: The pathogenesis of cerebral infarction follow ing the rupture of cerebral berry aneurysms. Brain 87: 491-510, 1964 4) Doshi R, Neil-Dwyer G: Hypothalamic and myocardial lesions after subarachnoid hemorrhage. J Neurol NeurosurgPsychiatry40: 821-826, 1977 5) Fein JM, Flor WJ, Cohan SL, Parkhurst J: Sequential changes of vascular ultrastructure in experimental cerebral vasospasm. Myonecrosis of subarachnoid arteries. J Neurosurg41: 49-58, 1974 6). Fox JL, Ko JP: Cerebral vasospasm: A clinical observation. Surg Neurol 10: 269-275, 1978 7) Hughes JT, Schianchi PM: Cerebral artery spasm. A histological study at necropsy of the blood vessels in cases of subarachnoid hemorrhage. J Neurosurg48: 515-525, 1978 8) Klassen AC, Sung JH, Stadlan EM: Histological changes in cerebral arteries with increasing age. J NeuropathExp Neurol 27: 607-623, 1968. 〔別 刷 請 求 先:〒920金. 9). Yoshida 610-618, hemorrhage arterial chronic angiographic subarachnoid Wilkins Wilkins, Congress Cerebral 266-26918) spasm (ed): inWilson prolonged Neurosurgeons: byArterial wall. of Y: cerebral RH vasospasm: 1980, 197910) arterial JL, hypothalamic Neurological Hypothesis Acute JLiszczak isspasm (ed): cerebral haemorrhage. Feild TM, Neurosurg pp Spasm. catecholamine associated Varsos vasospasm constriction proliferative 97-10612) 88-9615) development Cerebral and Proceedings, of1983 JR: real intracranial Mizukami Pia Surgeons. vasospasm. plasma Baltimore, and M, HW: extract. VG, 58: The spasm? Kin Aneurysm Arterial clinical with JH, arterial 18-26, after surgery-grading production Black Araki cortisol Neurol after vasculopathy? First Tokyo, J Acta blood JG, Williams Neurosurg Spasm. subarachnoid evidence Neurosurg PM, 198311) Annual spasm, Sci experimental Mihara Neurochir Mizukami levels 1982, components 22: and M, Kistler of Baltimore, Kawase Meeting 40: for 375-382, in & intracranial T,pp timing, 48: H, II. Tazawa Wilkins, inthe Wilkins (Wien) 473-479, JP, T, 89-10416) hemorrhage, Morphology, 179-189, Nagata Yoshida patients mechanism subarachnoid of Tani K,Zervas Williams E, within Yunoki the 197414) in Yamagata RH 34: S, 1980, vascular Sano Japanese Peerless ItoY: 197419) SJ, Y: 197817) 247-259, (ed): NT: with Intercellular Yamashima Kassell the 197613) K, pp of granules Wilkins T, Is in & K NF, Yamamoto and Neil-Dwyer Komatsu RH: vesicles S: The G, Cerebral K, arterial Cruicksh possible Hunter patholog J,in IG: role Sto CA ex o 山 嶋哲 盛 〕. •¬ “‡ Œ´ ›’. •Û,. ‘å. •ª. “c Œº Žõ. : ŒŒŠÇ ‚Ì •a. —• ‚Æ ˜V ‰».. •× –E. 11:. 沢 市 宝 町13‑1,金. 沢 大 学 脳 神 経 外 科,.
(9)
関連したドキュメント
単一の検査項目では血清CK値と血清乳酸値に
内輪面の凹凸はED注射群程ではないが，粘膜上皮の
そこでこの薬物によるラット骨格筋の速筋（長指伸筋:EDL)と遅筋（ヒラメ筋:SOL)における特異
するものであろう，故にインシュリン注射による痙攣
1）血管周囲外套状細胞集籏：類円形核の単球を
病理診断名（日本語） 英語表記 形態コ－ド 節外性 NK/T 細胞リンパ腫、鼻型 Extranodal NK/T cell lymphoma, nasal-type 9719/3 腸管症型 T 細胞リンパ腫
活性型ビタミン D₃ 製剤は血中カルシウム値を上昇 させる．軽度の高カルシウム血症は腎血管を収縮さ
⑫ 亜急性硬化性全脳炎、⑬ ライソゾーム病、⑭ 副腎白質ジストロフィー、⑮ 脊髄 性筋萎縮症、⑯ 球脊髄性筋萎縮症、⑰
