(2) CTM
3.15.3 CORBA ネーミングサービスをアウトプロセスで起動する構成
アプリケーションサーバでは,CORBA ネーミングサービスを J2EE サーバのインプロセスで起動できます が,アウトプロセスでも起動できます。
CORBA ネーミングサービスをアウトプロセスで起動する構成の例を次の図に示します。
図 3‒68 CORBA ネーミングサービスをアウトプロセスで起動する構成の例
凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
ただし,07-00 以降で新規にシステムを構築する場合は,CORBA ネーミングサービスはインプロセスで 起動することをお勧めします。
3 システム構成の検討(J2EE アプリケーション実行基盤)
148
3.16 アプリケーションサーバのプロセスが使用する TCP/UDP のポート番号
ここでは,アプリケーションサーバのプロセスが使用する TCP/UDP のポート番号について説明します。
デフォルト値が「(浮動)」のポートは,ポート番号を明示的に固定しない場合にアプリケーションサーバに よって自動的に番号が付けられるポートです。
アプリケーションサーバが使用する TCP/UDP のポート番号の説明を次の表に示します。なお,ご使用の OS によっては,ネットワーク単位ではなくホスト単位でファイアウォールが設定されているものがありま す。これらのファイアウォールでは,localhost(127.0.0.1)以外との通信は,同一ホスト内でもファイア ウォールのフィルタリングの対象になる場合があります。この場合は,ホスト内でしか通信しないポートで あっても,フィルタで通信を許可する設定にしてください。
表 3‒4 アプリケーションサーバが使用する TCP/UDP のポート番号 項
番 プロセス 説明 デフォルト値
(1) J2EE サーバまたは SFO サーバ
EJB コンテナのリクエスト受付ポート。 (浮動)
(2) 管理用通信ポート。※ 8080
(3) Web サーバ(リダイレクタ)からのリクエスト受付ポート。※ 8007
(4) トランザクションサービス使用時のトランザクションリカバリ処理通信
ポート。
トランザクションサービス使用時に必要です。
20302
(5) インプロセスで起動するネーミングサービスのリクエスト受付ポート。 900
(6) インプロセス HTTP サーバのリクエスト受付ポート。
インプロセス HTTP サーバを使用するときに必要です。
80
(7) RMI レジストリのリクエスト受付ポート。 23152
(8) 共有キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする
場合のイベント受信用ポート。
20351
(9) 稼働情報取得時のリクエスト受付ポート。 (浮動)
(10) OpenTP1 からの RPC 要求を待ち受けるポート。 23700
(11) OpenTP1 からの同期点要求を待ち受けるポート。 23900
(12) 運用監視エージェント 運用監視エージェントの通信用ポート。 (浮動)
(13) スマートエージェント スマートエージェントの通信用ポート環境変数。
UDP による双方向通信に必要です。
14000
(14) ネーミングサービス ネーミングサービスのリクエスト受付ポート引数(TPBroker が利用)。 900 (15) 運用管理エージェント 運用管理エージェントが Management Server との通信に使用するポー
ト。
20295
(16) サーバ通信エージェン ト
サーバ通信エージェントが仮想サーバマネージャとの通信に使用する ポート。
20580
3 システム構成の検討(J2EE アプリケーション実行基盤)
項
番 プロセス 説明 デフォルト値
(17) Management Server Management Server の http ポート。 28080 (18) Management Server の終了要求ポート。
ホスト内通信に必要です。
28005
(19) Management Server の内部通信ポート。
ホスト内通信に必要です。
28009
(20) Manager リモート管理機能への接続ポート。 28099
(21) Manager リモート管理機能へのクライアント接続ポート。 (浮動)
(22) HTTP Server HTTP Server の http ポート。 80
(23) HTTP Server の https ポート。 443
(24) サーバ管理コマンド サーバ管理コマンドが J2EE サーバと通信するポート。 (浮動)
(25) CTM レギュレータ CTM レギュレータが EJB クライアントからのリクエストを受け付ける ポートの基底値。基底値+プロセス数だけ使用します。
CTM 使用時に必要です。
(浮動)
(26) CTM デーモン CTM デーモンが EJB クライアントからのリクエストを受け付けるポー ト。
CTM 使用時に必要です。
(浮動)
(27) CTM デーモンがほかのデーモンや J2EE サーバなどと通信するポート。
CTM 使用時に必要です。
20138
(28) CTM ドメインマネ ジャ
CTM ドメインマネジャがほかの CTM ドメインマネジャと通信する ポート。
CTM 使用時に,TCP および UDP 通信(ブロードキャスト)をするた めに必要です。
20137
(29) CJMSP ブローカー CJMS プロバイダのブローカーがリソースアダプタやコマンドからのリ クエストを受け付けるためのポート。
7676
(30) CJMS プロバイダのブローカーがリソースアダプタとコネクションを確 立するためのポート。
(浮動)
(31) CJMS プロバイダのブローカーがコマンドとコネクションを確立するた めのポート。
(浮動)
(32) Management Server 08-50 モードの仮想サーバマネージャ(Management Server)が vCenter Server の接続処理を行うための,内部で起動するプロセス
(Agent for vCenter Server)のポート。
28089
(33) HCSC-Manager から利用される Management Server の内部通信用 ポート。
28900
注※ SFO サーバでは使用しません。
アプリケーションサーバのプロセスが使用する TCP/UDP のポート番号について,次の図に示します。(x) は表の項番と対応しています。
3 システム構成の検討(J2EE アプリケーション実行基盤)
150
図 3‒69 アプリケーションサーバが使用する TCP/UDP のポート番号
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
ポート番号の指定個所を次の表に示します。表の項番は図中の項番と対応しています。
3 システム構成の検討(J2EE アプリケーション実行基盤)
表 3‒5 アプリケーションサーバが使用する TCP/UDP のポート番号の指定個所
項番 定義ファイル 設定対象 パラメタ名※1
(1) 簡易構築定義ファイル 論理 J2EE サーバ(j2ee-server)
論理 SFO サーバ(sfo-server)
vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port
(2) 簡易構築定義ファイル 論理 J2EE サーバ(j2ee-server)
ejbserver.http.port
(3) 簡易構築定義ファイル 論理 J2EE サーバ(j2ee-server)
webserver.connector.ajp13.port
(4) 簡易構築定義ファイル 論理 J2EE サーバ(j2ee-server)
論理 SFO サーバ(sfo-tier)
ejbserver.distributedtx.recovery.port
(5) 簡易構築定義ファイル 論理 J2EE サーバ(j2ee-server)
論理 SFO サーバ(sfo-tier)
inprocess.ns.port
(6) 簡易構築定義ファイル 論理 J2EE サーバ(j2ee-server)
webserver.connector.inprocess_http.port
(7) 簡易構築定義ファイル 論理 J2EE サーバ(j2ee-server)
論理 SFO サーバ(sfo-server)
ejbserver.rmi.naming.port
(8) Connector 属性ファイル Reliable Messaging <config-property>タグに指定する RMSHPort※2 (9) 簡易構築定義ファイル 論理 J2EE
サーバ(j2ee-server)
論理 SFO サーバ(sfo-server)
ejbserver.rmi.remote.listener.port
(10) Connector 属性ファイル TP1 インバウンドアダプタ <config-property>タグに指定する scd_port※3 (11) Connector 属性ファイル TP1 インバウンドアダプタ <config-property>タグに指定する trn_port※3 (12) 簡易構築定義ファイル 論理 J2EE
サーバ(j2ee-server)
論理 SFO サーバ(sfo-server)
mngagent.connector.port
(13) 簡易構築定義ファイル 論理スマートエージェント
(smart-agent)
smartagent.port
(14) 簡易構築定義ファイル 論理 J2EE サーバ(j2ee-server)
論理 SFO サーバ(sfo-server)
ejbserver.naming.port
(15) adminagent.properties 運用管理エージェント adminagent.adapter.port キー (16) sinaviagent.properties※
4
サーバ通信エージェント sinaviagent.port キー
(17) mserver.properties Management Server webserver.connector.http.port キー (18) mserver.properties Management Server webserver.shutdown.port キー 3 システム構成の検討(J2EE アプリケーション実行基盤)
152
項番 定義ファイル 設定対象 パラメタ名※1 (19) mserver.properties Management Server webserver.connector.ajp13.port キー
(20) mserver.properties Management Server com.cosminexus.mngsvr.management.port キー (21) mserver.properties Management Server com.cosminexus.mngsvr.management.listen.por
t キー (22) 簡易構築定義ファイル 論理 Web サーバ
(web-server)
Listen
(23) 簡易構築定義ファイル 論理 Web サーバ
(web-server)
Listen
(24) usrconf.properties(サー バ管理コマンド用システ ムプロパティファイル)
サーバ管理コマンド vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port キー
(25) 簡易構築定義ファイル 論理 CTM(component-transaction-monitor)
ctm.RegOption
(26) 簡易構築定義ファイル 論理 CTM(component-transaction-monitor)
ctm.EjbPort
(27) 簡易構築定義ファイル 論理 CTM(component-transaction-monitor)
ctm.port
(28) 簡易構築定義ファイル 論理 CTM ドメインマネジャ
(ctm-domain-manager)
cdm.port
(29) config.properties CJMSP ブローカー imq.portmapper.port キー (30) config.properties CJMSP ブローカー imq.jms.tcp.port キー (31) config.properties CJMSP ブローカー imq.admin.tcp.port キー (32) vmx.properties 08-50 モードの仮想サーバマ
ネージャ(Management Server)
vmx.vcenterserver.agent.port キー
(33) mserver.properties Management Server ejbserver.naming.port キー
(凡例)−:該当しない。
注※1 設定ファイルが簡易構築定義ファイルの場合は,<configuration>タグ内の<param-name>の指定値を指しま す。
注※2 RMSHPort は,リソースアダプタ Reliable Messaging のプロパティ定義で指定するコンフィグレーションプロ パティです。RMSHPort については,マニュアル「Reliable Messaging」の「6. コンフィグレーションプロパティ」
を参照してください。
注※3 scd_port および trn_port は,リソースアダプタ TP1 インバウンドアダプタのプロパティ定義で指定するコン フィグレーションプロパティです。scd_port および trn_port については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能 解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「4.12.2 リソースアダプタの設定」を参照してください。
注※4 サーバ通信エージェントの詳細については,サーバ通信エージェントのドキュメントを参照してください。
参考
運用管理ポータルまたはファイル編集によってアプリケーションサーバを構築している場合の TCP/UDP の ポートの設定個所を次に示します。
3 システム構成の検討(J2EE アプリケーション実行基盤)
表 3‒6 運用管理ポータルまたはファイル編集によってアプリケーションサーバを構築している場 合の TCP/UDP のポートの設定個所
項番 運用管理ポータルで構築している場合の設定個
所 ファイル編集で構築している場合の設定個所
(1) • J2EE サーバの場合
[EJB コンテナの設定]画面の「オプション」
の「通信ポート番号」
• SFO サーバの場合
[システムプロパティの設定]画面の「シス テムプロパティの定義」に追加
usrconf.properties の
vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port キー
(2) [J2EE サーバの基本設定]画面の「コンテナの設 定」の「簡易 Web サーバのポート番号」
usrconf.properties の ejbserver.http.port キー
(3) [Web コンテナの設定]画面の「Web サーバと の接続」の「ポート番号」
usrconf.properties の
webserver.connector.ajp13.port キー (4) [トランザクションの設定]画面の「トランザク
ションに関する設定」の「JTA リカバリの固定 ポート番号」
usrconf.properties の
ejbserver.distributedtx.recovery.port キー
(5) • J2EE サーバの場合
[ネーミングの設定]画面の「インプロセス 選択時の設定」の「ポート番号」
• SFO サーバの場合
[SFO サーバの基本設定]画面の「ネーミン グサービスの設定」
usrconf.properties の ejbserver.naming.port キー
(6) [Web コンテナの設定]画面の「インプロセス HTTP サーバ機能の使用」の「ポート番号」
usrconf.properties の
webserver.connector.inprocess_http.port キー
(7) • J2EE サーバの場合
[通信の設定]画面の「RMI レジストリの設 定」の「ポート番号」
• SFO サーバの場合
[通信の設定]画面の「RMI レジストリの設 定」の「ポート番号」
usrconf.properties の
ejbserver.rmi.naming.port キー
(8) Connector 属性ファイルの<config-property>
タグに指定する RMSHPort※1
Connector 属性ファイルの<config-property>
タグに指定する RMSHPort※1 (9) • J2EE サーバの場合
[通信の設定]画面の「RMI レジストリの設 定」の「通信ポート番号」
• SFO サーバの場合
[通信の設定]画面の「RMI レジストリの設 定」の「通信ポート番号」
usrconf.properties の
ejbserver.rmi.remote.listener.port キー
(10) TP1 インバウンドアダプタの Connector 属性 ファイルのリソースアダプタの<config-property>タグに指定する scd_port
TP1 インバウンドアダプタの Connector 属性 ファイルのリソースアダプタの<config-property>タグに指定する scd_port 3 システム構成の検討(J2EE アプリケーション実行基盤)
154