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Web サーバと J2EE サーバを別のマシンに配置する場合の使用 リソース

ドキュメント内 アプリケーションサーバ システム設計ガイド (ページ 186-190)

(2) CTM

5.1.2  Web サーバと J2EE サーバを別のマシンに配置する場合の使用 リソース

Web サーバと J2EE サーバを別のマシンに配置する場合の使用リソースの見積もりについて,OS ごとに 説明します。Web サーバと J2EE サーバを別マシンに配置する場合は,Web サーバマシンとアプリケー ションサーバマシンのそれぞれで使用するリソースを見積もります。

なお,使用リソースの見積もりの各表にある,「オプション設定ファイル例」については,使用している OS のバージョン,およびカーネルのバージョンごとに異なります。使用している OS のマニュアルを参照し て,表中の見積もり式を基に見積もった値を設定してください。使用している OS で該当するカーネルパラ メタが設定できない場合には,設定は不要です。

5 使用するリソースの見積もり(J2EE アプリケーション実行基盤)

172

(1) AIX の場合

AIX の場合の,Web サーバマシンおよびアプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もりについ て説明します。

(a) Web サーバマシンの使用リソースの見積もり

Web サーバマシンの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表 5‒5 Web サーバマシンの使用リソースの見積もり(AIX の場合)

システムリソー

ス パラメタ 所要量 オプション設定ファイル

例 共用メモリ − PrfTraceBufferSize※1×1,024 + 18,496 +リ

クエスト最大同時処理数※2×14×1,024

プロセス数 − リクエスト最大同時処理数※2×2 + 4 −

スレッド数 − リクエスト最大同時処理数※2×2 + 35 −

ファイルディス クリプタ数

nofiles リクエスト最大同時処理数※2×4 + 75 /etc/security/limits

(凡例)−:該当しません。

注※1

パフォーマンストレーサのバッファメモリサイズを 512 キロバイト〜102,400 キロバイトの範囲で指定します。

PrfTraceBufferSize については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の

「4.15 論理パフォーマンストレーサで指定できるパラメタ」を参照してください。

注※2

Web サーバで同時に処理できるリクエストの最大数を指します。

(b) アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もり

アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表 5‒6 アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もり(AIX の場合)

システムリソー

ス パラメタ 所要量 オプション設定ファイル

例 共用メモリ − PrfTraceBufferSize※1×1,024 + 18,496 −

プロセス数 − 4 −

スレッド数 − J2EE サーバのスレッド数※2+ 34 −

ファイルディス クリプタ数

nofiles J2EE サーバのファイルディスクリプタ数※2+ 43

/etc/security/limits

(凡例)−:該当しません。

注※1

パフォーマンストレーサのバッファメモリサイズを 512 キロバイト〜102,400 キロバイトの範囲で指定します。

PrfTraceBufferSize については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の

「4.15 論理パフォーマンストレーサで指定できるパラメタ」を参照してください。

5 使用するリソースの見積もり(J2EE アプリケーション実行基盤)

注※2

J2EE サーバのスレッド数とファイルディスクリプタ数については,「5.2.1 J2EE サーバが使用するリソースの見積 もり」を参照して算出してください。

(2) HP-UX の場合

HP-UX の場合の,Web サーバマシンおよびアプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もりに ついて説明します。

(a) Web サーバマシンの使用リソースの見積もり

Web サーバマシンの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表 5‒7 Web サーバマシンの使用リソースの見積もり(HP-UX の場合)

システムリソース パラメタ 所要量 オプション設定ファイル例

共用メモリ shmmax PrfTraceBufferSize※1×1,024 + 18,496 +リクエスト最大同時処理数

※2×14×1,024

kctune shmmax= 1073741824

プロセス数 nproc リクエスト最大同時処理数※2×2 + 4 kctune nproc=4200 スレッド数 nkthread リクエスト最大同時処理数※2×2 +

35

kctune nkthread= 8416

ファイルディスク リプタ数

nfile リクエスト最大同時処理数※2×4 + 75

kctune nfile= 65536

注※1

パフォーマンストレーサのバッファメモリサイズを 512 キロバイト〜102,400 キロバイトの範囲で指定します。

PrfTraceBufferSize については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の

「4.15 論理パフォーマンストレーサで指定できるパラメタ」を参照してください。

注※2

Web サーバで同時に処理できるリクエストの最大数を指します。

(b) アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もり

アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表 5‒8 アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もり(HP-UX の場合)

システムリソー

ス パラメタ 所要量 オプション設定ファイル例

共用メモリ shmmax PrfTraceBufferSize※1×1,024 + 18,496

kctune shmmax= 1073741824

プロセス数 nproc 4 kctune nproc=4200

スレッド数 nkthread J2EE サーバのスレッド数※2+ 34 kctune nkthread= 8416 ファイルディス

クリプタ数

nfile J2EE サーバのファイルディスクリプタ 数※2+ 43

kctune nfile= 65536 5 使用するリソースの見積もり(J2EE アプリケーション実行基盤)

174

注※1

パフォーマンストレーサのバッファメモリサイズを 512 キロバイト〜102,400 キロバイトの範囲で指定します。

PrfTraceBufferSize については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の

「4.15 論理パフォーマンストレーサで指定できるパラメタ」を参照してください。

注※2

J2EE サーバのスレッド数とファイルディスクリプタ数については,「5.2.1 J2EE サーバが使用するリソースの見積 もり」を参照して算出してください。

(3) Linux の場合

Linux の場合の,Web サーバマシンおよびアプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もりにつ いて説明します。

(a) Web サーバマシンの使用リソースの見積もり

Web サーバマシンの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表 5‒9 Web サーバマシンの使用リソースの見積もり(Linux の場合)

システムリソー

ス パラメタ 所要量 オプション設定ファイル

例 共用メモリ SHMMAX PrfTraceBufferSize※1×1,024 + 18,496 +リ

クエスト最大同時処理数※2×14×1,024

/proc/sys/kernel/

shmmax

プロセス数 threads-max※3 リクエスト最大同時処理数※2×2 + 4 /proc/sys/kernel/

threads-max スレッド数 threads-max※3 リクエスト最大同時処理数※2×2 + 35 − ファイルディス

クリプタ数

fs.file-max リクエスト最大同時処理数※2×4 + 75 /proc/sys/fs/file-max

(凡例)−:該当しません。

注※1

パフォーマンストレーサのバッファメモリサイズを 512 キロバイト〜102,400 キロバイトの範囲で指定します。

PrfTraceBufferSize については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の

「4.15 論理パフォーマンストレーサで指定できるパラメタ」を参照してください。

注※2

Web サーバで同時に処理できるリクエストの最大数を指します。

注※3

threads-max パラメタには,プロセス数とスレッド数の合計を指定してください。

(b) アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もり

アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表 5‒10 アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もり(Linux の場合)

システムリソー

ス パラメタ 所要量 オプション設定ファイル

例 共用メモリ SHMMAX PrfTraceBufferSize※1×1,024 + 18,496 /proc/sys/kernel/

shmmax

5 使用するリソースの見積もり(J2EE アプリケーション実行基盤)

システムリソー

ス パラメタ 所要量 オプション設定ファイル

プロセス数 threads-max※2 4 /proc/sys/kernel/

threads-max スレッド数 threads-max※2 J2EE サーバのスレッド数※3+ 34 − ファイルディス

クリプタ数

fs.file-max J2EE サーバのファイルディスクリプタ数※3+ 43

/proc/sys/fs/file-max

(凡例)−:該当しません。

注※1

パフォーマンストレーサのバッファメモリサイズを 512 キロバイト〜102,400 キロバイトの範囲で指定します。

PrfTraceBufferSize については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の

「4.15 論理パフォーマンストレーサで指定できるパラメタ」を参照してください。

注※2

threads-max パラメタには,プロセス数とスレッド数の合計を指定してください。

注※3

J2EE サーバのスレッド数とファイルディスクリプタ数については,「5.2.1 J2EE サーバが使用するリソースの見積 もり」を参照して算出してください。

ドキュメント内 アプリケーションサーバ システム設計ガイド (ページ 186-190)

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